5月29日、NAJAT呼びかけの「UAE(アラブ首長国連邦)に武器輸出するな!
イエメン空爆をやめろ!川重東京本社&UAE・サウジ大使館アクション」
を行いました。以下はその簡単な報告です。写真や要請書も含めて、ぜひ
ご覧ください。拡散にもご協力ください。
紛争当事国へのあり得ない武器輸出を断念に追い込むために、引き続き努
力を続けていきます。ご注目とご支援をよろしくお願いします。
★川崎重工社長あてハガキ付きアクションシートを広めてください。
※1枚10円でご希望の部数をお送りします。送料は無料です。
メールかお電話でNAJATまでお名前、送付先、枚数をご連絡ください。
→ anti.arms.export@gmail.com
090-6185-4407(杉原)
★川崎重工に「UAEに武器輸出しないで」「死の商人にならないで」
の声を集中してください! 確実に力になります。
【東京本社】
TEL 03-3435-2111
FAX 03-3436-3037
【神戸本社】
TEL 078-371-9530
FAX 078-371-9568
【メールフォーム】
https://www.khi.co.jp/cgi-bin/other-q1.cgi?form-type=corp-sr
—————————–
<行動の写真と川崎重工への要請書はこちら>
https://kosugihara.exblog.jp/238554955/
【川崎重工東京本社】
まずは正午から、浜松町駅から海側に徒歩7分ほどの川崎重工東京本社
前でアピール(メインは神戸本社です)。この時点での参加者は9人。
本社ビルのまわりを半周するように、3ヵ所で訴え。「ニュージーラン
ド」の上に「アラブ首長国連邦」の紙を貼った横断幕や、セブンイレブン
のネットプリントで印刷したプラカード(久保田弘信さん撮影のイエメン
の子どもたちの写真も)を手に、マイクアピール。「国策に追随し、紛争
当事国に武器輸出する”死の商人”に落ちぶれるな」と声をぶつけました。
前回、ニュージーランドへの軍用機輸出に反対して申し入れた際には、
会議室で要請書を受け取ったにも関わらず、今回、総務課は「とにかく受
け取れない」と拒否。こちらの追及に、しぶしぶ受付への提出を認めまし
た。さらに、「国がやることだから」と無責任ぶりも露わにしました。
アピールや社長あてのハガキを組み込んだアクションシートの配布を終
えた後、受付に行き、要請書を提出。ここでも、提出しているこちらの人
間だけを撮影したいと求めても、警備員が「一切認めない」とかたくなに
拒否(前回は会議室内での撮影を認めた)。川崎重工の傲慢ぶりが際立ち
ました。
私たちは川崎重工と敵対したいわけではなく、むしろその健全な発展を
求め、築き上げたブランドイメージが血塗られたものに変質するのを食い
止めたいだけです。金花芳則社長の賢明な判断を望みます。
【アラブ首長国連邦(UAE)大使館】
昼食をはさんで、渋谷区南平台町の閑静な住宅街にあるアラブ首長国
連邦(UAE)大使館に移動。途中合流された方も加わり、ここでは8人で
アピール。クールビズのワイシャツ姿の警官たち8人ほどが待ち構え、
アピール中に記録などをしていました。
「日本の主権者の多くは安倍政権による武器輸出を認めていない。UAE
政府は日本から武器輸入するな」「UAEがサウジアラビアなどとともに続
けているイエメンへの無差別空爆が、飢餓やコレラの拡大を含む”世界最
悪の人道危機”を引き起こしている。ただちに空爆をやめ、外交的解決を
図れ」などと訴えました。
事前に電話とファックスで要請書の受け取りを求めたものの、返事がな
く、守衛に確認したところ、「郵送してくれ」の一点張り。「ポストがあ
るのだから、せめて投函はさせてほしい」と要望しても拒否。仕方なく大
使館広報に電話して「再検討するので10分ほど待ってほしい」との返答を
得たものの、その後は何度かけても電話に出ず、結局諦めざるを得ません
でした。これまた不誠実な対応でした(後日に郵送しました)。
【サウジアラビア大使館】
ラスト3ヵ所目は、六本木一丁目駅そばにあるサウジアラビア大使館。
近くに行くと、麻布警察署の制服警官約20人が大げさにスタンバイしてお
り、大使館と反対側の歩道にお得意のコーンを使って、私たちを囲い込も
うとしました。抗議しつつも突破は困難なため、やむなく反対側でアピー
ルを開始。前には高い鉄柵があり、いかにも居丈高な印象の建物でした。
サウジアラビアは、イエメンに「今世紀最悪の人道危機」をもたらして
いる無差別空爆や国境封鎖を主導している第一級の戦犯国だけに、マイク
アピールにも力が入りました。守衛に尋ねると、日本の市民による抗議行
動は今までほとんどなかったとのこと。その意味では記念すべきアクショ
ンになったかもしれません。空爆開始から3年。本当はもっと早くに来る
べきでした。
アピールやアクションシートの配布(以前貿易関係で働いていたという
男性は、「日本が武器輸出しなくても他国がする。儲かるので日本もやる
べきだ」と持論を展開)を行った後、事前の約束通り、守衛に要請書をし
っかりと提出。3ヵ所目にしてやっと要請書を普通に手渡し、この日のア
クションを締めくくりました。
※ちなみに、この日の取材は「社会新報」さんのみ。想定内とはいえ、メ
ディアの感度の鈍さは残念ではあります。