【本日】朝9時、規制委人事案にノー!参院会館前抗議へ

著者: 杉原浩司 : 原子力規制を監視する市民の会/緑の党・脱原発担当
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原子力規制委のデタラメ人事案は、10日13時から始まった衆議院本会議で、
冒頭、起立採決によりあっという間に同意採決されてしまいました。衆議
院第2議員会館前での緊急抗議行動には、当日深夜の無茶な呼びかけにも
関わらず、15人が参加。採決直後には、議事堂に向けてシュプレヒコール
をぶつけました。また、国会見学の小中学生にも丁寧に語りかけました。

原子力規制委 人事案が衆院本会議で同意(6月10日、NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140610/k10015110111000.html

規制委人事案を可決 田中知氏に7野党反対(6月10日、東京夕刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014061002000248.html

規制委2氏の人事案など可決 衆院(6月10日、日経)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS10002_Q4A610C1EAF000/?n_cid=TPRN0006

本日発売の『サンデー毎日』6月22日号に、「原子力規制委『不穏な人事』
~原子力ムラの最終兵器!新委員 田中知氏の役割」が掲載されています。

それによると、田中知氏は既に規制委骨抜きに貢献しています。昨年12月
25日、「自民党原子力規制改革プロジェクトチーム(PT)」が規制委員
会に乗り込んで行った「緊急提言」で、規制委の合議制の形骸化を批判。
各委員に好きなようにやらせるから島崎氏のような独走を許し、審査が停
滞したというのです。

この「緊急提言」に「合議制」が盛り込まれたきっかけの一つが、田中氏
が「提言」の2ヵ月前のPT会合で行った「意思決定を特定の委員の専門
性に依存するのでなく、合議制により総合的視点から行うべき」との助言
だったと伝えています。

また、ある電力業者によれば「島崎氏に続投の意思はなかったが、後任委
員は反原発、推進両派から激しい批判にさらされるため、後任探しは難航。
石渡氏が引き受けなければ、島崎氏続投もあり得た」。つまり、島崎氏の
続投を想定し、”重し”として田中氏が期待された面もあるようだ、と伝え
ています。加えて、専門が近い更田豊志委員と連携して審査を加速させる
狙いもあるとも書かれています。

いずれにしろ、あり得ない「原子力ムラ」完全復活人事案が衆議院で可決
されたことに強く抗議します。

本日11日の午前10時から行われる参議院本会議で、規制委人事案の同意採
決が強行されます。以下の緊急抗議行動にぜひご参加ください。こうした
理不尽を見過ごさない市民の意志を、はっきりと可視化させましょう。

また、可能な方は、ご自分の選挙区の自民・公明の参議院議員に、採決で
賛成しないよう、大至急訴えてください。

◆【規制委人事案にノー! 連続アピール行動 第4回】
6月11日(水) 朝9:00~10:00 @参議院議員会館前(永田町駅)

呼びかけ:原子力規制を監視する市民の会
http://www.kiseikanshishimin.net/
問い合わせ 090-6142-1807(満田)

<関連呼びかけ>
http://bit.ly/1oNn9QV