【案内】原発政策の大転換・運転期間延長を許すな!院内集会~原子力基本法・炉規法・電事法など束ね法案を糾弾~(3月17日午後、衆議院第一議員会館第5会議室)

再稼働阻止全国ネットワークから前日の案内です。
当日は、政党への質問・回答集と質問書検討案などを配布します。
ご参加願います。
拡散を歓迎します。

【案内】
原発政策の大転換・運転期間延長を許すな!院内集会~原子力基本法・炉規法・電事法など束ね法案を糾弾~
原発は、現在科学技術で制御できる装置でないことを、発生後12年になる福島原発事故が、大きな犠牲の上に教えています。一方、ウクライナ紛争で、戦争になれば原発は攻撃目標となることが実証されました。原発は、人類の手に負える装置でなく、人の命と尊厳を脅かします。とくに、原発が、運転開始後40年を超え、老朽化すれば過酷事故の危険度が急増することは明らかです。
しかし、岸田政権は一昨年10月に「第六次エネルギー基本計画」の中で「可能な限り原子力発電の依存度を低減する」、「原発の新増設や建て替えは想定しない」と主張していたにも拘らず、ウクライナ紛争によるエネルギーひっ迫や脱炭素を口実にして、老朽原発稼働を始めとする原発の推進に政策転換しました。
一方、緩やかに過ぎる「新規制基準」と審査・検査で既存原発の再稼働を容認・推進してきた原子力規制委員会が、昨年末に原子力ムラや経産省に取り込まれてきた事実が明らかになりました。原子力規制庁と資源エネルギー庁との秘密会合と資源エネルギー庁職員3人の9月からの併任を隠蔽したまま、山中委員長が「高経年化した発電用原子炉に関する安全規制」の議論を進めていたのです。本年2月8日、13日の会議で石渡委員が同案に反対し他の二人の委員も決定過程に疑問を呈したのも当然です。
さらに、その後岸田政権が国会に提案した束ね法案(原子力基本法、原子炉等規制法、電気事業法、使用済み核燃料再処理法、再エネ特措法)は、原発推進から後戻りできなくする原子力基本法、原発寿命判断を推進側に任せる炉規法、審査・検査での停止期間を老朽年月に加算しない電事法、…など、世論に反して原発を永続的に続けようとするひどい法案です。
私たちはこれらの事実を明らかにし共有する学習会を開催するとともに、原発大転換の問題を訴え原発政策についての政党アンケート結果を発表し私たちの取組みを多くの方々に訴える記者会見を開催します。 多くの方々にお集まりいただきたく呼びかけます。
日時    3月17日(金)13亊~16時
会場    衆議院第一議員会館第5会議室
1 質問書学習会            (13時~15時)
(1)岸田政権の「原発依存社会」への暴走にNO!を        木原壯林
(2)束ね法案を糾弾する                                  山崎久隆
(3)質問書案の検討                山崎久隆、木原壯林、木村雅英
第一 法律改定案ができる過程
第二 原子力基本法の改定趣旨
第三 電気事業法と原子炉等規制法と「再処理・廃炉推進法案」の改定趣旨
第四 老朽原発稼働の現状
第五 老朽原発の危険性
2 記者会見                (15 時~16時)
「原発大転換GX糾弾、原子力基本法・炉規法・電事法他を勝手に変えるな」
〇 GX原発大転換を糾弾する
〇 各政党の原子力政策(政党本部アンケート結果)
〇 老朽原発稼働は危険(若狭の美浜・高浜、東海第二)
〇 束ね法案改定を切る
〇 原発政策の大転換・運転期間延長を許すな!全国統一行動
〇 原発政策の大転換・運転期間延長を許すな!東京行動
柳田真、木原壯林、山崎久隆、永野勇、沼倉潤、木村雅英
主催:再稼働阻止全国ネットワーク

【発言者紹介】
〇木原壯林
京都大学理学部卒業。理学博士。元日本原子力研究所副主任研究員(プルトニウムの溶液化学、電気化学を研究:田中俊一原子力規制委員長とは同期入所)。熊本大・京都工繊大教授として分析化学、環境科学、放射科学を研究、現在国立京都工芸繊維大学名誉教授。他に京都悠々化学研究所主宰、若狭の原発を考える会共同代表、老朽原発うごかすな!実行委員会等。『電気化学分析』『核燃料と電気分析化学』等書籍、論文 執筆多数。

〇山崎久隆
たんぽぽ舎共同代表。1959年富山県生まれ。脱原発東電株主運動、東電株主代表訴訟に参加。反原発運動のひろば「たんぽぽ舎」設立時からのメンバー。湾岸戦争時、米英軍が使った劣化ウラン弾による健康被害や劣化ウラン廃絶の運動に参加。福島第一原発事故に対し、全原発の停止と廃炉、原子力からの撤退を求める活動に参加。著書に『隠して核武装する日本』(影書房 2007年/増補新版 2013年)、『福島原発多重人災 東電の責任を問う』(日本評論社 2012年)、『原発を再稼働させてはいけない4つの理由』(合同出版2012年)、『核時代の神話と虚像』(明石書店 2015年)等多数。

〇再稼働阻止全国ネットワーク
3.11事故後、全国の原発立地地域と連帯して2012年11月10に設立。川内、高浜、伊方…と続く再稼働阻止の為の、現地行動、全国相談会、東京行動、全国一斉行動など活動中。
共同代表 • 中嶌哲演(福井) • 佐々木慶子(ふくしまWAWAWA-環・話・和の会)(福島) • 近藤亨子(伊方から原発をなくす会)(伊方) • 佐野慶子(元静岡市議会議員)(浜岡) • 近藤ゆき子(刈羽村 生命を守る女性の会)(柏崎刈羽) • 鎌田慧(ルポライター) • 柳田真(たんぽぽ舎) • 広瀬隆(作家)
ホームページ:http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/rn/history/organize
以上

なお、この日は、終了後の夕刻に次の2つの行動もあります。
〇17時~18時:経産省前テントひろばによる経産省抗議行動(経産省本館前)
〇18時半~19時45分:原発いらない金曜行動(首相官邸前)
も実施します。

230317院内集会(案内用new)のサムネイル

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木村雅英 KIMURA Masahide
e-mail : kimura-m@ba2.so-net.ne.jp
携帯TEL : 080-5062-4196
Twitter :@kimuramasacl
経産省・規制委・放射線被曝の批判ページ:http://www.jca.apc.org/~kimum/
団体参加:経産省前テントひろば、再稼働阻止全国ネットワーク、原子力規制委員会毎水曜昼休み抗議行動、原発いらない金曜行動
会議参加:さようなら原発1000万人アクション、eシフト