![]() 【脱原発の台湾から来日!講演会開催】 みなさん、転送してください! 今年2025年5月17日に、最後の第三原発2号機が運転を終了し、原発ゼロを成し遂げた台湾。のちに再稼働の賛否を問う公民投票の実施が決まり、8月23日に投票が行われました。結果は、同意票数が成立要件に届かず「否決」。市民が再び脱原発を勝ち取りました。 揺れ動く台湾で何が起きていたのか、市民はどのような取り組みをしていたのか…。緑色公民行動連盟(GCAA)の崔愫欣さんと林正原さんが来日し、講演会を開きます。ぜひご参加ください! ★ 大阪 9月21日(日) 17:30~19:30 PLP会館4F(JR天満駅)参加費:1000円 主催:ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン(080-6174-8358)共催:老朽原発うごかすな!実行委員会 ★ 東京 9月22日(月) 15:00~17:00 衆議院第一議員会館・第6会議室(14:30から入館証を配布します) 資料代:1000円 主催:原子力資料情報室(03-6821-3211)、国際環境NGO FoE Japan、原子力市民委員会協力:さようなら原発1000万人アクション実行委員会、ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン※22日はオンラインあり。登録はチラシのQRコードまたは https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_15R8vTx2QYmKAAQVlajpWQ ★「さようなら原発全国集会」 9月23日(火・休) 11:00~ 代々木公園ミニステージおよびメインステージで発言します (上のチラシを広めてくれる方、連絡ください → sdaisuke@rice.ocn.ne.jp20枚でも100枚でもすぐに送ります。チラシの裏は下記です) <台湾の原発> 台湾では国民党軍事独裁の38年間におよぶ戒厳令の下で、第一、第二、第三、各2基ずつ計6基の原発が建設され、78年~85年に運転開始しました。さらに第四原発建設が計画されましたが、87年戒厳令解除後の民主化運動において、第四原発反対運動がその大きな軸となりました。 <福島原発事故を契機に> 2011年、「福島原発事故を繰り返してはいけない」と台湾の反原発運動は再び大きく燃え上がり、2012年になると誰でも参加しやすい柔らかな運動が台湾全土に広がりました。2013年に、126団体(その後200団体)が全國廢核行動プラットフォームを結成し、22万人デモ(人口比で日本なら100万人デモ)を実施しました。そして、2014年4月27日、5万人のデモ隊が台北駅前の8車線道路を15時間にわたって占拠、座り込みました。こうした闘いの結果、98%完成していた第四原発の建設は凍結されました。台湾の人々は、日本が輸出してしまった原発の稼働を阻止してくれたのです。 <アジア初の脱原発> 2016年に民進党政権は「非核家園(脱原発)」政策を確定し、2018年に第一原発1号機が40年の寿命で廃止となり、それ以降、次々に1機ずつ廃止となり、そして今年5月17日に、最後の第三原発2号機が運転を終了し、台湾は原発ゼロとなりました。長年の民衆の運動が実を結んで、アジア初の脱原発を成し遂げたのです。 <虎視眈々と再稼働を狙う原発推進側と公民投票> しかし、5月20日に立法院で、野党の民衆党と国民党が賛成し、第三原発の再稼働の賛否を問う公民投票の実施が決まり、8月23日、公投が行われました。結果は、再稼働同意434万、不同意151万。しかし同意票数は、公投成立要件の500万票(有権者総数2000万人の1/4)には届かず、公投法の規定により、結果は「否決」となりました。 票数で言えば賛成が上回っていますが、投票率は29.5%で過去最低でした。全國廢核行動プラットフォームは声明で「今回の公投は、立法院が提案した初の公投だ。広範な民意の署名を経た公投ではなく、野党による意図的な政争の具にすぎない。多くの市民が政争による公投を嫌悪し、投票に行かないことを選んだ」と述べました。なぜ台湾南部屏東県の問題を、台湾全体の公民投票で決めようとするのか、という抗議の声も多く上がっています。今後も民衆党と国民党は原発推進の攻撃をしかけてくると思われますが、台湾の人々は脱原発を守り抜くでしょう。 <台湾の反原発運動の最前線に立つ若者たちと出会おう!> 9月23日の「さようなら原発全国集会」(東京)に参加するため、緑色公民行動連盟の事務局長の崔愫欣(ツィ・スーシン)さんと、スタッフの林正原(リン・ジョンイェン)さんが、来日します。あわせて、大阪で21日、東京で22日、台湾の脱原発運動の現状を報告していただきます。緑色公民行動連盟は、全國廢核行動プラットフォームの事務局団体であり、ツィ・スーシンさんは2013年、14年のデモの総指揮者です。この貴重な機会にぜひ、台湾の反原発運動の最前線で活動するお二人に出会っていただきたいと思います。 ![]() |
