私たちとも、さまざまな場で行動を共にしている、立川の反基地運動グループ・立川自衛隊監視テント村のメンバーが、昨年秋の東京国体の天皇来訪に抗議の意思表示をしたことを契機に、ことあるごとに、公安警察の卑劣な尾行、つきまとい、いやがらせを受け続けています。
以下の共同声明が呼びかけられていますので、転送します。
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立川自衛隊監視テント村の井上森です。ご無沙汰している方もいます。
以下、転送・転載・拡散大歓迎です!
~ご賛同よろしくお願いします!~
立川自衛隊監視テント村のメンバーAさんが、天皇に対する抗議活動の報復として、昨年10月から半年以上にわたって公安警察の尾行・嫌がらせを受け続けています。一刻も早くこの行為を終わらせるため、団体・個人の賛同を集めて以下の共同声明を発表します。
なるべくたくさん集めることが力になりますので、ご賛同いただけますよう、どうかよろしくお願いいたします!(2014/5/3)
※団体/個人賛同をお願いします。何らかの団体に参加されている方は、ぜひ団体賛同していただけるよう会内で御検討頂ければ幸いです。
※団体名・個人名の公表の可否を明記してください。個人名は「公表可」でもビラのみ記載、ネット公表はしません。
※賛同費は無料です。
1次集約:2014年5月31日 最終集約:6月30日
☆★☆「公安は天皇のための尾行をやめろ!」共同声明☆★☆
市民団体「立川自衛隊監視テント村」のメンバーであるAさんは、2013年10月から半年以上、公安刑事の執拗な尾行・嫌がらせを受けています。深刻な人権侵害であり、警視庁に即刻中止するように求めます。
●尾行の発端となった天皇来訪に対する抗議の意思表示
尾行の発端となったのは、昨年10月、国民体育大会の競技観戦のためにAさんの暮らす町に天皇夫妻が訪れたことでした。市は広報で市民に「奉送迎」を呼びかけ、大量の日の丸小旗を配布しました。
Aさんは「全ての市民が天皇を歓迎しているわけではない」ことを示そうと、日の丸を振る市民の傍らで、天皇の車に向けて「もう来るな」と書いた小さな布を掲げました。抗議場所はガードレールのある歩道上であり、車列を妨害したわけでもありません。憲法で保障された最低限ともいえる意思表示でした。
●天皇移動日のつきまとい・嫌がらせ行為の数々
その数日後、突如公安刑事の尾行が始まりました。尾行は、天皇が皇居を離れ、視察に訪れたり式典に参加する日に行われています。尾行の日数は計25日以上に及び、自宅付近・職場・テント村の活動現場などAさんは行く先々で複数の公安刑事につきまとわれています。
刑事は隠れることもなく、Aさんに数メートルまで接近したり、職場のドア越しに大声を出すといった嫌がらせをしています。「あんなことしたんだからずっとつきまとってやる」といった脅迫発言も行っています。
2014年3月からは、立川テント村の活動にも尾行刑事が登場し、嫌がらせはエスカレートしています。
●公安警察は尾行をやめろ!表現の自由・民主主義を獲得しよう!
これらの行為は、天皇への抗議活動に対する報復的・懲罰的なものとして行われている事は明白です。
これまでも、天皇の行く先々で同様のことが行われてきました。国体や全国植樹祭といった天皇行事が行われるたびに、公安警察による嫌がらせや、微罪をでっち上げて逮捕する予防弾圧が繰り返されてきました。
「不敬罪」の時代ではありません。天皇制に批判的な表現は、天皇の前でも当然保障されるべきです。
私たちは「天皇に関することはしょうがない」という意識を乗り越えて、人権と民主主義のために、Aさんに対する尾行・嫌がらせを即刻やめるよう警視庁公安部に強く要求します。
警視庁はAさんに対する尾行・嫌がらせを即刻やめろ!警察は天皇のための人権侵害を二度と行うな!
よびかけ:立川自衛隊監視テント村/やってる場合か!「スポーツ祭東京」実行委員会/三多摩労働者法律センター