先の10月25日(木)に東海第二の院内ヒアリング集会を実施しました。その概要を以下に紹介します(情報の重複をお許し願います)。
更に本日、追加質問を議員事務所を通じて原子力規制庁に送ったことをお知らせします。
添付ファイルが、質問文と(山崎久隆さんが作成した)別紙資料です。
耐震は不合格! 事実を隠して運転延長認可するな!
【速報】東海第二原発の再稼働審査を問う!
原子力規制委員会院内ヒアリング集会(4)
~首都圏に最も近い老朽・被災原発を動かすな、設置変更許可・工事計画認可糾弾~
去る10月25日に院内ヒアリング集会を実施したので簡単に結果を速報する。
耐震審査は不合格!
日本原電の補正書の中から明らかに不合格とするべき部分を山崎久隆さんが指摘した。スタビライザーの応力値が許容値を越えているのだ。このままでは地震時に原子炉圧力容器が水平を保てず傾きひっくりかえる!
地震担当は、「不合格」とするべき事実について説明できず、後日マスキングされた部分を提示することとなった。
「黒枠・白抜き」マスキングは「速やかに公開」する為の珍回答
200ページ中146ページが「黒枠・白抜き」の補正書、固有周期0.05未満を満足できない数値がマスキングとの指摘に対して、担当が「すみやかに公開」するために日本原電が沢山マスキングしたものをそのまま公開したと言い訳。マスキングしないで原本のまま公開する方が「すみやか」なはずだ。実は不合格を隠す為!
保安規定もバックフィットも飛ばして運転延長認可
本来なら現時点で正常に稼働している施設にのみ「例外中の例外」運転延長を許すべきだ。ところが、保安規定もバックフィットも省略して運転延長合格にすることが明らかになった。
高浜1,2号と美浜3号の運転延長決定時には、設置許可―工事計画は事前に合格決定し、保安規定のみ同じ日の定例会議で合格させていた。ところが、保安規定は未だに一度も審査していないことを明かしながら、保安規定認可前でも運転延長を認可できると答えた。また、バックフィットも一部しか終わっていず、それらは運転延長認可後にするそうだ。
原子力規制庁の出席は何と17名、質疑が終わったら途中で帰ったが、3時間を越えるヒアリング終了時にも12名が応じた。市民側参加者は54名。
すでにこの動画が次にアップされているので詳細はこちらをご覧願います。
https://www.youtube.com/watch?v=QxzpZfB85s4
20181025UPLAN【原子力規制委員会院内ヒアリング集会】東海第二原発の再稼働審査を問う
また、@maruo_yukifumiがツイキャスしてくれました。
更に、10月27日の「赤旗」に出ました。
https://twitter.com/t2hairo/status/1055978036036685825
(院内ヒアリング集会次第)
日時:10月25日(木)13時00分~17時00分
場所:衆議院第一議員会館多目的ホール
東京メトロ 国会議事堂駅、永田町駅、溜池山王駅から徒歩
出席依頼:原子力規制庁(13時半~16時半)
紹介:衆議院 大河原まさこ議員
共催:再稼働阻止全国ネットワーク
とめよう!東海第二原発首都圏連絡会
質問概要:
Ⅰ 適合性審査と運転延長審査の進捗と見通し
工事計画、保安規定、運転延長、特定重大事故等対策施設、12月以降
Ⅱ 適合性審査(設置許可、工事計画)
1 電気ケーブル
2 地震による損傷防止
3 津波による損傷防止
4 津波による漂流物の問題
5 炉心安定性と原子炉停止問題
6 ブローアウトパネル
7 深層防護第5層の責任
8 特定重大事故対処施設
9 日本原電の体質、経理的基礎、
東京電力からの資金支援
Ⅲ 運転延長審査
劣化状況評価、震災影響評価、
日常劣化管理事象
Ⅳ 近接の原子力施設からの影響に係る審査
追求: (首都圏)山崎久隆、木村雅英
(茨城県)川澄敏雄、披田信一郎、大石光伸、相沢一正
集会参加者
以上
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〔opinion8122:181031〕