~環境省も外務省もしっかりして! 放射能汚染水はタンク保管!~
日時:10月23日(金)13時45分~16時45分
場所:参議院議員会館B107会議室(地下1階)
東京メトロ 国会議事堂駅、永田町駅、溜池山王駅から徒歩
出席:経産省(エネ庁)、外務省、環境省、原子力規制庁(依頼中)
紹介:参議院福島みずほ議員
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
質問者:山崎久隆、木村雅英、再稼働阻止全国ネットワーク
質問項目
1 原子力基本法と環境基本法
2 トリチウムの危険性
3 ロンドン条約と海洋投棄
4 イチエフ廃炉とタンク保管との関係
5 世界から反対の声
集会次第案(14時~17時)
13時30分~ 通行証配布
14時00分~14時30分 院内ヒアリング事前説明会
14時30分~16時30分 関係省庁ヒアリング
16時30分~17時00分 事後意見交換会
中継動画:
既に次の様に動画がアップされています。
その他:三上元さん(湖西市議員、元湖西市長)、江口工さん(工学博士、中央アフリカ共和国)には急遽事前説明会で短時間のお話をいただきヒアリングでも訴えていただきました。
【ヒアリングの概要】
省庁出席19名(環境省:11名、外務省:4名、原子力規制庁:2名、経産省2名)に対して
38名の参加者で追及。ツイキャスで数百名が傍聴。
5つの質問項目への質疑応答の概略は次のとおり。詳しくは動画をご覧願います。
1 原子力基本法と環境基本法
放射能汚染、水質汚濁防止法、環境影響評価法など環境基本法体系の対象になっていることを確認。
にも拘らず環境省は放射能汚染についてはモニタリングをしているだけ。
イチエフからの汚染水「海洋放出」も環境アセスの対象にならないと回答。
こちらから、アセス対象にするべき、放射能汚染から環境を守る行政対応を、と強く抗議。
2 トリチウムの危険性
カナダの「ピッカリング原子力発電所のトリチウム放出量(水中)とピッカリング市の新生児死亡率」
についてカナダ原子力管理委員会の報告も「相関ありの仮説を支持しない」と書いているだけであるこ
とを経産省が認めた。こちらから、データを見れば関係は否定できない、他に玄海・泊などの報告やト
リチウムの染色体への影響についての論文を紹介し、トリチウムの危険性について例えば西尾正道さん
と田内広委員との討論の場を設けるべきと主張。
3 ロンドン条約と海洋投棄
ロンドン条約で海洋投棄が禁止されていながら放射能汚染水の「海洋放出」が認められ、
国内法体制については「海洋放出」の具体的計画が決まっていないのでと明確な回答が得られず。
福島みずほ議員がロンドン条約の主旨、国内と世界の反対の声、を尊重するようにと発言。
参加者から外務省も環境省も「国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」ならば、条約の主旨を重視して「海洋放出」を止めてもらいたいと要望。
4 イチエフ廃炉とタンク保管との関係
廃炉計画が延び延びで2Fの廃炉計画(44年)とイチエフ「30年~40年」がおかしいとの指摘に対して、資源エネルギー庁は「30年~40年」を目標としている、建屋の汚染水を建屋外に出さないために地下水などの流入を完全に止められない、と回答。こちらから地下水の流入を減らす方策や地下水バイパスや地層処理のアイデアを提示した。また、最近の測定でも福島周辺の海底土の汚染が著しく高く恒常的に放射能汚染水を流す実害の心配を指摘した。
5 世界から反対の声
安全な魚を食べたい、世界が許さない、……について、資源エネルギー庁は「風評被害」対策をするとの回答。
漁業をつぶして広告代理店に税金をばら撒くようなことはしないように訴えた。
以上
KIMURA Masahide