【1・14】川口真由美さん辺野古現地緊急報告会&「No Base!沖縄とつながる京都の会」新春運営委員会

イベントページ
https://www.facebook.com/events/479615872179503/

ついに辺野古抗議で初の逮捕者が出ました。13日にも工事を再開するとの報道もあります。

こうした民意を無視した政府の強引なやり方に沖縄現地では猛烈な反感と怒りがわき起こっています(以下の現地紙の社説参照)。

現地ではただちに抗議・阻止行動が展開されようとしていますが、京都からも川口真由美さんがすぐさま現地に飛び立ちこの13日の抗議行動に参加されます。14日には京都に戻った川口真由美さんによる辺野古現地緊急報告会&「No Base!沖縄とつながる京都の会」新春運営委員会を東山いきいき市民活動センターで開催しますので多くの方のご参加を呼びかけるものです。

■日時:2015年1月14日(水)午後6:30~

■場所:東山いきいき市民活動センター 集会室
http://higashiyamacds.main.jp/access

■内容:

①川口真由美さんによる辺野古現地報告:年末年始・新春の辺野古現地の様子&13日の工事再開抗議・阻止行動の映像報告など

②「No Base!沖縄とつながる京都の会」新春運営委員会:2015年の活動方針を話し合います

■京都での緊急行動(こちらにもご参加ください!)

【1・15】沖縄上京団対政府要請行動連帯!辺野古新基地建設工事再開反対!京都緊急行動
https://www.facebook.com/events/764869263561411/

●日時:2015年1月15日(木)午後6時30分~

●場所:京阪三条駅前
http://www.keihan.co.jp/traffic/station/stationinfo/170.html

★この暴挙を許すな!緊急報告会・緊急抗議行動へ!★

【琉球新報】辺野古抗議で初の逮捕者 シュワブにミキサー車入る
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-237147-storytopic-271.html

2015年1月11日

基地内に入ろうとするミキサー車の前で抗議する市民と市民らを強制排除しようとする警察官=11日午前1時20分ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設の作業再開を前に、10日夜から11日未明にかけて、辺野古の米軍キャンプ・シュワブにミキサー車など15台以上が入った。シュワブのゲート前では抗議する市民が約30人集まり、そのうちの男性1人が警備員への暴行容疑で名護署に逮捕された。昨年7月に始まったシュワブゲート前での反対運動で逮捕者が出たのは初めて。

11日午前8時現在、辺野古沿岸部では海上作業に向けた動きは確認されていない。ゲート前でも新たな資材や工事車両の搬入は確認されていない。

関係者によると、逮捕された男性はシュワブの旧ゲート前の山形鉄板に座り込もうとして警備員に制止された際、持っていたペットボトルが警備員の顔に当たったという。男性は「当たっていないと思うが、当たっていたなら謝罪する」と話しているという。

シュワブのゲート前では11日午前3時前まで市民が抗議活動を展開。同7時前から再び活動を再開しており市民約10人が抗議の声を上げている。

10日夜から11日未明に掛けてのミキサー車や工事用重機などの搬入は10日午後7時すぎまでゲート前で座り込みをしていた市民らが解散した後、午後9時前から始まった。午後10時すぎ、状況を聞いてゲート前に再度集結した市民らの抗議行動を警官が排除する中、午前3時までに次々とにミキサー車などがシュワブ内に入った。

【琉球新報電子版】

(関連記事)

■琉球新報<社説>:辺野古資材搬入 作業中止し民意直視せよ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-237177-storytopic-11.html

2015年1月12日

同じような光景が繰り返された。県民の裏をかくような作業を続けていること自体、やろうとすることに正義がないことを自ら認めるようなものではないか。

米軍普天間飛行場の移設予定地に隣接する名護市辺野古のキャンプ・シュワブに10日から11日未明にかけ、十数台の作業車両が入った。沖縄防衛局が近く再開する海上作業や陸上工事などに向け、資材や重機を搬入したとみられている。

搬入は、移設反対の行動を続ける市民らがまだ少ない早朝と、市民らがいったん引き揚げた深夜以降に行われた。県民の目を盗むように手続きを進める国の浅ましい姿を何度見てきたことか。

防衛局が環境影響評価書を提出したのは2011年の暮れ。午前4時すぎに県庁の守衛室に運び込んだ。13年3月の埋め立て申請は不意を突くように県の北部事務所に出された。昨年夏の海底調査を前にしたシュワブへの資材搬入も今回と同様に真夜中だった。

いずれも反対運動を避けるように行われているが、乱暴な手続きの連続に憤っているのは、現場で反対の声を上げる人々だけではない。多くの県民が苦々しい思いで見ている。世論調査では海上作業の強行に県民の8割が反対した。だがそうした現実を安倍政権は決して直視しようとしない。

今回の資材搬入は、県知事選や衆院選への影響を考慮して昨年秋から中断していた海上作業の早期再開に向けたものだが、一連の選挙結果はどうだったか。移設反対の民意が重ねて示されたことは繰り返すまでもないが、それでも恥も外聞もなく作業を再開しようとしている。民主主義国として本当に信じられない振る舞いだ。

移設反対の知事との対話を拒み、予算は減らそうとする。政権のそうした粗野な体質は、衆院選の県内選挙区でも自民が完敗したこととも深く関係していることをよく理解すべきだ。

菅義偉官房長官は、普天間の5年内運用停止の実現には翁長県政の協力が必要との認識を示した。移設に協力しないと負担軽減に取り組まない、というふうに聞こえるが、どう喝は問題解決を遠ざけるだけだ。

安倍政権は移設作業を直ちに中止し、県民の代表たる知事との対話に応ずるべきであり、県民を出し抜くような恥ずべき行為をこれ以上繰り返してはならない。

■沖縄タイムス社説:[辺野古緊迫]工事強行は泥沼化の道
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=98231

2015年1月12日 05:30

名護市辺野古への新基地建設に反対し、キャンプ・シュワブのゲート前で昨年7月から連日、抗議行動を続けている住民の中から、初めて逮捕者が出た。防衛省は中断していた埋め立て工事を今週から再開する見通しで、現場は緊張感が高まっている。

3連休初日の10日夜から11日未明にかけ、ミキサー車や工事用重機などがキャンプ・シュワブに入った。資材搬入に抗議する住民側と警備側の間でにらみあい、小競り合いが続き、11日午前、男性1人が警備員への暴行容疑で現行犯逮捕された。

翁長雄志知事との面談拒否、2015年度沖縄振興予算の減額査定、埋め立て工事の再開準備。官邸・防衛省は、自分たちがどれほど強引で、一方的で、乱暴極まりないことをしているか、その自覚があるのだろうか。

官邸・防衛省は「仲井真弘多前知事から埋め立て承認を得た」という一点だけを正当性の根拠にしているが、この「法的な有効性」には、いくつもの留保がつく。

そもそも仲井真前知事の行為は、県民への事前説明もないまま選挙公約に反して強引に埋め立てを認めたもので、その後の名護市長選、県知事選、衆院選沖縄選挙区で完全に否定された。

選挙で示された沖縄の民意と、仲井真前知事の承認行為が、併存しているのが沖縄の現状なのである。

政府が今、なすべきことは「工事を中断し沖縄県側と話し合いのテーブルにつく」「新たな解決策を模索する」こと以外にない。

■    ■

繰り返して言う。安倍晋三首相の「沖縄に寄り添う」という言葉が本心から出たものなら、安倍政権に「まっとうさの感覚」があるのなら、まず工事を中断し、沖縄の多数の人々の声に耳を傾けるべきだ。それが民主主義社会の当然のルールである。

政治学者の丸山真男は、著書の中で、民主主義を基礎づける比喩として次の言葉を紹介している。

「家が住みいいかどうかを判断するのは建築技師ではなくて、その家に住む人間である」

この言葉が示唆するように、騒音などの被害が避けられない米軍飛行場を建設する場合、地元の了解は、欠かせない大前提である。

米本土では、軍と地域社会の利害衝突を避けるため、米軍と地方自治体による話し合いの場が設けられている。

なぜ、沖縄にだけ民主主義の当然のルールが適用されないのか。

■    ■

政府・自民党の中から、しばしば聞こえてくるのは「本土移転は反対が多い」との言葉である。

沖縄ならいいのか。これを構造的差別というのである。 「辺野古が唯一の選択肢」だという官邸・防衛省の主張も、具体的な根拠を示したことがなく、世論操作の域を出ない。

権力の強権発動によって民意を無視して新基地を建設するのは、米軍統治下の「銃剣とブルドーザー」の再来である。とうてい認めるわけにはいかない。