【6月6日】ルネサンス研究所第3回定例研究会「国家権力にとっての宗教性」

2013年ルネサンス研究所 定例研究会のご案内

21世紀を読み解く──例外状態・生政治・近代化──

第3回定例研究会「国家権力にとっての宗教性

国民国家の権力を権力たらしめるのは幻想の共同性である。幻想の共同性を担保する伝統という虚構は、近代に構築されたものであり、伝統を国民的な自覚たらしめるには、その国家に固有の宗教の政治性が深く関っている。それは、権力が特定の政治宗教を国民に強制しているか否かとは別問題だ。近代日本の権力を対象化するには、天皇を不可侵の神とした明治国家だけでなく、戦後の象徴天皇制国家においても、日本固有の宗教の政治性の解明を避けて通ることはできない。今日でも、祭祀(儀式)と国旗など様々な偶像への畏敬の所作と儀式での君が代などの、歌唱によって、宗教的馴致は続いている。このような視点から現代日本国家における国家神道の解明を試みる。

*参考文献:島薗進著『国家神道と日本人』

●報告&ゲスト : 菅 孝行 & 島薗 進(上智大学・宗教学)

●日時  : 6月6日(木) 18:30~21:00(開場18:00)

●会場  : 法政大学市ヶ谷キャンパス・ボアソナードセンター5F・0504教室

*住所・千代田区富士見2-17-1 TEL・03-3264-9308

*法政大学市ヶ谷キャンパスマップは法政大学HPを参照ください。

●資料第 : 500円

●交通 :

【JR線】 総武線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分
【地下鉄線】 都営新宿線:市ヶ谷駅下車徒歩10分
【地下鉄線】 東京メトロ有楽町線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分
【地下鉄線】 東京メトロ東西線:飯田橋駅下車徒歩10分
【地下鉄線】 東京メトロ南北線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分
【地下鉄線】 都営大江戸線:飯田橋駅下車徒歩10分

●連絡先 : 松田健二 TEL/090-4592-2845)

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第1回[飲んだくれたち:生権力・自己統治・依存](報告・山家歩)および第2回[イデオロギー装置と身体](報告・伊吹浩一)ライブは下記をご覧ください。

http://www.ustream.tv/recorded/30863163