【6/8院内集会】自民党「安保提言」は何を狙うか~軍拡ではない安全保障の道を探る

プーチンによるウクライナ侵略が、強い軍事力で脅せば攻撃を思い留まるとい
う「抑止論」の破たんを示したにもかかわらず、岸田政権は”火事場泥棒”のご
とくに、従来からの軍拡路線を加速させています。参議院選挙では「敵基地攻撃能力保有」や「軍事費倍増」を明確な争点にさせ
なければいけません。そのために、改めて自民党安保提言を検証し、軍縮に向
かう道を切り開くための院内集会を企画しました。ぜひ、ご予約のうえでご参
加ください。“敵基地攻撃能力”を“反撃能力”に名称変更を 自民が提言案(4月21日、NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220421/k10013592321000.html
※講師の植村秀樹さんのコメントも

防衛力強化「5年以内」と明記 政府が修正案、自民党内の要求に配慮
(6月3比、朝日)
https://www.asahi.com/articles/ASQ636KVQQ63UTFK01G.html

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<院内集会>
自民党「安保提言」は何を狙うか
~軍拡ではない安全保障の道を探る~
https://kosugihara.exblog.jp/241471276/

6月8日(水)
18時~20時
参議院議員会館 B109会議室(永田町駅、国会議事堂前駅)
※先着70人(事前登録者を優先)
17時30分より、ロビーにて通行証を配布します。

参加受付フォーム
https://forms.gle/scPM55Hka9pWz48G8

<講演>
「自民党安保提言の歴史的位置付け」
植村秀樹さん(流通経済大学教授)

「戦争させない環境づくりを外交で~ウクライナ戦争からの教訓と自民党安保提言」
猿田佐世さん(新外交イニシアティブ[ND]代表)

参加費 無料

自民党は4月21日、年内に予定される「国家安全保障戦略」等の改定に向け
た提言を公表しました。①「反撃能力」と言い換えたうえで「指揮統制機能」
さえ対象とする実質的な「敵基地攻撃能力」を保有する ②防衛費を「対GDP比
2%以上」を念頭に5年以内で倍増させる ③侵略を受けている国に殺傷能力を
持つ武器の輸出を解禁する、など従来の安全保障政策を根底から覆す項目が並
んでいます。
これに対して同日、平和構想研究会が呼びかけ、「憲法の原則を逸脱し戦争
への危険を高める」との緊急声明を発表しました。
プーチン政権によるウクライナ侵略を受けて、軍備増強やむなしとする空気
が醸成され、政府・自民党からは「台湾有事」を煽りながらの軍拡論が噴き出
しています。参議院選挙を前に、自民党「安保提言」の狙いを分析しながら、
軍拡ではないもう一つの道を、市民と議員とで考えたいと思います。

【主催】平和構想研究会 https://www.facebook.com/heiwakosoken
<問い合わせ>
shudantekijieiken@gmail.com
(事務局・木内慧)
※日本の平和・安全保障政策を総合的に構想し研究するジャーナリスト、研究
者、NGO活動者ら有志のグループ。「集団的自衛権問題研究会」(2014年5月~)
を引き継ぐ形で2021年10月に発足。『世界』臨時増刊「ウクライナ侵略戦争」
に「戦争を終わらせるために」を寄稿。

緊急声明はこちら
https://www.facebook.com/heiwakosoken/posts/5758592777489926

<講師プロフィール>
◆植村秀樹(うえむら・ひでき)さん
流通経済大学法学部教授。1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業。青山学院大
学大学院国際政治経済学研究科博士課程修了。2001年から現職。専門は日本政
治外交史、安全保障論。著書に『「戦後」と安保の六十年』(日本経済評論社)、
『自衛隊は誰のものか』(講談社現代新書)など。

◆猿田佐世(さるた・さよ)さん
新外交イニシアティブ(ND)代表・上級研究員、弁護士(日本・ニューヨーク
州)。基地、原発、安保・防衛などの分野において、米議会などで政策提言活
動を行う他、沖縄の人々や国会議員らの訪米活動をサポート。研究テーマは日
米外交の制度論。著書に『新しい日米外交を切り拓く』(集英社)、『自発的
対米従属』(角川新書)、最新の編著に『米中の狭間を生き抜く』(かもがわ
出版)。