【8.12オンラインセミナー】帰還困難区域に軍事研究拠点?(吉田千亜さん&井原聰さん)

「軍事研究推進法」であり「現代の国家総動員法」でもある「経済安保法」は、
成立後の動きが予想以上に早く、なんと土地規制法とほぼ同時期に基本方針案、
基本指針案(2つ)のパブコメが行われています(8月25日まで)。

経済安保、基本方針を了承 政府、9月下旬決定へ(7月25日、時事)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022072500862&g=eco

経済安保法パブコメページ(意見募集要領、基本方針案、基本指針案など)
https://bit.ly/3P0HqUN

意見募集フォーム
https://form.cao.go.jp/keizai_anzen_hosho/opinion-0002.html
※1万字以内。何回出してもOK。
※必須項目は意見のみ。「該当箇所を記入せよ」との指定は無し。

5000億円規模の資金をエサに、研究者を軍事研究に組み込み、日本版の「軍産
学複合体」を作ろうと狙っています。今回のオンラインセミナーでは、その一環
ではないかと浮上したロボット研究拠点の問題を取り上げます。

※パブコメの呼びかけが遅れていますが、なるべく早く発信したいと思ってい
ます。

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【オンラインセミナー】
帰還困難区域に軍事研究拠点?
~「福島イノベーション・コースト構想」と経済安保法の距離~

帰還困難区域内でロボットやドローンの研究施設が次々と作られる・・・
巨額の研究資金が得られる一方、研究者には厳しい守秘義務が課される。
それって本当に「復興」に役立つ?
軍事研究ではないの?
経済安保法と「福島イノベーション・コースト構想」の“距離”は?

案内チラシ https://tinyurl.com/2pkc3ev2

8月12日(金)20時~21時30分
【対談】
吉田千亜さん(フリーライター)
井原聰さん(東北大学名誉教授)
<司会>
海渡雄一弁護士

[プロフィール]
◆吉田千亜(よしだ・ちあ)さん
フリーライター。著書『ルポ母子避難』(岩波新書)、『その後の福島』(人文
書院)、『孤塁 双葉郡消防士たちの3・11』(岩波書店)など。『世界』7月号
に「閉ざされた土地(第3回)~原発被災地と「軍事研究」の距離」を執筆。

◆井原聰(いはら・さとし)さん
東北大学名誉教授。経済安保法審議で衆議院内閣委員会参考人。専門は科学史・
技術史。「戦後科学者は軍事研究とどう向き合ってきたか」(『兵器と大学』岩
波ブックレット所収)など。

「軍事研究推進法」であり、「現代の国家総動員法」でもある経済安保法の成
立後の動きが予想以上に早くなっています。軍事利用できる「特定重要技術」の
研究開発支援のための基本指針案などが7月19日に自民党に提示され、パブコメ
を経て、9月下旬にも正式決定される見込みです。
「主要国との研究開発競争に打ち勝つため」(小林担当大臣)と称して、5000
億円という莫大な税金が、軍事利用をにらんだ研究開発に投じられようとしてい
ます。
こうした中で、『世界』7月号の連載「閉ざされた土地」において、「原発被
災地と「軍事研究」の距離」を寄稿され、福島の帰還困難区域で進展している
「福島イノベーション・コースト構想」でのロボット研究と経済安保法の関係
にメスを入れられた吉田千亜さんをお呼びして、オンラインセミナーを開催しま
す。ぜひご視聴ください。

◆視聴URL(申込不要) https://ja.twitcasting.tv/jyuyohaianjp/

【主催】
経済安保法に異議ありキャンペーン
デジタル監視社会に反対する法律家ネットワーク
[連絡先]
090-6185-4407(杉原)
03-3341-3133(東京共同法律事務所・海渡)

<参考>
福島イノベーション・コースト構想機構
https://www.fipo.or.jp/