14日の土曜日、国会正門前の大集会には、安倍政権の退陣を迫るため声をあげようと3万人以上が結集、私も参加した。途中、桜田門の駅では「初めてなのですが、どちらの方向に行ったらよいですか」と声をかけられる。そんな人が増えてきているのかと思うと嬉しい。会場に着くと、シールズでおなじみの奥田愛基さんがラップソングで安倍批判を歌っていたのでしばらく聴いた後、正門前まで人波をかきわけ到着。いつもの仲間は大体3~4人だが、この日は目いっぱいの10人の参加だった。
第一部は総がかり行動実行委員会が、進行役でいろんな人があいさつに立った。気のせいかもしれないが、いつもより力の入り具合が違うなという印象。なかでも日頃あまり顔を見せない慶応大学の金子勝さんが、ウソが平気でまかり通るようになったら民主主義が成り立たなくなり、国の存立が危うくなると語っていたことだ。確かに、ヒトラー・ドイツが政権を奪取したのも、戦前の日本陸軍が満州事変を起こしたのも真実を隠しウソをばらまいてのことだった。自分の都合や利益に合わせて議論を封殺し行政プロセスをゆがめた、その疑いを持たれたことだけでも辞任に値するのに、のらりくらりとウソをついて言い逃れる。これを許していたらとんでもない方向に進んでいくだろう。そんな基本中の基本のことも正そうとしない自民党や公明党は一体どうなっているのか、全く理解できない。
第二部は、若い人の「未来の公共」と「Stand for Truth」の司会で開始したが、始まるとすぐ「前へ、前へ」というコールとともに登場した集団によって歩道脇の鉄さくが外されて一気に広い車道へなだれこんだ。すると歩道で抗議行動している人々に向かっても腕を上げて「こっちへ~来て~」「わ~」「お~」と、笑い声もいっぱい。嬉しい興奮だ。何という解放感。若い人たちのパワーにありがとう。ありがとう。
夕方からは澤地久枝さんの「あべ政治を許さない」のグループによるキャンドルデモもあり多くの人が最後まで参加した。全国各地でもいろんな形の抗議行動が展開されたようだ。とにかく一日も早くアベ政治の消えていく日が訪れてほしい。もうウンザリ。
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