がれきの広域化政策の責任追及と被災地の2次被曝を阻止!

環境省が推し進めてきた「絆」キャンペーン、瓦礫広域拡散処理問題は、環境ジャーナリスト青木泰氏などの厳しい追及を受け、広域処理が必要な瓦礫などもともと存在しなかったことが暴露されるにおよんで、急速に収束へと向かった。

阪神淡路大震災の瓦礫約2000万トンの処理費用は約5000億円、今回の原発震災の瓦礫約2000万トン強の処理費用は約1兆円。予算消化を焦る環境省の煽りをいま堺市などがくらっている。

瓦礫処理を受け入れないことを決定したにも拘わらず、環境省の復興予算から86億円を受け取る羽目になった堺市に世間から猛烈な批判が集まっている。しかし、堺市はこのような理不尽な金は受け取れないと、環境省と担当者同士で何度もやり取りを拒絶しつづけてきた。にもかかわらずある日突然、強引に振り込まれてしまった。「振り込まれ詐欺」である。

世間からボコボコにされている堺市は、環境省に対する報復のためだろうと思うが、担当者同士のメールのやり取りをリークし始めた。たとえば5月のこのやり取りでは、「瓦礫は受け入れないが補助金は受け取るのか?」という質問に対して環境省は「そうだ」と回答している文章の報復リークである。なにもしないのに勝手に86億円が振り込まれてしまった異常に対して、振り込んだ相手に報復がはじまったのである。

こうしている間、本当に復興支援を必要としている福島への思いは双方にみじんもない。狂っているとしか言いようがない。

【関連映像】

20130603 UPLAN がれきの広域化政策の責任追及と被災地の2次被曝を阻止!

http://www.youtube.com/watch?v=WNKCRB5NQ50

20130603 UPLAN 【記者会見】 がれきの広域化政策の責任追及と被災地の2次被曝を阻止!

http://www.youtube.com/watch?v=W6hC7Xx2BR0

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
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