武田さん。コメありがとうございます。でも、私は「社会主義は多分いいものだろう」くらいの認識しかないいい加減な人間です。ご期待に応えられるかどうか・・・。
ブルマンさん。さっそくのご返事ありがとうございます。
さて、野党にとって「存在しない」ことが、自民党にとっては「存在する」―実に面白い。
冗談はさておき、ブルマンさんのお考えの中で少しはっきりしないところがありますので、お尋ねしたい。
ブルマンさんは「労働価値説であろうと、限界効用価値説であろうと、ナントカ価値説であろうと、カントカ価値説であろうと、『価値というものが存在する』という考え方自体が、形而上学的思考である」とお考えなのでしょうか?
繰り返しになりますが、私の見方は、しかし、商品世界に住む「当事者」にとっては、価値は、現実的な力として「存在する」(厳密には、「存在するかのように見える」。廣松さんのお好きな、als obですね)というものです。これは、マルクスに学んだ宇野さんと廣松さんから学んだわけですから、私も「マルクス信者」の一人なわけです。ただし、所謂「マルクス信者」(実は「リカード信者」)とは一線を画しているつもりです。余談ながら、前にも引用した松尾匡さんの『経済学史』では、マルクスは「古典派」の中に入っています。この位置づけには賛同します。ただし、「もう一人のマルクスを除いて」という条件付きで。