その苦難はマンデラ、スーチーを遥かに超えている(前欧州議会副主席)

<出所> 【民主中国 】 7/31/2016  ?庸:《2017年,起来中国》引発的風波

(訳:高智晟弁護士の新著《2017年中国立ち上がれ》)を巡る騒動)から一部翻訳

新著の手書き原稿が海外で広がった際、博希秋牧師は『出版者の言葉』の中で曰く「牧師として、私は高智晟のような兄弟がいることを誇りに思う。彼と私は今後の中国の政権に対する考え方について必ずしも一致してはいないかもしれないが、彼は勇敢に一人で全体主義に挑み、第二次世界大戦末期の、ドイツ信任教会のボンヘッファー牧師のようにヒトラーに挑み、彼に対して行われた信じられない拷問と虐待に打ち勝ち、未来に対して揺るぎない自信を抱くようになった。我々は彼の中に一人のキリスト教徒が如何にして自分の十字架を背負って、各地に赴き、キリストのスタイルを手本にして生き抜こうとしたかを見ることが出来る。高智晟兄弟のこの新著を読むと、我々はその中から多くの素晴らしい証を共有することが出来る。」

特に2016年6月20日RFAの記者が博希秋牧師を訪問した際の記録には、この新著に対する高い評価を行った下りがある。彼は「この新著は非常に震撼させる力を持っている。彼自身の実体験であり、真実の事実そのものである。著書の中では、拷問執行者から彼を監視する兵士まで、非常に細かい体験及び彼らとの対話が書かれており、その内容は真実の事実そのものと言える、そして彼の真情の吐露がある。人間性の邪悪さ、体制の邪悪さに人間性の邪悪さが加わり・・・・・中には非常に具体的な行動、対話の描写があり、多数回にわたる拷問体験があり、実に手に汗握るものである。沢山あり・・・・・私は最初の校閲の際、毎回彼の体験を読む段になると読み続けることが出来なくなった、あまりにも衝撃的で、心が痛み、感動が交じり合った。この著書は前ソ連のソリジェニツインが書いた「収容所群島」が持つ歴史的価値に劣らず、未来の人権に対する啓示的な意義が存すると思う。この著書の価値は中国版「収容所群島」である。

香港中国人権弁護士懸念組会長、香港立法会議員何俊仁弁護士は、この著書の『「序言』」の中で曰く、「私はこの著書の初稿を読んだ時、中国共産党の暗黒勢力が長期にわたって高智晟弁護士に対して行ってきた残酷な迫害と苦しみを感じ取り、この上ない悲しみと憤慨を覚えた! 著者は頑強に心身の苦しみに耐え、虐待執行者に冷静に対処し、屈服を拒絶した。彼は拷問の中で自分の凄まじい叫びを聞き、それはあたかも別の人の叫びのように聞こえたとある。政治的な迫害は著者及びその代表及び見て聞いた【侮辱された者及び損害を受けた者】の告発を止めることはできない! 中国共産党は、虐待を受ける対象者の心身に打撃を与えることはできるが、信念ある者の意志を失わせることはできない、ということを認識しなければならない。」

この著書の台湾での出版に協力した台湾中国人権注視連盟会長楊宏憲もこの著書の『「序言』」の中で曰く「高弁護士は10年余りにわたって中国共産党と生死の格闘を行い、中国共産党のあらゆる残忍非道な刑罰と苦しみを受けたのち、ついに中国共産党は外見は強そうだが内心は臆病である「張り子のトラ」であることをハッキリと認識した。正義に反することを行えば必ず自分の死が待っており、一方民主自由の正義の力は弱そうに見えるが、実は、非常に強く、強靭であり、永遠に潰すことはできず、非常に早く勝利を獲得するものである。」

その後、この著書は、英語に翻訳され、前欧州議会副主席マクミラン・スコット(主に世界の民主と人権を担当)が序文を書いた。序文の中で曰く「私は世界各国の著名な人権活動家、政治家、良心の囚人に会ったことがあるが、高智晟弁護士はその中国の権利擁護に対して発する声、彼が体験したこれらの苦しみ、拷問と苦痛はネルソン・マンデラ及びアンサン・スーチーが受けた苦難を遥かに超えている。」従って、マクミラン・スコットは序言の中で高智晟弁護士を「Hero of our time(我々の時代の英雄)と呼んで称賛し、非常に高く評価して「まさにその名に恥じない」と述べている。