たんぽぽ舎から   TMM:No2303

たんぽぽ舎です。【TMM:No2303】

2014年10月10日(金)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

                              転送歓迎

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★1.全国のみなさま、今朝の東京新聞です・・・広瀬隆

 川内原発の「住民説明会」、圧倒的に再稼働反対の意見続出

 しかし、質問は短時間で打ち切りの暴挙!!!      (広瀬隆)

★2.安倍晋三の私怨が朝日新聞を追い詰めた?

 「吉田調書」記事取り消し騒動の深層

 現首相の「でっち上げ」発言こそがデマであると気づいたのは?

 それは、朝日新聞の木村英昭記者だった         (中田潤)

★3.銀杏の匂い染み付く霞ヶ関で、しばし若者と交流

 普段は見かける事のない高校生10人ほどのインタビュアー

 10月3日[第120回]首相官邸前抗議レポート  (にしざき やよい)

★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

 槌田敦先生、鹿児島に来たる!

 10月25日(土)学習会(於・鹿児島市中央公民館)

★5.新聞より

 ◆川内原発 初の住民説明会  質問の大半が再稼働疑問視

 「審査、説得力ない」「核のごみ たまるばかり」(10月10日東京新聞より)

 ◆冬の電力 9社余力   (10月2日 毎日新聞より)

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★11日(土)18:00~20:00 於・スペースたんぽぽ

 学習会「市民による国際連帯運動の拡がりを 番外編 シリーズ前半の

 総括と今後の反原発運動の展開」 講師:崔勝久さん  参加費800円

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┗■1.全国のみなさま、今朝の東京新聞です・・・広瀬隆

 │ 川内原発の「住民説明会」、圧倒的に再稼働反対の意見続出

 │ しかし、質問は短時間で打ち切りの暴挙!!!

 └────(広瀬隆)

 

全国のみなさま  広瀬隆です

 昨日、薩摩川内市で川内原発再稼働に関する官製説明会が開かれました。

 これまで聞いていた話では、参加住民の多くは、九州電力側の動員だという

ので、再稼働容認のセレモニーに終るだろうと予想していたのですが、今朝の

東京新聞によると、その正反対の結果となりました(添付ファイル)。圧倒的

に再稼働反対の意見が続出したのです。しかし予定通り、質問は短時間で打ち

切り、という暴挙です。

 住民の賛同は、まったく得られていない!

 

 朝日新聞には、どこにもその報道がナシ。

 毎日新聞は、下記のようです。

 

┌鹿児島・川内原発:地元説明 再稼働、同意手続き開始

│毎日新聞 2014年10月10日 東京朝刊

│全国の原発の中で初めて国の新規制基準に適合した九州電力川内(せんだい

│)原発が立地する鹿児島県薩摩川内市で9日、地元住民説明会が初めて開か

│れ、原子力規制庁の担当者が適合理由などを説明した。説明会は15日まで

│周辺5市町で順次開催され、伊藤祐一郎知事は年内に再稼働の可否を判断す

│る見込み。再稼働に必要な地元同意手続きが本格的に始まったが、初日から

│再稼働反対の声が相次ぎ、住民の理解を得る難しさを表した。

│ 県と市の共催で、定員を上回る約1350人の応募があり、抽選で約1100人が

│参加。会場の川内文化ホールの他、市内48地区のコミュニティーセンターで

│もテレビ中継された。

│ 原子力規制庁の市村知也・安全規制管理官は、九電による川内原発の地震

│や津波、火山、重大事故への安全対策が、福島第1原発事故後の新規制基準

│を満たしているとした審査結果を説明。「事故は発生しうると考え、あらか

│じめ対策を考えようと発想を転換した」と述べた。相次いだ安全性への質問

│には「絶対安全というものはないが、できるだけリスクを下げる努力はし

│た」と答えるにとどめた。

│ 説明会開催は、伊藤知事が規制庁側に求めていた。ただ、新規制基準に適

│合した理由を説明する場にすぎない。県が会場で配布したアンケートも再稼

│働賛否を問う設問はなく、参加者から不満の声も上がった。

│ 今後、説明会は原発の防災対策の重点区域になっている30キロ圏の日置市、

│いちき串木野市、阿久根市、さつま町でも開かれる。だが、伊藤知事は再稼

│働に同意が必要な「地元」を県と薩摩川内市に限定しており、同市以外の説

│明会がどう反映されるのか明確にされていない。【宝満志郎、津島史人】

 

 

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┗■2.安倍晋三の私怨が朝日新聞を追い詰めた?

 │「吉田調書」記事取り消し騒動の深層

 │ 現首相の「でっち上げ」発言こそがデマであると気づいたのは?

 │  それは、朝日新聞の木村英昭記者だった

 └────(フリーライター 中田潤)

 

朝日新聞「吉田調書」スクープはなぜ「記事取り消し」に追い込まれたのか?

ことの発端はブログの書き込みだった。

 

<『菅総理の海水注入指示はでっち上げ』最終変更日時 2011年5月20日

 福島第一原発問題で菅首相の唯一の英断と言われている「3月12日の海水注

 入の指示」が、実は全くのでっち上げである事が明らかになりました。> 

(安倍晋三 公式サイト)

 事実はまったく逆。現首相の「でっち上げ」発言こそがまったくのデマで

 あることに気づいたのは誰か?

 

<実際は、東電はマニュアル通り淡水が切れた後、海水を注入しようと考えて

 おり、実行した。しかし、やっと始まった海水注入をとめたのは、何と菅総

 理その人だったのです。

  この事実を糊塗する為最初の注入を『試験注入』として、止めてしまった

 事をごまかし、そしてなんと海水注入を菅総理の英断とのウソを側近は新

 聞・テレビにばらまいたのです。>

  取材で現首相の「真っ赤なウソ」を暴き、安倍本人にも取材をかけたのが

 朝日新聞の木村英昭記者だった。

 

<この一連の経緯を尋ねようと安倍に取材を申し込んだが、返事は無い。>

(木村英昭『官邸の100時間』岩波書店)

 「安倍晋三はウソつきで事実を突きつけられると逃げ回る卑怯者だ」。はっ

 きりそう書かれた本が書店の本棚に置かれたまま、安倍晋三は再び、この国

 の首相となった。一番でっかい椅子に座った。

  連載「プロメテウスの罠」書籍『東電テレビ会議49時間の記録』などで東

 京電力と吉田昌郎所長の犯罪を追及してきた木村記者が、ついに「吉田調

 書」をすっぱ抜いた。

 「吉田昌郎所長は日本を救った英雄」とすることで東電を免罪しようとする

 プロパガンダが延々と繰り返されてきたが……。

 安倍晋三の私怨。

 これが「吉田調書」騒動のひとつの解答である。

 

 

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┗■3.銀杏の匂い染み付く霞ヶ関で、しばし若者と交流

 │ 普段は見かける事のない高校生10人ほどのインタビュアー集団

 │ 10月3日[第120回]首相官邸前抗議レポート

 └────(にしざき やよい たんぽぽ舎会員)

 

 秋ですなぁ、イチョウ並木から銀杏が沢山落ちてます。銀杏、美味しいんで

すよね。でも、あまり拾っている人はいないなぁ、無残に踏み潰されて歩道の

汚れになっている。拾って帰りたいけど、電車では持って帰れないね、

残念(T_T)。

 さてそんな官邸前抗議に普段は見かける事のない高校生の集団、10人くらい

がそこここでインタビューしている、なかには、プチテレビクルーのように、

照明なども使いながら、ちょっと本格的。

 私もインタビューされてしまった。いつから来てるか、デモで原発を止めら

れると思うか、自然エネルギーでやっていけると思うか、などだった。日頃考

えているつもりでも、改めて聞かれると、上手くは話せない。

 で、私も中の一人に逆インタビュー、彼は、私の質問に、「ここ、官邸前へ

来て、抗議の人数が前回来た一年前より減っている事、報道などで、原発問題

を扱われなくなって来ていることから、原発問題が風化しているのではないか

と危機感を持っている。若者がもっと行動を起こすとともに、政党や政治家が、

何を言い、どんな政策をやりたいのかよく勉強し、選挙権を持った時に生かし

て行くべき」と語り、私の、今デモなどに若者を集めるアイデアは、あります

か?の質問に、「若いタレントさんなどの影響力のある人が発言したら違うの

では?」の意見に、私も芸能人が自由にものを言える日本であって欲しいと切

実に思いました。

 最後に、今、安倍首相に言いたい事は?の質問には、「いっばいありすぎま

す」と、では、一番言いたい事は?の私のたたみかけに、「俺らを守ってくれ

よ」の一言。安倍さん、彼等の命、未来、どうお考えですか?

 

 

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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

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◆槌田敦先生、鹿児島に来たる! ☆‥…━━━☆・‥…━━━

 10月25日(土)学習会のご案内

 テーマ:『福島原発事故3年、科学技術は大失敗だった』

 

 日時 10月25日(土)午後2時~5時

 場所 鹿児島市・中央公民館 地下集会室A

 交通 JR[鹿児島中央]駅からタクシー10分、市電[朝日通り]から徒歩約5分

 資料代 500円  懇親会(講座終了後、午後5時半~)会費別途。

 ◇講師プロフィール:槌田敦 1933年生。物理学者、環境経済学者。

 ◇学習会要旨:

  福島原発事故は、3年経っても未だ闇の中にある。そこで、

  (1)疑惑の少ないトレンドデータ、(2)重要事実が点在するテレビ会議、

  その他運転記録などの事実により事故を詳細に再検証したところ、原子炉

  空焚きや底抜けの時期を特定し、また臨界爆発の概要を知ることが出来た。

  この福島事故では、科学技術はまったく無能だった。

 

 主催 かごしま反原発連合有志(代表・岩井哲)

  問合せ TEL 090-3419-6153 メール tetsu080846@po5.synapse.ne.jp

 協賛 脱原発をめざす女たちの会かごしま

  問合せ 小川みさ子(090-3016-0074)、鳥原良子(090-9498-9308)

 

 

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┗■5.新聞から

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◆川内原発 初の住民説明会  質問の大半が再稼働疑問視

 「審査、説得力ない」「核のごみ たまるばかり」

 (10月10日 東京新聞より)

 九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)が原発の新基準を満たすとの審

査結果について、原子力規制委員会による周辺住民への説明会が九日、立地す

る薩摩川内市であった。再稼働に必要な地元同意の一環だが、住民からは審査

内容への疑問にとどまらず、住民との対話が足りないとの意見や、原発にたま

り続ける使用済み核燃料への心配などが噴出した。

 説明会は県が要請し、原発から三十キロ圏内の五市町で十五日まで順次、各

市町一日ずつ開く。薩摩川内市の説明会には抽選で選ばれた約千人が参加した。

 

 冒頭で規制委事務局の職員が審査結果を説明。川内原発では地震と津波の想

定を厳格化し、その上で原発の冷却を維持できるよう非常用電源や冷却設備が

多重化・多様化されたなどと強調し、理解を求めた。

 しかし質疑では、十人の質問者のうち九人までが、原発再稼働を疑問視。使

用済み核燃料や、再処理した後の核のごみの処理に見通しがない中、「再稼働

すれば使用済み核燃料はたまるばかり。当地に押しつけることにならないか。

あり得ない」と批判の声が上がった。(中略)

 県は説明会の後、早ければ十二月の県議会で再稼働の是非を審議し、結果を

踏まえて再稼働に同意するかを判断する。ただ、説明会の参加者アンケートな

どで住民の納得が得られていないと判断した場合は、追加で説明会を開く可能

性もある。

【関連(3)面】質問 強引に打ち切り

 「本当に安全なのか」「審査が不十分だ」。九州電力川内原発(鹿児島県)

の審査結果をめぐり、原子力規制委員会が薩摩川内市で開いた9日の住民説明

会。質疑では、参加者たちが相次いで再稼働への懸念の声を上げたが、司会者

によって質問は打ち切られた。(中略)30分の予定だった質疑は1時間にわた

り、10人目の質問への回答が終わったところで司会者が閉会を宣言。「まだ

質問は終わっていないぞ」との声が上がった。(後略)

 

◆冬の電力 9社余力   (10月2日 毎日新聞より)

 経済産業省は1日、電力9社の冬季の電力需給見通しを公表した。昨冬に続

いて原発稼働ゼロを前提とした場合でも、来年2月の需要ピーク時の供給余力

を示す「供給予備率」は全国平均で6.4%となり、全社が安定供給に最低限

必要とされる3%以上を確保した。冬季の需要が多い北海道電力は10%以上

を確保する見通しで、政府は3季ぶりに数値目標付き節電要請を回避すること

も検討する。(中略)

— 電力9社の今冬の電力需給見通し ——(数値は供給予備率)

 北海道:11.4%(値上げした場合15.7%)

 東北:9.0%  東京:7.9%  中部:5.7%  関西:3.0%

 北陸:7.2%  中国:8.3%  四国:5.5%  九州:3.0%

<9社計(平均):6.4%>

 

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