たんぽぽ舎から   TMM:No2308

たんぽぽ舎です。【TMM:No2308】

2014年10月17日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

                           転送歓迎

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★1.一気に「決戦局面」に入った川内原発再稼働阻止の闘い

                    岩下(「川内の家」)

★2.岩波ブックレットの紹介

   「動かすな、原発」 63頁 520円(税別)

                佐藤辰弥(福井弁護士会)

★3.9/27-28川内原発再稼働阻止現地行動の録画紹介

                寺崎明子(経産省前第二テントメンバー)

★4.新聞より3つ

  ◆再生エネ受け入れ量試算へ 原発再稼働を盛り込む恐れ

   想定は電力会社任せ    (10月17日東京新聞1面より抜粋)

  ◆高濃度汚染水 険しい浄化 トラブル続き 追加策次々

   流入絶つ凍土壁 難航 目標は「年度内完了」

                (10月17日朝日新聞3面より見出し)

  ◆軽率な謝罪  鎌田慧(ルポライター)  (10月7日東京新聞「本音のコラム」より)

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※10/18学習会にご参加を!

 政府はなぜ「鼻血」をみとめないのか-漫画「美味しんぼ」問題を考える

 講 師:白石 草(アワプラネットTV)さん

 日 時:10月18日(土)14:00から16:00

 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

 参加費:800円(学生等200円割引)

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┗■1.一気に「決戦局面」に入った川内原発再稼働阻止の闘い

 └──── 岩下(「川内の家」)

 

 川内原発再稼働に抗する闘いが、一気に「決戦局面」に入ろうとしています。

 10月20日に薩摩川内市議会・原発特別委員会が開かれますが、その場で14件の陳情が処理される可能性が濃厚です。処理とは、推進陳情を採択、反対陳情を不採択にすること。

 それをうけ、10月28日に臨時議会を開催、数の力で推進陳情採択を是認。時日をおかず市長が「再稼動「同意」を表明する手はずです。

 鹿児島県議会も同様の計画を立てています。10月27~28日に規制庁・経産省から参考人招致、11月上旬には臨時議会を招集して、36件の関連陳情を処理する見込み。

 そのさい、「第一の地元である薩摩川内市が『同意』したのだから」と理由づけられるでしょう。

 市・県は、「同意」プロセスを引きのばしたり、遅らせたりすることは、反対派を勢いづかせることになると恐れています。また、小渕経産相の来鹿(鹿児島へ来る)が、プロセス前倒しの圧力となっています。

 それゆえ先手をとり、攻勢的に川内市議会~市長の範囲内で「同意」を阻止することが肝要です。

 

「3・11実行委員会」および地元では、直近の数日間、以下の行動を取り組みます(昨日の「3・11実」拡大会議の決定)。

○10・17・・・市長・市議会への申入れ行動

○10・18~19・・・県内の宣伝カーをフル動員した街宣活動

○10・20・・・9時に市議会3Fに結集。原特委傍聴と抗議行動

○10・26・・・久見崎海岸での集会と原発に向けたデモ

○10・28・・・臨時市議会への20日同様の行動

以上の情報をを拡散し、行動に参加してくださることをお願いいたします。

 

参考1

14-10/17「川内の家」ニュース29号  連絡先:090-4759-2927 岩下

せんだい原発,再稼働反対!

 

川内市議会は、再稼働反対の陳情をうけいれろ

10月26日の久見崎行動に参加しよう

 

 原発再稼働の説明会は、おおかた終了しました。その説明は、「規制庁はがんばって審査した。原発事故が起こらないとは保証しない」、というもの。住民をバカにしています。

 

○再稼働「同意」に動き出す川内市議会

 9日の説明会では、最後に指名されたのは原発推進期成会の会長です。「川内原発の安全性が良く判った」と発言。ヤラセです。

 それをうけ川内市の原発特別委員会は、再稼働「同意」に向けた流れを進めようとしています。15日の委員会では、14の陳情を4つにまとめることを決めました。提出された各々の陳情の思いを、ないがしろにしています。

 

○原特委・市議会は、推進陳情採択やめろ

 市の原特委は10月20日にも、原発推進期成会の「再稼働陳情」を採択、「反対陳情」を不採択にする可能性が濃厚です。下旬には議会が、数の力でそれを了承するでしょう。これをもって市長が、再稼働に同意する手順です。

 鹿児島県議会と知事は、「地元が同意したのだから」と、同じく同意するでしょう。しかし地元も県民も同意などしていません。

 

○皆で「再稼働反対」ウィークに、皆で参加を

 10月20日の原特委につめかけ、審議を監視しましょう。

 推進陳情の採択を止めましょう。

 私たちは10月26日(日)、久見崎海岸で集会をもち、原発ゲート前までのデモを行います。事故時の放射能拡散を証明する「風船あげ行動」との、連携イベントです。

 再稼働「同意」の流れに圧力をかけ、止める行動が必要です。

 住民こぞって「再稼働は許さない」の声を、大きく上げていきましょう。

 

10月20日(月)9時~川内市役所3F集合

10月26日(日)14時~久見崎海岸集合

 

参考2

川内原発の再稼働 地元市議会同意へ 20日にも賛成陳情採択

 

 九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働問題に関し、薩摩川内市議会が20日に特別委員会を開き、再稼働の賛否を求める陳情を採決する見通しであることが16日、分かった。特別委、市議会とも議員の過半数が再稼働を容認する姿勢とみられ、再稼働賛成の陳情が採択される可能性がある。賛成の陳情が採択されれば議会として再稼働に同意を示したことになる。

 特別委で陳情が採択された場合、岩切秀雄市長は今月中にも臨時議会を開催する。再稼働を容認する立場だが、本会議での議論を踏まえて市長としての是非を判断する。(後略) (10月17日東京新聞より抜粋)

 

 

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┗■2.岩波ブックレットの紹介

 |  「動かすな、原発」 63頁 520円(税別)

 └──── 佐藤辰弥(福井弁護士会)

 

 メールマガジンいつも読ませて頂いております。

小生、大飯原発運転差止訴訟の弁護団長をしています。

 その訴訟の関係で「動かすな、原発」という岩波ブックレットが10月7日発売されました。

 本年5月21日に出された福井地裁の大飯原発差止訴訟の勝訴判決について、画期的な判決要旨と詳細かつ丁寧な解説が付いています。

 この判決の言い渡しの最中4度にわたって大きな拍手が起こり、傍聴席では原告らがすすり泣いておりました。

 それくらい人の心を動かす、新しい時代を予想させる判決内容でした。

 小出裕章先生の外、弁護団の島田広弁護士、海度雄一弁護士、河合弘之弁護士、中嶋哲演氏が執筆しています。

 総頁数も63頁でわずか520円(税別)と読みやすく、お求めやすくなっています。

 この印税の大部分が、訴訟の原告らで作ります「福井から原発を止める裁判の会」に寄付されることになっております。どうか是非ご購読下さい。

 

※事故情報編集部より

 上記の岩波ブックレットについては、書店などでお求め下さい。

 

 

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┗■3.9/27-28川内原発再稼働阻止現地行動の録画紹介

 └──── 寺崎明子(経産省前第二テントメンバー)

 

 9月27~28日の川内原発再稼働阻止現地行動についてはすでに参加者の報告が掲載されましたが、詳細な録画をアップしましたので、行くことの出来なかった方もぜひ、ご覧ください。

 

原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

10月9日付け9/27~28・録画:川内原発再稼働阻止現地行動の報告

  http://fukusimatotomoni.blog.fc2.com/blog-entry-299.html

 

 

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┗■4.新聞より3つ

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 ◆再生エネ受け入れ量試算へ 原発再稼働を盛り込む恐れ

  想定は電力会社任せ

 

  大手電力会社が再生可能エネルギーの受け入れ手続きを相次いで中断した問題で、経済産業省は16日、各社の受け入れ可能量を検証する専門部会の初会合を開いた。次回以降に計算方式を決めて各社に可能量を試算させ、年内に妥当かどうか検証する。しかし、原子力発電など再生エネ以外の発電をどの程度見込むかは電力会社の判断に委ねられ、「原発が稼働するので再生エネは受け入れられない」といった電力会社側に都合のいい試算が示される可能性がある。(後略)

     (10月17日東京新聞1面より抜粋)

 

 

 ◆高濃度汚染水 険しい浄化 トラブル続き 追加策次々

  流入絶つ凍土壁 難航 目標は「年度内完了」

              (10月17日朝日新聞3面より見出し)

 

 ◆軽率な謝罪  鎌田慧(ルポライター)

 

  報道、言論機関の社長が、深々と頭を下げている写真が「本社、記事取り消し謝罪」の大見出しとともに1面に掲載されていた。9月12日の「朝日新聞」、新聞史上の大珍事だった。

 東京電力福島原発の吉田所長に対する「政府事故調」の調書が朝日新聞でスッパ抜かれてから、産経新聞などからの朝日攻撃がはじまった。朝日社長の謝罪には「従軍慰安婦」よりは「吉田調書暴露」に、はるかに大きな比重がかかっていた。

  なににおびえているのだろうか、というのがわたしの疑問で、80年前、桐生悠々を信濃毎日新聞から追い出した軍部の不買運動を例に引いて、「盥(たらい)の水と一緒に赤子(報道の自由と民主主義)を流すな」とこの欄(9月9日)に書いた。

 右派ジャーナリズムのあおりに便乗して、石原慎太郎さんは朝日を廃刊にせよ、不買運動を、とアジっている(「週刊新潮」10月9日号)。邪魔な新聞はつぶせ、という政治家の暴論だ。

  福島原発事故のとき、現場はだれもコントロールできないほど混乱していた。それは誤報ではなく、東電社員の名誉を傷つけるものでもない。原発事故の宿命なのだ。

 東電と官邸にいち早く恭順の意を示し、準備された続報を握りつぶし、社内を萎縮させた社長ら幹部の責任は大きい。権力と闘う記者を励ますことが、社長の責任のはずだ。

    (10月7日東京新聞「本音のコラム」より)

 

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