たんぽぽ舎です。【TMM:No2283】
2014年9月18日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.★9.23亀戸大集会に集まろう、追加情報!
一押し!エセタイマーズもやってくる!
日高祐三「関西大弾圧救援会・東京の会」
★2.噴火の時にヘリコプターは飛べない
「国の支援体制」とはまさに絵に描いた餅
上岡直見(環境経済研究所)
★3.金曜日の人々((毎週、国会前にて私の前を通り過ぎる様々な人たち)
9月12日第117回首相官邸前抗議に参加して
羽田の鳥居(たんぽぽ舎会員、ペンネーム)
★4.日本海溝に迫る大地震予備軍「海山(かいざん)」
太平洋の真ん中に1100メートルの海山を発見
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その68
島村英紀(地震学者)
★5.新聞より2つ
◆原発、風力より高コスト 米機関試算
太陽光と同レベル (9月17日茨城新聞より抜粋)
◆福島知事選 相乗り「争点隠し」
自民党本部 復興・原発 影響避け (9月11日毎日新聞より抜粋)
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※9/20学習会 参加歓迎!
「東京湾に浮かぶ2つの原子炉」米国原子力空母横須賀母港化の問題点
講 師:新倉裕史さん(非核市民宣言運動ヨコスカ)
日 時:9月20日(土)14時より17時
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
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☆印刷用紙(カラー含む)の寄贈に感謝致します
9月18日(木)夕方、中年の男性がたんぽぽ舎にみえて、印刷用紙を20束近く
「よければ使って下さい」とご寄贈いただきました。
たんぽぽ舎は、毎週金曜抗議行動でのビラまきや4階「スペースたんぽぽ」
の原発学習会・講座で大量の印刷用紙を使うので大変ありがたいことです。
おいでいただいた時、他の仕事と重なっていて、ご氏名をお聞きするのを
失念してしまいました。大変失礼致しました。
このメールマガジンで再度、感謝申し上げます。(柳田 真)
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┗■1.★9.23亀戸大集会に集まろう、追加情報!
| 一押し!エセタイマーズもやってくる!
└──── 日高祐三「関西大弾圧救援会・東京の会」
エセタイマーズもやってくる!
>○全国のみなさま、広瀬隆です。>いよいよ9月23日秋分の日が近づいてきました。>午後1時に、東京・亀戸中央公園に集まりましょう。>○主催者の鎌田慧さんが檄を飛ばしています。>「わたしたちは、頑張り抜くぞ! 中略>この日は、13時から亀戸中央公園第一ステージで大集会だ。>規制委をトコトン批判しよう」
広瀬さん、鎌田さん、ちょ、ちょっと待ったあぁぁぁ!13時に来るのでは、以下の超豪華ラインナップを、すべて見逃す・聞き逃すことに!
9月23日(火・秋分の日)
11時ブース開店 第2ステージ ライブ&トーク 開始
司会:菱山南帆子(許すな!憲法改悪・市民連絡会)
ゼロノミクマ、桃梨&制服向上委員会、島キクジロウ&NO NUKES RIGHTS、
小野有五(北海道大学名誉教授)、
パク・ヘリョン(韓国・脱原発新聞共同代表)、
チェ・スーシン(台湾・台湾緑色公民行動連盟事務局長)、
若泉政人(もう動かすな原発福井県民署名実行委員会共同代表)、
河合弘之(脱原発弁護団全国連絡会共同代表)、
村上達也(元東海村村長)、
12:20よりオープニングライブ 第1ステージ エセタイマーズ
特に一押しは、↑!去年、フジロックにも出現、謎の4人組が、なんと亀戸に!(YouTube「エセタイマーズ」をチェック!)
より詳しいスケジュールはhttp://sayonara-nukes.org/
☆事故情報編集部より
たんぽぽ舎も9月23日、全力で参加します。目印は、黄色のノボリ旗(もう原発やめよう たんぽぽ舎)。よければ、ご一緒に。
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┗■2.噴火の時にヘリコプターは飛べない
| 「国の支援体制」とはまさに絵に描いた餅
└──── 上岡直見(環境経済研究所・技術士事務所)
2014年9月12日、政府の原子力防災会謙(*1)では、川内周辺の自治体の避難計画を「了承」したとし、内閣府の原子力防災担当が、政府の支援内容を盛り込んだ地学周辺自治体の避難計画を報告し「合理的な対策が講じられている」と評価した。その政府の支援内容とされるものは同会議の「川内地域の緊急時対応(*2)」とされる資料に記載されている。全体に杜撰であるが、例えば「国の実動組織の支援体制」として自衛隊による支援がイラストで示されている。
自衛隊による支援はもともといずれの自治体の原子力防災計画でも想定されており、今ごろ国の支援として取り上げるほどのものではないが、その内容にしてもきわめて杜撰で、同資料はいわゆる大臣説明資料のマンガの域を出ないものである。同資料によると、陸上自衛隊西部方面航空隊・高遊原分屯地、航空自衛隊第5航空団・新田原基地、海上自衛隊第1航空群・鹿屋地区からヘリコプターを派遣するようなイラストである。
高遊原分屯地の部分には輸送用ヘリコプターCH-47のイラストが描かれているが、同分屯地にはCH-47は常駐しないはずである。その他のヘリコプターは基本的に自衛隊自身の救難用であり、多数の住民の避難を想定したものではない。またヘリコプターといえどもどこにでも離着陸できるわけではなく、一定の基準で障害物のない開けた場所が必要であって要援護者の施設に直に離着陸はできるとは限らない。学校の校庭など可能な離着陸場に移動する必要があるが、その方法については何も言及されていない。
噴火イコール巨大噴火とは限らないが、川内に特有の状況として火山の噴火が懸念されている。現在のヘリコプターのエンジンはジェット機と同じ方式のタービンエンジンであり、2010年のアイスランド噴火その他における飛行機の事故や運航停止にみられるように、火山灰が舞っている状況ではヘリコプターは飛べない。「国の支援体制」とは、まさに絵に描いた餅である。
(*1)http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku_bousai/
(*2)http://www.kantei.go.jp/jp/singi/genshiryoku_bousai/dai04/siryou.html
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┗■3.金曜日の人々((毎週、国会前にて私の前を通り過ぎる様々な人たち)
| 9月12日第117回首相官邸前抗議に参加して
└──── 羽田の鳥居(たんぽぽ舎会員、ペンネーム)
○その1. 反対側の人
その人はいつも手さげカバンを持ち前を向いて同じ歩調で歩いていた。30代前半だろうか、Yシャツと黒ズボンというすっきりした服装で私達の前を通り過ぎる。どこかでUターンしたらしく、しばらくすると反対側から私達の前を通り過ぎる。たまに石垣に座っていることもあったが、ほとんどは、ゆっくりめの歩調で前を見て歩いていた。「誰かを探しているから行ったり来たりしているのだろう」と思ったりした。毎週金曜日、ほとんど毎週その人は歩いていた。熱心な参加者だけどコールしている様子は見たことがない。
初めて見かけてから2年。その日は金曜日ではなく土曜日の国会前大集会の日だった。その人は歩かず、動かず、立っていた。しかも石垣の反対側に立っていた、POLICEという腕章を着けて立っていた。ショックだった。なぜ今まで2年間腕章を着けずに歩き回っていたのだろう。
○その2. 線量計の人
その人はいつもペットボトルを振っていた。中に灯りを入れ表の文字を浮かび上がらせる工夫をしたペットボトルをリズミカルに振っていた。毎週石垣の定位置で出会い言葉を交すようになった。ポケットから放射能線量計を2つ出して見せてくれた。自宅の線量を計っていると言う「思っている以上に線量は高いですよ」と。東京でも放射線量を計る必要性をその人に教えてもらった。その人が来なくなった。そう言えば「ちょっと体調を崩した」と言っていた。来なくなってから1年以上が経つ。今は、どこか違う場所で原発反対と書いたペットボトルを振っていると思いたい。
○その3. 40年以上前から原発反対の人
その人は背中の半分くらいが出ている涼しげなワンピースを着て、のぼり旗を持って立っていた。白髪混じりの女性版ロマンスグレーの長髪は、ていねいに結いあげられていて正に貴婦人。
目鼻立ちは日本人だが、立ち振る舞いが外国人の香りがする。外国暮らしの経験でもあるのだろうか。その人がなぜ国会周辺に原発反対を訴えに来るようになったのか、ぜひ聞きたくて声を掛けてみた。すると「20代から原発反対の声を上げていた」とのこと。私の様に福島原発事故後に反対運動を初めたのと違い、3・11以前から原発反対の意識がある人は本物。その人と出会えて良かった。
○その4. 親子で参加している人
その人はいつも両親らしき人と一緒に国会前に来る。まわりを見回しながら両親のうしろから付いてくる、私が頭を下げるとその人もぺこっと頭を下げ、にこっと笑う。声を聞いたことはないが「今日もお会いしましたね」と聞こえてくるよう。スピーチをしてもしなくても、コールをしてもしなくても、とにかく、しつこく国会前に通い、脱原発を態度で示そうと思う、仲間と共に。
○その5 猫と一体の人
その人はいつも大きな猫を肩いっぱいに乗せて金曜行動に参加していた。その人が通ると、たくさんの人が手を伸ばし、猫を触って声を掛けていた。その人は今、どこか違う場所で愛猫と原発反対運動を続けていることでしょう。
○その6. だみ声の人
その人はいつも黒に身を包み、ハイヒールをはいている。しかし、その声はスタイルにそぐわない(と私は思っている)だみ声(失礼)。そのだみ声でマイクを通してコールする時、その声はコールのために作られた声ではないかと思わせるほどコールにぴったり合っている。まわりの者の声を高めさせる効力も持つ。私たちはその声について行く。
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┗■4.日本海溝に迫る大地震予備軍「海山(かいざん)」
| 太平洋の真ん中に1100メートルの海山を発見
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」その68
└──── 島村英紀(地震学者)
○ この8月、太平洋中部で新しい海山(かいざん)が発見された。まだ名前はない。5500メートルの深さの深海平原から立ち上がっている高さ1100メートルの山だ。山頂付近の傾斜は23度。山頂は富士山のように凸凹している。なかなか形のいい孤立峰である。
これがもし陸上だったら、高さ1000メートルもの山が、いままで見つかっていないことはあるまい。しかし海底ではこのくらいの山が「発見」されることは珍しいことではない。超音波を使って精密に調べなければ海底地形が分からないからである。
○ 見つかったのは米国領ジャービス島の東南300キロ、太平洋のほぼ真ん中だ。島は長いところで2キロあまりしかない無人の小島だが、国立野生動物保護区になっている。米国はこの周辺で排他的経済水域の調査をしているときにこの海山を見つけた。
太平洋の底は太平洋プレートで覆われている。プレートは東太平洋にある海嶺(かいれい)で生まれ、年に8センチほどの速さで北西に動いている。終着地は日本の東にある日本海溝や千島海溝だから、この辺ではほぼ半分だけ進んだところになる。この海山はプレートが生まれたときに作られたに違いないから、約1億年かかってここまで動いてきた。ちなみにジャービス島は海山がずっと大きかったので山頂部分にサンゴ礁が着いて島になっているものだ。
○ ほぼ平らな太平洋の海底に海山は数多く、それぞれがプレートに乗って日本海溝や千島海溝に押しよせてきている。
たとえば千葉県犬吠埼東方約160キロの日本海溝にある第一鹿島海山は富士山なみの大きな海山だが、プレートに乗って海溝にぶつかったときに、うまく沈み込めなくて割れてしまった。
山体の西半分が正断層を作って割れて海溝に崩落している。その崩落した部分の海溝が浅くなっているだけではなくて西側の海溝壁には海山から崩落した岩石が散乱しているのだ。しかし、いずれは海山の本体が日本海溝に呑み込まれる。
ここから西側の海底には複数の膨らみがある。これらは昔、別々の海山が沈みこんでいった名残にちがいない。
○ ところで、こうして海山が海溝にひっかかってから最終的に沈みこむまで大きな地震エネルギーを溜め込んで、それを一気に放出するのではないかという学説がある。
東北地方太平洋沖地震(2011年、東日本大震災)はまれに見る巨大な地震だった。この地震が起きる前、プレートの境界が半径70キロほどの範囲でしっかりくっついていたことがわかったのだ。
この部分は太平洋プレートに乗ってきた古い海山で、これが引っかかることによって大きな地震エネルギーを蓄積したのではないかと考えられているのである。
第一鹿島海山の「後続」として香取海山、第二から第五までの鹿島海山、磐城海山などが、日本海溝に迫ってきている。これらもいずれは日本に大地震を起こす予備軍なのであろう。 (9月12日『夕刊フジ』より)
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┗■5.新聞より2つ
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◆原発、風力より高コスト 米機関試算 太陽光と同レベル
原発の発電コストは世界的には1キロワット時当たり平均14セント(約15円)で太陽光発電とほぼ同レベル、陸上風力発電や高効率天然ガス発電の8.2セントに比べてかなり高いとの試算を、エネルギー問題の調査機関として実績のある米国企業系「ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス」(BNEF)が16日までにまとめた。
東京電力福島第1原発事故後の安全規制強化もあって建設費や維持管理にかかる人件費などが世界的に高騰していることが主な理由。再生可能エネルギーのコストの低下が続く中、原子力の優位性が薄れていることを印象付ける結果となった。(後略) (9月17日茨城新聞より抜粋)
◆福島知事選 相乗り「争点隠し」
自民党本部 復興・原発 影響避け
自民党執行部は10日、福島県知事選(10月26日投開票)で、独自候補の擁立より、勝利を優先する「与野党相乗り」の道を選択した。前回の県知事選は2010年に行われており、東京電力福島第1原発事故を巡る県政運営が選挙で問われるのは初めて。選挙結果は被災地復興のあり方や原発再稼働にも影響しかねず、与野党対決を避けた手法は「争点隠し」との批判を招きそうだ。(後略)
(9月11日毎日新聞より抜粋)
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