たんぽぽ舎から  TMM:No2373

たんぽぽ舎です。【TMM:No2373】
2014年1月8日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.あけましておめでとうございます
   福島を忘れずに、福島によりそう
   原発再稼働・原発輸出を阻止しよう  たんぽぽ舎
★3.社会を変えてきたのは、常に、あらゆる国でどの時代でも
   ほんの数パーセントの良識である-広瀬 隆
   12/23衆議院選挙分析と今後の原発反対運動(方向)第2回
          斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.謹賀新年:「安心は 原発ゼロの 初日の出」
   東電は「福島」に責任を取れ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
   1/7第16回東電解体!東電本店合同抗議の報告
          渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)
★5.高浜原発の一本の道
   12月26日(金)第131回首相官邸前・国会議事堂前抗議
            ぐみ坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)
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┗■1.あけましておめでとうございます
 |  福島を忘れずに、福島によりそう
 |  原発再稼働・原発輸出を阻止しよう
 └──── たんぽぽ舎

  2014年は原発再稼働に反対する活動を中心に多彩な活動をしてきました。
 たんぽぽ舎の25周年の集い(8月31日)は多くの参加者で内容ゆたか・盛況に出来ました。
 2015年は、「ほぼ4年弱、原発の電気なし」の安心の時代から、再び「日本が原発の大国」へ戻るか否か、の別れ道に差しかかっています。
 地震・津波・火山の大地動乱の時代に向かっている時、原発再稼働は日本を破滅にみちびきます。原発反対の多くの人々の声を集めて、原発推進の道をやめさせるため、今年も全力を尽くします。
 会員の皆様のご協力、お知恵をお願い致します。

    新年の日程(一部のみ) ご案内

 1月9日(金)川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!
        首相官邸前抗議行動 18:30より20:00
  1月10日(土)「東日本大震災の大地震は今後の日本の地震や噴火に
         影響するのか」お話:島村英紀(地震学者)さん
         14時より16時 会場:「スペースたんぽぽ」資料代800円
 3月1日(日)たんぽぽ舎26周年(27回総会)
        13:00~総会・記念講演・懇親会

NO NUKES PLAZA たんぽぽ舎 共同代表 鈴木千津子・柳田 真
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┗■3.社会を変えてきたのは、常に、あらゆる国でどの時代でも
 |  ほんの数パーセントの良識である-広瀬 隆
 |  12/23衆議院選挙分析と今後の原発反対運動(方向)第2回
 └──── 斎藤なぎさ(たんぽぽ舎ボランティア)

○ 12月23日(火)討論会がスペースたんぽぽで行われ、91名の参加者があった。最初に柳田真さん(たんぽぽ舎)から第1回討論会(12月18日)の総括と今後の方針が語られた。ドイツ共産党が社会民主党を攻撃してナチスに政権を譲り渡した失敗(杉並区民ニュースより)を繰り返してはならないと言われた。ただし反自民で衆院選を勝利した沖縄は、大衆運動が根底にあった、と大衆運動の大切さを強調された。
 続く鎌田慧さん(ルポライター)は、再稼働阻止や脱原発の個々の運動とそれらをまとめる統一会議の必要性を説かれた。その際、各運動は互いに批判しないことも大切だと言われた。
○ 広瀬隆さん(作家)が用意されたレジュメのテーマは刺激的だ。たとえば「誰が、反自民党議員を落選させたか?」「われわれは、民主主義が現在の国政選挙によって成就していることを認めるのか?」「日本人全体には、論理性と倫理観が、まったく欠如しているが、歴史上そうした社会を変えてきたのは、常に、あらゆる国で、どの時代でも、ほんの数パーセントの良識である。」
○ 沖縄から水沢さんという女性が、沖縄の新聞を携えて、沖縄での全小選挙区選での勝利とメディアの対応について報告された。勝因は、長い地道な大衆的運動のほか、どの選挙区も反自民ということでまとまったこととメディアがそれを後押ししたことなどがあげられた。
○ その後、質疑応答があった。本土でも山梨では地方紙が頑張り、反自民が当選したと広瀬さんが指摘。報道メディアのひどさは広瀬さんが終始一貫して述べてこられたが、途中マイクの音声が出なくなったときには「わざとじゃないですよね。テレビ朝日では小泉進次郎が答えようとしたら突然切り替わってしまった」と話し会場を沸かせていた。参加者が「微力ながら活動をしている」と述べたときに、広瀬さんが「微力ではありません」と即座に否定されたのが印象的で、タイトルに引用したテーマに呼応していると感じた。
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┗■4.謹賀新年:「安心は 原発ゼロの 初日の出」
 |  東電は「福島」に責任を取れ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
 |  1/7第16回東電解体!東電本店合同抗議の報告
 └──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

○元旦の東京新聞に、平和の俳句と題し、「平和とは 一杯の飯 初日の出」が掲載された。作者は18歳の高校生で、平和を願う気持ちが詠まれている。
これにあやかり、私も年頭にあたり、脱原発・反原発を願う気持ちを、「安心は 原発ゼロの 初日の出」と詠みました。
○冷たい風が吹く中、1月7日(水)、午後5時半から6時半まで、再稼働阻止全国ネットワーク主催の「川内原発再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動(JR有楽町駅:有楽町電気ビル前)が行われた。参加者は、約110人。
○引き続き、午後7時から、東京電力本店前で「東電は「福島」に責任を取れ!放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!」のコールが鳴り響いた。
 呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、106の賛同団体と共に、第16回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は約110人。
 (九電東京支社前と比べて30から40人がいれかわり)
○抗議ののぼり旗10本が林立する中、オープニングコールの後、東電福島原発事故のため福島県から東京都への避難を余儀なくされた方から、避難生活、補償・賠償、故郷への帰還等の問題が山積している中、政府や東京電力の不誠実な対応への怒りの報告がなされた。その他3名の抗議アピールがあった。
 続いて、日本音楽協議会、及びジョニー・Hさんによる「音楽での抗議」が行われた。
その後、経産省前テントひろば、再稼働阻止全国ネットワーク、たんぽぽ舎等、関連イベント告知があった。
 最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌って、抗議行動を締めくくり、午後8時に終了。
 また、カンパが35,771円寄せられました。ご支援、ありがとうございます。
終了後、25名の有志による新年交流会が、近隣の居酒屋でなごやかに開催された。
○東電柏崎刈羽原発反対地元三団体(文責:共同代表・矢部忠夫)から、連帯のメッセージが届きました。内容は、当日配布のチラシに掲載しました。

☆次回の東電本店合同抗議は
 日時:2015年2月4日(水)午後7時~8時15分
 場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)
    JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分
東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。引き続き賛同団体を募集中!
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┗■5.高浜原発の一本の道
 |  12月26日(金)第131回首相官邸前・国会議事堂前抗議
 └──── ぐみ坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)

 今年最後の官邸前抗議集会は安倍総理への抗議が多かった。コールの合間に参加者は口々に安倍総理を批判、あるいは罵倒していた。皆、物凄く怒っていた。少し意外だったのは高浜原発再稼働反対のコールが少なかったこと。だから高浜原発について書くことにした。
○関西電力HP
 「高浜発電所は福井県の最西端にある内浦半島に位置し、美しい自然環境の中にあることから、その保全と調和に十分な配慮がなされています。」そのHPはブラックジョークの宝庫だった。
○写真が伝える原発立地(Googleストリートビュー・goo航空写真より)
 高浜原発に通じる道は国道149号線の一本だけだ。原発の北には漁港と集落がある。内浦港から国道を南下するとトンネルが見えてくる。その手前右手に原発の入口。長いトンネルを抜けると大きな取水路を跨いで内浦大橋が架かっている。橋を渡り正門を通り過ぎるとやっと内陸に向かうことができる。半島の付け根を高浜原発が東西に分断しているのがよくわかる。
〇十分な配慮
 そこには人が暮らしている。愛する家族がいて、それぞれに他の誰もが背負うことの出来ない人生がある筈だ。他の土地で暮らすことを決して望まない人だっているだろう。
 だが「倫理なき商業」、「理念なき政治」、「人間性なき科学」いや非科学か、そして「献身なき行政」、そこで利益を得る者たちに、原発周辺に暮らす人々に対する十分な配慮はない。それならば倫理、理念、人間性、献身を持たぬ者たちは、いる資格のない場所にいるということだ。
 福島第一原発事故の教訓とは守るべきは何かということだ。たとえ少数であっても一人一人の人生こそが守るに値するならば、高浜原発の道は一つしかない。それは廃炉への道だけだ。それこそが人の生きる道でもある。

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