たんぽぽ舎です。【TMM:No2392】
2015年1月28日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.みんな、集まろう!鹿児島&福島の女たちの共同アクションに!
川内原発再稼働阻止の声を大きくあげていこう
2/4(水)14時-規制委員会・経産省・内閣府への抗議申入れ
官邸前抗議・九電前抗議(有楽町)・東電合同抗議(内幸町)
2/5(木)10時-テントひろば集会 11時半-霞が関ランチデモ
12時半-院内集会 橘 優子(たんぽぽ舎)
★2.福島原発 2日連続で死亡事故発生 「安全総決起大会」直後の労働災害!!
「廃炉に向けた中長期ロードマップ」は破たんしている
中田潤(フリージャーナリスト)
★3.テント日誌1月25日(日)
経産省前テントひろば1233日商業用原発停止485日
鹿児島行動の速報、1月25日全国から110名が参加
川内原発再稼働反対-脱原発テント激励と3000人集会と全国相談会
(K.M)
★4.新聞より3つ
◆ 福島第1原発:ALPS処理水、安易に流すな 全漁連要望
(1月28日毎日新聞より)
◆「原発再稼働許さない」「金曜行動」全国交流会開く
鹿児島・薩摩川内
(1月25日赤旗より)
◆「推進に偏りすぎ」 川内原発を考える
再稼働審査異議申立人 規制委に意見陳述
(1月22日南日本新聞より)
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※1/29学習会にご参加を!
槌田ゼミ・福島第一原発事故基本講座『福島第一原発事故と原発再稼働』
原子力は科学技術ではなかった
お 話:槌田敦さん
日 時:1月29日(木)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
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┗■1.みんな、集まろう!鹿児島&福島の女たちの共同アクションに!
| 川内原発再稼働阻止の声を大きくあげていこう
| 2/4(水)14時-規制委員会・経産省・内閣府への抗議申入れ
| 官邸前抗議・九電前抗議(有楽町)・東電合同抗議(内幸町)
| 2/5(木)10時-テントひろば集会 11時半-霞が関ランチデモ
| 12時半-院内集会
└──── 橘 優子(たんぽぽ舎)
○1/25早朝、仲間から「2/4は鹿児島で、なのか?」との問い合わせ電話で起こされた。前日湯川さんが殺害されたとのニュースに、深夜まで寝つけず、仰天して飛び起きて、ねぼけながら、「そうだよね、どう見ても、いつ、どこへ行けばいいのか、男の参加は駄目なのか?とかわかりにくいよね」とため息。どうして、もっと、運動を広げていこう、伝えていこうということを仲間うち目線でないおもいやりを持って工夫してくれないのだろう、先日も黒田さんに「こんな会議のレジュメみたいビラでは、ビラ置きさせてくれるカフェやギャラリーなどのスポットにも頼めないよ」と突っ込みいれたのですが…。
○気を取り直して「沖縄に駆けつけられない自分でも国会前なら行ける!」という思いを抱えて国会包囲行動へ。昼下がりの丸ノ内線は、徐々にブルーのものを身に着けた人が増え、見知らぬ同士、「良いお天気で良かったね」、「昨日は眠れなかったね」言葉を交わし、微笑みを交わし和みます。国会議事堂前で降りる際は、車内で「私たちはこれから沖縄に基地を押し付けないでという国会包囲に参ります、行ける方はご一緒しましょう!」と声掛け。さながら、地下鉄は人民列車、駅はもう、水色の人々であふれかえっています。ある人は、不自由な足を引きずって、ある人は白状を頼りに、そして、幼い子どもさんの手をひく若いカップルも。皆意気揚々と国会包囲に向かう姿を見ていると心が弾みます。7000人もの人で人間の鎖は成功し、先週の女の平和赤いヒューマンチェーン共々、どれだけの勇気と希望を仲間に与えてくれたことか。
○太田昌国さんが東京新聞の田原牧さんの「ジャスミンの残り香―アラブの春が変えたもの」の書評の中で「3万人を超えていたこの国の自殺者の数が金曜デモで一時的にではあれ減った」という記述に触れて推奨していて、そうだよ、福島でもこういう展開ができれば、せめて自殺する人を思いとどまらせることとか、福一の労働者にも心の病の人が多くなっているそうですが、仮設でひきこもっている人や、放射能のことなんか考えたくもないというお母さんたちの心にも届くような運動を創っていこう!
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┗■2.福島原発 2日連続で死亡事故発生 「安全総決起大会」直後の労働災害!!
| 「廃炉に向けた中長期ロードマップ」は破たんしている
└──── 中田潤(フリージャーナリスト)
○東京電力は福島第一原発の高濃度汚染水の年度内処理を断念した。
「処理設備は経験のないシステムで、稼働効率向上がなかなか進まなかった」(広瀬直己社長)
白状せよ!
「廃炉に向けた中長期ロードマップ」は完全に破たんしている、と。
東電福島第一原発の作業災害は、2014年11月時点で昨年度の3倍を超える40件にのぼっていた。
それを受け、東電が頭を下げた。
<これらの災害により、発注者が担うべき問題が当社にもあると認識>(東電HP)
なんと傲慢なもの言いだろう。東電はこれまでの労災をすべて「下請けの責任」で片づけてきたのだ。
<現場が安全な状態であることの作業前確認が十分に出来ていない>
<現場エリア調整・管理が十分に出来ていない>
つまり……何もできていない。
○現場で踏ん張っている下請けの怒りの声を受け、東京電力は「儀式」を行った。
1月15日。「安全総決起大会」。東電約170名、元請け企業42社約170名、計約340名が参加。各企業は最前列に社旗を掲げ作業の安全を誓った。
そのわずか4日後の1月19日。
福島第一原発で協力企業社員の釣幸雄さん(55)が、高さ11メートルの雨水受けタンクの底に転落。翌日に死亡した。
さらにその翌日の20日。東電福島第二原発の廃棄物処理場で協力企業社員の新妻勇さん(48)が重さ700キロの鋼鉄製容器と台座に頭を挟まれ死亡した。
事故は起こるべくして起きた。
現場に東電社員がおりてくることはほとんどなく、おりてきても「急げ」「年度末までに仕上げろ」などと言うだけ。ゼネコン社員など現場のリーダーは被曝線量限度をすぐに超えてしまうため、最長3カ月でコロコロと変わる。「汚染水処理の現場はヤクザと素人だけになった」『週刊現代』2013年10月22日号)と報じられた頃、東電はなんと「少なくとも1万2000人を動員する」と作業員倍増計画を発表した。
混乱の極みの中で連続死亡事故が起きたが、これも「表の事実」にすぎない。
<世界一危険な“竹やり作戦” 福島第1原発3号機 作業員が語る>
<同じ第1原発でも1、2号機と比べて作業員の被ばく線量はダントツに高い。世界一危険といわれながら、やっていることは(戦時中の)竹やり作戦と同じだ>(『しんぶん赤旗』2013年5月20日)
この記事の中で「作業関係者」はこう語っている。
<連日、100人近い人間が3号機に張り付いている。東電のホームページには登場しない、『陰の作業チーム』だ。ほとんどが偽装請負だ>
東電福島第一原発3号機での作業は公表すらされていないのだ。
○「安全総決起集会」の4日後に死亡事故が起き、東電が汚染水の年度内処理を断念した今、以下の事柄はすべて急務だ。
「廃炉に向けた中長期ロードマップ」を見直せ!
福島第一原発を東京電力から切り離せ!
原子力災害に対し国家プロジェクトを組み、世界各国に支援を要請せよ!
被曝労働者支援法を制定せよ!
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┗■3.テント日誌1月25日(日)
| 経産省前テントひろば1233日商業用原発停止485日
| 鹿児島行動の速報、1月25日全国から110名が参加
| 川内原発再稼働反対-脱原発テント激励と3000人集会と全国相談会
└──── (K.M)
○川内原発ゲート前行動と久美崎脱原発テント
日曜の朝9時前、薩摩川内市から観光バスで川内原発ゲート前に集まり、「川内原発、再稼働反対」と訴えた。「泊、東通、女川、東海、浜岡、柏崎刈羽、大飯、高浜、島根、伊方、玄海、を動かすな」とも訴えたあと、全国の人びとが口々に、川内原発を止めよう、九電けしからん、規制委けしからん、安倍政権打倒などと訴え続けた。参加は100人。この模様はNHKニュースで昼と夕の2回報道された。
この日九電は我々にPR館前のトイレも使わせなかった、多数の警備とともに情けない九電の対応。工事計画補正書提出を2月に延ばした九電、申請をあきらめればいいのに。
続いて、久見崎海岸に移動し、川内テントを見学。浜茶屋まわりで、自由に贅沢に小魚を食す子猫たちが私たちを歓迎してくれた。
日が差して暖かいが、各テントの回りには枯れ枝で防風柵をつくり囲っている。9月には無かったもので、風の強さ、寒さの厳しさを想像させる。浜に出て海水に浸かったがそれ程冷たくはない。
川内原発の稼働が止まって周辺海岸に海草が戻ってきているそうだ。打ち寄せる波を見ながら、人類はこの大自然に謙虚でなくてはと強く感じる。テントで満天の星を観る人たちの想いも同じか。
○「ストップ川内原発再稼働!1.25全国集会」
バスで鹿児島市天文館公園まで移動して集会に参加。
主催者、1000万人アクション、原発をなくす全国連絡会、広瀬隆さん、九州各地からの報告等に交じって、再稼働阻止全国ネットワークの柳田さんのアピール時には全参加者が横断幕などを持ってステージに上がった。
福島からの木幡ますみさんの訴えが、集会参加者に原発事故の恐ろしさを実感させ再稼動阻止の決意を新たにさせた。
「再稼働のスイッチは押させない!」1.25鹿児島アピールを採択した後、鹿児島中央駅に向かってデモ。日差しが強く、厚着で歩いていると汗だくになる。
川内再稼動は4月以降と報道され、再稼働阻止の運動が勝利してきている。
次は3.2九電への署名提出行動に結集する。
○ミニ全国相談会
デモ終了後、鹿児島中央駅近くで阻止ネットのミニ相談会を開催、約50名が今後の再稼動阻止の戦略を論じた。
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┗■4.新聞より3つ
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◆ 福島第1原発:ALPS処理水、安易に流すな 全漁連要望
東京電力福島第1原発構内のタンクに保管されている汚染水について、全国漁業協同組合連合会(全漁連)の岸宏会長は27日、宮沢洋一経済産業相と経産省で会談し、浄化処理後でも安易に海に放出しないよう要望した。
原発で出た汚染水は多核種除去設備(ALPS)でほとんどの放射性物質が除去される。しかし、放射性物質のトリチウムは残り、処理後の水の扱いは決まっていない。タンク増設が廃炉作業の妨げになることを懸念し、原子力規制委員会は今月、ALPS処理水を2017年以降に海洋放出することを国や東電に求めていく方針を示していた。
岸会長はこの日、「漁業者は一日も早く操業再開したいが、こうした(海洋放出の)方針が出ると、風評被害の懸念を上乗せすることになる」と訴えた。宮沢経産相は「関係者の理解なしには放出を行わない方針を堅持している」と答えた。
(1月28日毎日新聞より)
◆「原発再稼働許さない」「金曜行動」全国交流会開く
鹿児島・薩摩川内
今春にも再稼働が狙われる九州電力川内(せんだい)原発が立地する鹿児島県薩摩川内市で24日、「原発ゼロ」を求め毎週金曜日に行われている「金曜行動」の全国交流会が開かれました。かごしま反原発連合(岩井哲代表)が主催し、「全国の力を結集し、金曜行動の底力を見せよう」と決意を固め合いました。
火山物理学者の須藤靖明さんが講演し、原発の「火山リスク」について解説。噴火の動画や火砕流、火山灰の到達範囲を地図で示し、川内原発が過酷事故に至る危険性を説明しました。
活動報告では、参加者が「九電関連の業者など表だって声を上げられない人も多く、困難はあるが、行動を貫くことが大事」(薩摩川内市)、「知事の再稼働同意に『いても立ってもいられなかった』と(参加した)若いお母さんもいる」(同県霧島市)などと発言。県庁や電力会社本店、原発ゲートの前での集会、横断幕を掲げた行進「再稼働反対ウオーク」などの取り組みが紹介されました。
「再稼働阻止全国ネットワーク」の柳田真共同代表は「川内も、次に続く(関西電力)高浜(原発)も、再稼働は許さない。最大のヤマ場に来ており、一緒に盛り上げましょう」と呼びかけました。
東京から駆け付けた羽田ゆみ子さん(67)=出版社社長=は「お互いの行動を知り、横につなげて、大きな再稼働阻止のエネルギーにしたい」と語りました。
(1月25日赤旗より)
◆「推進に偏りすぎ」 川内原発を考える
再稼働審査異議申立人 規制委に意見陳述
原子力規制委員会が新規制基準に適合していると判断し、九州電力川内原発1、2号機(薩摩川内市)に対して出した原子炉設置変更許可について、行政不服審査法に基づき許可の取り消しを求めて異議を申し立てた市民らが21日、意見陳述をした。
東京都内の規制委で非公開で行われた。記者会見した申立人によると、陳述したのは申立人約1500人のうち、薩摩川内市から上京した3人を含む15人3時間あまりにわたり、規制委に対して意見を述べた。
川内原発建設反対連絡協議会の鳥原良子会長は「審査の過程が原子力推進に傾きすぎており、規制委の組織理念にかなっていない」と主張した。
神戸大学の石橋克彦名誉教授(地震学)は「基準地震動の審査では、九電は過去の地震だけを考慮しており問題」と指摘。敷地近くで発生する可能性がある最大規模のプレート間地震などを検討していない敏「審査結果は不当」と批判した。
異議申立書は昨年11月、提出された。規制委は非公開での審理を決めている。
(1月22日南日本新聞より)
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