たんぽぽ舎です。【TMM:No2403】
2015年2月10日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「サクラ調査」のおすすめ-原発や地球環境汚染との関わり-
科学は本来,身近な自然からの情報をこつこつと蓄積していく営み
山田昌郎(サクラ調査ネットワーク)
★2.始めから結論ありきの20% 「現状追認」から「再稼働圧力」へ
総合資源エネルギー調査会への疑問・不信・できレース
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.この2日間の女たちの行動は再稼働阻止へのばねになる!
もう一度回りの人々の心のボタンを押して呼びかけよう
「原発いらない鹿児島の女たち&福島の女たち共同アクション」
宮口高枝(福島集団疎開・脱被ばく子ども裁判の会)
★4.「強風の中、風船が飛んだ」
川内テント通信-2月10日-
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆2/21原発再稼働を考える・住民の住民による住民のための説明会
講演 1.安全な原発はない…木原壯林さん
2.福島事故と原発再稼働…槌田 敦さん
3.原発避難民…木幡ますみさん
◆3/15樋口健二&広瀬隆with仲間たちトークディスカッション
原発も核も被爆も私たちはいらない!実現したい未来がある!
主催:ママデモwithハンナ
★6.新聞より4つ
◆高浜原発 12日「許可」へ 規制委 (2月10日朝日新聞見出しより)
◆福島第一凍土壁 「海側不要」論も 規制委検討会 (2月10日朝日新聞見出しより)
◆火力新会社 4月設立 東電・中部電が提携合意 (2月10日朝日新聞見出しより)
◆電源構成比 6月に結論 現実的な視点で議論
額賀福志郎氏(自民・原子力政策需給問題調査会長)
(2月10日茨城新聞より抜粋)
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※2/12緊急行動!高浜原発再稼働12日「許可」に反対の抗議行動
日時:2月12日(木)11:30から12:00
場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
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┗■1.「サクラ調査」のおすすめ-原発や地球環境汚染との関わり-
| 科学は本来,身近な自然からの情報をこつこつと蓄積していく営み
└──── 山田昌郎(サクラ調査ネットワーク)
○今年もあと一月余りで桜の便りが聞かれる季節がやってきます。たんぽぽ舎の「サクラ調査」は,桜の花びらやガクの,数や形状と,原発や地球環境汚染との関わりを探ることを目指して2004年に始まり,今年で12回目を迎えます。
南は鹿児島から,北は北海道まで,各地の有志の皆さんが地道に継続されている調査結果をお寄せくださり,それらを合わせたものを報告集としてたんぽぽ舎ホームページで公開しております。
○「科学」の話題として,テレビや新聞では宇宙ロケットや生命科学など巨額の研究費を投じたプロジェクトがさかんに喧伝されています。しかし科学は本来,身近な自然からの情報をこつこつと蓄積していく営みです。これからの時代にリニアや遺伝子組換えなどで原発の過ちを繰り返させないためにも,サクラ調査のような「市民の科学」の力で環境汚染を監視することが肝要ではないでしょうか。
また,ある年のある地点でのサクラの花の状態に関する情報が得られるのは開花期の短い期間だけであり,散ってしまったら二度と調べようがありません。この意味で,たった一本の木の,それも一部分の枝の花の調査結果であっても,かけがえのない貴重な情報であると言えます。
○サクラ調査へのご参加を希望される方は,たんぽぽ舎ホームページにある昨年度の報告集(第11集)をご覧下さい。
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=2058
調査方法・調査項目は昨年度と同じです。調査結果はたんぽぽ舎宛て郵送かFAXかメールでお寄せ下さい。
写真や感想文を添付していただけると,なおありがたいです。
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┗■2.始めから結論ありきの20%
| 「現状追認」から「再稼働圧力」へ
| 総合資源エネルギー調査会への疑問・不信・できレース
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
2030年の電源構成案に原発20%とする案が、総合資源エネルギー調査会の「長期エネルギー需給見通し小委員会」の初会合がはじまる前から「決まって」いるようだ。
よくもこれだけ見え見えの会合を真面目に開く気になるものだと、怒りよりも、むしろ呆れる。会議費用だってただではない。税金を使ってどれだけ無駄な会合を開いているのだろう。
○ 20%の種明かしはあまりに簡単だ。
まず、既に廃炉が決まった原発を除けば48基が残るが、そのうち建設中の大間を含めて21基が再起動のための新規制基準適合性審査を受けている。
それら原発は、北から泊1~3(北海道電)、女川2・東通(東北電)、東海第二(日本原電)、柏崎刈羽6・7(東電)、浜岡4(中部電)、志賀2(北陸)、大飯3・4・高浜3・4(関電)、島根2(中国電)、伊方3(四国電)、玄海3・4、川内1・2(九州電)である。
この原発の設備容量を全部足すと、2,010万kwになる。しかしこれらの原発のうち、2030年には40年を超える原発がいくつもある。泊1、高浜3・4、島根2、川内1・2、東海第二だ。従って、これらのうちから40年以上運転する原発もかなりあることが前提となっていると見られる。
日本の電力消費量は年間合計7,436億kwh(電気事業連合会による電力会社10社の2013年度発電電力量内訳。他社からの受電分を除いた発電電力量の合計2014年5月)
2,010万kwの設備で稼働率75%としたら、1,320億kwh、17.8%、同じく85%ならば1,486億kwh、ほぼ20%である。
何のことはない。20%とは、規制基準適合性審査を終えて再稼働している見込みの原発を足し算して、現在の電力消費量で割っただけのことだ。
すなわち、エネルギー基本計画などではなく、単なる現状追認である。
○ 最初は「追認」だが、その後は「圧力」になるのは容易に想像がつこう。既に経産省が電源3法交付金について原発再稼働した自治体に重点配分することを検討している。つまり金と圧力が立地自治体に掛かってくる。「計画を達成するために20基の再稼働は必須」などと言い出す連中がいるということだ。
こんな「結論ありき」の議論など要らない。必要なのは、人口減少と省エネルギー技術の進展に伴う、電力消費量の低下により、より低密度で変動の多い消費動向を、どのようなエネルギー源を持って安定的に賄うかを考えることだ。
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┗■3.この2日間の女たちの行動は再稼働阻止へのばねになる!
| もう一度回りの人々の心のボタンを押して呼びかけよう
| 「原発いらない鹿児島の女たち&福島の女たち共同アクション」
└──── 宮口高枝(福島集団疎開・脱被ばく子ども裁判の会)
○2月4日から5日、東京での「原発いらない鹿児島の女たち&福島の女たち共同アクション」は女たちの粘り強い行動と意識を持続させてきたその思いが発露した行動だったと思う。
今回この行動の成功に向けて原発再稼働阻止の並々ならぬ思いを、阻止ネットにつながるひと人と一緒に、共同アクションに賛同団体として参加し、集会の準備に関わった者としては、打合せの時間も不充分で内容の細部の詰めも甘いなどの綱渡り状態の中、大きなアクシデントもなく終了できほっとしたのが正直な思いであった。
5日の参議院院内集会では、デモ終了後すぐに、院内集会に直行で、昼食を取る時間も殆どなかったであろう。
そんな中、鹿児島の女たちと、福島の女たちの思いが述べられた。
原発廃絶への経験と熱い思いがそのひと言一言に歴史が感じられ胸が熱くなった。
○そして、落合恵子さんの女たちへの激励と行動への愛情溢れる言葉にいつもながら感動した。彼女は自分自身への戒めの思いもこめて話しかけた。
もう一度回りの人々の心のボタンを押して呼びかけよう。
自分の持っているものを総動員して、言葉で、音楽でペンで、絵で、やさしさで原子力の、原発再稼働の危険性を、一人ひとりに訴えようと呼びかけた。
この2日間の女たちの行動は再稼働阻止へのばねになる!
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┗■4.「強風の中、風船が飛んだ」
└──── 川内テント通信-2月10日-
○ 日本列島寒波真っ只中の日曜日(8日)久見崎海岸では、「風船飛ばそう」プロジェクト(4回目)が行われた。
朝から小雨混じりの強風で開催は無理かと危ぶまれたが、それでも70人ほどの人が集まり決行。放たれた450個の風船は北西風に乗り矢のような早さで森を乗り越え東の空へ飛び去った。薩摩川内市から宮崎方向へ向かうコースだ。
○ 明日のことから
明日(2月11日)は紀元節の祝日ですが、経産省前テントひろばでは14時から最首さんをお招きしての「話と座談」の会をやります。是非参加を。それに字準備などお手伝いをしてくださることが可能な人は13時30分ころまでにおいでください。
現在、経産省前テントひろばでは「お話と座談」、全体としてトークと名付けられた会をやっています。これはゲストを招いての話と座談をやっているものです。テントが原発問題を考え論議し、そのことでつながっていく場であること展開していることです。それを目指してのことだといえます。現在まで、上原公子さんと渡辺一枝さんをお招きしてやりました、それぞれゲストの話もよかったのですが、そのあとの座談もよかったという声をいただいています。これからの予定です。
2月11日(祝)午後2時から最首悟さん、2月13日(金)19時30分
小熊英二さん、2月16日(月)宮崎学さんと青木理さんを招いてのお話(対談を含む)と座談をやります。これは第一弾ということで、2月26日の動きをにらみながら、第二弾を準備しています。 三上拝
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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆2/21原発再稼働を考える・住民の住民による住民のための説明会
日時:2月21日(土)午後1時15分-4時45分
場所:城山荘(若狭高浜駅より徒歩15分;高浜町事代6-1-1;電話:0770-72-0357)
内容:講演と質疑応答・討論
講演
1.安全な原発はない
木原壯林さん[元日本原子力研究所副主任研究員、
京都工芸繊維大学名誉教授、元熊本大学教授(化学)]
2.福島事故と原発再稼働
槌田 敦さん[元理化学研究所研究員(物理学)、
元名城大学教授(環境経済学)]
3.原発避難民
木幡ますみさん[福島原発被害者・避難者]
入場無料、参加予約不要(当日会場にお出で下さい)
共催;若狭の原発を考える会・原子力発電に反対する福井県民会議
問い合わせ先:高瀬元通(090-3034-7391)、新開純也(090-3267-4278)、
木原壯林(090-1965-7102)
◆3/15樋口健二&広瀬隆with仲間たちトークディスカッション
~原発も核も被爆も私たちはいらない!実現したい未来がある!~
日 時:2015年3月15日(日)18:20開始21:40終了
場 所:武蔵野スイングホール 南棟11Fレインボーサロン(JR武蔵境駅)
出 演:樋口健二&広瀬隆with仲間たち(仲間たち=川根眞也ほか)
主 催:ママデモwithハンナ
連 絡:魚ずみ chie-suareangelsofthegod@ezweb.ne.jp
ヒロオカ 080-1948-5097
『ママデモ』HP http://happymamademo.jimdo.com/
参加費:1,000円
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┗■6.新聞より4つ
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◆高浜原発 12日「許可」へ 規制委 (2月10日朝日新聞見出しより)
◆福島第一凍土壁 「海側不要」論も 規制委検討会 (2月10日朝日新聞見出しより)
◆火力新会社 4月設立 東電・中部電が提携合意 (2月10日朝日新聞見出しより)
◆電源構成比 6月に結論 現実的な視点で議論
額賀福志郎氏(自民・原子力政策需給問題調査会長)
自民党の原子力政策・需給問題等調査会長を務める額賀福志郎元財務相が9日、共同通信のインタビューに応じ、エネルギー政策の焦点となっている2030年の電源構成比率に関し、今年6月のドイツ・サミットまでに具体的な数字を出す必要があるとの考えを明らかにした。(中略)
原発を含めた比率の数値については「さまざまな意見を踏まえて決めていきたい」と明言を避けた。再生可能エネルギーの比率に関しては「どこまで安定的に供給できるかが議論のポイントとなる」とした。(後略)
(2月10日茨城新聞より抜粋)
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