たんぽぽ舎から  TMM:No2407

たんぽぽ舎です。【TMM:No2407】
2015年2月14日(土)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
                            転送歓迎
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★1.関西電力東京支社へ初の大衆的抗議行動
   高浜原発の再稼働認めないの声ひびく
      柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.高浜で原発反対署名を取る!?
   福士敬子(反原発自治体議員・市民連盟共同代表・前東京都議会議員)
★3. 規制委員会 御中    川内原発再稼働を何故急ぐ?
       浅田正文(仮住い:石川県、避難前:福島県田村市都路町)
★4.余寒お伺い申し上げます-川柳
  (たんぽぽ舎に来たはがきより)  詠み人・怒れる森のB女
★5.テント日誌2月11日(休)・12日(木)             (I・K)
   経産前テントひろば1260日 商業用原発停止513日
     「話と座談」は盛況のようだ
  ◇宮崎のUさんからの贈り物が届いていた 2月12日から
    葉書作戦「東京地裁民事第37部」村上裁判長らに当てて毎日葉書を出す。
★6.新聞より5つ
   ◆  高浜、安全とは言えない
                  (2月14日東京新聞【金曜日の声 官邸前】より)
  ◆ 原電、持ち株会社化検討  参加に廃炉支援会社
                 (2月13日朝日新聞見だし)
   ◆東電と中部電:火力発電で提携 正式合意 
    4月に新会社  LNG共同調達   (2月10日毎日新聞より抜粋)
  ◆「原発事故で地域崩壊」福島都路339人 
   東電、国を賠償提訴提訴  地裁郡山支部 (2月10日毎日新聞より)
  ◆ビキニデー行脚始まる 核の悲劇を繰り返すな(2月13日東京新聞より)
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  ※2/15(日)再稼働阻止全国ネットワーク討論集会にご参加を
  「原発再稼働 これまでの取り組みと今後の方針-現地行動を踏まえて」
  日 時:2月15日(日)13:30開会
  場 所:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F)
  参加費:500円
  主 催:再稼働阻止全国ネットワーク
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┗■1.関西電力東京支社へ初の大衆的抗議行動
 |  高浜原発の再稼働認めないの声ひびく
 └────柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

○2月12日(金)夕方、関西電力東京支社(千代田区の富国生命ビル9F)前は、再稼働阻止ネットなどいくつものノボリ旗と新調の横断幕《関西電力は高浜原発・大飯原発の再稼働をやめろ》でにぎやか。
 あいにくの寒風の中でも100人弱が集まって、寒さを吹っ飛ばそうとばかり“高浜原発再稼働反対”をビル前でコールしました。
○集会は30分の短時間。金曜官邸前行動136回の前段の時間を活用しておこなわれました。
 山田さんの司会で、髙瀨さん、柳田、金子さん、倉田さん、木村さん等々が発言。高浜原発がプルサーマルで一般原発よりもっと危険なこと、ベント設備の完成は3年半後。事故対策要員を守る緊急時対策所も未完成、住民避難道も全く不十分、30キロ圏ないの京都や滋賀の自治体の声も聞いていない等々の指摘が続きました。
 近い将来、人間の鎖でこの関電東京の入っているビルを取り囲もうとの提案も出されました。 
○木村さんが今後の行動日程をアピール
 次回(第2回)の抗議は2月27日(金)5:30-6:00関西電力東京支社前、3月(第3回)からは、第3金曜日の5:00-5:30に開催。
○なお、前日は港区の規制委員会(規制庁)前で、原子力規制を監視する市民の会の行動のあと、阻止ネットが抗議集会と抗議文の提出をおこないました。中嶌哲演氏も参加し、抗議の発言をされました。
(抗議文提出3団体=再稼働阻止全国ネットワーク・中嶌哲演さん・若狭の原発を考える会)

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┗■2.高浜で原発反対署名を取る!?
 └────   福士敬子(反原発自治体議員・市民連盟共同代表・前東京都議会議員)
                             
○原発現地で再稼働反対署名が取れるのか?と思いながら高浜に着く。途端にいきなり署名用紙とチラシを現地の方から渡される。知らぬ土地で迷子になったらとおもいつつ、4人のチームを、家並毎に勝手に分けて玄関のベルを押す。数十件歩いて二人の署名を頂いた。どちらも「若い人は分からないけど」といいつつ自分の名前を書く、留守番のおばあちゃま。
○翌日は原発のある大島での署名集め。ノッケに若い女性から「この島でこんなことして!電気を使うのは都会の人でしょ!」と怒られる。更に福島の話を持ち出したら「福島で私たちは『迷惑』してるのよ。あれは人災でしょ! 関電は何回も検査するから(大丈夫)! 電気代は高くなるし! 早く動かしてもらわないと、皆働いてるンだから」「でも、今の内に別の働き方考えないと、事故が起きたら」と言いかけると「その時は、その時よ」と。でも「チラシだけでも」と言うと受け取ってくれた。心配と隣り合わせのビミョウな心?
○次のお父さんは「この道をつくってもらったんだから」と。どうも島への橋と道路のために、住民が原発誘致をしたようだ。「へぇ~?」と驚くと、「そんな事も知らないで!」とまた怒られた。行政の無策と電力会社の策略で、住民は「関電様々」と思い、助けられたと信じている。ここでは皆に「この島で署名なんて!」と怒られた。「あんたならする?」「息子はそこで働いているンだよ」と。

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┗■3. 規制委員会 御中    川内原発再稼働を何故急ぐ?
 └────  浅田正文(仮住い:石川県  避難前:福島県田村市都路町)

  川内原発再稼働を何故急ぐのか全く理解できない。フクシマで私たちは多くを学んだのではないのか。
川内原発に関して、規制委の田中委員長は、安全審査ではなく、基準の適合性を審査した。安全だということ私は申し上げていません、とことあるごとに述べている。対して総理は、規制委は安全と判断した、と言い替えている。一体誰が責任を持って安全宣言を出しているのか。
百歩譲って川内原発が技術的に安全で、且つ操作ミスが起こらないとしよう。だが「想定外」は起こり得るし絶対安全はありえない。万が一の時の避難計画はどうなっているのか。仮に火山の大噴火で灰が積もり、雨が降り、道路が泥沼化し、車の通行が不可能になった場合にどのようにして避難するのか。しかも背後にはブルーム(放射能雲)が迫っている! 混乱が起こらないといえるのか。さらには使用済み核燃料を次の世代に押し付ける問題もある。
 このように(1)技術的危険性ばかりか (2)避難などの社会システム環境 (3)核廃棄物の世代間責任から、考えると再稼働は論外である。
フクシマを再び起こしてはならない。原発難民の切なる願いである。
                                                                       以上

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┗■4.余寒お伺い申し上げます-川柳
 |   (たんぽぽ舎に来たはがきより) 
 └──── 詠み人・怒れる森のB女
    
さて本年も懲りずB級川柳にてアベ族へ一矢(いっし)報わんとゴマメの歯ぎしり(^0^)
    
☆ 邦人の 命護らず テロ招き!
☆ こぞ(去年)の秋 拉致知りつつも 悪言動!
☆ 至愚(しぐ)の人 羊皮かぶりて 改憲を言い!
   ※極めて愚か
☆ 基地要らぬ ジュゴンの海に 武器要らぬ!
☆ 沖縄と 全国の意思 へ頬かぶり!

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┗■5.テント日誌2月11日(休)・12日(木)
 |  経産前テントひろば1260日 商業用原発停止513日
 |    「話と座談」は盛況のようだ
 └────  (I・K)
  
 今日は最首悟さんをお招きして「話と座談の会」があったので1時過ぎテントに行った。
着くともうMさんが第2テントの邪魔なものを外に出したりして準備をしていた。会とは別に今日は建国の日なので右翼がやってくるのではと心配して来てくれたYさんに手伝って頂いて会場作りをする。
 その後続々と参加者が集まってテントの中はすぐ満員になってしまった。
仕方なくたんぽぽ舎ボランティア姉妹、休日なのでと寄って下さったUさんなどと座り込む。
幸い右翼の街宣も通らず好天の中で楽しいひとときを過ごした。
3時半過ぎ休憩の後座談に入ったようですが、私は後片付けを託してテントを後にしました。
今日も三輪さんが撮影して下さいましたので以下で様子が見られます。
   https://www.youtube.com/watch?v=18eU7zqx9_4

◆宮崎のUさんからの贈り物が届いていた 2月12日から
   葉書作戦「東京地裁民事第37部」村上裁判長らに当てて毎日葉書を出す。

 テントに着いたら宮崎のUさんから素敵な便りとカンパが届いていた。手紙には遠くからテントを心配して色々行動している事が書かれている。
1)葉書作戦「東京地裁民事第37部」村上裁判長らに当てて毎日葉書を出す。
 2月26日までに64枚になるそうです。すごい!裁判長、ちゃんと読んで呉れているかな?
2)困ったときの神頼みで「仮執行」にならないように神社にお参りもしているとのこと、
そして地元でも脱原発のため努力している様子、彼のテントへの思いは永年の脱原発への強い願いに他ならないのです。見習わなければと思います。
 今日は暖かくて太陽を背にして座るとぽかぽかして気持ちよかった。
でも話題は暗い事ばかり、憲法を破壊して戦争への道に進もうとし、お金のために原発再稼働に邁進する政治に私たちはどう立ち向かえば良いのか悲しくなる。
一寸落込んでいるとき、女性が来て名前も告げず、みかんや、お菓子をたくさん差し入れてくれその上カンパまで置いて行った。
テントを思ってくれる人が沢山いることで気を取り直す。
3時ごろ自転車で寄って下さった男性、東京の放射能汚染を心配して測定しているとか、テントのことも建った当時から関心を持ってくださった様で、M子さんと意気投合して長時間話して帰られた。
 夕方Kさんがニュース43号を増刷してきてチラシの組み合わせ作業を熱心に続ける中私は失礼した。
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┗■6.新聞より5つ
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  ◆  高浜、安全とは言えない

 川崎市宮前区の無職渋谷富美子さん(67)
 私たちの世代は、原発の安全性に疑問を持たずにエネルギーを使ってきた責任がある。これからも声を上げていきたい。福島の事故も収束していないのに再稼働なんて、怒りというより「どうして」と疑問に思う。
 横浜市旭区の福祉施設職員浜田浩之さん(44)
 高浜原発が審査に通ったというが、基準に合ったというだけで安全とは言えない。事故が起きれば避難どころではなく、動かさないのが一番安全だ。市民の声より企業の利益を優先しているようにしか思えない。
  (2月14日東京新聞【金曜日の声 官邸前】より)

◆ 原電、持ち株会社化検討  参加に廃炉支援会社
           (2月13日朝日新聞見だし)

◆ 東電と中部電:火力発電で提携 正式合意 
  4月に新会社  LNG共同調達

 東京電力と中部電力は9日、東電が経営再建の柱と位置付ける燃料調達と火力発電部門の包括提携で最終合意した。4月に燃料調達から火力発電までを一体的に手掛ける共同事業会社を設立し、両社の老朽火力発電所の建て替えや、液化天然ガス(LNG)の共同調達を始める。来年4月の電力小売りの全面自由化を控え、燃料調達と火力発電で国内1、2位の提携により、エネルギー業界の合従連衡が加速しそうだ。(後略)
                        (2月10日毎日新聞より抜粋)

 ◆「原発事故で地域崩壊」福島都路339人 
  東電、国を賠償提訴提訴  地裁郡山支部

 東京電力福島第1原発事故で地域のつながりなどを失ったとして、福島県田村市都路(みやこじ)地区の旧緊急時避難準備区域(同原発から20-30キロ)の105世帯339人が9日、東電と国に慰謝料など計約37億円を求めて福島地裁郡山支部に集団提訴した。
 訴状によると、地区の8割を占める山林の除染が手つかずで住民が山菜採りなどに立ち入りできなくなったほか、子どもや若者らが避難を続けていることなどで地域共同体が崩壊したとしている。
 20キロ圏外の原告に対する精神的賠償が2012年8月で打ち切られたことへの不満も訴訟の背景にある。原告代理人の弁護団によると、約40世帯百数十人が追加提訴する予定。
 東電福島広報部は「訴状が届いていないので詳細は分からないが、内容や主張を聞いて真摯(しんし)に対応する」とコメントした。
                        (2月10日毎日新聞より)

 ◆ビキニデー行脚始まる 核の悲劇を繰り返すな

 静岡県焼津港から漁に出たマグロ漁船「第五福竜丸」が1954年、西大平洋ビキニ環礁での米国の水爆実験で被災した費を祈念する3月1日の「ビキニデー」を前に、僧侶らが13日、核廃絶などを訴えながら東京から焼津まで歩く平和祈念行脚に出発した。
 日蓮宗系の日本山妙法寺が毎年続けており、今回が31回目。約30人の参加者は江東区夢の島の都立第五福竜丸展示館を見学した後、「南無妙法蓮華経」と唱え、太鼓を打ち鳴らしながら焼津に向けて歩き始めた。
 道中では自治体や米軍、自衛隊施設などを訪ね、要請文を提出。来月1日には焼津で、無線長で被災してから約半年後に亡くなった久保山愛吉さんの墓に参る予定。僧侶の武田隆雄さん(62)は「日本人人質事件で戦争やテロを明らかに感じられるようになった。安倍政権はそれを利用し戦争をする国にしようとしており、核廃絶や脱原発とあわせて、危機感を持って臨む」と話した。
            (2月13日東京新聞より)
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