たんぽぽ舎から  TMM:No2587

たんぽぽ舎です。【TMM:No2587】

2015年9月10日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

転送歓迎

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★1.-新たな規制行政体制下の原発再稼働を許さないぞ-

規制庁広報部の職員に4つの抗議・要請書を読み上げ提出

川内1号機の審査 格証・修了証発行を糾弾する規制委抗議行動

木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.危険で高価な原発─厳重な警備のなかで再稼働強行

わずか10日後に配管トラブル   電気は足りていても動かす理由とは?

4年間止まっていた原発を動かすリスク

人民新聞8月25日号「通巻1558号」より

★3.ウエッティな天気にも、気分にも負けず、とにもかくにも、

原発ヤメロ!ついでに安倍もヤメロ!

9月4日第163回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告

にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア )

★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

◆ 連続講座(第3回)「地域資源を活用した発電と地域社会形成」(10月3日)

★5.新聞より2つ

◆  福島第一原発 汚染水6回目の外洋流出 大雨、排水能力が不足

東電 追加策「予定ない」(9月10日 東京新聞より抜粋)

◆ 【社説】核燃料サイクル なぜこだわり続けるの    (9月7日東京新聞より)

 

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※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対! 9/11(金)首相官邸

前抗議-第164回

日 時:9月11日(金)18:30~20:00

主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)

当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照

【最新のお知らせ】

9/11の反原連主催【再稼働反対!首相官邸前抗議】は、反原連も実行委員会に参加し

ている総がかり行動実行委員会呼びかけの、国会正門前での安保法案への抗議に協力し、

国会前エリアは休み、官邸前抗議エリアのみになります。

■戦争法案廃棄!国会正門前大集会(9月11日)18:30-

http://sogakari.com/   主催:総がかり行動実行委員会

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※テント設立4周年9・11(金)経産省包囲行動

抗議集会(19時から20時)正門前・経産省包囲行動(20時-21時)

「怒りのヒューマンチエーン」≪鳴り物、光ものを持参で参加を≫

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┗■1.-新たな規制行政体制下の原発再稼働を許さないぞ-

|   規制庁広報部の職員に4つの抗議・要請書を読み上げ提出

|  川内1号機の審査 格証・修了証発行を糾弾する規制委抗議行動

└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 

【報告】川内1号機の審査 格証・修了証発行を糾弾する規制委抗議行動

-新たな規制行政体制下の原発再稼働を許さないぞ-

日時:2015年9月9日(水) 11時半~13時

場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前

主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」

 

◇福島第一原発事故が、原発が安全でないことも原発が安くないことも原発が無くても

電気が足りていることも「トイレ無きマンション」未解決も被曝労働必須も明らかになり、

多くの「国民」がもう原発を動かすべきでないと考えるようになった。

そんな中で、原子力規制委員会は、発足以来のこの3年間、福島第一原発事故の検証

も収束も廃炉工程も被害者救済もなおざりにしたまま、「緩やかに過ぎ合理性を欠く」

(福井地裁決定)新規制基準を作り、「違法」「黒枠白抜き偽装」「耐震偽装」の甘い甘い

審査で、川内原発1号機の再稼働に漕ぎ着けたのだ。日本の新たな規制行政下での再稼

働開始は、世界中の瀕死の原子力マフィアを生き返らせるもので、地球上の総ての命へ

の冒涜だ。

にもかかわらず、原子力規制委員会は9月9日(水)の定例会議で、川内原発1号機

の審査の一連のプロセスの報告を受け、使用前検査と最終負荷検査を終えて合格証・修

了証を決定することを予定していた。

そこで、再稼働阻止全国ネットワークは、この日の昼前か原子力規制委員会が入って

いる六本木ファーストビル前に集まり、抗議行動を実施した。あいにく、台風18号の為

に激しい雨が降り、約20名の参加者全員がずぶぬれになりながら、同ビルに向って抗議

の声を上げた。12時頃には傍聴してきた人が戻ってきたので、3人の方の傍聴報告を聞

いた。議題2で9日―10日に現地で使用前検査と最終負荷性能検査を実施してOKなら

ばそれぞれ合格証と終了証を交付することを確認したこと、田中委員長が審査促進に前

のめりになっていること、などが報告された。

 

◇12時半前には規制庁広報部の職員に対して、次の4つの抗議・要請書を読み上げて

提出した。

1 原発再稼働を許さない「川内の家」申入れ:

(1)川内原発1号機の使用前検査は完了とは言えない。実地に総点検を行え。

(2)同2号機は、再稼働を中止し、老朽化した蒸気発生器を新型品に交換せよ。

2 伊方原発50km圏内住民有志の会

東京電力福島第一原発事故の終息と原因究明および被害者への補償を完了させて、新

しい原子力規制行政に反映させてください。貴委員会の再稼働へ向けたあらゆる審査を

やめ、川内原発1号機を止めてください。

3 郡山市在住 一市民

規制庁の皆様に言いたい郡山市民の祈り

4 原子力規制委員会による3年間に渡る再稼働推進を糾弾する!

川内1号機を直ちに止めさせなさい!

総ての原発の適合性審査を止めなさい!

「緩やかに過ぎ合理性を欠く」新規制基準を作り直しなさい!

さもなくば、直ちに原子力規制委員会を解散しなさい!

 

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┗■2.危険で高価な原発─厳重な警備のなかで再稼働強行

|  わずか10日後に配管トラブル   電気は足りていても動かす理由とは?

|  4年間止まっていた原発を動かすリスク

└──── 人民新聞8月25日号「通巻1558号」より

※人民新聞8月25日号「通巻1558号」より、人民新聞編集部の許可を得て抜粋

 

◎「事故は必ず起きる。科学者として私は予言できる」―こう語るのは、木原壯林氏

(京都工繊大学名誉教授、元東海村原研研究員)だ。第1の理由は、1号機が4年間

も止まっていたからだ。稼働開始から30年経つ川内原発1号基は、放射線によって配

管などさまざまな材料が脆性老化している。その上4年間も停止したままで、その間

さらに腐食や劣化が進んでいる可能性が高い。九電は、最大限の注意を払って点検・

修復をしているだろうが、パソコンなどない時代に設計され、設計図も全部はそろっ

ていないのが実態だ。

1基の原発に使われる配管は、総延長で約120km、総数で約5万本にも達する。その

配管が1カ所でも壊れれば事故に至る。これが「事故は必ず起きる」という予言の根拠だ。

◎大事故を危惧するのは、広瀬隆さんも同様だ。「一番怖いのは、蒸気発生機の細管破

壊だ」と語る。川内原発は加圧水型であるため、肉厚1・3ミリしかない蒸気発生器細

管の破断から大事故に至る構造上の弱点がもともと指摘されていた。加圧水型原発は、

1次冷却水を沸騰させないために150気圧まで水圧を上げているので、「いったん破断す

ると、水が鉄砲の弾のように吹きだし隣の管を破るという連鎖反応が起こる」(広瀬)

という。

1991年2月9日、関西電力美浜原発2号炉で、伝熱細管がギロチン破断するという

事故が起きている。この時は非常用炉心冷却装置が自動作動して原子炉は停止したが、

大事故の一歩手前だったのである。当時の美浜原発より劣化が進み、4年間も停止し

ていた川内原発が、無事故で次の定期点検を迎える可能性の方が低いのではなかろう

か。

◎実際、国際原子力機関や米国、カナダの規制当局のデータを見ると、4年以上停止

した原発が再稼働されたケースは世界で14基。そのすべてが運転再開後にトラブル

に見舞われている。

米原子力規制委員会(NRC)の委員長を務めていたアリソン・マクファーレン氏は

「原子炉が長期にわたって停止していた場合、長い間休止状態にあった機器や、さびつ

いた運転技術により問題が発生する可能性がある」とコメントしている。

スウェーデンでは、独電力大手エーオンが、1992年から停止していたオスカーシャ

ム原発1号機を96年に再稼働したが、翌年に6回も緊急停止するトラブルが起こった

ほか、配管に亀裂が見つかったことから、38日間の予定だった燃料交換作業に4カ月

以上を要している。

◎また、原子力技術コンサルティング会社、ラージ&アソシエイトのジョン・ラージ社

長は、日本は「国中の原子炉がすべて4年間停止した状態」にあり、「原子力規制委員

会は想定外の事態に備えなければならない」と指摘。規制委がいま直面している状況は

「他のどの国に存在しない、まったく固有の事態」だと話した。(以上、「ブルームバー

グ」〔経済・金融情報の配信、通信社・放送事業を手がけるアメリカ合衆国の大手総合

情報サービス会社。本社はニューヨーク〕より)

 

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┗■3.ウエッティな天気にも、気分にも負けず、とにもかくにも、

|  原発ヤメロ!ついでに安倍もヤメロ!

|    9月4日第163回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告

└──── にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア )

 

早くも秋の長雨か、降るか降らないかどっち?みたいな天気が続きますね。雨でも、

まだ寒くないからまだいいですけどね、9月に入っていろんな事が起こりますね。川内

原発再稼働、安全保障法案の成立へ向けての動き、派遣法改正も決まりそうだし、東

京オリンピックのドタバタはいつ迄続くのか。

そんな中、今日もやって来ました、関電前。Bさんのスピーチは今日も理路整然、

冷静です。今回、コールに「関西電力目を覚ませ」を入れて見ました。「関西電力恥を

知れ!」も良かったんだけど、コレ言ってると自分が冷静で居られなくなる様な気もし

てたんだ。で、今日、口を突いて出たのがこの言葉だったんだ。当分これで行きます。

でも、東電にだけは「恥を知れ」です。

さて官邸前、しかし、我ながらよく続きますね、何でこんなにここに来ずにいられ

無いのかしらん。

原発を止めたいから! 何故、原発を止めたい?

健康でありたい、健康であって欲しい。

幸福でありたい、幸福であって欲しい。その願いかな。

人の権利を侵したくないし、自分の権利を侵されたくない。原発はその思いを、ない

がしろにするから。かな。

原発がなくなっても、その基本が曲げられては、そうだね何にもならない。

だけど、幸福も権利も追求しすぎれば、誰かを不幸にし、誰かの権利を侵す事になる。

なんて、ちょっと脱線ぎみでした。このじめついた天気のせいでしょうか、乙女な?ウ

エッティな?気持ちになってしまいました。

財務省交差点上から、切れ目なく国会前へ向かう人達へ、私はとにもかくにも、原発

は許せん!ついでに安倍政権もゆるせん!と訴えた日でした。

 

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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

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◆  連続講座(第3回)「地域資源を活用した発電と地域社会形成」

 

「東海第2反対議連」では、原発廃炉後の地域を考える連続講座の第3回目として、

自然エネルギーのポテンシャルと地域形成を考える学習会を開催いたします。

 

☆連続講座(第3回)「地域資源を活用した発電と地域社会形成」

と き:10月3日(土)13:30から16:00

ところ:茨城大学農学部(阿見キャンパス)こぶし会館2階研修B室

講 師:小林久・茨城大学農学部教授(地域資源管理論)

資料代:500円

主 催:東海第2原発の再稼働に反対する茨城県自治体議員連盟

お問い合わせ、お申し込み:事務局 玉造順一(電話029-303-1255)

 

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┗■5.新聞より2つ

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◆ 福島第一原発 汚染水6回目の外洋流出 大雨、排水能力が不足

東電 追加策「予定ない」

 

東京電力福島第一原発で9日、原子炉建屋周辺の雨水などを集める「K排水溝」の水

が、堰(せき)を越えて外洋に流出した。4月以降、確認されただけでも6回目。東電

は排水溝の中が狭いためポンプ増強は難しく、溝の付け替えが終わる来年3月ごろまで

の間、「新たな対策を取る予定はない」としている。有効な手立てがないまま、台風など

でまとまった雨が降るたび汚染水が流出する可能性が高い。

K排水溝をめぐっては2月、東電は溝を流れる水に高濃度の放射性物質が含まれ、外

洋に流れているのを知りながら、問題を放置していたことが発覚。港湾内に注ぎ込むよ

う、溝を付け替える工事を始めた。ただ完了までまだ半年以上かかる見込み。

(中略)

東電は流出は年に4-5回としていたが、短時間でまとまった雨が降っても流出する

ことが判明。9日も14ミリには達しなかったが、2時間半にわたってあふれたという。

原因はポンプの能力が足りないためだ。東電は、ポンプを増強しようにも、溝の出口

付近は急な傾斜のためスペースがないと説明する。高さ85センチの堰を高くしすぎると

「敷地側でうまく排水できず、あふれてしまう恐れがある。汚染を広げかねない」(東

電の担当者)。状況は改善できないという。

東電は、汚染水減らしのための地下水放出では、放射性セシウム137で1リットル当

たり1ベクレル未満など厳しい基準を設けているにもかかわらず、K排水溝問題では数

百ベクレルの汚れた水が流出しても対策を取れずにいる。

(9月10日 東京新聞より抜粋)

 

◆ 【社説】核燃料サイクル なぜこだわり続けるの

 

核燃料サイクルは、経済的にも技術的にも、とうに破綻しているのではないか。なの

に、今さら国が関与を強め、電力会社に維持させたいのはなぜか。再処理にこだわり続

けるのは、なぜなのか。

使用済みの核燃料、つまり核のごみに再処理を施して、原爆の材料にもなり得るプル

トニウムとウランを取り出し、もう一度燃料として利用する-。それが核燃料サイクル

だ。

このリサイクルの輪が閉じてこそ、核の平和利用という国策は完成される。ところが

その国策は、入り口でもうつまずいた。肝心の再処理工場(青森県六ケ所村)完成の

めどが立たない。

当初は1997年の完成予定が、今は来年の3月と、22回も先送りされている。7600億円

と見込まれた建設費用は、2兆2千億円にも膨らんだ。

再処理工場を運営する日本原燃は、原発を持つ電力10社が共同で設立した株式会社で

、事業費は電力会社が積み立てている。

今は「総括原価方式」で、その費用を電気料金に上乗せできる。しかし来年4月に電

力の小売りが完全に自由化されると、地域独占の壁が崩れて、お互いが競争相手になり、

料金値下げの圧力がかかってくる。再処理は、ますます経営の重荷になり、原燃自体を

維持できなくなる恐れがある。

日本は核兵器保有国以外で唯一、米国から再処理を許されている。政府はその権利を

手放したくないために、てこ入れをしようというのだろうか。

核燃料サイクルの新たな担い手として、政府が直接所管する「認可法人」を電力会社

につくらせて、そこから日本原燃へ再処理事業を委託するかたちをとる。

日本銀行や日本赤十字社と同じ認可法人は、国の許可なくつぶせない。膨大な費用が

かかっても、核燃料サイクル事業を維持したいという、政府としての明確な意思表示と

言えるだろう。

だが、再処理工場だけではない。再処理してつくった燃料を燃やすべき高速増殖原型炉

の「もんじゅ」(福井県敦賀市)もトラブル続きで止まったままだ。それでも電気代など

一日5500万円の維持費がかかる。

寸断され、閉じる見込みのない再処理の輪の夢からは、もう目覚めるべきである。

既に大量にたまってしまったプルトニウムや核のごみをどうするかにこそ、知恵と費

用を傾けるべき時ではないか。

(9月7日東京新聞より)

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