たんぽぽ舎です。【TMM:No2591】
2015年9月15日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.9/14戦争法案廃案!国会包囲行動
やはり今日も決壊 30日と同じく国会正門前の車道は解放区になった
小川 治(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.過剰警備を超えて妨害警備だ(警視庁のひどさ)
柳田 真 (たんぽぽ舎)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/18大間原発はいらない!スタンディングデモ
場所:電源開発(株)本社前 主催:大間原発反対関東の会
★4.雑誌・新聞より3つ
◆避難計画不十分のなか強行 川内原発、再稼働へ
川内原発「再稼働」の狂気
真っ白な「工事計画認可申請書」 広瀬 隆
(DAYS JAPAN2015/9より抜粋)
◆諦めるのはまだ早い 鎌田慧 (ルポライター)
(9月15日東京新聞29面「本音のコラム」より)
◆地下水を海洋放出 福島第一
サブドレン計画 東電、汚染水低減策
(9月15日東京新聞夕刊2面より)
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※9/18(金)経産省前テントひろば裁判最終弁論
事前集会 13:30より 東京高裁前
裁判 15時開廷 102号法廷(傍聴の抽選受付14:30まで)
報告集会 17時より 衆議院第一議員会館前
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※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
9/18(金)首相官邸前抗議-第165回
日 時:9月18日(金)18:30~20:00
主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
【お知らせ】*0918は国会前エリアは休み*
*官邸前抗議エリアのみの開催になります*
9/18(金)の反原連主催【再稼働反対!首相官邸前抗議】は、反原連も実行委員
会に参加している総がかり行動実行委員会呼びかけの国会正門前での安保法案へ
の抗議に協力し国会前エリアは休みとし官邸前抗議エリアのみ開催となります。
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┗■1.9月14日戦争法案廃案!国会包囲行動
| やはり今日も決壊 30日と同じく国会正門前の車道は解放区になった
└──── 小川 治(たんぽぽ舎ボランティア)
〇18:15 外務省上の交差点を国会方面に渡ると平日にもかかわらず参加者の行列がで
きていた。
国会正門前付近は既に人であふれていた。ずっとデモ・集会が続いた週明けの月曜日
だというのに。
〇18:30 今日は光り物を持参した人が大勢いて色とりどりの明かりがコールに合わ
せて揺れていた。日を重ねるごとにコールは力強くなってきているように感じた。人
の密度は8月30日と同じくらいに感じた。歩道脇に配置された警官の数は30日より
もずっと多いように見えた。
〇19:00 人は増える一方で歩道は窮屈になってきた。転倒事故が心配になってきた。
あちこちで「道開けろ」と車道の開放を求めていた。突然、機動隊の大型バスが何台も
現れて国会正門前交差点から国会前交差点の間の両方の歩道脇に数珠つなぎに停車さ
せた。えげつないことだ。それが「道開けろ」の答えだった。向こう側の様子は見えな
くなってしまった。警察車両の間から見えるのは車道にでた参加者が警官に囲まれて歩
道に連れ戻される姿だった。見えたのは全部で5人位。もっといた筈だ。
〇19:18 ついに決壊。車道に出てみると既に人でいっぱいだった。周囲の赤色灯に照
らされて国会正門前に進む。あちこちで起こるコール。スピーチは聞こえなかった。風
邪が完治していないので休みやすみコールした。ライトアップされた国会議事堂はまる
で冗談で作った仏壇のようで安っぽく見えた。
〇21:30 いつの間にかこんな時間。SEALDsのスピーチ・コールはまだ続いていたが、
引き上げることにした。解放区となった車道を歩いていると「危険ですから速やかに歩
道に上がってください」と警官が繰り返す。皆で苦笑した。「そういえば、ありもしな
い危険を声高にいうのが他にもいるなあ」と。
〇30日の曇天と異なり、今夜は雲が少なく夜空は晴れ渡っていた。その空を見上げて
希望を感じたとしても感傷とはいえないだろう。
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┗■2.過剰警備を超えて妨害警備だ(警視庁のひどさ)
└──── 柳田真 (たんぽぽ舎)
9月14日(月)の国会周辺の警視庁警備は、参加する人にとって、ひどかった(8
月30日もひどかったが)。
従来から、過剰警備の批判が多いが、この日は、参加者への妨害警備=東京警視庁の
横暴規制そのものであった。例えば、公道をあちこちで勝手に閉鎖し、又、警察官が
鉄柵や綱(つな)をならべて「通行止め」をする。
国会へできるだけ多勢の人を近づけさせない=集中させない方針であった。多くの人
が不当な規制をする警察官に抗議し、あちこちで自主的に妨害線を破って、青信号の
道路を渡って国会議事堂へ向かった。
この日も、8月30日につづいて決壊したと聞いた。参加者主催者発表4.5万人(警
察は1.7万人と見ている)
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆9/18大間原発はいらない!スタンディングデモ
日 時:9月18日(金)12時から13時
場 所:電源開発(株)本社前
内 容:毎月19日は熊谷あさ子さんの月命日です。その前後に行っています。
デモの出入りは自由です。都合に合わせてご参加ください。
主催者:大間原発反対関東の会
連絡先:080-6616-9604(玉中) aki-trsk@outlook.jp(寺崎)
賛 同:経産省前テントひろば
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┗■4.雑誌・新聞より3つ
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◆避難計画不十分のなか強行 川内原発、再稼働へ
川内原発「再稼働」の狂気
真っ白な「工事計画認可申請書」 広瀬 隆
前文略
日本全土の原発は、福井県の大飯原発が止まってから、すでに2年近く「原発ゼロ」
のまま、電気が充分に足りる静かな時を過ごしてきた。この2年とは、ただの時間の長
さではない。東日本大震災後に、原子炉の「燃料棒を冷却した」期間である。つまり、
ウランの核分裂後に発生する崩壊熱を、もはや原発の大事故が起こり得ない「安全な
範囲」にまで小さくおさえることに、日本全土で成功したのだ! (中略)
大事故の避難対策も無用であった。ヨウ素剤も無用であった。つまりこの4年間(川内
原発1.2号機)は、ただ無為にすごした時間ではなく、きわめて貴重な時間であった。
それを達成したのは、全国の人のたゆまぬ「再稼働反対」の活動の賜物であった。
その原子炉に、新たに燃料棒を装荷して、またしても火をつけた、冒頭に掲げた名前
の、狂気の人間たちがいるのだ。その瞬間、川内原発が、日本国内で最も危険な原発
と変わったのである。 (中略)
そもそも川内原発は、“わが国で最初に大地震の直撃を受けた原発”なのである。
川内原発は不幸にして、愛媛県の伊方原発(再稼働2号候補)と共に、日本最大の活断層
・中央構造線の上に建っているのだから、そもそもこんな場所にあることが間違いなの
だ。 (中略)
この原発の耐震性を検討してきたのは、原子力規制委員会である。だが、実質的に
は、その配下にある原子力規制庁の「官僚」たちが、九州電力の提出した書類を審査
してきた。規制庁とは、その8割がフクシマ原発事故を引き起こしたあの悪質・無能な
原子力安全・保安院のメンバーなのである。地震学についてほとんどド素人の人間たち
が、川内原発の耐震性の審査をしてきたのだ。最近出された川内原発の「工事計画認可
申請書」は、耐震性だけでなく、重要な部分が真っ白になって、黒枠で囲まれている。
自分たちが検討したというデータさえ見せることができないほど、悪質無能な官僚集団
である。ここまで悪質になった原子力行政を、なぜテレビと新聞が痛烈に批判しないの
か?なぜ、報道界の人間が、それを傍観するだけで、平気で仕事をしたつもりになっ
ているのか?
九州の最南端にある原発だから、ここで大事故が起これば、日本特有の東に向かう風
と海流によって、日本全土の陸と海が放射能を浴びて、たちまち壊滅するのである。
(中略)
この原発を墓場に眠らせよう。われわれより先に……そして伊方原発の再稼働も
総力で食い止めよう! (DAYS JAPAN2015/9より抜粋)
◆諦めるのはまだ早い 鎌田慧 (ルポライター)
地獄の釜のふたがあくのは正月とお盆の16日と決まっているが、暦とは関係なく
、安倍内閣が地獄の釜をひっくり返して百鬼夜行。善男善女を右往左往させている。
原発の再稼働、辺野古埋め立ての再稼働、そして戦争の再稼働。この世の最悪がう
ごめいているのは、無知からきた自爆行為のせいだ。自民党総裁選でも対立候補ゼロ
の全員一致。党内にはアリの一穴を恐れる恐怖政治。絶対的権力は絶対的に崩壊する。
昨夜も今日も明日も、国会前には人波が押し寄せる。正門と向かい合ってマイク
を握るとき、いつも55年前、60年6月を思い起こす。安倍さんの祖父に対して「岸
を倒せ」と20代のわたしたちは叫んでいた。
岸首相も採決を強行して、民主主義を破壊したと批判された。その孫もやはり強行
採決して「安倍はやめろ」と叫ばれ、民主主義の敵となった。
しかし、わたしたちは、岸的、安倍的な政治を根絶できなかった。この55年間を
空費してきた、との悔恨がある。戦場に出た自衛隊員が血まみれにしたり、血まみれ
になったりする愚を犯す時間が迫っている。また起きる原発事故に逃げ惑うひとびと
が出る不安が強い。辺野古の海に、もうジュゴンはもどらないかもしれない。
愚かな政治を許した罪は大きい。いまからでも間に合う。諦めるのはまだ早い。
(9月15日東京新聞29面「本音のコラム」より)
◆地下水を海洋放出 福島第一
サブドレン計画 東電、汚染水低減策
東京電力は14日午前、福島第一原発の原子炉建屋周囲の井戸(サブドレン)から
くみ上げて浄化した地下水を、海に放出する作業を始めた。高濃度汚染水がたまる建
屋への地下水の流れ込みを大幅に減らす効果が期待されるが、海へ流す水がきちんと
浄化されているかの監視など慎重な作業が求められる。
この日に放出するのは、昨年8~11月に試験的にくみ上げ、4つのタンク(計4千
トン)で保管していたうちの約850トン。
東電と第三者機関の検査で、放射性セシウムやベータ線を出す放射性物質が検出され
ず、トリチウムも自主的な基準値(1リットル当たり1500ベクレル)を下回る430~
460ベクレルだったという。
福島第一では1日約300トンの地下水が建屋地下に流れ込み、汚染水の水かさを増
やしている。東電は既に実施している100メートルほど山側の井戸からくみ上げる地下
水バイパスのほか、今回のサブドレンからのくみ上げを加えることで、流れ込む地下
水の量を半減できると期待している。
ただ、サブドレンは水をくみ上げすぎると建屋内の汚染水が地下水の水位を上回り、
外部に漏れ出す可能性がある。サブドレンは建屋近くにあり、汚染水が混入する恐れ
もある。 (9月15日東京新聞夕刊2面より)
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