たんぽぽ舎から  TMM:No2594

たんぽぽ舎です。【TMM:No2594】

2015年9月18日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

転送歓迎

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★1.9月16日夜、国会前

平和的なデモ参加者を警視庁第4機動隊が

暴力的に不当逮捕  三宅勝久さん(ジャーナリスト)公式ブログ 9/16より

★2.加圧水型原発が怖い

関西電力11基/北海道電力2基/四国電力3基/九州電力6基/

日本原電1基

事故の不安を抱えたまま、運転を続ける原発

電力の安定供給の使命も果たせず

国策とのはざまで電力会社も悩んでいます

出典:「食品と暮らしの安全」2003年6月1日より

槌田 敦 (物理学者)

★3.10月10日(土)第2回学習会にご参加を!

戦争(安保)法案NO.強行採決許さない!

原発ご三家は、同時に兵器産業の大手企業

三菱重工、東芝、日立の原発ご三家の兵器売り上げをみる

安保(戦争)法制と原発再稼働は密接に関連している

★4.新聞より

◆汚染水8回目流出 福島第一 排水溝あふれ

(9月18日東京新聞夕刊8面より)

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※昨日発信の【TMM:No2593】★1.掲載の「女性1名の逮捕者」は、

本日19時過ぎに釈放されました。

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※9/22(火・休日)原発再稼働やめろ!集会と抗議行動

9月22日(火・休日)集会 13時より15時 日比谷公会堂(参加協力費500円)

抗議行動:16時より17時30分 首相官邸前・国会前

主催:首都圏反原発連合

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※9/23(水・休日)さようなら原発・さようなら戦争全国集会

9月23日(水・休日) 会場:代々木公園

11時ブースオープン、13時30分より集会、15時15分デモ出発2コース

主催:「さようなら原発」一千万署名 市民の会

協力:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

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┗■1.9月16日夜、国会前

|  平和的なデモ参加者を警視庁第4機動隊が

|  暴力的に不当逮捕

└──── 三宅勝久さん(ジャーナリスト)公式ブログ 9/16より

http://ameblo.jp/loansharks/entry-12073893676.html

 

国会南東角の交差点できょう16日午後7時半ごろ、国会に向かう通路を閉鎖した

警察の過剰警備に抗議していた市民に対し、警視庁第4機動隊の隊員多数が突然暴力的

に襲い掛かり、若い男性と高齢女性の二人を仰向けに倒し、「公務執行妨害」の現行犯

という口実で逮捕・連行するという事件があった。

筆者は事件の一部始終を目撃し、写真に記録した。男性と女性はなんら手を出すこ

となく、完全に平和的に「通せ」と口頭で抗議を行っていた。暴力を振るったのは警

察のほうで、腕を乱暴につかんで引き倒し、身を守ろうとする2人に対して多人数で

覆いかぶさるようにして押さえつけた。周囲には数十人のデモ参加者がいたが、口々

に「暴力をやめろ」と抗議した。

暴力団員顔負けの暴言を大声ではき、感情的になって暴力を振るおうとする隊員

もいた。同僚警察官がとめていた。

写真を撮っている筆者に対しても、始終警察官がつきまとい、体当たりをするなど

して実力で撮影を阻止しようとした。不当なことをやっているというやましさがあっ

たのかもしれない。

特別公務員暴行陵虐罪の現行犯である。現場で指揮をとっていたのは4機4中隊の

隊長(警部)だった。筆者は「公務執行妨害」を行った事実はなく、あきらかな不当

逮捕ではないか、と抗議した。

2人は手錠をかけられ、パトカーで連行された。女性はしばらく路上で倒れていた。

ケガをした可能性がある。「救急車を呼べ」と筆者は叫んだが警察は無視した。

通行はそれほど多くなく、バリケードをする必要性はいっさい考えられなかった。

もし通行止めにしなければならない事情があったとしても、話し合って解決できる状

況だった。バリケードの反対側(国会側)にも多数人がおり、なぜ強引に通行を阻止

するのか意味がわからなかった。

30分ほどのち、現場のバリケードは警察の手によって開けられ、通行が可能となった。

 

 

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┗■2.加圧水型原発が怖い

|  関西電力11基/北海道電力2基/四国電力3基/九州電力6基/

|  日本原電1基

|  事故の不安を抱えたまま、運転を続ける原発

|  電力の安定供給の使命も果たせず

|  国策とのはざまで電力会社も悩んでいます

|        出典:「食品と暮らしの安全」2003年6月1日より

└────  槌田 敦 (物理学者)

 

【事故情報編集部より】

(1)加圧水型原発の最大の欠陥(アキレス腱)は蒸気発生器の細管です。

(2)この槌田文章は12年前の文章ですが、数日前に槌田さんにお見せしたところ、

「今でもこのまま通用する」といわれました。今後四国電力(伊方原発)、

関西電力(高浜電力)・・・の加圧水型原発との闘いが続きます。

(東電福島原発は沸騰水型原発)その闘いに役立つ文章ですので、掲載します。

 

◎細管破断かひびだらけの原発しかない

 

-関西電力などが採用している加圧水型の方が安全性が高いのでしょうか?

槌田:たしかに加圧水型では、沸騰水型で多発するひび割れは少ないのです。冷却方

式が二重になっているので、二次冷却水には海水が混じりますが、原子炉の中には入

りません。

しかし、加圧水型には沸騰水型とは違う欠点があり、問題はもっと深刻です。

加圧水型のアキレス腱は、蒸気発生器の細管です。原子炉の水からタービンの水に

熱交換するのが蒸気発生器ですが、その細管は親指ほどの細さの金属パイプです。こ

の細管もしばしばひび割れするのですが、そのときは細管に栓をして、使用しないよ

うにしています。

しかし、細管のひび割れが成長して破断すると、原子炉の水が抜けて大事故になり

ます。この事故は1991年に美浜原発で起こりました。もう少しで、スリーマイル島

のような炉心融解事故になるという深刻なものでした。

この事故で細管破断の怖さを知った関西電力は、その後の原発建設をやめました。

加圧水型原発の方が事故は深刻なのです。

加圧水型の原発は、日本原子力発電が1基、北海道電力が2基、関西電力が11基、

四国電力が3基、九州電力6基を稼働させています。

安心安全な原発などありません。どちらの事故も、炉心融解事故に発展します。

 

◎安定供給・ベストミックスのうそ

 

-トラブル隠し事件から、原子力の発電としての危うさも浮き彫りになりました。

槌田:そうですね。原発はいったん造ったら、使い続けなければ損です。そこで、止

めずに運転し続けて、これを電力の安定供給と称してきたのです。

発電量の調節は、動かしたり止めたりが自由になる火力と水力に担わせてきました。

そして、電源は原子力をベースに、石油、天然ガス、石炭、水力の「ベストミック

スで」と言っていたのですが、原子力をベースに据えることは、少しもベストでなか

ったのです。

原発の事故やトラブルは、火力や水力に比べて極端に多いのです。今までは隠され

て、見えなかったにすぎません。

日本で稼働中(検査中を含む)の原発は52基、そのうち21基は1970年代に運転を開

始しています。

老朽化が進めばなお一層トラブルが増え、事故の危険性も増します。

原発に頼っていては、電力の安定供給もおぼつかなくなってしまいます。

 

◎原発が電力会社のお荷物に

 

-コストが高く危険な上、安定供給の役にも立たないとすれば、電力会社にとって原

発のメリットはあるのでしょうか?

槌田:実は、原発は電力会社にとってもお荷物なのです。

全面自由化に向かっている競争市場の中で、巨額な初期投資が必要な原発の経営リ

スクは大きいものがあります。また、放射能のため、原発を維持し、運転するのに費

用がかさみます。建設費用より、維持運転費用の方が大きいのです。

しかし、原子力発電の推進は国策です。電力会社が国に協力することは当然として

進められたのですが、そもそも始めから電力会社は原発をやりたくなかったのです。

もっとも大きな理由は、事故が起こった場合、その保障は一企業でできるようなも

のではないことでした。事故を起こしたら即倒産ということになりかねません。

そこで政府は、事故を起こしても電力会社が倒産しないように、国が支払うという形

をとることで押し切り、いやがる電力会社に原発を造らせたのです。

中でも一番気の毒なのは北陸電力です。最後まで原発はいやだと抵抗した社長は首に

なり、とうとう志賀原発を造らされてしまいました。

ところが、北陸では電力の需要が多くありません。余った電力を他の会社に融通し

ようとしても、引き受けてもらえないのです。

建設中の2号機(135.8万kW)は、2006年3月に営業運転を開始する予定ですが、運

転が始まれば、北陸電力は自社の火力発電所を止めなければならないでしょう。

電力は発電所で作られますが、実際は「消費地で使うときに、使う分だけ、発電所で

電力ができる」のです。

消費地で使わなければ、発電機は空回りし、無理がかかって発電システムが壊れま

す。そのため電力会社は、余った夜の原発電力を「湯を沸かす」ために原価割れで安

売りしてきたのです。「深夜電力はエコ」という宣伝は厚顔無恥というものです。

発行:「食品と暮らしの安全基金」

埼玉県さいたま市中央区本町東2-14-18 TEL 048-851-1212

 

 

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┗■3.10月10日(土)第2回学習会にご参加を!

|  戦争(安保)法案NO.強行採決許さない!

|  原発ご三家は、同時に兵器産業の大手企業

|  三菱重工、東芝、日立の原発ご三家の兵器売り上げをみる

|  安保(戦争)法制と原発再稼働は密接に関連している

└──── たんぽぽ舎

 

日 時:10月10日(土)18:00開場 18時30分より21時まで

お 話:山崎 久隆(たんぽぽ舎)、

坂東喜久恵 (日本の核開発に反対する会)

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800円(資料を用意します)

 

◆日本の原発ご三家は同時に兵器産業の大手企業ばかりです。2014年の統計では、

三菱重工業が防衛省への兵器売り上げ第1位、東芝が第8位、日立製作所が13位です。

◆戦争になった時、最初に狙われるのはどこですか?原発です。原発が大爆発すれ

ば、福島第一原発事故以上になります。ヒロシマ、ナガサキの惨状がくり返されます。

次に軍事基地です。沖縄が狙われます。

◆私たちが、安保(戦争)法制と原発(再稼働)は密接な関係だと主張するいくつかのデ

ータ、資料を紹介します。10月10日(土)第2回学習会にご参加下さい。

 

 

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┗■4.新聞より

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◆汚染水8回目流出 福島第一 排水溝あふれ

 

東京電力福島第一原発で17、18の両日、建屋周辺の汚れた雨水などを集める排水

溝の水が、堰を越えて外洋に流出した。暫定的な対策を講じた4月以降、確認された

だけでも8回目となった。

東電によると、福島第一では17日深夜から翌未明にかけ1時間当たり10ミリ前後

のまとまった雨が降り続いた。溝の出口付近でせき止められた水は、8台のポンプで

くみ上げ、専用港につながる別の溝に流し込んでいる。しかし、ポンプの能力が追い

つかず、17日午後11時20分ごろから翌18日午前2時すぎまでの間、3回にわたり

堰を越えて外洋にあふれ出た。流出量は不明という。

大雨の際には、敷地の汚れた土砂も交じり、溝を流れる水の放射性セシウムなどの

濃度は1リットル当たり数100ベクレルまで高くなる。法的に認められる放出基準の

数倍に当たる。東電は抜本対策として、溝を専用港に接続する付け替え工事を進めて

いるが、来年3月ごろまでかかる見通し。

(9月18日東京新聞夕刊8面より)

 

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