たんぽぽ舎です。【TMM:No2650】
2015年11月30日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.店員さんもショッピングに歩いている人々もデモにとても好意的
伊方原発を再稼働させない!高松大行動-商店街デモ・四電本社デモ
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.電力自由化の明るいニュースです 広瀬 隆
★3.原発は自然災害について「起こりえる最大級を想定しなお安全確保が
出来ることが条件」とされているにもかかわらず
津波対策をしていなかったことは言い逃れできない
地震・津波は「予見可能」だった 政府事故調聴取録から読み取る
山崎久隆(たんぽぽ舎) 【下】
★4.「経産省前テントひろば 反原発美術館」12月5日(土)オープン!
原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに
★5.新聞より
◆最大級津波 過小評価か 日本海側 政府想定を島崎氏批判
(11月29日東京新聞3面より抜粋)
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※12/2東電は原発事故の責任をとれ!第26回東京電力本店合同抗議行動
東電解体!汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
原発再稼働は日本を滅ぼす
日 時:12月2日(水)18:30より19:30
場 所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟など約122団体
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┗■1.店員さんもショッピングに歩いている人々もデモにとても好意的
| 伊方原発を再稼働させない!高松大行動-商店街デモ・四電本社デモ
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
11月29日の日曜日、四国電力本店がある高松で「げんぱつ、うごかさんとって」と
訴える行動があり参加した。
14時に高松市コトデン(高松琴平電気鉄道)瓦町駅前で街頭アピール。四国各県のみな
らず鹿児島、広島、山口他からも集まった。
駅ロータリーの端にデコレーションされた小トラックが置かれ、荷台がステージ。そ
れを取り囲むように駅ビルから伸びた陸橋に参加者が並び、まるで観客席。
四国4県の主催5団体が伊方原発を再稼働させる愚かさを厳しく訴えた。
そして、寒空の中でデモンストレーション。
いきなりにぎやかな商店街を歩きだした。デモコースまでの移動かと考えていたら、
そのまま交差した商店街を右折、長い南新町商店街、丸亀町商店街を歩き続けた。
カラフルなデコレーションを被った高知の女性たちのよさこい音頭を先頭に200人余
りでにぎやかにコールして、沢山の店と休日を楽しむ来客に囲まれ、アーケード商店街
を歩き続けた。意外にも、土産物屋なども含めてもろもろの店が居並ぶ中で、店員さん
もショッピングに歩いている人々もデモにとても好意的な眼差しを向けていた。手を振
る赤ちゃんを抱いた若いお母さんが、私たちに笑顔を向けてくれた時は本当にうれしか
った。やはり、原発を動かしていいと考えている人は政治家と官僚と電力会社の人だけ
なのではないか。
それにしても、この商店街デモは高松では定期的に行われているそうだが、新たな表
現の自由の形態として全国でも実現したいと思った。
高松駅に近づき、商店街が切れコトデンが見えたところで、四国電力本店ビルが見え
た。しばらく四電に向って「伊方原発、再稼働反対」等とコールした。
高松駅前のひろばで締めくくりの集会をし、再稼働阻止全国ネットワークも協力団体
としてアピールさせていただいて、日が陰って寒くなったところでデモが終わった。
30日(月)には四電本店前でチラシ配りアクションと申入れ交渉をする。
大分寒くなったので経産省前テントひろばの泊りを案じながら。
※関連新聞記事《堀内美鈴(伊方原発50km圏内住民有志の会)さんの提供》
大きな写真入りで載っています。
『「愛媛だけの問題でない」高松で再稼働反対デモ 200人参加』
(愛媛新聞2015年11月30日)
四国電力伊方原発3号機(伊方町)の再稼働に反対するデモ行進が29日、高松市
内であった。愛媛県と伊方町による「地元同意」に対し、中四国や九州などの脱原発
市民団体が「再稼働は愛媛だけの問題ではない」と訴えた。
「高松大行動」と名付け、愛媛の「原発さよなら四国ネットワーク」など四国4県の
5団体が市民の関心を高めようと実施した。主催団体の一つ「脱原発アクションin香川
」によると、各団体が連携した大規模なアピール活動は市内では初めてで、約200人
が参加した。
中心商店街のデモ行進で参加者は「伊方原発は直ちに廃炉に」「ふるさとを守れ」など
とシュプレヒコールを上げて買い物客らに訴え、四電本店前で抗議活動を展開した。
脱原発アクションin香川事務局の渡辺さと子さん(61)=高松市は「重大事故の被害は
瀬戸内海周辺などの各県にも及ぶ。私たちも当事者であり、愛媛県と伊方町だけで決め
ていいことではない」と話している。
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┗■2.電力自由化の明るいニュースです
└──── 広瀬 隆
◎本日は、来年からスタートする電力自由化の、とびきり明るいニュースをお届けしま
す。「電力自由化で原発と電力会社を葬る」ことができるのです。
・2015年11月28日東京・たんぽぽ舎にて講演
youtube動画 https://www.youtube.com/watch?v=i7p7KM9-FwM
犯罪企業である電力会社を倒産に追いこむための秘策をお伝えします。
全国どこでも、これを実行してください。
◎また最近、ダイヤモンド書籍オンライン(インターネット記事)で、OurPlanet-TVの白
石草(はじめ)さんと対談し、福島県の被曝問題を議論しました。なぜ甲状腺癌の多発が
無視されるのか? 必見の内容です。
http://diamond.jp/articles/-/81807
http://diamond.jp/articles/-/81811
http://diamond.jp/articles/-/81865
◎12月2日からは、おしどりマコちゃんとの5回の対談が始まります。
こちらも、被曝の危険性と、福島第一原発現地の危機的状況について、くわしい話を
うかがいます。
ダイヤモンド書籍オンラインでは、放射能の危険性と、再稼働原発の川内原発や伊方
原発の危険性、原発ゼロ社会をめざす哲学を柱に、連載していますので、そちらも参考
にしてください。
トピック資料満載なので、すでに39回も連載していますが、どの記事もビックリする
ほどの大反響で、累計290万ページビュー(サイトの閲覧数)を突破しました。
文中には、ほかのサイトへのリンクが、薄茶色の文字で多数隠れていますので、それ
も参照しながらお読みください。
◎全記事の総INDEXは、下記です。
◆最近の掲載記事(城南信用金庫の吉原毅さんとの対談で、原発ゼロで日本経済を再
生する秘策を論じました)
http://diamond.jp/category/s-tokyokaimetsu
◆以前の掲載記事
http://diamond.jp/category/s-tokyokaimetsu?page=2
※11/28広瀬 隆さんの講演「電力自由化で原発と電力会社を葬る」は、
映像を一杯使って豊富な資料で、約90分のわかりやすいお話でした。
中味も夢のある話=今後に希望の持てる内容でした。
当日の内容についてDVDを作成中です。12月5日頃完成します。
(約90分、1枚1000円)
12月中のご注文に限り、送料無料とさせていただきます。
ご希望の方は、郵便振込で先払いの上、メールで、
たんぽぽ舎あてに「振込日時、発送先住所、ご氏名、電話番号」を
お知らせください。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
振込手数料はご負担願います。
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┗■3.原発は自然災害について「起こりえる最大級を想定しなお安全確保が
| 出来ることが条件」とされているにもかかわらず
| 津波対策をしていなかったことは言い逃れできない
| 地震・津波は「予見可能」だった 政府事故調聴取録から読み取る
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎) 【下】
※たんぽぽニュース11月号より
「3.共通理解はどこまであったか 4.認識の欠如」を掲載。
【上】1.はじめに 2.吉田調書に見る「東京電力の立場」は
11/28発信【TMM:No2649】に掲載。
3.共通理解はどこまであったか
『○吉田所長 「貞観津波」という言葉を私は何回か使っていますから、高さがど
うかというのは別にして、推本でこの前、議論したような話があって、その中で特定的
に、今、佐竹先生という人が貞観津波というものをいろいろ検討していて、昔、結構大
きい津波が来たという評価が出ていて、それは千何百年前の話ですから、もう時間もた
っているんですが、その可能性も否定できないというような検討はしていらっしゃいま
すよという話は、確実に武黒にも武藤にもしていると思います。』
これは社内で何処まで情報共有が出来ていたかを示す重要な発言である。吉田氏は中
越沖地震以後の非公式会合「朝会」(勝俣会長が主催する会合。原子力に関する重要な問
題を、就業時間よりも前に集まって話し合う非公式会合で、原子力関係取締役や、吉田
氏が原子力設備管理部長だったころは彼も頻繁に報告していたと見られる)の存在を明
らかにしている。もともと中越沖地震対策会議のような性格だったようだが、原子力コ
スト全体の問題も主要なテーマとなった。総額4千億円にも達する柏崎刈羽の地震対策
に加え、当時、原発が止まった分を火力の焚き増しで補うとして、石油価格の高騰で燃
料費がかさむことなどから、福島第一津波対策の「カット」をする方針が決められてい
ったのは、この会議だと思われる。この場面で重要な役割を吉田氏は果たしていた。
会社の方針を決定する会議は取締役会である。ここでは議事録も作られ、決定内容は
公表される。しかし任意の会議では議事録も作られず、配布資料も回収されるため証拠
が残らない。記録を残したくない意思決定の場として使われていたと見られる。このよ
うな意思決定のやり方は、公益企業としては許されない。
この会議でも東電の上層部が津波対策の必要性を認識していたことを示すのが名倉審
議官の証言である。具体的には添付されている森山審議官からのメールにある「東電は
役員クラスも貞観の地震による津波は認識している」という言葉に集約される。
2010年5月20日に名倉審議官は東電の津波堆積物調査について報告を受けている。原
発敷地から10km北で見つかったというが、敷地内や南側に無かったことから、敷地に
到達していないのではないか」との発言に対し、名倉審議官は堆積物の出ない地点をわ
ざわざ選んだのではないかと思ったと述べた後に「貞観の地震に対しての具体的な対応・
対策を取るべきだ。」と言ったという。震災10ヶ月前だった。
これに対応する吉田発言には見逃せないものがある。津波堆積物調査について『おれ
はそんな調査信用できないなという話をした記憶があります。』と語っている。社内で堆
積物調査結果が議論されたのは2010年5月よりもずっと前だから吉田氏はまだ設備管理
部長であり、この結果を知っていたはずだが、それに対していかなる見解を示したかを
語っていないことは極めて不自然だ。 しかし堆積物調査を含め貞観津波について調査
を行っていることを含め全て役員に説明していたことが繰り返し明らかにされている。
『堆積物調査の話を決めているわけですから、調査費が、お金がかかるわけです。で
あるとすると、調査費がかかるんだから、こんな調査をしますよという説明を武藤、武
黒には必ずしているわけです。そうすると、なぜするんだという話になれば、貞観津波
という話がありましてと、せざるを得ないではないですか。何もなしに、調査しますよ、
お金を使いますと、そんなことが通るわけもないんで、こういう理由で先生から御指摘
いただいて堆積物調査をするんですと必ず言う中では、必然的に触れています。』
結果についてはどう考えたのか語られていない。
4.認識の欠如
『○吉田所長 800何年ですから、1,100年か1,200年ぐらいたっているわけで、可
能性としてゼロではないけれども【中略】ほかの波源との絡みでちゃんと評価して、こ
れが非常に強いんだったら、その評価に基づいてやるべきということです。』
コスト問題から津波対策を先送りした場面で、重要な役割を果たしたという認識があ
るからなのか、津波の問題になるととたんに冷静さを失う。原発の安全性をどこまで確
保するかは、自然災害については「既往最大」だけを見るのではダメで、起こりえる最
大級を想定し、なお安全確保が出来ることが条件とされている。これが一般産業におけ
る安全基準と決定的に違う点であったはずなのに、こと津波に関しては「既往最大」ま
でしか見ていないことは良く分かっていたはずで、対策をしていなかったことは言い逃
れできない。
もともと土木学会手法がそうであるため、その限界に引きずられてきたわけだが、土
木学会津波評価部会の多くは電力関係者であるから、自分たちで限界を作り上げていた
ことになる。これについては少なくても保安院や地震学者の多くは気づいていて、早く
対策をしなければ大変なことになることは認識していた。
島崎邦彦氏の聴取録では明白に、「日本海溝沿いの地震は明治三陸が最も良く解析され
ているが南北方向は曖昧だ。この波源データを南に伸ばして福島県沖に設定すればいい
だけで何ら難しいことではない。」としている。 これは実際に東電が試算で行ったこと
であり、15.7mという、2011年の実際の津波よりも更に大きな津波モデルが作られていた。
それに従って対策をすることが工学的に可能なことは、吉田氏も否定していないし(パラ
メータを与えられれば工学者はそれを元に設計できると述べている)実際に東電も「10
m盤」に10mの高さの防潮堤を構想していた。
付け加えるならば、別の場面では吉田氏は「ここに20mの津波が来るとしたら原発は
建てられない」とも語っている。現在の福島第一地点で想定されている最大津波高は26
mであるので、立てられないことになる。
つまり原子炉等規制法違反であったことを認めていることになる。 (終了)
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┗■4.「経産省前テントひろば 反原発美術館」12月5日(土)オープン!
└──── 原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに
2011年9月11日、東京・霞が関のど真ん中、経済産業省管理のポケット・パーク内
に建てられた「経産省前テントひろば」。4年以上の間、テントは脱原発を求める市民た
ちの声を代弁し、集会・コンサートやイベントなど、交流の場として親しまれてきました。
2013年4月、テントは経産省から立ち退きを求めて訴訟を起こされ、2015年10月、高
裁で「控訴棄却」の判決が出ました。現在、テントは最高裁に上告中ですが、高裁での判
決をもとにいつでも強制撤去されうる状況です。
そこで、脱原発を願い、原発再稼働・原発輸出を止めたいと願う市民たちの声を、今
まで以上にアピールするために、テントのうちの丸ごと1棟(「原発いらない女たちのテ
ントひろば~福島とともに」通称:第二テント)を、美術館としてオープンすることに
なりました!
脱原発のメッセージを社会に発し続けてきたアーティストの方々の作品が、テントに
直接描かれ、または大胆に飾られ、さらに強力な反原発のメッセージとなって放たれま
す。この美術館は、テントが国家権力によって破壊される最期の瞬間まで存続し続けます。
皆様のご来場を心よりお待ちしております!
原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに
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イベント予定(いずれも会場は、反原発美術館テント内)
1.12月5日(土)10:00より(日没ごろ作品完成予定)
オープニング・イベント
井上ヤスミチさん&長谷川直美さんによるライブ・ペインティング
完成後、両作家を囲んでギャラリートークを開催します。
2.12月12日(土)18:00より 映画『ブライアンと仲間たち』上映
上映後、イギリスの国会前で座り込みの反戦運動を続ける人々とテントを
スカイプでつなぎ、ディスカッションを行います(通訳あり)。
3.12月19日(土)13:00から
A3BC:反戦・反核・版画コレクティブによる版画ワークショップ
(1955年12月19日=原子力基本法公布の日)
「経産省前テントひろば 反原発美術館」
年中無休・入場無料 開館時間:12:00から20:00
※イベント開催時は、開館時間が異なる場合があります。
主催:原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに
コーディネーター:早川由美子(映画監督)
※「経産省前テントひろば 反原発美術館」
Facebook特設ページ:www.facebook.com/antinuketent2015
Twitter(原発いらない女たちのテントひろば)@tentohiroba_no2
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┗■5.新聞より
└────
◆最大級津波 過小評価か 日本海側 政府想定を島崎氏批判
政府の調査検討会が昨年公表した日本海側の最大クラスの津波想定は、過小評価の
恐れがあり再検討が必要とする分析を、前原子力規制委員長代理の島崎邦彦東京大名誉
教授(地震学)が28日、岡山市で開かれた日本活断層学会で発表した。
津波は海底の地形が地震などで急激に変化して起きる。調査検討会が想定に用いた手
法では、土木工学会や国の原発規制基準で使われる従来の手法より地震規模が小さくな
ることがある。この結果、能登半島以西で地震規模が従来手法の4分の1ほどと見積も
られる例も出た。それより東では大きな違いはないという。
島崎氏は東日本大震災を受けて安全面を重視した対策を訴えてきた。調査検討会の想
定を「最大クラスとはほど遠く、かなり小さな地震像で問題だ」と批判する。 (中略)
島崎氏が従来手法で分析すると、京都府沖合に延びる郷村断層の延長部と、鳥取県沖
の断層で起きるずれの大きさはそれぞれ5.4メートルと7.6メートル。調査検討会の想定
は2.8メートルと4メートルで、いずれも従来手法より小さかった。
(11月29日東京新聞3面より抜粋)
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