たんぽぽ舎から No.1981

たんぽぽ舎です。【TMM:No1981】
2013年10月5日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.40年ではじめての安心~原発の傍で生きるということ
原発停止2年 これがどんなに安心で幸せなことか
お分かりになるでしょうか
斉間淳子(八幡浜・原発から子どもを守る女の会)
★2.地球の平均気温は下がっている
―池田教授の机上の放論―     池田清彦(早稲田大学教授)
(週刊朝日10月10日より)
★3.新聞・雑誌より3つ
◆ 代金を返上したら」 汚染水処理「ALPS」は役立たず
「設備を売った東芝に聞いてみたら」(10月4日日刊ゲンダイより)
◆東電の能力検証並行 柏崎刈羽再稼働の審査 規制委
(10月3日茨城新聞より抜粋)
◆東電は地下水の危険を原発建設時から知っていた
これが「動かぬ証拠」だ    (週刊現代10月12日号より抜粋)
★4.テント日誌9月29日(日)経産省前テントひろば750日目
秋晴れのさわやかな一日
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┗■1.40年ではじめての安心~原発の傍で生きるということ
|  原発停止2年  これがどんなに安心で幸せなことか
|  お分かりになるでしょうか
└──── 斉間淳子(八幡浜・原発から子どもを守る女の会)

○  原発が造られた40年前、何も知らなかった私は、夫や既に原発反対運動に取り組んでおられた近藤誠君からいろんな事を教わりました。さまざまな関係の書物も読みました。全国で初めて起こされた伊方原発裁判の傍聴にも通い続けました。裁判の証人に立たれた小出先生や小林先生、海老沢先生、槌田先生などなど科学者の専門家の話も聞きました。私の中で、原発は夢のエネルギーどころか、人類にとり大変危険で、未来の子どもたちにとり絶望的な社会を作り上げるということを知りました。
○  第一、それほど素晴らしいものなら、人口の少ない過疎地に建設する必要はありません。電気をふんだんに使う都会に建てるべきです。過疎に住むわずかな人間を犠牲にして建てられた原発は、例え、福島のような事故を起こさなくても、運転するだけで放射能を拡散しているのです。排水溝からは、温排水とともにトリチウムが出ています。原発の傍で住む住民は40年近く。低線量被曝を余儀なくされて生きてきました。
○ でも、今やっと、やっと伊方の3機の原発は定期検査の後2年近くとまっています。動いてないのです。これがどんなに安心で幸せなことかお分かりになるでしょうか。ゲートの前でお弁当を食べながら、「40年ではじめての安心だね」と、話しています。
それが今再稼働の恐怖が襲っています。再び原発を動かすのです。伊方がトップバッターだといわれています。雷が鳴れば「伊方は大丈夫だろうか」と心配し、地震か起きたら、少しの揺れでも、「伊方は…」と案じなければならない。原発の傍で生きるという事は、こういう日々のストレスと戦わなければならないのです。一日も早く安心して暮らしたいのです。貧しくともいい。安心して大地や海とともに暮らしたいのが私たちの切なる願いです。再稼働には絶対反対です。

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┗■2.地球の平均気温は下がっている
|  ―池田教授の机上の放論―
└──── 池田清彦(早稲田大学教授)

○ 日本の今年の夏は暑かった。猛暑の時に地球温暖化の話を聞かされると信じたくもなるが、半年前は寒い冬だった。話はそう単純ではないのだ。南米ではかつてないほどの猛烈な寒波に襲われ、ペルー、ボリビア、パラグアイなどでは多数の家畜が死んだという。
1980年代から1990年代の半ばにかけて、確かに地球の平均気温は0.3度ほど上昇した。これは事実である。しかし、温暖化傾向は1997年にストップし、それ以後今日まで地球の平均気温は上昇していない。これもまた、3万点以上の観測地点のデータに基づいてイギリス気象庁とイースト・アングリア大学気候研究ユニットが去年発表した確かな事実である。
○ 21世紀になっても気温が上がり続けるとのIPCCの予測は見事に外れたのである。日本をはじめ多くの国はIPCCとグルになってCO2の増加による人為的温暖化説を囃しているので、IPCCが崩壊すると困るのだろう。たとえば炭素税を取る根拠はなくなるし、原発は地球温暖化防止に役立つからというウソ話もできなくなるからね。
9月8日付の朝日新聞に、2100年に気温が最大で4.8度上がり、海面が最大で81センチ上昇するとのIPCCの報告書案が大きく報じられていてあきれた。確か6月の下旬頃にも北極の海氷面積が、今夏最少記録を更新するとの東大の山口教授の予測が報じられていたと思う。さて事実はどうだったかというと、今年8月の北極の海氷面積は、去年8月に比べ6割も増加した。9月7日付の英国のデイリーメールに写真入りの記事で紹介されている。確認のためにIJIS(宇宙航空研究開発機構と米国・国際北極圏研究センターが共同で運営する北極圏研究サイト)が公表しているデータを調べると、今年の海氷面積は21世紀以後のほぼ平均水準である。
北極ばかりでなく、南極の海氷面積も今年は過去30年余りで最大なのだ。2010年から11年にかけて急激に減少した時は、過去最大ペースで海氷減少と大きく報じたマスコミも12年から13年にかけて、それを上回るスピードで増加した時は知らんぷりだね。
○ 日本のマスコミはこと温暖化に関してはIPCCの予測は大々的に報じるのに、観測事実を報じないし、予測が外れたことも報じない。IPCCとその信者は今やカルト集団に近い。寒波も豪雨も温暖化のせいだって。でも事実は21世紀に入って地球の平均気温はわずかだが下がっているのだよ。エッ、平均気温が下がるのも温暖化のせいだって。素晴らしい考えだ。
(週刊朝日2013年10月10日より)

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┗■3.新聞・雑誌より3つ
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◆「代金を返上したら」 汚染水処理「ALPS」は役立たず
「設備を売った東芝に聞いてみたら」

東電は先月30日、トラブルで緊急停止していた汚染水処理設備「ALPS」の試験運転を再開。ヒマさえあれば水漏れや不具合で停止しているが、今回の停止理由は作業中に置き忘れたゴム製シートが排水口をふさいだ単純ミスというから、逆に開いた口がふさがらなくなる。
「ALPSは、東芝が製造。62種類の放射性物質を同時に除去できるという触れ込みで、汚染水処理の救世主として昨年3月に建設が開始されました。東電の工程表通りなら、今年9月には本格稼働しているはずなのに、いまだに試験運転の体たらくです」(担当記者)
最初に稼働した仏アレバ社と米キュリオン社の処理装置は、さらに役立たずだ。事故直後の11年3月末、サルコジ前大統領やアレバ社のアンヌCEOらがゾロゾロと来日し、「我々には汚染水処理の実績がある」と豪語して“押し売り”した。ところが、運転開始からわずか5時間で停止。その後もトラブル続きで、今やほとんど粗大ごみと化している。
東電によれば、この機械代と建設費は約531億円。東電は個別の支払いには触れないが、アレバ社に約80億円、キュリオン社に約100億円を支払ったとみられる。いやはや、火事場ドロボウというか、まんまとぼったくられたものだ。
東芝のALPSも相当な金額がかかったようだが、建設費用について東電は「答えられない」とこちらも非公表だ。

○冷えない冷蔵庫買わされたようなもの

冷えない冷蔵庫や映らないテレビなら、普通は突き返して返金してもらう。東芝はどう考えているのか。「入札というプロセスを経て受注した製品ですので、冷蔵庫とは違います。トラブルで性能を十分に発揮できなくても、代金の返金は考えていません」(同社広報部)
国は今、汚染水処理対策の切り札として、凍土壁を総費用470億円で公募入札している。税金で払う以上、役立たずはもういらない。(10月4日日刊ゲンダイより)

◆東電の能力検証並行 柏崎刈羽再稼働の審査 規制委

原子力規制委員会は2日、定例会合を開き、東京電力が再稼働に向けて申請した柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の審査について、東電が福島第一原発事故への対応を最優先にした上で、東電に原子力事業者として技術的能力があるかどうかをチェックしながら進める方針を決めた。
田中俊一委員長は「第一原発の汚染水問題は喫緊の課題。廃炉作業がおろそかになってはいけない。極めて特殊な事情がある」と強調。会合後の記者会見で、第一原発で今後さらに重大なトラブルがあった場合、審査を保留することもあり得るとの考えを示した。(中略)
中村佳代子委員は「汚染水問題で東電の話を聞いている限り、放射性物質を扱うノウハウや知識を持っているとは到底思えない。審査の申請を出したことに驚きを感じざるを得ない」と不信感を示した。(後略)(10月3日茨城新聞より抜粋)

◆東電は地下水の危険を原発建設時から知っていた
これが「動かぬ証拠」だ

東京五輪招致における安倍首相のコントロール発言で、東京電力福島第一原発の汚染水問題がますますクローズアップされている。(中略)
すでに福島第一原発では事故後間もなく、政府は汚染水対策に直面し、遮水壁が欠かせないことを認識していたという。にもかかわらず、今にいたるまでそれが建設されず、先頃、ようやく国費を投じて凍土壁の建設が決定した。
仮にこのときしっかりした遮水壁ができていれば、少なくとも今のような汚染水のダダ漏れ状態はなかったはずだ。(中略)
だが、事故当時の東電側はこの地下水の存在を無視し、対策を講じる必要はないとしてきた。そこを見逃さなかったのが、事故当初、首相補佐官に就任した馬淵だった。(中略)
「福島第一原発の1号機から4号機まで1971年からの情報をすべて洗い出してみたら、建屋に地下水が入り込んで、止水工事を繰り返してやっている。これは動かぬ証拠ですよね」
馬淵は東電側に地下水の問題をしぶしぶ認めさせた。(中略)
しかし、ここで思わぬ横やりが入る。(中略)
―安倍首相がプレゼンした凍土による汚染水対策は不適切だ―
馬淵澄夫・元首相が断言
(前略)「凍土方式」はそもそも永久構造物ではなく、地下水流出を抑えて工事をしやすくするために一時的に設置するものです。地下鉄工事などでは、凍土方式でトンネルを掘削しやすくなる効果はある。だが、長期間にわたって汚染水を封じ込めるという全く違う目的で使うのは理解できない(中略)」
―東電の巻き返しで立ち消えになった―
(前略)
2011年6月11日、この地下遮水壁の境界を確定する仕事を吉田所長と2人でやりました。(中略)
吉田所長を説得して、地下遮水壁を進めようということになりました。
ところが、6月14日に記者発表をする段階で「(地下遮水壁工事で)新たに1000億円の債務が発生すると、株主総会に影響を与えるから待ってくれ」」と言われた。そして6月27日に私が首相補佐官を辞めた後、東電が巻き返して、馬淵案は立ち消えになってしまったのです。(後略)(週刊現代10月12日号より抜粋)

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┗■4.テント日誌9月29日(日)経産省前テントひろば750日目
|      秋晴れのさわやかな一日
└──── (I.K)

秋晴れのさわやかな日でした。10時ごろからリックを背負ったデモスタイルの人がたくさん官邸前方向に歩いて行くので、何かの集会があるのかな?と思って信号待ちの女性に聞いてみたら「東京神社めぐりウォーキング」だとかテントを興味深そうに見ていた数人の人にテントのチラシをお渡しした。なかには暖かいまなざしで見ていく人たちも居たが、ほとんど黙々と通り過ぎて行った。
すると突然議論を仕掛けてきた男性が居て、日本は高い石油や資源を買わされて、今節電を強制されている。原発を動かさなければ色々値上げされ、経済は成り立たなくなると言う。福島の原発事故は東電のチョンボで人災だとも原発の危険なこと高レベル放射性廃棄物の処理も出来ないことをゆっくり話したかったのに、自分の言いたいことだけ言ってウォーキングに戻って行った。
先週はサイクリング、今日はウォーキング色んなイベントがあるのですね。ネットで調べたら今日の神社めぐりは4コース8キロから27キロまで、テント前を通ったのは日枝神社を含むコースの方達らしい。
その後自転車で通りがかった人は言う原発は怖いけれど、もっと怖いのは今の権力のやり方だ。われわれが知らないうちにどんどんことが進んで戦前のようになりそうだと…色々鬱積したものをお持ちのようで正清さんと長いこと話して帰られた。そうですね。怖いのは何も考えないこと、声を出さないことではないでしょうか?
昼近く犬を連れていつも来てくださる方が手製のナスのおやきを差し入れて下さった。涼しくなったのでワンちゃんも居心地良さそうでした。
2時から月一回の川柳句会が第2テントでありました。今日のお題は「海」と「食べる」前回の句会に始めて参加、私の句が2つ秀句に選ばれたので気を良くしてまた参加しました。今回お題の海は一生懸命考えたつもりなのにボツ「食べる」では“食べたいな、マツタケ、秋刀魚、栗ご飯”と本心を打ち明けただけなのに秀句に選ばれました。お題は原発に関係ないようなのに皆さん原発に絡んだ句を出していたのが驚きでした。詳しくは「原発いらない女たちのひろば」に近いうちアップされますのでご覧下さい。
最後に乱鬼龍さんの講評があり上達法などを伺いました。上達法は良い句をたくさん読むこと、作ってから「七転舌倒」することだとか、舌倒とは何度も読み直すことらしい。勉強になりました。次回も頑張って挑戦しよう!

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