たんぽぽ舎です。【TMM:No19135】
2013年8月22日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.再稼働などに資源を投入する余裕など、この国にはない!
地下水対策を怠った結果-東電の後手・後手、東電の資金ケチリが原因
建屋は地下水に浮いたコンクリートのハコ <下>(山崎久隆)
★2.読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◇9.8集会「事故被害は拡大している!
これでもあなたは 原発再稼働を 認めるのですか?」
9月8日(日)14:00~、東京しごとセンター 講堂(飯田橋)
★3.新聞・雑誌から
◇堰(せき)の排水弁すべて開放
タンク汚染水漏れ 海に流出可能性大(8月22日 東京新聞より)
◇基本方針策定ないまま一年以上、「被災者支援法の放置、違法」
避難者ら国提訴へ(8月20日 東京新聞より)
◇ペット 原則同行避難 環境省、大災害の指針作成
(8月21日 東京新聞より)
★4.今週発売中、「週刊朝日」8/30号 原子力ムラ機密ファイル”独占入手”
原発反対者「差別」リスト“原発検査すり抜け”謀議記録も
(西村トシ子 もんじゅ・西村裁判元原告)
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※8/23(金) 第69回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:8月23日(金)18:00から20:00 第69回首相官邸前抗議行動
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テントヨコで
まとめの集会(短時間)。
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┗■1.再稼働などに資源を投入する余裕など、この国にはない!
│ 地下水対策を怠った結果-東電の後手・後手、東電の資金ケチリが原因
│ 建屋は地下水に浮いたコンクリートのハコ <下>
└────(山崎久隆 たんぽぽ舎)
▼大きな地震に遭遇したら
68年の新潟地震で詳しく映像が記録されたことで存在がはっきりした「液
状化」。今回の東日本太平洋沖地震でも広い範囲で液状化被害が出た。海沿い
では浦安市の、内陸では久喜市のそれが大きくクローズアップされた。原発敷
地内でもおそらく起きていただろうが、津波に洗い流されて顕著な液状化は確
認されてはいないようだ。今の福島第一原発周辺地盤は、その時よりも遙かに
高い地下水位である。震度6の地震が襲えば、建屋周辺は液状化する。
液状化では地上に地下水が土砂と共に噴出する。この水が福島の場合は汚染
水なのだから、とんでもない危険地帯に変貌する。
汚染水の表面線量は、高いところで160ミリシーベルト/時、低いところ
でも数十ミリシーベルトに達する。この汚染水が地上に噴出したら、その場に
いた作業員はたちまち高線量の沼地に取り残されることになる。
そのうえ、液状化により建屋が傾斜する。最悪の場合は、横転するかもしれ
ない。新潟地震の時に倒れたアパートを思い出される人もいるだろう。
真横に倒れなくとも、大きく傾斜するだけで十分重要機材を破壊する。特に
使用済燃料プールと冷却水を送る配管類が破壊された場合、深刻な事態になる
だろう。
底まで心配しなければならないのは、福島第一原発の地下水位が過去に例が
ないほどの高さに挙がっていることと、タービン建屋と原子炉建屋では地下の
高さが異なり、タービン建屋は岩盤に固定されておらず、浮き上がる危険が高
いことと、原子炉建屋も上部構造物が撤去されている4号機は全体が軽くなっ
ていることなどが理由だ。
液状化するような地震が「起きない」という楽観論を採用するものはいない
だろう。むしろ、今後何十年も燃料取り出しや廃炉処理をする間に何度も大き
な地震に遭遇する可能性のほうが遙かに高い。
依然として、本質的な安全対策を真っ先にするべきなのは、福島第一原発で
あることに変わりはない。再稼働などに資源を投入する余裕など、この国には
ない。<完>
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┗■2.読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆9.8集会「事故被害は拡大している!
これでもあなたは 原発再稼働を 認めるのですか?」
穴だらけの規制 これで原発の安全は保たれるのか
安倍政権の暴走を許すな!!
お話 小倉 正さん(伊方原発現地から)
[南海トラフ巨大地震と原発 - 伊方の原発震災は”想定外”-]
山崎久隆さん(たんぽぽ舎)[汚染水問題と再稼働]
田原 牧さん(東京新聞 特報部)[政権リスクとしての原発問題]
日時 9月8日(日)14:00~(13:30開場)
場所 東京しごとセンター 講堂(エレベータで地下2階へ)
交通 JR飯田橋駅 東口 徒歩7分、東京メトロ飯田橋駅A5出口 徒歩3分
参加費(資料代として)500円 定員 120名
★伊方現地行動&交通費のためのカンパ歓迎★
主催 福島原発事故緊急会議 http://2011shinsai.info/node/4582
問合せ E-mail contact@2011shinsai.info、Fax 03-6424-5749
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┗■3.新聞・雑誌から
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◆堰(せき)の排水弁すべて開放
タンク汚染水漏れ 海に流出可能性大
(8月22日 東京新聞より)
東京電力福島第一原発のタンクから三百トンの汚染水が漏れた問題で、東電
は、ほとんどのタンク群の周りに水を食い止めるコンクリート製の堰(せき)
を設けたのに排水弁をすべて開けていたことが分かった。今回の漏出事故では、
大量の汚染水が排水弁から堰の外に漏れ、土のうを越え、近くの排水溝から海
に汚染が広がった可能性が高い。
汚染水漏れが起きたタンク群には、二十六基のタンクがあり、これを囲む堰
の二十四カ所に弁が設置されている。東電は、汚染水が漏れても広がらないよ
う堰を設けたが、堰内に雨水がたまると汚染水漏れが発見しにくくなるとして、
弁を開いたままにして雨水が抜けるようにしていた。
しかし、弁が開いていたことで、漏れた汚染水は簡単に堰の外に出た。外部
には土のうが積んであったが、土に染み込むなどしてその外側に漏れ出した。
(中略)
原子力規制委員会は今回の事故を国際的な評価尺度で上から五番目のレベル
3と評価することを検討しているが、その大きな理由として「安全防護層が残
されていない」ことを挙げている。二十一日夜に開かれた汚染水対策を検討す
る同委の作業部会で、更田豊志(ふけたとよし)委員は、弁が開いていたこと
に関し、「何のための堰なのか。たまった水が雨水だと確認できてから弁を開
けるのが、まっとうなやり方だ」と厳しく批判した。
◆基本方針策定ないまま一年以上、「被災者支援法の放置、違法」
避難者ら国提訴へ
(8月20日 東京新聞より)
東京電力福島第一原発事故を受けた「子ども・被災者支援法」が成立してか
ら一年以上たつのに国が支援の基本方針を打ち出さず、放置しているのは違法
として、福島県の住民や県外への自主避難者ら計十六世帯十九人が国を相手
取った訴訟を二十二日に東京地裁に起こすことが二十日、関係者への取材で分
かった。
提訴するのは福島市や福島県郡山市など国による避難指示区域外から北海道
や京都府などに避難した十二人と避難していない福島県の住民ら七人。基本方
針を策定しないことが違法であり、原告が支援法の対象となることの確認を求
めた上で一人当たり一円の損害賠償を請求する。請求額について原告側は「個
人的な金銭目的ではなく、困窮している人の声を代弁することを強調した」と
している。
支援法は昨年六月、議員立法で成立。一定の放射線量の基準を上回る地域を
支援対象とすると規定し、基準線量や支援策などを基本方針として定めるとし
ている。避難指示区域外からの避難者も救済対象になれば、避難先の住宅支援
や継続的な健康診断が可能になるとして自主避難者らの期待は大きい。(中略)
原告側弁護団の福田健治弁護士は「一年以上たっても放置されているのは異
常事態。その間、避難している人の精神的・経済的負担は増している」と話し
ている。
復興庁は「基本方針は鋭意作成中で、できるだけ早く策定したい。提訴内容
についてはコメントを控えたい」としている。
◆ペット 原則同行避難 環境省、大災害の指針作成
(8月21日 東京新聞より)
環境省は大災害時はペットの犬猫は飼い主と一緒に避難させることを原則と
し、地方自治体に態勢整備やルール作りを促す「災害時におけるペットの救護
対策ガイドライン(指針)」を作成した。東日本大震災を教訓にまとめた。同
行避難を明記した指針は初。全国の自治体に配布し、国の防災基本計画にも盛
り込む。指針は、自治体や飼い主などが普段から準備するべきことと、発生時
の対応を列記した。
飼い主には、ペットが迷子にならないように飼い主の情報を記録したマイク
ロチップや名札を付けるよう促し、少なくとも5日分の水とペットフード、予
備のトイレ用品などを備蓄するよう求めた。(後略)
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┗■4.今週発売中、「週刊朝日」8/30号
│ 原子力ムラ機密ファイル”独占入手”
│ 原発反対者「差別」リスト “原発検査すり抜け”謀議記録も
└────(西村トシ子 もんじゅ・西村裁判元原告)
(一部抜粋)
安全を軽視し、真実を隠蔽する --- 福島第一原発の事故後も変わらない
「原子力ムラ」の体質は一体、どこからきたのか。17年前に怪死した動燃元
幹部が残した内部の機密文書から新たな重要書類をいくつも発掘した。
封印された数々の「闇の歴史」を公開する。
※関連記事 紹介
(週刊朝日 3月15日号)
ナゾの死を遂げたもんじゅ調査担当者 死の直前の言葉
http://dot.asahi.com/news/incident/2013030500067.html
「孤立が効果的」動燃が対立住民に「工作」
http://dot.asahi.com/news/domestic/2013030500069.html
(週刊朝日 3月29日号)
動燃「組織ぐるみ選挙」示す? 極秘「西村ファイル」
http://dot.asahi.com/news/politics/2013032000014.html
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【編集部より】
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