たんぽぽ舎です。【TMM:No2246】
2014年8月8日(金) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.広島通信 その6:広島に来て三度目の8月6日は40数年ぶりの大雨
中国電力まえの抗議デモ(岡しま)
★2.東京地検は起訴せよ 東電は原発事故の責任をとれ
速報:本日昼、福島原発告訴団 地検前と東電前で2つの行動(柳田真)
★3.火山も原発も透視できる「ミュー粒子」
浅間山や昭和新山などで始まったばかりだが、少しずつわかってきた。
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラム63 (島村英紀)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◇8月10日(日)13:10~ 東京・茗荷谷
学習会「ウクライナ映像報告 第2弾 チェルノブイリ・28年目の保養」
★5.新聞より
◇規制委、福島第一の地震・津波想定見直し指示 来月中にも
(8月6日 毎日新聞より)
◇核燃料ほぼ全量落下 福島3号機 廃炉一層困難
炉心溶融 推定5時間前 (8月7日東京新聞朝刊より抜粋)
◇生活奪う原発望まぬ インドの反核運動家、原子力協定締結反対訴え
(8月3日 東京新聞「こち特」より)
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※あす9日(土)18時から 学習会 核の廃絶を目指して シリーズ台湾特別編
「こんにちは貢寮(コンリャオ)」台湾第四原発の映画上映会
講師 陳 威志さん 参加費800円 於・スペースたんぽぽ
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┗■1.広島通信 その6:広島に来て三度目の8月6日は40数年ぶりの大雨
│ 中国電力まえの抗議デモ
└────(岡しま(広島))
広島に来て三3度目の8月6日は40数年ぶりの雨でした。
県内のあちこちに大雨警報などが出され高速も通行止めなどもあり、市内に
向かうまですごい渋滞で、平和祈念式典には間に合わず、結局デモ終点の
中国電力まえに直行しました。例年より少ない参加者でしたが人が集まって
いて、抗議行動という硬派な雰囲気の中なのに、たんぽぽ舎の黄色いのぼり
旗を見つけたら、懐かしさでほっこりしてしまいました。
いろんな人がスピーチをしていて、日本の原発の輸出先であるインドの方の
現地報告を聞いて、自分は放射能汚染による移住をして被害者気分で居る
けれども、加害国の一員でもあると改めてまた思い出したり、福島から移住
してきた方の話を聞いて、私も怒り続けないとなと思いました。
全国からこの日の為に集まってくれた方々に感謝をしています。
ありがとうございました。
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┗■2.東京地検は起訴せよ 東電は原発事故の責任をとれ
│ 速報:本日昼、福島原発告訴団 地検前と東電前で2つの行動
└────(柳田真 たんぽぽ舎)
・8月8日(金)正午~午後2時。福島原発告訴団による2つの行動が行われ
た。1つは東京地検前、もう1つは東電本店まえ。いずれも東京第5検察審
査会が「東電幹部3人を起訴相当と議決」したことを受けて、この流れをさ
らに促進しようとして開かれた。東電前では汚染水にみたてたふつーの水で、
打ち水抗議アクションも行われた。
・東京地検前では、武藤類子団長のあいさつ。小金井市の片山市議ほか数人の
あいさつ。海渡弁護士は「検察が起訴せよ」と強調。告訴団副団長のまとめ
のあいさつ。再稼働を阻止しよう!
・東電本店まえでは、打ち水しつつ小集会。道路混雑で遅れていた福島からの
バスが到着-仲間の挨拶。福島原発告訴団ののぼり旗が9本ひるがえる。
集会でのコールは次のとおり。
検察は 東電を 起訴せよ!
検察は 東電を 強制捜査せよ!
東電は 被害者の 声をきけ!
東電は 罪をみとめろ!
東電は 汚染水を 海に流すな!
たんぽぽ舎は一昨日の東電本店合同抗議のビラとあわせて金曜ビラ112号を
約160枚配布。「原発事故責任」のプラカードをつるしてアピールしました。
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┗■3.火山も原発も透視できる「ミュー粒子」
│ 浅間山や昭和新山などで始まったばかりだが、少しずつわかってきた。
│ 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラム63
└────(島村英紀(地震学者))
知らない間に皆さんの身体はもちろん、岩も通過していっている透過力が強
い素粒子がある。ミュー粒子というものだ。宇宙線が地球の大気と衝突して
次々に生まれている。寿命はたった100万分の2秒しかないが、1平方メート
ル当たり毎分1万個も飛んでいる。
このミュー粒子を使って、いままで見えなかった火山の内部が見えるように
なった。
だが、それだけではない。メルトダウンを起こした福島第一原発の内部調査
にも使われようとしている。
原発の中はめちゃめちゃになっているに違いない。破壊された3基の原子炉
の炉心のほか、放射性物質まみれの何百トンものがれき、そして崩れ落ちた原
子炉建屋の建材や金属フレーム・・。
しかしこの内部、とくに溶け落ちた核燃料が正確にどこにあってどうなって
いるかは、まったくわからない。これを知らなくては廃炉作業が進まない。
これを調べるために原子炉内に立ち入ることはとうてい不可能だ。カメラを
入れるために穴を開ければ、そこから大量の放射性物質が飛び出すから、これ
も危険だ。
身体の内部ならばX線で透視できるから、骨や内臓の密度が濃淡で表された
写真が撮れる。だが原子炉も火山も、X線では通りぬけられない。
一方、ミュー粒子は3メートルもの厚いコンクリートに取り巻かれた原子炉
や、火山岩や火山灰に覆われた火山の内部も通りぬけられる。そしてX線写真
と同じように内部にあるものの密度に応じた写真を撮ることが出来る。
火山でどのようにマグマが上がってきて噴火に至るのか、噴火の後で残った
マグマはどこへいってしまうのか、といった噴火のメカニズムは、まだ十分に
わかってはいない。
ミュー粒子を使った透視は、長野・群馬県境の浅間山や北海道の昭和新山な
どで始まったばかりだが、まだぼんやりした画像ながら、少しずつわかってき
ている。
それによれば、浅間山では火道(かどう)の上部に空洞が見えた。火道とは
噴火のときのマグマの通り道だ。つまり噴火が終わった後で、火道を満たして
いたマグマは冷えて下に落ちてしまっていたことがわかった。
ところで原子炉や核兵器に使われるウランやプルトニウムは特別に密度が大
きいのでこのミュー粒子を使う透視手法が有効だと思われている。
すでにウランやプルトニウムの密輸を防ぐために、怪しいと思われる船積み
用のコンテナ輸送容器を開けずに外部からスキャンするための装置は米国で使
われている。
これはまだ、ぼやけた像しか見えないが、その装置を洗練して、福島の原子
炉の内部を精密に見ようとしているのだ。うまくいけばいいのだが・・。
(8月8日『夕刊フジ』より)
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆第14回被ばく学習会 http://urx.nu/auIQ
「ウクライナ映像報告 第2弾 チェルノブイリ・28年目の保養」
OurPlanetTVではチェルノブイリ事故後28年たったウクライナへ足を運び、
の子どもたちの学校生活などを取材し作品「チェルノブイリ・28年目の子ど
もたち」を作りました。
白石草さん(ディレクター)は6月、続編のためにウクライナで「保養」の
実態を取材。驚くほど緻密な「健康対策」が、医師、教師、自治体の手で、
28年経った今でも続いていました。最新の情報を未公開映像を使って、
存分に語っていただきます。
日時 8月10日(日)開場13:10 (~17:15)
場所 アカデミー茗台(めいだい)・学習室A
文京区春日2-9-5 Tel 03(3817)8306
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1995
内容
1、被ばく学習会の1年
2、上映「チェルノブイリ・28年目の子どもたち」
3、映像をまじえたお話「続編・28年目の保養」白石草(はじめ)さん
4、ワークショップ(感想)
5、川内原発再稼働をめぐる動き(FoEジャパン・満田夏花さん)
参加費 700円 事前申込みをお願いします anti-hibaku@ab.auone-net.jp
主催 放射線被ばくを学習する会 http://www57.atwiki.jp/20030810/
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┗■5.新聞から
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◆規制委、福島第一の地震・津波想定見直し指示 来月中にも
(8月6日 毎日新聞より)
原子力規制委員会は6日、東京電力福島第1原発の地震と津波の想定の見直
しについて、9月中にも東電に指示することを決めた。福島第1原発では想定
する最大の地震の揺れを600ガル(ガルは加速度の単位)、津波の高さを14
メートルとしているが、東日本大震災で被災した他の原発と同様、引き上げ
を検討する。
想定の見直しに伴い新たな対策工事も必要になるが、規制委は、敷地内にあ
る放射性物質の除去を、対策工事より優先する方針も決めた。原子炉建屋の海
側にある海水配管トレンチ(地下トンネル)にたまったままの汚染水除去や、
3、4号機の使用済み核燃料プールからの燃料の取り出し、敷地内タンクの汚
染水の浄化などが対象。特に海水配管トレンチは、津波の来襲によって高濃度
汚染水が海に流れ出す危険性があるため、最優先で取り組む。
田中俊一委員長はこの日の定例記者会見で「海水配管トレンチのような大き
なリスクから処理を急がないといけない」と述べた。
◆核燃料ほぼ全量落下 福島3号機 廃炉一層困難
炉心溶融 推定5時間前 (8月7日東京新聞朝刊より抜粋)
東京電力は六日、福島第一原発事故で炉心溶融(メルトダウン)した3号機
について、核燃料のほぼすべてが溶け落ちた可能性が高いとする解析結果を発
表した。これまでは溶け落ちた量を六割程度とみていた。1号機でもすべての
核燃料が溶け落ちたとみられており、廃炉のための核燃料の取り出しは、さら
に難しくなった。
◆生活奪う原発望まぬ インドの反核運動家、原子力協定締結反対訴え
(8月3日 東京新聞「こち特」より)
今月末に初来日するインドのモディ首相と安倍晋三首相との首脳会談では、
原発輸出が可能となる原子力協定の締結も議題の一つになるとみられている。
インドは核拡散防止条約(NPT)に未加盟。現地では、反原発の機運も高まっ
ている。そうした国に、住民の声も顧みず原発輸出をもくろむ姿勢は許される
のか。
「日本は学ぶべきところが多い国。インドでは誰もが尊敬の念を抱いている
が、協定締結はその流れに逆行する」市民団体の招きで来日している「核軍縮
平和連合」(本部・ニューデリー)のクマール・スンダラム氏(35)は先月31
日、東京都中央区で開かれた集会でこう訴えた。
インドでは福島第一原発事故後、原発建設や協定に反対するデモや集会が頻
繁に開かれるようになった。(中略)住民が反対する理由は明確だ。原発がで
きれば、生活の糧である農地や漁場が奪われ、強制退去によって共同体が破壊
される。事故の懸念もぬぐえない。(中略)問題はそれだけにとどまらない。
(中略)使用済み核燃料を再処理すれば、核兵器の原料になるプルトニウムを
手にすることも可能になる。(中略)
クマール氏は「国内的にも国際的にも問題が多い原発の稼働をこれ以上、
許してはいけない」と訴える。(後略)
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