たんぽぽ舎です。【TMM:No2424】
2015年3月5日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原告(国・経産省)の主張をそのまま認めた判決。不当だ。
今後、高裁へ控訴し、仮執行の停止を申立てる-声明2
経産省前テントひろば
★2.司法権力の不当な判決は許さない、記者会見ほか
テント日誌3月4日(水)
経産省前テントひろば 1231日 商業用原発停止 535日
(I・K)
★3.静かであるが緊張が深まるテントから
毎週みえる90歳のTさんとその娘さんが座って下さる
テント日誌2月27日(金)
経産省前テントひろば 1226日商業用原発停止 530日
(I・K)
★4.東電 底なしの汚染水漏えい (下)
東電の相も変わらぬ無責任体質と情報隠蔽の事実に強い憤り
責任を現場に丸投げしている国や規制委と東電本店の無責任体質にある
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★5.新聞より4つ
◆電力・ガス 選ぶ時代 セット契約・再生エネ… 競争で値下げも
法改正案を閣議決定 (3月4日、日経新聞朝刊より抜粋)
◆電気・ガス「全面自由化」 改正案閣議決定
20年 発送電分離 22年 導管分社化 公平な競争環境カギ
(3月4日朝日新聞見出し)
◆血栓ある仮設の住民 増加 岩手・宮城 大槌町は震災直後の3倍
(3月5日朝日新聞見出し)
◆「核」に捨てられた人 ドキュメンタリー映画監督が新作
贖罪込め世界に追う (3月4日朝日新聞見出し)
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※川内・高浜原発再稼働やめろ!永遠に原発ゼロに!再稼働反対!
3/6(金)首相官邸前抗議行動-第139回
※0308直前準備のため3/8は官邸前抗議エリアのみ開催します。
※「希望のエリア」は、いつもの場所で開催されます。
日 時:3月6日(金)18:30~20:00
主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細はhttp://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
たんぽぽ舎は、いつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、
たんぽぽ舎16:50出発、17:30頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:45「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて18:00官邸前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。
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┗■1.原告(国・経産省)の主張をそのまま認めた判決。不当だ。
| 今後、高裁へ控訴し、仮執行の停止を申立てる-声明2
└──── 経産省前テントひろば
1.2月26日、東京地裁民事37部の村上裁判長は経産省前テントをめぐる第1審の判決を下しました。
内容はテントが立つ土地の明け渡しと損害賠償金の支払いを命じ、更にこれらについて判決確定前の仮執行を可能とするものでした。
この判決は、原告…国・経産省の請求を容認するもので、私たち(被告)が原告の権利濫用、原告の損害程度、独立訴訟参加の可否等、8つの争点について、ことごとく、原告の主張内容をそのまま全面的に認めるものでした。
しかも、突然の結審により私たちの本案準備書面の提出の機会を奪うなど、私たちに主張・立証の機会を与えないままに下された、明らかに不当な判決であって、私たちはこの判決を断じて受け入れることはできません。
2.私たちは、上記のような仮執行宣言付きの判決を受けて、次のように闘うものです。
1)この判決を断じて受け入れることは出来ないので、東京高等裁判所に控訴します。同時に仮執行宣言についても、執行停止の申立を行います。
2)私たちはこの度の判決によって新たな局面に立つに至りました。私たちは国によるテント撤去を拒否します。福島の人々を始めとする全国の人々の切実な願いを踏みにじるテント撤去という国の暴挙が、いつなされるか予測することは私たちにはできません。けれどもこの3年半の間、全員が立脚してきた非暴力・不服従の原理と決意を新たにし、強制撤去の攻撃に対しては、したたかに、かつ柔軟に対応していきたいと考えています。
3)3年半に及ぶ「経産省前テントひろば」の闘いは、何人もこれを無きものにすることはできません。そしてテントとしての闘いの現場は、私たち自身が選択します。私たちの強固な意志と、「テントの精神」を活かしながら、闘いは継続されます。例えいっとき、テントが見えなくなっても、「経産省前テントひろば」は、新たに、適切な場所に適切に再建されるであろうことをお約束したいと思います。
4)損害賠償金への対応を含めて脱原発運動全体の力強い前進のために、「1億円寄金活動(仮称)」を大胆に提唱・推進します。
こうして集められた寄金は引き続く「テントと命を守る裁判」にも活用されますが、全国各地の脱原発運動にも活用されるものです。
2015年3月4日 経産省前テントひろば
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┗■2.司法権力の不当な判決は許さない、記者会見ほか
| テント日誌3月4日(水)
| 経産省前テントひろば 1231日 商業用原発停止 535日
└──── (I・K)
○ 心配した雨もあがってさわやかな朝。
テントに着くと先日右翼に壊された玄関にアコーディングドアを取り付ける作業中。11時からの記者会見に間に合うようにと一生懸命でした。
テーブルの用意など始めるといつもより多く居た周りの人たちが手伝ってくれて助かった。まだ準備も整わないうちNHKの人が現れて今日メインで話す人はどなたですか?など聞かれびっくり!判決の出た後だからかメディアの参加が多かった。
○ 会見に臨んだのは大口弁護士、渕上さん、正清さんそして事務局の高瀬さん。
大口弁護士が現状について報告、控訴の手続きをしたこと、そして今日テント撤去執行停止の申し立てをすることなどが話された。
渕上さんは急遽作った「声明文2」を読み上げる。正清さんが原発は世界の問題であることテントの担ってきたことなどを話し、高瀬さんも不当な判決である、被告2人に賠償金を支払わせるわけには行かない。団結して闘うことを強調した。
会見が終わってからも数社の方が残って渕上さんなどに質問していました。
明日の新聞にどうでるか?
○以下にそのときの様子がおさめられています。
http://twitcasting.tv/showering00/movie/147567752
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┗■3.静かであるが緊張が深まるテントから
| 毎週みえる90歳のTさんとその娘さんが座って下さる
| テント日誌2月27日(金)
| 経産省前テントひろば 1226日商業用原発停止 530日
└──── (I・K)
昼間比較的暖かかったのに夕方になって急に冷たい風が吹き寒くなってきた。
○4時ごろ毎週来てくださる90歳のTさんがやってきた。
裁判の時は毎回来て抽選に並んで下さる。
ずっと抽選に当たったが、いつも福島の人などに譲ってきた。でも最後の2回は外れてしまったとのこと。
昨日は抽選の後テントに戻り雨の中、娘さんのS子さんと一緒に座って下さった。そしてメディアの質問などに答えて下さり予定の時間より遅くなって帰られたそうです。本当に感謝です。
○5時過ぎ日比谷のほうから労働者のデモが通った。
テント前で原発反対のシュプレヒコールをしてくれて嬉しかった。
丁度居合わせた双葉町から避難しているKさんがデモ隊に向かってアピールをしていた。デモには若い人たちが多かったので期待したいですね。
判決に対するテントの声明とニュース45号が出たのでKさんが準備し配布のため官邸前に向かう。彼の精力的な行動に脱帽です。
6時過ぎ、関西電力東京支社前抗議行動を終えた、たんぽぽ舎の柳田さんがテント前で関電前行動の報告や非暴力・不服従でテントを守ろう!などのアピールをして官邸前に向かって行った。
今夜はテントのことを心配して下さる方達がいつもよりたくさん寄ってカンパを入れて下さった。
寒かったけれど、皆の脱原発の思いを感じられて良かった。(I・K)
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┗■4.東電 底なしの汚染水漏えい (下)
| 東電の相も変わらぬ無責任体質と情報隠蔽の事実に強い憤り
| 責任を現場に丸投げしている国や規制委と東電本店の無責任体質にある
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
(上)は、3月3日発信の【TMM:No2422】に掲載
○3番目に、排水溝出口付近のサンプリングは毎週1回と報道されている。これでは連続測定でもないしサンプリング調査にもなっていない。サンプリング調査が成立するには排水そのものを測定する必要があるのに、排水溝の外の海水の調査しかしていない。調査方法とサイクルはどういう観点で決められているのかはなはだ疑問である。
○4番目に、K排水路でストロンチウム90が1リットルあたり1500ベクレル(告示濃度の50倍)、セシウムが1010ベクレル(134と137の比率が分からないがおおむね12倍以上)に達する濃度の汚染を流出し続けたと報じられているが、放出した放射性物質の総量はいったいどれだけになるのかは明らかになっていない。いつも言うことだが、総量が問題なのである。それが分からないのでは、そもそも「コントロール」になどなっていないのだ。
○5番目に、K排水路以外の排水路も問題である。排水路を流れる雨水の中に含まれる放射性物質の濃度や総量は把握できていないし、そのデータも存在しないだろう。排水路ごとにチェックする体制が取れないならば、雨水もタンク貯蔵して、汚染除去し測定してから排出すべきである。勿論大変な設備が必要になるが、そのような汚染を引き起こした場であることを認識すべきなのだ。こんな現場で告示濃度を盾にした排出強行は出来ないことを東電も知っているはずだ。だから告示濃度を超える厳しい自主基準を作ったのではないのか。ところが実態は、その自主基準を大幅に超える水を流し続けていたのだから、信用失墜行為と言うほかない。
○海洋への汚染水流出について、増田廃炉カンパニー・プレジデントは「公表すべきものとは思わなかった」と言ったと報じられている。その意味はおおむね以下のような理由であると思われる。
そもそも東電は、事故時に空中に放出した放射性物質については、その後どこからどんな経路を辿って海に入ろうとも「東電の管理責任は無い」と考えている。
つまり敷地内に降下したセシウムやストロンチウムが、雨水と共に流出することを「管理対象と認識」はせず、そのまま放流して良いと考えているのだろう。
○このような独りよがりな考え方を貫くのならば、地元はもとより全国の農漁業者の理解など得られるわけもなく、今後一切、東電の「管理放出」は、いかなる水準のものであろうと拒否する。排出を強行するのではなく、基本的な考え方を改めねばならない。
現状の責任感の欠如、管理能力の限界を見るに付け、ますます東電以外の責任主体を作るべきことを強く感じる。
○「国が一歩前に出る」などと言いながら何ら責任ある態度を取ることもない現状では、国に責任を負わせる仕組みが必要だ。
規制庁は福島に責任を持つ期間の一つとすべきだ。また、実効性のある汚染水等放射性物質対策及び高い透明性を有する情報公開体制の整備、労働災害事故や多重下請けによる搾取のない安全な現場作りが確立するよう、市民と行政が監視できる機構をも整備すべきだろう。
○現場のコントロールを今のような体制で進める限り、次に起きる地震や津波で、容易に大量の汚染水が海洋流出してしまうだろう。
それだけでなく、大量にある使用済燃料と、炉心直下にある核燃料が、大規模な崩壊を再び起こせば、3.11をも超える大災害にもなりかねない。
東電のリスク評価にもちゃんと書かれているこれらのリスクに対して、どう対策をするのか、依然としてこの国は、川内や高浜の再稼働どころではなく「今そこにある危機」にこそ全力を投ずべき段階であることを忘れてはならない。
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┗■5.新聞より4つ
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◆電力・ガス 選ぶ時代 セット契約・再生エネ… 競争で値下げも
法改正案を閣議決定
政府は3日、電力・ガス改革の総仕上げとなる電気事業法などの改正案を閣議決定した。電気やガスのセット販売や再生可能エネルギーだけを使った電気など多様なメニューが可能となり、消費者が自らエネルギーを選ぶ時代に入る。競争が活発になれば料金低下につながる可能性もある。ただ、先行して自由化した欧州では値上げとなった例もあり、適切な監視体制が課題となる。
改正案が今国会で成立すれば、60年以上続いた電力・ガスの地域独占の時代が幕を閉じる。2016年に電力、17年にガスの家庭向け市場が自由化されれば、多様なサービスが生まれる見通しだ。(後略)(3月4日、日経新聞朝刊より抜粋)
◆電気・ガス「全面自由化」 改正案閣議決定
20年 発送電分離 22年 導管分社化 公平な競争環境カギ
(3月4日朝日新聞見出し)
◆血栓ある仮設の住民 増加 岩手・宮城 大槌町は震災直後の3倍
(3月5日朝日新聞見出し)
◆「核」に捨てられた人 ドキュメンタリー映画監督が新作
贖罪込め世界に追う (3月4日朝日新聞見出し)
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