たんぽぽ舎から TMM:No2492

たんぽぽ舎です。【TMM:No2492】
2015年5月26日(火)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                         転送歓迎
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★1.破砕帯調査「活動性あり」を否定したがる田中委員長
   志賀と美浜への対応は原子力マフィアによる露骨な二重基準
   原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その49
                木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.原発いらない!全国から最前線の声を集めた脱原発情報マガジン
   『NO NUKES voice』Vol.4が発売!      松岡利康(鹿砦社)
★3.100年以上続く余震 「嵐の前の静けさ」は本当かも
   「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその103
                        島村英紀(地震学者)
★4.【全国に広めよう!】辺野古・ゲート前で歌われる
   闘いの歌『座り込めここへ』      ML[2011shinsai 10378]より転載
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◆5/30(土)第21回被ばく学習会「子どもの放射線影響」
   お話:蔵田計成さん(ゴフマン研究会)、
      田島直樹、温品惇一(放射線被ばくを学習する会)
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※5/27九州電力川内原発再稼働を許さない!
   5/16鹿児島から5/27の福岡九州電力本店へのリレーデモに連帯し、
   川内原発再稼働阻止!九州電力東京支社抗議行動
 日時:5月27日(水)18時より20時00分
 場所:九州電力(株)東京支社 JR有楽町駅前電気ビル北館7F
 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
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┗■1.破砕帯調査「活動性あり」を否定したがる田中委員長
 |  志賀と美浜への対応は原子力マフィアによる露骨な二重基準
 |  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その49
 └──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

  去る5月13日の「志賀原子力発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合」で志賀原発の敷地内破砕帯について「活動性が否定できない」との結論が出た。そのことは、同会合での石渡委員の次の発言で明らかだ。
 「それでは、大体4人の先生方の御意見が基本的には一致したところが多いということでございますので、次回につきましては、今日、出していただいたこのプレゼンテーションの資料ですね、それから今日やっていただいた議論、これをもとにして事務局と私のほうで整理をさせていただいて、評価書案をつくらせていただく。」
 にも拘らず、田中委員長は5月20日の記者会見で「私が事業者と有識者の中での意見の違いで一番感じたのは、年代をどう見るかというところかなと思います。KTzという、鬼界カルデラのときのテフラが残っていて、これが大体9万年とか、9万5,000年前とか言われて、12~13万年前との関係ですね、規制でいう。そこのあたりが多分、まだ少し明確になっていないので、そこのところが今後大きな争点になる可能性はあるなという気はします。ただ、それだけですよ。私は素人だから分かりません。S-1のいわゆるシームのところが海岸段丘でできたとか、いや、動いてできたとか、いろいろな意見があったと思いますので、そういうことも含めて、議論は整理して頂いた方がいいと思っています。」と、志賀原発の再稼働審査をしないとは言わないばかりか、石渡委員に破砕帯調査有識者会合ををやり直せと言わんばかりの発言をした。
 この田中委員長の対応は、「その45号(4月16日発信【TMM:No2462】)」で書いたように、美浜3号機の再稼働審査開始決定と整合性が全くとれない。
 美浜の有識者会合では石渡委員が意見は一致したとは一言も言っていないにもかかわらず、田中委員長が自ら提案して活断層審査開始を決定した。
 一方、志賀の有識者会合では「活動性が否定できない」と「意見が基本的には一致した」と石渡委員が締めくくったのに、志賀原発の再稼働審査を止めるとは言わないのだ。
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┗■2.原発いらない!全国から最前線の声を集めた脱原発情報マガジン
 |  『NO NUKES voice』Vol.4が発売!
 └──── 松岡利康(鹿砦社)
    『NO NUKES voice 』vol.4 5月25日発売!A5判/144頁
  (巻頭カラー8頁+本文136頁)定価680円(本体630円+税)

  巻頭インタビューは、今年アーティスト活動50周年を迎える“おときさん”こと、加藤登紀子さんが登場!東日本大震災後は避難所でのライブや基金の設立など、歌と行動を通じて「愛」を伝え続けるおときさんの今、伝えたいことをお聞きしました。
 また、脱原発を推進する企業として有名な「城南信用金庫」と「パタゴニア」の両社の取り組みもインタビュー。地元に根付く金融機関と、グローバルに展開するアウトドア用品ブランドが呼び掛ける脱原発とは?たっぷり語っていただきました。
 そして、絵本画家いわさきちひろさんの長男・松本猛さんと、孫の春野さんによる原発事故後の福島で生きる子どもを描いた話題の絵本『ふくしまからきた子 そつぎょう』に込められた福島への思いを、著者の松本春野さん自身が綴ります。
 本誌特別取材班による廣瀬東電社長への直撃ルポや、原発とメディアの「不適切な関係」を暴き続ける作家・本間龍さんの連載といった“トガった”トピックや最新運動情報も掲載!
 世代、地域を超えて「新たな脱原発情報ネットワーク」の構築を試みる
 『NO NUKES voice』にご期待ください!

【内容】
《表紙&フォトレポート》秋山理央(フォトジャーナリスト)
《スペシャル・インタビュー》
 加藤登紀子さん(歌手)3・11って ある種の革命だったのかもしれません
《3.11以降の日本を生きるこどもたちへ》
 松本春野さんからもんじゅ君への手紙
《脱原発、企業の取り組み》インタビュー
 吉原毅さん(城南信用金庫理事長)
  地域を越え社会貢献を果たす地域金融機関の展望
 瀬戸勝弘さん(パタゴニア京都ストアマネージャー)
  パタゴニアがデモに参加した理由
《レポート》
 木幡智恵子さん(避難者の会おひさまカフェ)
  福島から避難する人も福島に残ると決めた人も精一杯の選択だった
 本間龍さん(作家)
  原発プロパガンダとは何か?第二回 福島民報・福島民友
 木原牀林さん(京都悠悠化学研究所主宰)
  なぜ原発は人類と共存し得ないのか?
《全国からのレポート》
 納谷正基(『高校生進路情報番組ラジオ・キャンパス』パーソナリティ)
  若者よ学べ そして考えろ 決して騙されてはいけない これ以上は…
 山崎久隆さん(たんぽぽ舎)
  3・11から4年-改めて福島原発事故に向き合う
 木村雅英さん(再稼働阻止全国ネットワーク)
  原子力規制委員会は再稼働推進委員会
 小川正治さん(再稼働阻止全国ネットワーク)
  なぜ、九州電力川内原発が再稼働第一号か?
 三上治さん(経産省前テントひろば)
  経済産業省前テントひろばに対する不当判決を弾劾する!
 首都圏反原発連合 原発反対!★首都圏反原発連合台湾訪問…and more!
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┗■3.100年以上続く余震 「嵐の前の静けさ」は本当かも
 |  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその103
 └──── 島村英紀(地震学者)

  先週、強い地震があり、岩手県花巻で震度5強を記録した。地元の人たちは久しぶりの震度5だっただけに驚いたことだろう。幸い被害はなかった。
 これは東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の余震に違いない。
  余震が他の地震と性質が違うわけではない。それゆえ地震学的には余震を他の地震と区別することはできない。
 だがこの地震は本震の震源域の中で起きたこと、地震のメカニズムが典型的な海溝型地震であることから、ほぼまちがいなく余震と言っていいものであった。
 余震は、怪我をしたあとの「うずき」のようなものだ。本震で地震断層が動いたあと、本震の領域内で小さめの地震が起き続ける。それが余震なのである。
 余震は時間とともにゆっくり減っていく。
  ただし数学的には原子核の崩壊のように「指数関数で減って」いくのではなく、本震直後の減り方は指数関数より速いのだが、後に長く尾をひくという特徴がある。つまり、意外に長く続くのである。
 たとえば米国では余震が200年以上も続いている例もある。これはミズーリ州とケンタッキー州の州境で1811年から1812年にかけての3ヶ月弱の間に、マグニチュード(M)が8を超える大地震が続けて3回起きた。その余震である。
  日本でも、岐阜県と中心に愛知県や福井県まで地震断層が伸びていた濃尾地震(M7.9、1891年)の余震は100年以上も続いていたのが知られている。
 しかし日本ではふだんから地震活動が高いので、余震がたとえ続いていたとしても、他の地震にまぎれてしまう。米国では地震の活動レベルがごく低いから、こんなあとになって小さな地震がわずかに起きても、余震に違いないと分かる。つまり日本でも余震は続いているのだが、見えなくなってしまうのだ。
 M9という東日本大震災くらい大きな地震だと余震はやはり100年以上も続くと思われている。4年や5年では収まるものではなく、これからも余震が続き、なかには大きいものも混じることは間違いがない。
  経験的には最大の余震のMは本震よりも約1小さいことが多い。だが、東日本大震災のように陸から遠い海底で起きる地震は別だが、陸で起きた本震では、広がりがある余震域のどこで大きな余震が起きるかによっては、本震なみの震度のこともある。本震で傷んでいる家屋や、崩れかけている斜面の地滑りなどに余震がだめ押しになってしまう可能性がある。
 ところで、地震予知はむつかしくて世界でも成功した例はないが、余震のように、起きる場所も、起きるメカニズムもある程度分かっている地震群では、地震予知が出来るのではないかと研究した学者がいる。
  唯一分かったことは、大きな余震の前に余震の数が減る静かな期間があることが多いことだった。余震では「嵐の前の静けさ」は本当かもしれない。
 そのほかは残念ながら、いつ、どのくらいの大きさの余震が起きるのか、役にたつ情報にはほど遠い成果しか得られなかったのである。
   (5月22日『夕刊フジ』より)
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┗■4.【全国に広めよう!】辺野古・ゲート前で歌われる
 |  闘いの歌『座り込めここへ』
 └──── ML[2011shinsai 10378]より転載

◎座り込めここへ@キャンプシュワブゲート前 . kanateach
 ゲート前集会でYASUさんの歌唱指導?( ‘ω’ )?
    https://www.youtube.com/watch?v=P-MyRygZcG4

1.座り込めここへここへ座り込め 腕組んでここへここへ座り込め
  揺さぶられ潰された隊列を立て直すときは今
  腕組んでここへここへ座り込め
2.座り込めここへここへ座り込め 歌うたいここへここへ座り込め
  揺さぶられ潰された団結を立て直すときは今
  歌うたいここへここへ座り込め
3.座り込めここへここへ座り込め 旗掲げここへここへ座り込め
  引きずられ倒れても進むべき道を行くときは今
  旗掲げここへここへ座り込め

◎座り込めここへ . mikann723 さんのチャンネル 辺野古の闘いに連帯して
      https://www.youtube.com/watch?v=C0fRl-sf3O0
◎辺野古の浜/「ここへ座り込め!」合唱 . yanbaru kanashi
 説明 2014年9月15日11:55に辺野古の浜で撮影。カヌー隊の激励に訪れた
 「-島ぐるみ県民会議」の皆さんと一緒に「ここへ座り込め!」を合唱した。
   https://www.youtube.com/watch?v=6cxhVkpQIkM
◎座りこめここへ-沖縄をかえせ 日音協合唱 . tareuyaya
 2015/1/25 国会周辺で行われた辺野古ヒューマンチェーン。
 財務省上交差点で日音協さんによって歌われた「座りこめ ここへ」と
 「沖縄をかえせ」の合唱です。
   https://www.youtube.com/watch?v=TRU24T2aUt8
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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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 ◆5/30(土)第21回被ばく学習会「子どもの放射線影響」
   チラシ http://goo.gl/uE2w9l
   案内ページ http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/227.html
 お 話:蔵田計成さん(ゴフマン研究会)
     田島直樹(放射線被ばくを学習する会)
     温品惇一(放射線被ばくを学習する会)
 日 時:5月30日(土)13時開場13時15分~17時15分
 会 場:文京区アカデミー・学習室A 文京区春日2-9-5 Tel 03(3817)8306
     地図:http://goo.gl/nfPjg5
 申込み:anti-hibaku@ab.auone-net.jp
 主 催:放射線被ばくを学習する会 http://www57.atwiki.jp/20030810/
 資料代など:700円

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