たんぽぽ舎から TMM:No2520

たんぽぽ舎です。【TMM:No2520】
2015年6月27日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
                           転送歓迎
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★1.高浜原発3,4号機の再稼働はさせない!
   高浜原発1,2号機の60年延長許さない!
   6/25関西電力東京支社前行動報告-関西に連帯して100人
                          山田純一(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.原発は人類の手に負えない装置。
   原発を制御し、原発事故を終息させることが不可能
   6/25関西電力東京支社抗議行動へ連帯のあいさつ-
   原発の廃炉は今がチャンスだ
          木原壯林(「若狭の原発を考える会」、
                   「高浜、大飯原発阻止ネットワーク」代表
★3.次々噴火する火山 日本列島の状況はどこまで深刻なのか
   ―島村英紀・武蔵野学院大学特任教授に聞く その4(5回連載)
   「沈静化に向かうとは言い切れない箱根山」
                                      島村英紀 (地震学者)
★4.新聞より
  ◆大手電力9社「脱原発」の提案否決 株主総会 再稼働方針を強調
                  (6月26日東京新聞11面より抜粋)
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※明日です! 6/28(日)島村英紀さんの学習会にご参加を!
  「最近、地震・火山の噴火が多い 多すぎるなぜか?
  原発は大丈夫か?! 原発再稼働は…?
  日本列島の地震・火山を考える(最新版)
  今後も地震はたくさん発生する(過去との比較で)
  日 時:6月28日(日)14時より17時
  お 話:島村英紀さん(地震学者)
    会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  会場費:800円 資料を用意
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※6/29(月)植草一秀(経済学者)さんのお話-ご参加を!
  『市民運動の幅広い連携で日本を変える-集団的自衛権、
 原発再稼働、憲法改悪、TPP、沖縄新基地、消費税増税、
 格差拡大は共通問題』連続講座「今の情勢にどう立ち向かうか」その2
 日 時:6月29日(月)18:00から20:00
         (通常よりも1時間早い18時開始、20時終了です)
 お 話:植草一秀さん(経済学者)
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円
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※7月1日(水)の2つの行動にご参加を!
 1.第12回川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
   原発再稼働は日本を滅ぼす
  日 時:7月1日(水)17時30分から18時30分(毎月第1水曜日開催)
  場 所:九州電力(株)東京支社
      東京都千代田区有楽町1丁目7-1有楽町駅前電気ビル北館7F
  主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
 2.第22回東京電力本店合同抗議行動
   東電福島第一原発事故の責任をとれ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
   放射能汚染水を海へ流すな!
  日 時:7月1日(水)19時から20時(毎月第1水曜日開催)
  場 所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分)
  よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
  賛同団体:東電株主代表訴訟など約122団体
  ・プラカード、ノボリ旗をたくさん持参してください。
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┗■1.高浜原発3,4号機の再稼働はさせない!
 |  高浜原発1,2号機の60年延長許さない!
 |  6/25関西電力東京支社前行動報告-関西に連帯して100人
 └──── 山田純一(再稼働阻止全国ネットワーク)
  6月25日(木)、関西電力株主総会に、高浜原発の即時廃炉を求め抗議行動をしてい
る関西の仲間に連帯する闘いが、関西電力東京支社前で行われた。
 18時には「高浜原発再稼働を許さない」の横断幕やたくさんの旗が立ち、「高浜原発
3,4号機の再稼働はさせない」、「1,2号機の60年延長を許さない」などの声が上
がる中、集会が開始された。最初に司会者より、関電八木社長宛ての「申し入れ書」が
読み上げられた。そして怒りに満ちた「再稼働反対」の全員コ
ールの後、今日の共催者「再稼働阻止全国ネットワーク」の柳田氏より、今日の闘いの
意義が報告され、再稼働を許さない闘いを最後まで続けると決意が語られた。
 続いて「平和と民主主義をめざす全国交歓会」の高瀬氏より、福島の現状が話され、
特に子供の甲状腺ガンの広がりに対する怒りの抗議が行われた。
 「原発さよなら千葉」の永野氏は、電気が足りている中での再稼働は、何の根拠もな
い等の抗議の声を上げた。続いて、「若狭の原発を考える会」「高浜、大飯原発阻止ネッ
トワーク」代表の木原壮林氏より東京行動に寄せられた熱列なメッセージが読み上げられ
ました。

  (■2.で紹介します)
  木原氏は、MOX燃料の危険性、若狭の原発事故時の被害の大きさ、
福井地裁の判決について等、高浜原発再稼働の犯罪性を訴え、「あらゆる工夫を凝らして
、原発の早期全廃を勝ち取りましょう」と結んだ。
 この後、参加者100人による関電包囲の人間の鎖行動を行い、多くの参加者の発言を受け、
全原発の廃炉まで共に闘う事を確認して、抗議行動を終了した。
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┗■2.原発は人類の手に負えない装置。
 |  原発を制御し、原発事故を終息させること
が不可能
 |  6/25関西電力東京支社抗議行動へ連帯のあいさつ-
 |  原発の廃炉は今が
チャンスだ
 └──── 木原壯林(「若狭の原発を考える会」、
                
  「高浜。大飯原発阻止ネットワーク」代表
 高浜原発3、4号機の再稼働を阻止し、全ての原発の即時廃炉を求めて、関西電力東京支店
包囲に結集された皆さんに、関電株主総会会場前から、熱烈なる連帯のあいさつを送ります。
◯ 原発は人類の手に負えない装置で、現代科学・技術で、原発を制御し、原発事故を終息さ
せることが不可能であることを、不幸にも、福島の大惨事が実証しました。
 それでも、関電は、高浜原発3,4号機を再稼働させようしています。これらの原発は、危
険度がとくに高い加圧水型混合酸化物燃料(MOX)原子炉です。
◯ さて、若狭の原発で福島級の大事故が起ったとき、地形や交通網から考えて、若
狭、京都北部、滋賀北部からの避難は、著しく困難です。また、例え避難できたとしても、避
難住民が故郷を失うことは、チェルノブイリや福島の例でも明らかです。
 さらに、近畿、北陸、中部、中国、四国の深刻な放射能汚染も危惧されます。近畿1,450万人
の水がめ、琵琶湖が汚染されます。日本海全域が放射性物質で汚染されることも、福島の汚染水
の実情から容易に予想されます。
◯ 今、国民の大多数(60~80%)が脱原発を求めています。それは、福島事故以降、原発の危
険性、制御の困難さ、使用済み燃料や核廃棄物の処理の困難さを人々が真剣に考えた結果です。原
発はなくても、エネルギー供給は大丈夫であることが、過去4年間の経験によって、実証された結
果です。一方、福井地裁は、昨年5月21日の大飯原発再稼働差止め判決に引き続いて、4月14日、
高浜原発再稼働差止め仮処分を決定しました。人が人間らしく生きる権利(人格権)が経済的利益
に優先するという、国民の切望を代弁したものです。
◯ ところで、50年以内に世界の人口は減少に転じます。省エネ機器は、日進月歩です。蓄電方法、
発電方法、代替エネルギー技術の進歩も急速です。メタンハイドレート、天然ガスなどの新しい燃
料も次々に発見されています。現在も未来も原発を必要としていないのです。
 それでも、関電と政府は若狭の原発の再稼働を画策し、原子力規制委員会は、国民騙しの「新規
制基準」に適合したとして、高浜原発3,4号機の再稼働へのお墨付きを与えました。さらに、関
電は、40年越えの老朽原発高浜1,2号機の再稼働まで企んでいます。
◯ 以上を総合しますと、関電経営陣は、原発が人類の手に負えない使用済み核燃料を残し、不幸
にして起こった事故の終息は極めて困難な装置であり、使用済み燃料の保管まで考えれば、経営的
にも成り立たない発電方法であることを重々知っていながら、自分たちの任期中には事故は起こらな
いだろうと願望し、「今さえよければよい、自分たちさえよければよい」
という経営を行っているのです。犯罪と言われても仕方がありません。
◯ さて、安倍政権の原発再稼働への執着は歴代政権の中でも際立っています。なぜでしょう?
 その大きな理由の1つが、「戦争できる国づくり」であることを、私はここで、あえて強調してお
きたいと思います。戦争するには、輸入に頼らないエネルギー源が必要となります。
 ところが、日本ではほとんど石油が採れませんから、安倍政権は
、大事故と隣り合わせであっても原発に頼り、これをベースロード電源にしようとしているです。
 原発
は核兵器の原料=プルトニウムの製造装置でもあります。そういう意味では、集団的自衛権や沖縄基
地の問題と原発再稼働の問題の根っこは一緒だと思います。
◯ もう1つ強調したいのは、原発の廃炉には今がチャンスであるということです。それは、大飯を
除く全ての原発は、3年以上の停止で炉内の放射線量と発熱量が減少していて、もう少し待てば、使
用済み燃料を遮蔽キャスクに入れて、空冷状態で輸送可能になるからです。再稼働すれば、旧の木阿
弥(もとのもくあみ)です。
 あらゆる工夫を凝らして、原発の早期全廃を勝ち取りましょう。
ともに頑張りましょう。ありがとうございました。
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┗■3.次々噴火する火山 日本列島の状況はどこまで深刻なのか
 | 
 ―島村英紀・武蔵野学院大学特任教授に聞く その4(5回連載)
 |  
「沈静化に向かうとは言い切れない箱根山」
 └──── 島村英紀 (地震学者)
◎島村英紀 (地震学者) さんのホームページ(http://shima3.fc2web.com/):

【島村英紀・最近の雑誌やテレビ・ラジオから】より
インターネット雑誌『ダイヤモンドオンライン』
 2015年6月17日
[「次々噴火する火山 日本列島の状況はどこまで深刻なのか
―島村英紀・武蔵野学院大
学特任教授に聞く」にコメントを掲載]より転載
次々噴火する火山 日本列島の状況はどこまで深刻なのか
―島村英紀・武蔵野学院大学特任教授に聞く

           ダイヤモンド・オンライン編集部 2015年6月17日
 死者・行方不明者が63人にも上った昨年9月の御嶽山噴火。今年に入ってからも、箱根山や
口永良部島、浅間山など、火山活動が活発化したり、噴火に至るケースが相次いでいる。この
現状を専門家はどう見ているのだろうか。
              (聞き手/ダイヤモンド・オンライン編集部?津本朋子)
――箱根山は4月下旬に火山性地震が増加し、噴火警戒レベルが2に設定されましたが現在、地
震の数が減ってきています。これも「地震の数が減ったから火山活動が沈静化してきた」と一
概には言えないのでしょうか?
  御嶽山のケースのように、火山性地震がいったん減ったのに、噴火に至ったケースもあり
ますから、簡単に安全だとは言えません。06年に噴火した雌阿寒岳も、やはり火山性地震が減
ったあとに、小規模ですが噴火しました。箱根山は恐らく、沈静化に向かう可能性の方が高い
だろうとは思いますが、噴火することもあり得ると考えています。
 そして、確実に言えることは、箱根山は過去に何度も大きな噴火を起こした
火山だということです。噴火の際に生じた火砕流が外輪山の内側を埋めて、仙石原や芦ノ湖を
つくりました。また、新幹線と同じくらいのスピードで流れる火砕流が、神奈川県の大磯や横
浜にまで到達したことも分か
っています。
 箱根山だけでなく、日本全国に危ない火山はたくさんあり、大噴火がいつ起きても不思議で
はないのです。さらに大噴火の400倍以上も大きい「カルデラ噴火」という巨大噴火が、日本で
は過去10万年間に12回、起きたことが知られています。たとえば、約7300年前に九州南部で起
きた鬼界カルデラ噴火は、西日本で縄文初期の文明が断絶してしまったほどの威力でした。
 カルデラ噴火までいかなくても、通常の大噴火であっても、大量の噴出物がまき散らされて、
その火山の近辺で大飢饉を起こすだけでなく、世界中に異常気象を引き起こしたというケースは
いくつもあります。
 現代社会であっても、噴火による被害は甚大です。たった1ミリの火山灰が積もっただけで、
空港の滑走路は使えなくなりますし、鉄道も道路も大混乱になるはずです。電線が切れたり、水
道やガスなどライフラインにも大きな影響が出るでしょう。しかも、雪と違って溶けてなくなり
ませんから、被害は長期にわたります。
 第5回>>「現代人は自然災害に無頓着」に続く
  ※島村英紀さんのご承諾を得て転載しております。

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 ☆明日です! 6/28(日)島村英紀さんの学習会にご参加を!
  「最近、地震・火山の噴火が多い 多すぎるなぜか?
  原発は大丈夫か?! 原発再稼働は…?
 
 日本列島の地震・火山を考える(最新版)
  今後も地震はたくさん発生する(過去との比較で)
  日 時:6月28日(日)14時より17時
  お 話:島村英紀さん(地震学者)

  会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
  会場費:800円 資料を用意
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┗■4.新聞より1つ
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 ◆大手電力9社「脱原発」の提案否決 株主総会 再稼働方針を強調
  東京電力など原発を保有する大手電力9社は25日、一斉に株主総会を開いた。脱原発を目指
す株主提案はすべて否決され、終了した。今夏に川内原発1号機の再稼働が予定される九州電力は
「一日も早く」(瓜生道明社長)と説明するなど、各電力は再稼働を進める方針を強調し、安全性
を強く懸念する株主の訴えと平行線をたどった。
(後略)  (6月26日東京新聞11面より抜粋)
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