たんぽぽ舎から TMM:No2552

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たんぽぽ舎です。【TMM:No2552】

2015年8月1日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

転送歓迎

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★1.安保(戦争)法制と原発再稼働は“密接につながる”

両者を包括的にとらえてほしい-シールズ・総がかり行動の人々に要望

再稼働は日本を滅ぼす  連載30

柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.8月8日(土)から11日(火)の九電川内原発行動について

5つの情報・お知らせ       原発現地へ行く会(事務局Y)

★3.「おおまちがい といえば 大間原発」(核燃サイクル=

プルトニウム生産=潜在的核保有能力=のフン詰まり状態を

なんとかしたいフルMOX原発)

その下北半島大間の地で行われた大マグロックコンサートに続く

現地集会で、さし迫っている鹿児島原発再稼働は

許さないの声で川内原発を包囲しようと呼びかけた

伊藤晴夫 (たんぽぽ舎ボランティア)

★4.新聞より4つ

◆裁判で原発事故究明を

(8月1日東京新聞「金曜日の声・官邸前」より)

◆東電元3幹部 強制起訴へ 「原発 万が一に備える義務」

(8月1日東京新聞朝刊1面より抜粋)

◆事故回避 再三の機会放置 国も安全対策ブレーキ

(8月1日東京新聞朝刊2面「核心」より抜粋)

◆市民の力 扉開いた 東電元幹部強制起訴へ

避難女性「無責任許さぬ裁判に」 告訴団・弁護団「やっとここまで」

(8月1日東京新聞朝刊29面より抜粋)

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※8月5日(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.8/5(水)抗議行動 17:30から18:30

九州電力川内原発再稼働反対・九電東京支社への抗議行動

場所:有楽町電気ビル前(JR有楽町日比谷口下車)

主催:再稼働阻止全国ネットワーク

2.8/5(水)抗議行動 19:00から20:00

東電は原発事故の責任をとれ第23回東電本店合同抗議 東京電力本店前

呼びかけ:テントひろば/たんぽぽ舎 賛同:東電株主代表訴訟など122団体

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┗■1.安保(戦争)法制と原発再稼働は“密接につながる”

|  両者を包括的にとらえてほしい-シールズ・総がかり行動の人々に要望

|  再稼働は日本を滅ぼす  連載30

└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)

 

1.私たちの認識と活動

原発反対や原発とめようを軸に

1989年以来、26年活動してきたたんぽぽ舎は、2011年3月11日の東京電力福島第一原

発大惨事からは、福島支援-原発再稼働反対に全力を注いでいます。

さらに最近は、安倍内閣の安保(戦争)法制に反対し、安保法制化と原発の密接な関係

を指摘、バクロし、両者はつながっている、両者を包括的にとらえて闘おうとよびかけ

てきました。それは、たんぽぽ舎の毎週金曜・首相官邸前抗議行動のビラ(3000枚)と日刊

メールマガジン(約6000件のアドレス)で、小文を掲載し、訴えてきました。山崎久隆さ

んの文、渡辺寿子さんの文、柳田の文などを掲載-戦争になると最初に攻撃されるのは

原発であり、軍事基地(沖縄)であると訴えてきました。また、原発産業と兵器産業が重

なっていることをアピールしてきました。

 

2.人々の積極的反応

私たちの訴えやビラに対して、「シールズ」に集う若い学生も、「総がかり行動」に参

加する人も好意的反応が一段と多くなってきました。

初期の頃は、ビラの受け取りは多くありませんでしたが、7月に入ってからは毎週金曜

のたんぽぽ舎のビラの受け取りは良く、又、メールマガジンへの反応も多くなりました。

 

3.「総がかり行動」のスローガンに欠けているもの

戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委主催の行動にも、たんぽぽ舎女性陣を中

心に「もう原発やめよう」、たんぽぽ舎のノボリ旗を掲げて、かかさず参加してきました。

その中で気になったことは、10本以上のスローガン(総がかり行動のレジメ)に、1つ

も原発のスローガンがありません。「安保(戦争)法制と原発再稼働」の関連性を訴えるス

ローガンもありません。安保(戦争)法制反対運動・集会が原発反対運動と切断されてい

ます。大変残念です。もったいないです。

 

4.9・23集会の2大スローガンを支持する

「さようなら原発」一千万署名 市民の会(内橋克人、大江健三郎、落合恵子、鎌田慧

、坂本龍一、澤地久枝、瀬戸内寂聴)が主催し、協力が「戦争させない・9条壊すな!総

がかり行動実行委員会」のビラ・大見出しは「9・23さようなら原発、さようなら戦

争全国集会-NO NUKES NO WAR-」です。

原発再稼働反対と安保(戦争)法制反対の2つを、2大スローガンとして並べて開かれ

る集会です。

私は、この名称の正しさを思い、心から支持します。(もっと早く出してほしかったが…)

願わくは、8月の総がかり行動(毎週火曜と木曜の行動、8月30日の10万人集会)でも、こ

の2大スローガンの趣旨、精神の正しさを受け止めて、両者の運動を盛り上げてほしい。

1プラス1は3以上になる。逆に、運動の不結合・分断は、支配層(安倍政権)を喜ばす。

 

 

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┗■2.8月8日(土)から11日(火)の九電川内原発行動について

|  5つの情報・お知らせ

└──── 原発現地へ行く会(事務局Y)

 

1.原発現地へ行く会が用意した飛行機に乗る参加者が満員(105名)になりました。

これ以降の参加申し込みはキャンセル待ちとなります。

よろしくお願い致します。

 

2.鎌田慧さんら10人の呼びかけ人と超党派の国会議員の賛同による「川内原

発へ行く基金」(原発現地へ行く会)は、皆さまのご協力により、カンパ総額

が400万円に近づきました。あと一歩です。

航空料金は、代理店の「HIS」 から702万円(105名で1人6万円+1部

キャンセル料)を8月4日(火)までに 支払ってほしいといわれています。

従って、8月4日に支払う(1部借入金で)予定です。

参加申し込みをされた方で、まだ「参加費3万円」を収めていない場合は

8月3日(月)以降、早急に以下の口座にお振り込みをお願い致します。

 

・ゆうちょ銀行 郵便振替口座番号 00190-0-361095

加入者名 原発現地へ行く会

振込用紙に「参加費」と明記願います。

 

引き続き、皆さまよりのカンパ協力をお願い致します。

 

3.8月1日(土)NHKの報道…「九州電力は、再稼働の時期について、

31日、原子力規制委員会に対して最終的な設備の検査などを終え、早けれ

ば今月10日にも再稼働させる計画を報告しましたが、関係者によりますと、

11日以降に再稼働させる方針であることが分かりました。」

 

4.川内原子力発電所1号機起動時期に関するNHK報道について

平成27年8月1日 九州電力株式会社

本日のNHKのニュースにおいて、「川内原発1号機の起動の時期を8月11日以降と

する方針であることがわかった」と報道されておりますが、当社が発表したものではあ

りません。

当社は、川内原子力発電所1号機に関し、8月10日以降、準備が整い次第、原子炉起

動することを目指しておりますが、現時点で、具体的な日程について決まったものはあ

りません。    九州電力ホームページより

 

5.私たちの方針

「川内原発再稼働のスイッチを押させない」と再稼働反対方針で活動して

いる鹿児島の3・11実行委員会の方針は「9日(日)の集会は予定通り実

施」「10日(月)の行動は、8月4日に話し合う予定」です。

従って、私たちは予定通りの日程で出発です。

8月8日(土)19:10発(第1陣)、9日(日)08:15発(第2陣)も共に予定

通りです。

 

☆問い合わせ:「原発現地へ行く会」TEL 070-5019-5907

FAX 03-3238-0797

「鹿児島3・11実行委員会」TEL 099-248-5455

FAX 099-248-5457

 

 

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┗■3.「おおまちがい といえば 大間原発」(核燃サイクル=

|  プルトニウム生産=潜在的核保有能力=のフン詰まり状態を

|  なんとかしたいフルMOX原発)

|  その下北半島大間の地で行われた大マグロックコンサートに続く

|  現地集会で、さし迫っている鹿児島原発再稼働は

|  許さないの声で川内原発を包囲しようと呼びかけた

└──── 伊藤晴夫 (たんぽぽ舎ボランティア)

 

全国からミュージシャンが手弁当で駆けつけて8回目となる、今年の大マグロックコ

ンサート(7/18 土~)では午後1時きっかりに澤地久枝さんが呼びかけた《アベ政治

を許さない!!》の連帯メッセージを参加者全員で掲げて意思を確認しました。

そして翌日の大間原発建設反対現地集会では、たんぽぽ舎と「再稼働阻止全国ネットワ

ーク」から、九州電力が再稼働をねらう8月10日には、鹿児島・川内に集まろうという緊

急アピールと、それを支える《川内原発へ行こう基金》※ への協力を訴えました。

この集会と引き続くパレードの様子は、ユーチューブにアップされています。全編を見る

には2時間以上の時間が必要ですが、敢ておすすめします。

川内原発への訴えは28分50秒あたりから。それに引き続く「原発いらない福島の女たち」

の黒田さんの訴えや、各地の現場で戦うなかまのアピールには貴重な情報ももり沢山。

そして地元大間町に暮らす方々も注目する、大間原発建設反対町内パレードの様子(工夫

)も要注目です。

YouTube 大間原発建設反対現地集会2015 ⇒

https://www.youtube.com/watch?v=OUpP9nPfYrk

※菅直人元首相の呼びかけ⇒

http://ameblo.jp/n-kan-blog/entry-12053708084.html

◎本稿は、7月23日発信の【TMM:No2543】のレポート「『大間原発』建設を止めよう!

大間原発ロックコンサートに参加して(7/18-19)」=山田和秋さん (たんぽぽ舎ボラ

ンティア) の続きです。

 

 

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┗■4.新聞より4つ

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◆裁判で原発事故究明を

 

川崎市麻生区、主婦門平きょう子さん(61)

この脱原発デモに参加する前に、安全保障関連法案に反対する集会にも行ってきた。

2つの問題に共通するのは命の大切さ。子や孫に普通に暮らせる社会を残したい。そ

れがわれわれの責任だ。

 

東京都杉並区、無職丸山暢久さん(67)

東電元会長ら旧経営陣3人が強制起訴されることになったのは非常に良い。裁判の

過程で責任の所在や原因を究明するのは最低限やるべきこと。その前に早く廃炉にし

なくてはいけない。(8月1日東京新聞「金曜日の声・官邸前」より)

 

◆東電元3幹部 強制起訴へ 「原発 万が一に備える義務」

 

東京電力福島第一原発事故の刑事責任をめぐり、東京地検が二度不起訴とした東電の

勝俣恒久元会長(75)ら旧経営陣3人について、東京第五検察審査会は31日、業務上過

失致死傷罪で起訴すべきとする2回目の議決を公表した。3人は今後、裁判所が指定し

た検察官役の弁護士が強制的に起訴する。市民の判断により、原発事故の刑事責任が初

めて裁判で問われる。

選挙権のある国民から選ばれた審査員11人による議決で、7月17日付。他に起訴議

決が出たのは、武藤栄(さかえ)元副社長(65)と、武黒(たけくろ)一郎元副社長(69)。

検審は議決で、「原発事業者は『万が一にも』発生する津波、災害にも備えなければな

らない高度な注意義務を負う」と指摘。勝俣元会長らを「福島第一原発に高さ15.7メー

トルの津波が襲う可能性があるとの試算結果の報告を、遅くとも09年6月までに受けた

が、必要な措置を怠り、津波による浸水で重大な事故を発生させた」とした。

東電は07年7月に柏崎刈羽原発事故などを経験し、原発が浸水すれば電源を失って重

大事故が起きる危険性を把握していたとも指摘。勝俣元会長らは福島第一原発でも地震と

津波による事故発生を予測でき、運転停止や防潮堤の建設などの対策を取れば、事故を

避けられたと結論づけた。

事故では、近隣病院の入院患者が避難を余儀なくされ、衰弱死するなどした。検審は、

原発の建物が爆発した際に負傷した東電関係者や自衛官ら計13人と、死亡した患者計44人

を被害者と判断した。  (後略)

(8月1日東京新聞朝刊1面より抜粋)

 

◆事故回避 再三の機会放置 国も安全対策ブレーキ

 

東京電力福島第一原発事故の刑事責任が、初めて法廷で裁かれる。東電の勝俣恒久元会

長(75)ら旧経営陣3人を「起訴すべきだ」とした31日の東京第五検察審査会の議決。原

発には巨大な危険性がひそみ、「万が一」に備える高度な注

意義務があったと、明確に判断した。今後の裁判は、何度もあった事故回避の機

会を放置してきた日本の原発政策の是非が問われる場でもある。 (後略)

(8月1日東京新聞朝刊2面「核心」より抜粋)

 

◆市民の力 扉開いた 東電元幹部強制起訴へ

避難女性「無責任許さぬ裁判に」

 

閉じかけていた司法の扉を、市民が開いた。未曽有の被害をもたらした東京電力福島

第一原発事故から4年4カ月。31日に検察審査会が公表した議決に基づき、東電の歴代

経営陣3人が強制起訴され、刑事責任を追及する裁判が開かれることが決まった。福島

県内をはじめ各地では今もなお、11万人が避難生活を続ける。この日を待ち望んだ人々

は喜びの声を上げ、法廷で事故の真相が語られることを期待する。

「絶対に起こしてはいけない事故を起こしたのに、誰も責任を問われないのはおかし

い。起訴議決は市民の良識の表れだ」

原発事故で福島県南相馬市の自宅を追われ、神奈川県愛川町で避難生活を続ける山田

俊子さん(74)は、この日の起訴議決を、たまたま用事で戻っていた自宅のテレビで知った。

(後略)

 

告訴団・弁護団「やっとここまで」

 

検察審査会が入る東京地裁の前では、福島県民らでつくる福島原発告訴団の人たちが

「強制起訴」「市民の正義」と書かれた垂れ幕を掲げ、喜びの声を上げた。

弁護団からは「市民の正義感が裁判のドアを開いた」と、議決を評価する声が相次いだ。

「11万人の避難者がいまだに自宅に戻れず、甚大な被害を引き起こした事故の刑事裁

判を、怒りと悲しみの中で切望してきた。やっとここまで来た思いだ」。事故から4年4

カ月。団長として先頭に立ち続けた武藤類子さん(61)=福島県三春町=は、記者会見で

目を潤ませた。 (中略)

海渡雄一弁護士は、議決が「コストよりも安全対策を第一とするのが、原発にかかわる責

任ある地位にある者のあるべき姿勢だ」と判断した点を評価。「市民にとっては当然の考え

であり、不起訴とした検察の判断が間違っているのは明白だ」とした。

(8月1日東京新聞朝刊29面より抜粋)

 

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