たんぽぽ舎から TMM:No2582

たんぽぽ舎です。【TMM:No2582】

2015年9月5日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします

転送歓迎

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★1.福島第一原発事故加害者東京電力の柏崎刈羽原発を優先審査する規制委

「あれはあれ、これはこれと言う訳にはいかない」はずではないか!

原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その62

木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.警察側の3万人という発表は集まった人数に脅威を感じているから

何かにつけて東京五輪にケチがつくのは

原発被害をごまかすための嘘と、利権の集積であることを

多くの市民が気づいているからだ     8.30参加報告

上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

★3.【参加者募集中】  (11月22日~12月2日)

チェルノブイリ原発事故が起きたウクライナへのツアー(通訳付き)

食品と暮らしの安全基金

★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

◆講演会「どうする?核のゴミ!!」 9月26日(土)午後2時より

講師:伴 英幸さん(NPO法人原子力資料情報室共同代表)

主催:さよなら原発品川アクション

★5.新聞より2つ

◆ 強硬姿勢の国に不信感 【金曜日の声 官邸前】

(9月5日東京新聞1面より)

◆新電力から原発15基分 企業、自治体の大手離れ 自由化以降8万件超

割高敬遠し購入 震災景気に加速  (9月5日東京新聞1面より抜粋)

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※9/7(月)学習会にご参加を!

原発ご三家は、同時に兵器産業の大手企業

三菱重工、東芝、日立の原発ご三家の兵器売り上げをみる

安保(戦争)法制と原発再稼働は密接に関連している

日 時:9月7日(月)19時より21時まで

お 話:渡辺寿子(原発いらない!ちば)、柳田 真(たんぽぽ舎)

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800円(資料を用意します)

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※9/9(水)行動のご案内です。是非ご参加願います。

川内原発1号機の審査合格証・修了証発行を糾弾する規制委抗議行動

新たな規制行政体制下の原発再稼働を許さないぞ!

日時:2015年9月9日(水)11時半から13時

場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前 港区六本木1丁目9番9号

東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅から

「泉ガーデンタワー」を経て徒歩4分、日比谷線「神谷町」駅徒歩8分

主催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL:070-6650-5549

東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付

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※9/9(水)学習会にご参加を! (予約優先・受付中)

安倍政権こそ[存立危機事態」 あきらめたら、あかん!

秘密保護法、原発再稼働、戦争法案…。

民意など関係なく次々と押し通す自民党の攻勢に対して

私たちは、なにができるのか?

講 師:辻元清美さん(民主党衆議院議員)

日 時:9月9日(水)19時30分より21時まで(開場19時) 開始時間にご注意

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)   参加費:800円

※予約優先です。電話かメールで「ご氏名、電話番号」を

お知らせ下さい。予約受付番号をお知らせ致します。

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┗■1.福島第一原発事故加害者東京電力の柏崎刈羽原発を優先審査する規制委

|  「あれはあれ、これはこれと言う訳にはいかない」はずではないか!

|  原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その62

└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

 

既に1カ月近く経過してしまったが、8月6日の産経新聞記事「柏崎刈羽原発を優

先審査へ 規制委が決定 福島第1と同じ沸騰水型」をご覧いただきたい。

「原子力規制委員会は6日の会合で、未曽有の事故が起きた東京電力福島第1原発と

同じ沸騰水型原発の審査について、東電柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)を優先的に

進めることを決めた。耐震設計の目安となる基準地震動の議論は終わりが見えないため、

原子炉建屋など施設の審査に限定する。

規制委は審査の効率化を図るため、沸騰水型では先行する4原発の審査を一緒に進め

てきたが、更田豊志委員は会合で『並行しての審査は相当な時間がかかるので、柏崎刈

羽原発に集中して議論したい』と説明した。

加圧水型では九州電力川内原発(鹿児島県)の審査を優先し、他の電力会社の参考に

させてきた。」

2年前には、更田委員が「あれ(福島)はあれ、これ(柏崎刈羽)はこれという訳に

はいかない」と言い、このことを田中委員長も肯定していた。にもかかわらず、原子力

規制委員会定例会議で田中委員長が例によって議題に上げていなかった柏崎刈羽原発の

適合性審査についてぼそぼそと話しだし、「そう簡単にすいすいと進むようなことは、私

自身は考えられないのですが、入口にとにかく入るということで御了解をいただいたも

のとして、今日は委員会の議論の締めくくりとさせていただきたい」と審査開始を決め

たのが2013年11月13日。

そして、それから1年9ヶ月経って、とうとう東電柏崎刈羽原発の審査を優先させる

ことに決めたのだ。

9月4日の東京新聞で「福島第一 地下水くみ上げ 汚染水混入リスクも 東電 厳

重な管理必要」と報道されているように、地元漁協の懸念をよそに、9月中旬にもリス

クが高いサブドレインから海洋放出を始める。

要するに、放射能汚染水はコントロールもブロックも出来ていず、福島第一原発事

故は収束していず、デブリの状態も不明で廃炉への工程が延ばし延ばしで見えず、作業

労働者の被曝量が増えて死者も多発し、被害者は救済されず高線量の地に帰還を迫られ

援助打ち切りを宣言されている。そればかりか、東電は福島第一原発事故の責任を取ら

ず、福島原発告訴団の努力で今やっと当時のトップが起訴されるところだ。

このような状況での東電柏崎刈羽原発の優先審査決定だ。

原子力規制委員会が「原子力マフィア」におもねる再稼働推進組織であることの、

もう一つの重要な証拠だ。

 

 

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┗■2.警察側の3万人という発表は集まった人数に脅威を感じているから

|  何かにつけて東京五輪にケチがつくのは

|  原発被害をごまかすための嘘と、利権の集積であることを

|     多くの市民が気づいているからだ      8.30参加報告

└──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕

 

私は開始1時間くらい前にメトロ永田町駅の2番出口に着いたが、すでに歩けない

ほどの人出だった。面白いのはここに「DJポリス」が配置されていたことだ。さすが

に「お巡りさんも皆さんの気持ちはわかります」とは言わなかった。

そのうちシュプレヒコールが激しくなり、この周辺では決壊まではしなかったが警官

と柵の押し合い、怒鳴り合いが始まると、DJポリスはすごすごと退散してその後は姿

を見せなかった。

そんな状況で私自身は正門前までたどり着けなかったが、人が詰まって歩けない状

態というのは、1平米あたり5~6人の密度になることが研究や調査から知られてい

る。国会前の大通りだけで約40m×200mすなわち8,000平米ある。ここを埋め尽くし

ただけで約4~5万人に達する。そのほか国会周辺の歩道もびっしりと人で埋まってい

た。

さらに「霞が関エリア」などの人数も加わる。実行委員会側は面積計算とは異なる推

計方法を採用しているらしいが、全体で12万人という実行委員会側の推定は妥当である。

SEALs推計の35万人はちょっと無理かなという気がするが、警察側は3万人と発表

し、それに呼応してネット上の回し者が過小推計のデマを流している。それは集まった人

数に脅威を感じているからにほかならないだろう。

少なくとも8月30日については市民は勝ったのだ。市民が知らないと思ってデマを

流しても嘘はすぐわかる。よく「大本営発表」と言われるが、戦時中にミッドウェー敗戦

を隠蔽して虚偽発表した時も、一般家庭には電話すらない時代に、2-3日もすると市民

は事実を知っていたという記録もある。今はインターネットがある。「風評」は「真実」

であることが多い。

原発についても同じだ。いま東京五輪のロゴ問題が話題となっているが、法的に盗

用かどうかともかく何かにつけて東京五輪にケチがつくのは、スポーツは口実に過ぎず、

原発被害をごまかすための嘘と、利権の集積であることを多くの市民が気づいているか

らだ。東京五輪にケチがつくのも、発端は安倍首相の「アンダーコントロール」発言にある

 

 

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┗■3.【参加者募集中】(11月22日~12月2日)

|  チェルノブイリ原発事故が起きたウクライナへのツアー(通訳付き)

└──── 食品と暮らしの安全基金

 

チェルノブイリ原発事故が起きたウクライナへのツアー(通訳付き)

日 程:11月22日(日)から12月2日(水)

参加費:49万8000円

申し込みは、「食品と暮らしの安全基金」

事務局・菊池<dokusya@tabemono.info>まで

住 所:埼玉県さいたま市中央区本町東2-14-18 TEL 048-851-1212

締 切:9月30日

 

ウクライナの汚染地域で空間線量を測り、交流してきた学校で子どもたちの

健康状態を調査。その後、校長、村長、専門家に50人ほど集まってもらう

交流集会に参加するツアーです。

☆ツアー予定(抜粋)

11月22日(日)昼、成田発

23日(月)チェルノブイリ原発見学

24日(火)ナロジチ訪問。汚染のない飼料穀物を牛に食べさせた牛乳を

飲んでいる人たちの健康状態を調査中なので、その報告を。

25日(水)-29日(日)各地訪問、交流

30日(月)子どものガン治療を手助けする「サプルーカ」訪問。

原発事故のときに「決死隊」と称された「チェルノブイリ連盟」

を訪問し、懇親会。

12月1日(火)観光後、帰国の途に。

2日(水)昼、成田着

 

 

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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)

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◆講演会「どうする?核のゴミ!!」

 

日 時:9月26日(土)午後2時より4時

場 所:品川区大井第2地域センター区民集会所第1第2集会室

(JR大井町駅徒歩10分)

講 師:伴 英幸さん(NPO法人原子力資料情報室共同代表)

参加費:500円

主 催:さよなら原発品川アクション

TEL/FAX 03-3783-3370 090-2433-0102(加藤)

メール:nonukesshinagawa@yahoo.co.jp

ホームページ:http://wind.ap.teacup.com/nonukes-shina/

 

 

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┗■5.新聞より2つ

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◆強硬姿勢の国に不信感 【金曜日の声 官邸前】

 

東京都足立区、非常勤教員小野洋さん(64)

原発は将来に残る放射性物質を生み出す。次の世代に影響を及ぼすと危機感を覚え

ている。あきらめず行動することが大事で、政権が原発をやめるまで、デモへの参加を

続けようと思っている。

東京都八王子市、主婦堀口直子さん(71)

60年安保のころから、国の強硬な姿勢に不信感を持ち、デモに行かなければと強く

思っていた。「トイレがないマンション」と例えられる原発は放射性物質の後始末がで

きない。再稼働するのはおかしい。

(9月5日東京新聞1面より)

 

 

◆新電力から原発15基分 企業、自治体の大手離れ 自由化以降8万件超

割高敬遠し購入 震災景気に加速

 

2000年3月の電力自由化以降、電力の購入先を大手電力会社から新電力へ切り替

えた企業や自治体などが、今年6月末時点で少なくとも約8万4千件に上ったことが

本紙の調べで分かった。契約規模は約1500万キロワットに上り、原発15基分の出力に

相当する電力が大手電力から離れた。この動きは、東京電力福島第一原発事故をきっか

けに加速。原発が止まった大手各社が電気料金を値上げしたためで、多くの顧客が割安

な新電力へ流れる傾向が続いている。

電力使用量の大きい工場などの大口の利用者は電力自由化以降、電力会社を選んで購

入できるようになった。当初はコンビナートなど大工場だけだったが、その後スーパー

や町工場などにも対象が拡大。一般家庭は16年4月から自由化される。新電力にはガス

会社や丸紅などの商社、石油元売りなどが参入している。

本紙が大手電力10社に自由化後の解約状況を問い合わせたところ、東電、関西電力、

中部電力の大手3社だけで解約件数の8割に当たる67800件(1270万キロワット)の契約

を失っていた。

最も多かった東電は46000件(850万キロワット)が解約。内訳をみると原発事故以

降に解約が加速しており、11年3月末時点から31300件(430万キロワット)が新電力へ

移った。12年4月から企業向け料金を平均14.9%値上げしたことが大きく影響したほか、

「値上げは事業者の権利」(西沢俊夫元社長)とする発言への批判も高まり、解約が急増

した。 (後略)

(9月5日東京新聞1面より抜粋)

 

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