たんぽぽ舎です。【TMM:No2585】
2015年9月8日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原発のご三家は兵器産業でも大手企業
東芝・日立・三菱重工は原発も兵器も作ってもうけ
安保(戦争)法制を促進し、自民党へ政治献金も
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.またぞろ復活の国策番組と視聴者の反抗
60年代の軍国主義映像と原発を結ぶもの
9/5講座の報告 西村俊弘(たんぽぽ舎ボランティア・講座運営委員)
★3.40年前から始まっていた福島第一原発事故
実験的な確認のないまま次つぎと「安全である」という安全審査結論
上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆10/1日本弁護士連合会第58回人権擁護大会シンポジウム第3分科会
放射能とたたかう~健康被害・汚染水・汚染廃棄物~
第1部 健康被害と医療体制、第2部 汚染水問題、
第3部 放射性物質に汚染された廃棄物
◆10/2「原子力空母ロナルド・レーガン抗議全国集会」
日時:10月2日(金)18時、デモ行進 19時より
場所:横須賀ヴェルニー公園
※たんぽぽ舎も参加します。東京湾に浮かぶ2つの原子炉ノー。
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※9/9(水)行動のご案内です。是非ご参加願います。
川内原発1号機の審査合格証・修了証発行を糾弾する規制委抗議行動
新たな規制行政体制下の原発再稼働を許さないぞ!
日時:2015年9月9日(水)11時半から13時
場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前 港区六本木1丁目9番9号
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅から
「泉ガーデンタワー」を経て徒歩4分、日比谷線「神谷町」駅徒歩8分
主催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL:070-6650-5549
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎気付
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※9/9(水)辻元清美学習会にご参加を! (定員までもうすぐです)
安倍政権こそ[存立危機事態」 あきらめたら、あかん!
秘密保護法、原発再稼働、戦争法案…。
民意など関係なく次々と押し通す自民党の攻勢に対して
私たちは、なにができるのか?
講 師:辻元清美さん(民主党衆議院議員)
日 時:9月9日(水)19時30分より21時まで(開場19時) 開始時間にご注意
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
※定員になり次第、受付終了とさせていただきます。
メールでのお問合せは9月9日13時で締め切りとさせていただきます。
電話でのお問合せは、当日13時以降にお願い致します。
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┗■1.原発のご三家は兵器産業でも大手企業
| 東芝・日立・三菱重工は原発も兵器も作ってもうけ
| 安保(戦争)法制を促進し、自民党へ政治献金も
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
1.9月7日、「スペースたんぽぽ」で、「原発ご三家は兵器の大企業-安保(戦争)法制
2.と密接関連」学習会が開かれた。参加者50名で盛況。報告者は2人。渡辺寿子さん
3.(原発いらない!ちば)と、柳田 真。
2.原発ご三家とは、次の通り。
・東芝-米国WH(ウエスチングハウス) 買収
・日立-米国GE(ゼネラルエレクトリック) 協同
・三菱重工-仏国アレバ 協同
この3社で、世界の原発のかなりの部分を占めるメーカーである。
3.渡辺寿子さんは、A4判8頁の資料に基づいて説明。主な中味は、
◎安保(戦争)法制で、日本は核武装に一歩近づく。
◎戦争する国は、核兵器製造の潜在能力としての原発を手放さない。
◎原子力(原発)産業と軍事産業は重なり合う(東芝・日立・三菱重工など)。
◎安保(戦争)法制と原発再稼働は車の両輪。
ア.核武装を追求し続けてきた日本
イ.原子力と宇宙利用は「我が国の安全保障に資する」
ウ.核兵器製造の潜在能力としての原発
エ.アメリカは国益のため日本とインドの核武装を容認する
オ.安保法制により核兵器に一歩近づく
カ.安保法制と原発再稼働は車の両輪
キ.非核三原則
ク.崩壊同然の核燃サイクルの延命策が最近次々と打ち出されている-安保法制と関連あり
ケ.核武装に直結する施設、リサイクル機器試験施設(RETF)復活の策動
参考:核をめぐる政治家の主な発言
4.柳田は、A4判12頁の資料に基づき説明。主な中味は、
◎東芝粉飾決算の背景は原発、ウエスチングハウスの巨額買収が不正会計に
◎山本太郎「原発がミサイル攻撃されたら…?」
◎原発への攻撃、極秘に被害予測-外務省が1984年に。
◎三菱重工の兵器生産-陸、海、空の兵器の写真
◎武器・原発輸出プラス残業代ゼロの安倍政権
◎自民党への献金額を増やす武器産業・会社
◎闘い方への要望-総がかりへ、シールズの皆さんへ
5.12人から発言あり。多彩な意見でした。運動の進め方についてもいくつかのヒント
が出されました。(まだまだ、議論が必要ですが…)
6.好評だったこと、又、原発再稼働も安保(戦争)法制も今後つづくことを考え、2回
目の学習会を近日に企画したい。乞うご期待。
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┗■2.またぞろ復活の国策番組と視聴者の反抗
| 60年代の軍国主義映像と原発を結ぶもの
| 9/5講座の報告
└──── 西村俊弘(たんぽぽ舎ボランティア・講座運営委員)
◯ 9月5日(土)加藤久晴さんのシリーズ「戦争とメディア」(全3回)パート2の講
座が行われました。
本日のツカミは、その日偶然、東京ドームで行われていた、矢沢永吉のコンサートの
話でした。
加藤さんが日本テレビの社員だった時、矢沢永吉のコンサートを取材したそうです。矢
沢永吉のファンは暴走族が多く、その日も多くの暴走族が集まっていました。
加藤さんは彼らを見て、物凄いエネルギーを感じ、このエネルギーを他のものに向けら
れないものかと思うと同時に、これは我々、マスコミのせいなのではと感じました。
それは、マスコミが真実を報道する事を避け、現実から目をそむけさせるために、音
楽、スポーツ、バラエティなどを多く放送するようになったため、国民の興味がそちら
にしか向かわなくなってしまったのだと、何とかしなければ、責任をとらなければと強
く思ったそうです。
◯ 講座は本題に入ります。60年代を象徴する映像として最初に取り上げたのは、196
2年から63年に放送された、NHKの「ゆく年くる年」でした。
映像は自衛隊機のスクランブル映像から始まり視聴者に強烈なインパクトを与えまし
た。
まさに、さあこれから自衛隊をどんどん宣伝するぞというファンファーレでした。
加藤さんが取り上げた問題番組にはNET(現テレビ朝日)のものが多数ありました。
それには理由があります、NETは当初、日本教育テレビとして立ち上げられます。
教育を目的とした番組構成ですので、視聴率が伸びません。そこでNETは自衛隊と
タッグを組んだ、自衛隊と原子力潜水艦の宣伝番組に走ります。
製作費が安く上がるうえに、戦車や護衛艦、アメリカ海軍の原潜の映像もただで使え
るという、大きなメリットがある。
他のテレビ局も黙ってはいない。次々と国策番組に参入する。そんな中で1964年に製
作された、フジテレビの「自衛隊とび歩き」は、労働組合と世論の強い反対を受け、ス
ポンサーの日産自動車が下りる事になり、放送中止に追い込まれた。
◯ 逆の例もある。1962年RKB毎日の製作した「ひとりっ子」は、防衛大に合格した
青年が防衛大入学を拒否するという作品だ。スポンサーであった東芝を、佐藤栄作首相
と右翼の大物が呼びつけ、スポンサーを下ろさせた。放送しろとの世論の高まりは無視
され、放送される事は無かったが、ラジオ・テレビ記者会が、この作品を見てブルーリ
ボン賞を受賞する事になった。
当日は加藤さんが手に入れてきた、この貴重な映像を鑑賞した。加藤さんは、最近は
テレビ番組に抗議をする人が少ない事に危機感を覚えています。
◯ いままでも、多くの国策番組が世論の強い反対にあい、放送中止を余儀なくされて
います。テレビ局は世論を恐れています。我々が声を上げれば報道は変わるのです。
テレビで、反原発や反安保法案の番組が当たり前のように放送されるようになるのです。
声を上げて下さい、国民の力で真実の報道をさせる事ができるのです。
※10/3連続講座の最終回・ご参加を
戦争とメディア・・“戦争法案”認知を狙う映像たち
パート3 現代の戦争と原発推進の共通性
映像があおる-東電に入ればこの世は天国
日 時:10月3日(土)18時から20時(開場17時30分)
講 師:加藤久晴さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■3.40年前から始まっていた福島第一原発事故
| 実験的な確認のないまま次つぎと「安全である」という安全審査結論
└──── 上岡直見〔環境経済研究所(技術士事務所)〕
たまたま1976年刊行の山崎俊雄・木本忠昭『電気の技術史』(オーム社)という本
を読む機会があり、いったいいつの話をしているのかと改めて驚かざるをえなかった。
福島第一原発1号機は1967年9月に着工している。2011年3月の地震・津波は、破
滅的事故への通過点にすぎず、建設当初から時限爆弾のタイマーが回っていたことが改
めて理解できた。
1.【事故時の放射性ヨウ素放出量見積問題では1959年3月には1万キューリといっ
ていたものが、7月には250キューリ、8月には25キューリと科学的説明抜きでくる
くると変更された。これは、イギリスやアメリカの放射線被曝制限値が順次きびしく
伝えられ、これに合せて逆算して放出量をかってに推測してきめたことによるもので、
この問原子炉そのものの安全性を厳しく審査しようという態度が見られなかった】(p.2
33、単位は当時のもの)
2.【導入大型原子炉が安全性研究による実験的な確認のないまま次つぎと「安全で
ある」という安全審査結論を得て各地に建設されている。しかも、商業上の機密を理
由に「安全審査にあたっての資料の公開はできない」(原子力委員会委員の発言)とさ
れるならば、原子力研究の憲法ともいうべき「自主・民主・公開の三原則」を踏みに
じるものであり、国民的合意の下に技術発展をすすめていく姿勢がとられているとは
言いがたい】(p.281)
3.【原発新設に際して、地質を調査した科学者が、断層その他地盤に問題があると
電力会社に質問書を出したところ、当初この電力会社は無視しようとした。
政党調査団がきてはじめて資料の公開を約束するという、こういう電力会社の閉鎖
性は、電力問題の公共性を主張する当の電力会社の主旨とも相入れないばかりか、国
民的合意の上で安定したエネルギー供給体制を形成していく上でも障害となるであろう。
国民に開かれた運営形態こそが将来の発展に必要とされている】(p.284)
これらの問題は40年間にわたり全く改善されていない。この当時は原子炉の寿命が
30年間と考えられていたことも記述されているが、炉の周辺部で細かい改良が行われ
ているとしても、原子炉本体は何ら取り替えられていない。
それが現在ではさらに延長の話が出ている。いま停止中の原子炉を再稼働したならば
、時限爆弾のタイマーが再び回りだす。
各地で次々とタイマーがゼロになる時、本当に日本という国が存在しなくなるだろう。
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆10/1日本弁護士連合会第58回人権擁護大会シンポジウム第3分科会
放射能とたたかう~健康被害・汚染水・汚染廃棄物~
日 時:2015年10月1日(木)12:30から18:00
会 場:幕張メッセ国際会議場コンベンションホールB(千葉市美浜区中瀬2-1)
第1部 健康被害と医療体制
米国スリーマイル島原発事故の調査報告
津田敏秀氏(岡山大学院教授)、坪倉正治氏(医師)
第2部 汚染水問題
福島第一原発の視察報告
佐藤暁氏(原子力コンサルタント)、
浅岡顕氏(名古屋大学名誉教授)
第3部 放射性物質に汚染された廃棄物
1 福島、宮城、栃木、茨城、千葉等の報告
2 関口鉄夫氏(志賀大学非常勤講師)、
猪股洋文氏(宮城県加美町長)、
見形和久氏(栃木県塩谷町長)
問合せ:03-3580-9910 日弁連人権部
◆10/2「原子力空母ロナルド・レーガン抗議全国集会」
日時:10月2日(金)18時、デモ行進 19時より
場所:横須賀ヴェルニー公園(神奈川県横須賀市、京急線「汐入」駅下車)
共催:平和フォーラム、全国基地問題ネットワーク、
平和センター関東ブロック、神奈川平和運動センター、三浦半島地区労
※たんぽぽ舎も参加します。東京湾に浮かぶ2つの原子炉ノー。
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