たんぽぽ舎です。【TMM:No2597】
2015年9月25日(金)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「原発事故子ども被災者支援法の死刑宣告」を止める運動を
総がかりの社会運動に!(第3回)
瀬戸大作 (原発事故の被害者救済を求める全国運動)
★2.大雨が降るたびに法令報告をしているようでは本末転倒?
規制委委員長と代理がことを荒立てないよう抑え込もうとしている
放射能汚染水漏れを隠すな!汚染水対策検討WGを開催せよ!
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その64
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆10/10「戦争はいやだ!市川市民の会」第5回「集い」
原発再稼働強行と「核ゴミ処分」の矛盾-福島原発事故から考える-
お話:倉澤治雄さん(科学ジャーナリスト)
★4.新聞より
◆伊方の再稼働反対 愛媛県議会に請願 地方議員ら180人
(9月25日東京新聞朝刊2面より)
★5.テント日誌9月20日(日)
経産省前テントひろば 1471日
連休の静けさの中から次のステップへ (I・M)
連休中だが、テントは様々の訪問者がある (I・K)
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※9/26(土)学習会にご参加下さい
「東京電力元役員3名強制起訴に至った驚がくの「証拠」とは!!」
日 時:9月26日(土)14時より17時(開場13時30分)
講 師:山崎久隆さん(たんぽぽ舎副代表)
場 所:スペースたんぽぽ(ダイナミックビル4F) 資料代:800円
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※9・30JCO臨界事故を忘れない!
9月30日朝の追悼と抗議集会にご参加ください。
日 時:9月30日(水)10:00~11:00
場 所:経済産業省別館前(飯野ビル側:経産省前テントの反対側)
内 容:黙祷(事故発生の10:35~) ※喪章をお持ちください。
献花…菊の花を予定しています。(実費200円の負担をお願いします)
連絡先:たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035
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┗■1.「原発事故子ども被災者支援法の死刑宣告」を止める運動を
| 総がかりの社会運動に!(第3回)
└──── 瀬戸大作 (原発事故の被害者救済を求める全国運動)
-9月23日:「さよなら原発全国集会」から-
9月23日:晴天の代々木公園での「さよなら原発全国集会」私は、サブステージB
の“原発事故被害者の切り捨てを許さない”とメインステージからの“福島 からの報
告(武藤類子さん、宍戸隆子さんの報告と沢山の他旗と横断幕での総がかり)”の企画担
当をさせて頂いた。そして福島から、関東の汚染地域から多くの皆さんが駆けつけてく
ださった。本当に感謝したいと思う。
負けていい闘いや運動なんてない!と思う。でも原発事故被害者が棄てられる状況だ
けは許してはいけないと思う。だから「知っているものだけが集まる運動」 から、も
っとネットワークを生かし運動を社会化したいと考えている。
戦争法案に反対する運動が総がかり行動実行委員会が院内の議員を超党派につなぎ、
市民運動と結合させた。そしてシールズの若者の行動と結合し、かってない市民が国会
前と全国に連なった。シールズの多くが反原発運動の参加が原点だという。絶 対繋がれ
る。原発事故被害者救済運動は絶対負けてはならない。だから9・23を出発点に大き
なネットワークをつくる。絶対勝つ為に!
今日のメインステージの武藤類子さんのスピーチに福島原発事故から4年半を過ぎた
日本の為政者の不条理の結果、置かれてしまった被害者の状況がある。
「福島県は、いま帰還と復興のはげしい流れにのみこまれています。国と福島県は、
放射線量がまだ十分にさがりきらない地域の避難指定を解除し、避難者の借 り上げ住
宅制度の廃止や、賠償の打ち切りを当事者の声を十分に聞かぬままに決めました。オリ
ンピックに注がれる莫大なお金で、何人の避難者の生活が保障されるでしょうか? 放射
能安全神話とかたくむすびついた帰還政策は、被ばくへの警戒心や健康不安へのことば
を封じ込めます。帰還政策とは放射能のあるところでがまんしてかえって暮らせという
ことなのです。多発であるという警告をうけて、早急な調査と対策がなされるべき小児
甲状腺がんは、増え続けています」
宍戸隆子さんは、原発事故後に札幌に避難、避難先の雇用促進住宅で避難者の自治会
を自ら立ち上げた。介護ヘルパー職をしながら、見守り活動と居場所づくりなど寄り添う。
宍戸さんの携帯電話には避難者からのSOSの電話がかかる。 “私たちは可哀想な存
在ではない。甘えている訳でもない、子どもが大きくなり、高齢化が進むなかで住宅支
援打ち切りを今してほしくない。”生き続ける為の叫びだった。
宇野朗子さんは、10月末に正式に発足させる“避難者の会”について報告、全国に散
らばる避難者と繋がる運動を当事者自身がやらなければいけないと考えている。僕たち
全国運動が支援者として本気で支えていく運動をつくれるか本気で体制をつくろうと思う。
木本さゆりさんは、関東ネットの大勢の仲間の横断幕や関東の汚染地図を持って参
加!原発事故子ども被災者支援法において関東の汚染地域が支援対象にならず自ら甲
状腺検診運動を取り組んできた。約4000人近い受診者に昇る。本来、国の責任でおこ
なうべき取り組みを自ら動きカンパを集め取り組む。自治体で甲状腺検診をおこなった
のは北茨城市だけだった。「子どもたちの健康を守る」生協で働く僕らは見習わなくて
はならない。
メインステージでは皆でステージにあがった。掲げる旗と横断幕!被害当事者がつな
がりあっている。さ~!問われているのは僕たちだ!
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最後にいま考えている事、実行しようと考えている事に触れたい。
1.「原発事故被害者救済運動」を大きな社会運動にしていく事、集会や取り組みをおこ
なう時、必ずたとえば、反貧困運動など他の社会運動と繋がるよう意識して取り組んでい
く。さよなら原発実行委員会にも常に連携協力をお願いしている。
2.来年の参議院選挙の各党マニュフェストに「原発事故被害者支援」「住宅支援」「放射
能被害に対する医療支援」などに反映させる運動を今から準備する。 戦争法案反対の院
内、院外連携のの総がかりの運動を原発事故被害者救済運動に生かす。
3.被害当事者が立ち上がっている。「ひだんれん」「避難者の会」を支える体制をつくる。
4.12月に大きな集会を開催準備する。原発事故被害者切り捨てを許さない1000人委
員会など大きなネットワークを展望する。参議院選挙までの取り組み計画を具体化、一
気にひっくり返そう。
※第2回は、9月9日(水)発信【TMM:No2586】に掲載しました。
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┗■2.大雨が降るたびに法令報告をしているようでは本末転倒?
| 規制委委員長と代理がことを荒立てないよう抑え込もうとしている
| 放射能汚染水漏れを隠すな!汚染水対策検討WGを開催せよ!
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その64
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
9月16日の原子力規制委員会で「東京電力株式会社福島第一原子力発電所における
タンクエリア堰内からの漏えいについて」を報告・議論した。
http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/kisei/index.html (第29回)
まず、規制庁担当が報告:降雨により堰内に溜まっていた水の漏えいが発生した、炉
規制法第62条の3の規定に基づき報告を受けた、核種分析結果は告示濃度限度を下回っ
ているが排出基準を超えている、環境への影響がないと事業者が報告、今後原因究明と
再発防止対策について確認していく予定。
また、ストロンチウムの濃度が高いことについて、金城事故対策室長が次のように述
べた。「過去にタンクからの漏えいがありまして、この堰は補強が図られたわけですけれ
ども、このエリアも含めて、除染をした上で堰を高めたと、コーティングをしてという、
処置を施しています。この部分の汚染状況については、昨年の秋のデータがあって、そ
のときにはH5とかと同じように、全ベータ濃度は低い状況にありました。ですが、こ
としの夏にまた再度測ったところ、やはり高い状況になっていたということですので、
H4について、こういう汚染があったことについては、どういう原因が考えられるのか
ということはちゃんと東電に見させないといけませんし、やはりそれに対する対応はしっ
かりと計画的にやる必要があると考えております。」
にも拘らず、これに対して、更田委員長代理、田中委員長が汚染水漏れを隠す為の発言。
更田:堰等が十分な時間をかけて施工されたというよりは応急措置的な施工状況で、今
後も一定の頻度でこういったことは起こるだろう。出た総量で言った場合は取るに足ら
ない。
田中:排水濃度基準とか、濃度限度とか、こういったものは元々健全な通常の原子力施
設について定められたもの。雨が降ると必ずこういうことが起こり得るということなの
です、今後も永遠に起こり得るかもしれない。これを法令報告として扱うのがいいのか
どうかということについてはもう少し検討を要するのではないか。大雨が降るたびに法
令報告をしているようでは本末転倒。
確かに、規制庁の説明では、報告基準をこの5月に改定したから法令報告が必要にな
ったらしいが、規制委委員長と委員長代理がことを荒立てないように抑え込もうとして
いることが明らかだ。
本来、これだけ頻繁に汚染水漏れが起こっているのだから、「特定原子力施設監視・評
価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ」や「海洋モニタリングに関する検討会」を
直ちに開催するべきなのに、昨年4月以来ずっと開催しないのも汚染水漏れ隠しの為だ
ろう。
本来なら、安倍首相の大嘘(コントロールもブロックもできていない)を白状し、放
射能汚染水がどれだけ外洋に出たかを明らかにして、総量管理するべきなのに。
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆10/10「戦争はいやだ!市川市民の会」第5回「集い」
テーマ:原発再稼働強行と「核ゴミ処分」の矛盾-福島原発事故から考える-
お 話:倉澤治雄さん(科学ジャーナリスト)
日 時:10月10日(土)13:30から14:30
場 所:市川市文化会館第5会議室(JR本八幡駅南口下車 徒歩約10分)
主 催:「戦争はいやだ!市川市民の会」
連絡先:菊池嘉久 090・6948・8998
資料代:500円
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┗■4.新聞より
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◆伊方の再稼働反対 愛媛県議会に請願 地方議員ら180人
四国電力伊方原発3号機(愛媛県)の再稼働に反対する25都道府県の地方議員ら
180人が24日、愛媛県議会の本宮勇議長に対し、議会として再稼働に反対の意思を示
すよう求める連名の請願書を提出した。
180人は都県議8人と市区町村議170人、元議員2人。事故が発生した際の避難計画
には不備があり実現不可能だと指摘し、愛媛県議会として伊方原発の再稼働に反対し、
政府と原子力規制委員会に意見書、四国電力に要請書をそれぞれ提出するよう求めた。
東京電力福島第一原発事故に関する勉強会などを通じて議員らと連携する松山市の元
教員堀内美鈴さん(51)が県議会事務局に手渡した。
堀内さんは「住民が納得できていない状態で手続きだけが進むのは拙速だ。議会でき
ちんと話し、経緯も含めて県民に伝えてほしい」と話した。
(9月25日東京新聞朝刊2面より)
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┗■5.テント日誌9月20日(日)
| 経産省前テントひろば 1471日
| 連休の静けさの中から次のステップへ (I・M)
| 連休中だが、テントは様々の訪問者がある (I・K)
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連休の静けさの中から次のステップへ
敬老の日を控え大型連休となったテントは夕刻の暗闇から静かに時が流れた。
周辺は人通りと交通の往来はほとんどなく、あの嵐のような抗議の人波は小休止した感
じだが、来年夏の参議院選挙に向けて、安保関連法の「違憲」と廃止への様々な具体的
な行動が次々と動き出す。
共産党も「戦争法廃止」の一点で、野党と共闘し選挙態勢を組み立て直すという。こ
れは絶対に必要だ。与党議員に対し批判票の食い合いほどばかげたものはない。誰しも
が思うだろう。すそ野をさらに拡げ、「これからが始まり」だと。
23日秋分の日、代々木公園で午後1時から行われる「9.23さようなら原発さようなら
戦争 全国集会」は再び大規模なうねりを呼び起こす集会になるのは確実だ。
テント、たんぽぽ舎、再稼働阻止ネットが共同ブースを出すのでこのテントにも声掛
けしてほしい。テントTシャツプロジェクトからのお願いは、友人・知人にTシャツを
勧めてほしいこと。
夜が更けても珍しく来客はなかった。テントの来客門限は原則午後11時だが、
秋の夜長、話の輪に参加してほしい。
霞が関が休みのせいか、ネズミが食べ物をめがけて遠慮会釈なくやってくる。
ふたりで話し合っていれば彼らはやってこない。
明け方5時過ぎ、日比谷公園から銀座方面の東空がピンクのグラデーションで染まっ
た。(I・M)
連休中だが、テントは様々の訪問者がある
今日はからっとした秋らしい天気に恵まれた。テントに着いたら毎週寄ってくださる
サイクリングの人が乱さんと話していた。いつものように記念写真を撮って帰られた。
その後、貸自転車に乗って「川内原発の末端の社員」と言う人が現れ、「原発の必
要性」をしつこく言う。「みんな原発の電気の恩恵を受けているでしょう。 電気をたく
さん使う鉄道を利用しているでしょう。原発は事故を起こすけれど、その恩恵のために
はそれを我慢しなくてはいけない」と言うのです。
聞いていて信じられないことばかりなので、高レベルの放射性廃棄物をどうするのか
聞くと「それは頭のいい人が考える、自分は末端にいるだけ」など言うのであきれまし
た。Sさん、Mさんが色々反論したけれど、聞く耳持たず議論は噛み合わないまま去っ
ていった。
彼が去った後、午前中は昨日と打って変わって静かだった。テントに有った新聞を
読みながら座り込む。
東京新聞に安保法案に賛成した議員と反対した議員の名前が載っていたのが興味深
かった。
昼近くからは色々な人が寄ってくれた。フランスから一時帰国していた女性、何度
かテントに来てお世話になったのでと挨拶の来てくれた。しばらく話して記念写真を
撮っていたら、M子さんが来たのでまた彼女とも話が 弾んでいた。
水戸から来た女性、本当は此処に一緒に座らなければならないのだけどと、言って
美味しいドーナツの差し入れとカンパを下さった。
学校が有って普段来られないのでと中学生の娘さんと来た女性はバッジを買って国
会前に向かって行った。娘さんは、友達と霞ヶ関ツアーを考えているとか、若い人が
政治に関心を持っているというのは頼もしいです。
安保法案は可決されてしまったけれど、怒りを抑えきれず国会前に向かう人が今日
もたくさん居た。
夕方来た女性、食料をたくさん差し入れて281さんデザインのバッジを買ってくだ
さった。
テントのことを心配してくれる人がたくさん居て嬉しいです。
今日はスタッフが少なかったのでいつもより遅くまで残っていたが、Y子さんが来
てくれたので6時過ぎ帰路に着く。(I・K)
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