たんぽぽ舎から TMM:No2616

たんぽぽ舎です。【TMM:No2616】

2015年10月19日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

転送歓迎

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★1.『10.11伊方原発ゲート前行動、

そして10.12川内原発2号機再稼働阻止鹿児島集会へ』

第29回「伊方集会」に参加して―報告

沼倉 潤 (再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.「原発なしに暮らしていける、そのような地域、社会づくりを

ともにぜひ進めていただきたい」

近藤誠さん逝去4日前「魂の抗議アピール」伊方原発ゲート前…

2015年10月11日(日)第29回伊方集会

伊方原発ゲート前での近藤誠さんの発言(テープ起こし)

堀内美鈴(伊方原発50km圏内住民有志の会)

★3.来年3月頃には、タンクによる汚染水貯留は破綻する計算

多くの報道機関はスルーしている

タンク空き容量が減少一途の福島第一原発       春橋哲史

★4.新聞より

◆もんじゅ点検漏れ 相次ぎ7回 機構の運営 規制委不安視

(10月19日東京新聞2面より抜粋)

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※伊方原発3号機再稼働反対!

10/21(水)第1回四国電力東京支社抗議行動にご参加を!

日時:10月21日(水)18:30より19:30

場所:四国電力東京支社

東京銀行協会ビル前(丸の内1丁目/大手町駅から3分)

主催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549

http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/

メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp

FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)

(東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付)

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※10/24槌田ゼミ新シリーズ 第15回原発基本講座

当日、設立予定の「原子力民間規制委員会・東京」による

17項目の規制勧告について

日 時:10月24日(土)15時より17時

お 話:槌田 敦さん

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)

参加費:800円

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┗■1.『10.11伊方原発ゲート前行動、

|  そして10.12川内原発2号機再稼働阻止鹿児島集会へ』

|  第29回「伊方集会」に参加して―報告

└──── 沼倉 潤 (再稼働阻止全国ネットワーク)

 

◯〈民の叫びに舞踊る竜王様に導かれて〉

 

10月11日、「第29回伊方集会」が開催された。東京から参加することになった私
は、金曜夜の首相官邸前抗議を早々と切り上げ、夜行バスで12時間、愛媛に向かった。
八幡浜に到着後、「伊方の家」で一泊。瀬戸内の海を渡るのも初めてであり、見知らぬ
土地の人々の暮らしも知らないまま、やっとの事でゲート前に辿り着いた。

眼下に見えるのは伊方原発の3つの原子炉。1987年10月に四国電力が秘密裏におこ
なった出力調整実験の恐怖、1988年米軍ヘリ-原発800m付近への墜落。そして巨大地
震が想定される中で、嘘で塗り固められた「新規制基準」審査のまやかし。住民の不安
は私の理解を超えるものであろう。

そんな中で始まった抗議行動は、東京の集会にはない力強い歌と踊りで始まった。私
欲にまみれた四国電力は竜王様のお告げを無視し、原発を建てたという。 四国全県、全
国から集まった250名の参加者は一人ひとりの怒りを抗議文に託し、或いは直接の言葉で
、太鼓で再稼働阻止の意思をアピールしていった。

 

◯〈近藤誠氏の最後の言葉に勇気づけられて〉

 

抗議行動の最後に車椅子で駆けつけた近藤誠氏は「四国電力は住民に再稼働審査は
合格したとの理由書を配っているが、福島原発事故のことは一切書かれていない。基準
地震動の説明が何度も変わっている。国民だましのトリックだ。住民は誤魔化しの中で
の生活はできない。再稼働を止めていくことは子孫を守っていくことだと確信している。
安倍政権を倒し、あらゆる体制をひっくり返していくことを断言し、宣言する。」

東電福島原発事故は二度と繰り返してはいけない。川内原発1号機が再稼働され、
2号機の稼働も迫っているが、川内原発ゲート前ではハンストで抗議する人々がスクラ
ムを組み、連帯する仲間が全国に拡がっている。

議会の容認があろうとも住民の意思は、再稼働不同意である。この意思表示の行動を
つなげ、広げていく役割の全国ネットの一員として、近藤誠氏の最後の言葉をお伝えし
たい。同時に伊方原発建設反対運動以来の優れた闘いの歴史に学び、11月1日松山集会
の成功を全国の皆さんと共に勝ち取っていくことを表明し、報告に代えさせていただき
ます。

 

◯〈11月1日(日)午前9時、伊方原発ゲート前での申し入れ行動に集まろう〉

追記―この報告を書き上げている最中に、近藤誠氏の訃報が届いた。私たちにとって
かけがえのない人を亡くした悲しみは大きい。

だがしかし、原発再稼働を許すことは近藤氏の最後のメッセージに反し、未来への裏
切りになる。

再稼働阻止全国ネットワークは11月1日、9時からの伊方ゲート前抗議を全国の皆
さんに呼びかけたい。参加できない方は一文のメッセージを、ゲート前に来られる方は
喪章の着用をお願いしたい。

 

○再稼働阻止全国ネットワーク「全国相談会・交流会」

期日:10月31日(土)14時から21時30分 八幡浜市松蔭公民館

○伊方原発3号機再稼働阻止ゲート前行動

期日:11月1日(日)午前9時から10時 伊方原発ゲート前

主催:再稼働阻止全国ネットワーク

*申し入れ書、メッセージを持参願います。

 

 

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┗■2.「原発なしに暮らしていける、そのような地域、社会づくりを

|  ともにぜひ進めていただきたい」

|  近藤誠さん逝去4日前「魂の抗議アピール」伊方原発ゲート前…

|  2015年10月11日(日)第29回伊方集会

|  伊方原発ゲート前での近藤誠さんの発言(テープ起こし)

└──── 堀内美鈴(伊方原発50km圏内住民有志の会)

 

※動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=i_DXpkj3w1A

 

◯ 本日は皆さん各地から駆けつけていただきまして本当にありがとうございます。あ
りがとうございますと言いましても、皆さんと私は同じ立場でございますが。

本日、四国電力の皆さんに、先ほどからずっと参加者の多くの皆さんから伊方原発の
危険性と地域の安全を何とか守りたい、そのような思いがずっと連綿と語られたと思い
ます。それはまさに私たち地域の住民の同じ願いそのものであります。

四国電力の皆さんは、いまは残念ながら、なんとしてでも利益を確保しようと、あら
ゆるものを無視して邁進しておられますけれども、しかしやはり皆さんの中には、原発
の推進に大きな疑問を持った方も私はたくさんおられると、そのように信じております。
そのような皆さんとともに、今後、やはり原発なしに暮らしていける、そのような地域
、社会づくりをともにぜひ進めていただくことを、地域の住民として述べたいと思いま
す。

◯  それからもう一言、いま30キロ圏内に四国電力の皆さんが、いわゆる新規制基準に
合格したと称する説明書を配っておられる、あるいは郵送しておられます。 それを一
応私どもも読ませていただきましたけれども、そこには残念ながら、まったく福島事故
の再発を防ぐそのような手立てはまったくありません。

具体的に申し上げれば、耐震設計、地震についても大きなごまかし、トリックを行な
うことによって、地震、活断層の耐震設計を小さく見せる。このようなことをまったく
変えていない。1号炉、2号炉の安全審査の大きな誤りを認めることなく、そのままに
して、さらに3号炉をあなた方は建設した。しかし、現実にそのパンフレットの中にこ
う書いてあります。基準地震動はあらゆる要素を見て、最大の地震動である。そうちゃ
んと注釈までついている。しかしその最大の地震動というものをあなた方は、1号炉では
200ガル、そしてその後、3号炉で473ガル、さらに570ガル、そして650ガルと、次々
とそのような数字が変わっていきました。それはいかにあなた方が設定していた最大の
基準地震動といわれるものが、いかに科学的に根拠のないでたらめなものであった、恣
意的なものであるかということを具体的に実証しています。誰が見ても、それは明らか
なことです。それにも関わらずあなた方は、それをあたかもですね、科学的なものであ
るかのように未だに装っている。

残念ながら、あなた方だけが悪いわけじゃない。それに対する専門委員会、原子力規
制委員会、すべてがそれを認めている。こういう皆さん一体となった国民騙し、住民騙
しのトリックによって、あなた方は強引に手続きを進めようとしている。

◯ さらに具体的にいえば、いちばん最後に誰もがいちばんいま問題としている住民の
避難。いざ事故が起きた場合、あなた方はメルトダウンをすると平然と言って、それに
対する対策をつくるんだと、つくっていると言っていますが、肝心要のいざそれが起き
た場合に住民はどうする。住民はどこに逃げたらいい、どうすればいい。避難の「避」
の字も、今回のあなた方の3号炉の説明書のなかには、まったくない。

つまり、避難については、すべてあなた方は責任を持たない。県も責任を持たない。
四国電力は責任を持たない。そして政府は、安倍首相が「国が責任を取る」と言ってい
るが、あの安倍首相の言った言葉は、たんにこれまでの原子力防災計画のなかで、すで
に定められた文書の中の言葉を言い換えているだけにすぎません。

実際に、先程来から指摘されてきたように、いざ事故になったときに、あなた方はど
のように責任を持つことができるのか。安倍やあなた方社員が、いったいどうやって、
この膨大な人々が逃げ惑うその状態、そしてその結果について、あなた方はどのような
責任を実際自分で取るというのか。それはまったく取れない。誰も取ることはできない。
にもかかわらず、それがあたかも取れるかのように、あなた方はいま装い、それを強引
に進めようとしている。

私たちはですね、ぜったいこのようなあなた方のトリックやごまかし、その中でこれ
からの生活を営んでいくことは、とてもできません。私たちはなんとしても再稼働を阻
止して、そして原発のない社会づくりを私たちは進めていく。また電力会社の皆さんと
ともに進めていく。それしか、今後私たちは、自分たちの子どもを守り、自分たちの子
孫を守っていく方法はないと私たちは確信しています。四国電力の皆さんも含めて、私
たちは原発をなくす社会づくりをしたいと思います。

◯ そして安倍政権、これをなんとしても打ち倒す。まったく新たな政権によって、あ
なた方がこれまでつくってきた、いわゆる安保法、戦争にむかうあらゆる体制をひっく
り返していく。私たちはそのことを、それぞれみんなが手を結んで、手を繋いでそれを
進めていく。そのことを私たちは皆さんに、はっきりと断言し、宣言したいと思います。
以上です。

 

 

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┗■3.来年3月頃には、タンクによる汚染水貯留は破綻する計算

|  多くの報道機関はスルーしている

|  タンク空き容量が減少一途の福島第一原発

└──── 春橋哲史

 

フクイチのタンク内汚染水の貯留量が、9月以降、急増している。8月は4週間で
約7900トンの増加だったが、9月は4週間で約1万6800トン、10月は3週間で約1万
8600トンの増加である(貯留総量は10月15日時点で約73.7万トン)。

一方、タンクの増設ペースは、8月が1万2000トン容量、9月が9800トン容量、
10月が3週間で5800トン容量である。

タンク空き容量は、「8月・約3000トンプラス」→「9月・約8800トンマイナス」
→「10月・約1万2800トンマイナス」と推移し、8月末時点で約12万500トンだっ
たタンクの空き容量は、10月15日時点で約10万700トンに減少している(空き容量に
は、解体・撤去予定のタンクは含まず)。

今後の汚染水の増加量・タンク容量の増設ペースを確定的に予測することは困難だ
が、仮に、1.5ヶ月で約2万トンビハインドの状態が続けば、来年3月頃には、タンク
による汚染水貯留は破綻する計算になる。

東京電力の予測では、タンク内貯留量は10月第4週も5000トン以上増えることに
なっており、しかも、汚染水増加量の抑制策が効果を発揮する時期は未定である。

タンクの空き容量について、東電の記者会見で本格的に追及しているジャーナリスト
は、今のところ、木野龍逸氏だけで、多くの報道機関はスルーしている。

タンク増設はやろうと思って直ぐにできるものではない。タンク増設に関連して、人
身災害が発生したことも有る。

川内や伊方の再稼動に注目が集まるきらいがあるが、フクイチの現状を監視する必
要性を、私達はもっと認識しなければならないだろう。

この投稿は、10月16日の金曜行動・希望のエリア、及び、18日の脱被曝実現ネ
ット・渋谷ハチ公口街宣でのスピーチに、加筆・訂正したものです。意見に関わる部分は
私個人のものであり、他の如何なる組織・個人とも関係のない事をお断りしておきます。

 

 

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┗■4.新聞より

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◆もんじゅ点検漏れ 相次ぎ7回 機構の運営 規制委不安視

 

日本原子力研究開発機構の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、機器の点
検漏れが3年前に発覚して以来、新たに7回も漏れが見つかっている。こうした事態に、
原子力規制委員会では「このまま機構にもんじゅを委ねていていいのか」との声まで上
がり始めている。

点検漏れが初めて発覚したのは2012年11月。1万点近くの機器で、定められた点検
を怠っていた。機構の鈴木篤之理事長(当時)が規制委事務局に「形式的ミスが出るの
はやむを得ない」と、安全軽視と受け取れる発言をしていたことも判明。理事長は引責
辞任し、規制委は事実上の運転禁止命令を出した。

(中略)

政府はもんじゅを存続させる方針。規制委がどこまで毅然(きぜん)とした姿勢で対
応できるのか、真価が問われる場面もありそうだ。

(10月19日東京新聞2面より抜粋)

 

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