たんぽぽ舎から TMM:No2630

たんぽぽ舎です。【TMM:No2630】

2015年11月5日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします

転送歓迎

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★1.「もんじゅは廃止」が妥当-常識・普通の人なら

運営交代勧告(規制委員会)は大まちがい

税金のムダ使い、核武装が目的

柳田真(たんぽぽ舎 再稼働阻止全国ネットワーク)

★2.本日は、ゲリラカフェで小腹を満たし、スピーチのハシゴで、ございます。

10月30日第170回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告

にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア )

★3.東京電力は福島原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!

放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!

-第26回東電解体!東電本店合同抗議の報告-

渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

★4.新聞より4つ

◆もんじゅ廃炉へ現実味 核燃料サイクル計画破綻

移管勧告へ  担い手探し困難    (11月5日東京新聞より抜粋)

◆  伊方原発 住民の安全を願うなら

(11月4日東京新聞「社説」より)

◆「住宅除染」進捗率は73.4% 35市町村、公共施設86.7%

(11月2日福島民友新聞より)

◆自然エネで原発ゼロ期待  小泉元首相講演

(11月5日東京新聞より)

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※【フィルター付きベント】も【免震棟】も【コアキャッチャー】も

【十分な避難計画】も【火山対策】もない川内原発、今すぐ止めろ!

11/6(金)首相官邸前抗議-第171回

日 時:11月6日(金)18:30-20:00

主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)

当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照

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※11/12学習会にご参加を!

戦争とメディア特別編 「新聞報道のあり方」その1 侵略戦争に加担した報道~日
清・日露からイラクまで~

お 話:山口正紀さん(ジャーナリスト。「人権と報道連絡会」世話人)

日 時:11月12日(木)19時より21時

会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)    参加費:800円

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┗■1.「もんじゅは廃止」が妥当-常識・普通の人なら

|   運営交代勧告(規制委員会)は大まちがい

|   税金のムダ使い、核武装が目的

└──── 柳田真(たんぽぽ舎 再稼働阻止全国ネットワーク)

 

1.テレビ、新聞で「もんじゅの惨状」が連日報道されている。同じような安全管理ミ
スを20年間繰り返してきたとして。1万件を超す機器点検漏れ(2012年発覚)などの
違反を連発。その後も具体的な改善策が文科省からも日本原子力研究開発機構(もん
じゅの運営者)からも示されなかったため、原子力規制委員会が「もんじゅ運営交代を
勧告」した(11月4日)という報道である。

2.しかし、これは間違いだ。運営交代ではなく廃止を勧告すべきなのだ。1万点もの
重要機器を含む点検漏れと、2012年発覚後4年間も改善できぬのは、もんじゅの構造・
難しさそのものにある。

(液体ナトリウムを冷却材として使用する難しさなど)世界では先進国仏国も含めてす
べて中止(廃止)-軍事用を除き-しており、普通の人の常識なら、もんじゅ廃止が当
然である。

なのに、なぜ廃止を勧告できないのか。なぜ、巨額な税金のムダ使いを続けるのか。
既に1兆円以上の税金のムダ・プラス毎年200億円の維持費=1日当たり6000万円の税
金-しかもこれには多数の職員の人件費は含んでいない-のである。

社会保障費や生活保護費は削りながら、もんじゅ費用は惜しみなく支出する日本政府
の謎は何か?テレビ・新聞報道がもう一歩深く踏み込めない理由は何なのか?

3.もんじゅは特殊な原子炉だ.それは原爆製造に必要な“高純度プルトニウム”を生
産できる炉だから。普通の原発ではできない高い純度のプルトニウムを生産できる日本
で唯一の原子炉だから・・・である。日本核武装を狙う人々-安倍首相-にとって手放
せないのである。

※詳細は『隠して核武装する日本』(影書房)をご覧下さい-たんぽぽ舎でも扱い

☆12月5日(土)もんじゅを廃炉に!全国集会ジョイント

高浜原発3・4号機再稼働を本気で止める!全国集会

(福井市内で開催)-たんぽぽ舎も参加します。

★4 新聞より 東京新聞記事を参照下さい

 

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┗■2.本日は、ゲリラカフェで小腹を満たし、スピーチのハシゴで、ございます。

|  10月30日第170回金曜官邸前・国会前抗議行動の報告

└──── にしざきやよい (たんぽぽ舎ボランティア )

 

今日は珍しい事にスピーチ用の原稿を用意してみました。まず国会前で3分のスピー
チに挑戦、3分は何時もながら長い。用意した原稿は、ノーベル文学賞を受賞したスベ
トラーナ・アレクシェービッチさんが福島事故後の2011年4月に毎日新聞に寄せられ
た文。「チェルノブイリから福島へ」を短くまとめられた物(すみません、ネットからの
拝借ですf^_^;)、300字あまりの原稿は訳と要約も素晴らしいので、詩的でとても読み
易い。

川内原発が再稼働させられた今、ここで読みあげるのにふさわしい文章でした。と、
自画自賛しつつ、小腹が空いたので、ゲリラカフェに立ち寄り、りんごのケーキを購入。
それをほうばりつつ、店主の女性から、ここに置いてある物は全て動物性の物は使用し
てない事など解説を受け、バターも使って無いのに、凄くコクがあって美味し~い。
と、小腹を満たし、今度は官邸前へ。

官邸前はスピーチ1分なので、この原稿はちょうどいいよね。と、思っていたら少し
間を取りすぎて、最後の方は「お時間です」のカードを目の前に出され、少し焦りなが
らも読み切りました。「お時間です」と出されても、そんなに焦らなくても良かったか
なと思いつつ、今度は事前にタイムを計って完璧を目指すぞ-。

嬉しかったのは、抗議終了後のテント脇、報告会で、Nさんが「官邸前でスベトラー
ナさんの言葉を読み上げた人がいて、それが長くて良かったです」と報告してくれ、私
はつい嬉しくて、「それは、ワタシでーす」と元気良く手を挙げてしまいました。我な
がら、子供っぽかったと反省です。来週は、ワンランクとは言いません、少しでも進歩
しますよーに。

 

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┗■3.東京電力は福島原発事故の責任をとれ!東電の情報隠しは許せない!

|  放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!

|   -第26回東電解体!東電本店合同抗議の報告-

└──── 渡辺秀之(たんぽぽ舎ボランティア)

○11月4日(水)、午後5時半から6時半まで、再稼働阻止全国ネット主催の「川内原発
再稼働やめろ!」九州電力東京支社抗議行動(JR有楽町駅:有楽町電気ビル前)が行わ
れた。参加者は、約100人。

○引き続き、午後7時から、東京電力本店前で「東京電力は福島原発事故の責任をとれ
!東電の情報隠しは許せない!放射能汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!」の
コールが鳴り響いた。

呼びかけは、「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」であり、122の賛同団体と共
に、第26回東電本店合同抗議行動が行われた。参加者は約120人。

○オープニングコールの後、横須賀の男性から、「自分は東電本店前でプラカードを掲
げて、一人スタンディング抗議を実行している。時には、行きかう東電社員と会話する
こともあり、原発を無くしたいという自分の思いを伝えている。」旨の発言がなされた。

続いて、日本音楽協議会とジョニー・H氏による「音楽での抗議」が行われ、歌声が
夜空に響いた。

更に、情勢報告として、金曜抗議行動で知られている春橋さんから、東電福島第一原
発で10/26に完成した海側遮水壁の抱える深刻な問題(建屋周辺の液状化現象など)、
増え続ける放射能汚染水の貯蔵タンクの増設に関わる問題など、事故収束どころか事故
拡大になり兼ねない福島事故現場の厳しい状況が紹介された。

その後、脱被ばく実現ネットなど4団体から、アピール、関連イベント告知があった。

最後に、ドンパン節(柏崎刈羽バージョン)を全員で歌って抗議行動を締めくくり、午
後8時に終了。

また、カンパが30,300円寄せられました。ご支援、ありがとうございます。

終了後、10数名の有志による懇親交流会が、近隣の居酒屋でなごやかに開催された。

 

☆抗議参加者の声

国民の半数以上が原発再稼働に反対している中、鹿児島川内原発が再稼働し、四国伊
方原発再稼働についても愛媛県知事が同意を示した。これは、東京電力が福島原発事故
発生の責任企業でありながら、その責任をあいまいにしたままの不誠実な対応が許され
ていることにある。私は、脱原発・反原発を目指すには、東京電力の責任を明確にし、
きっちり責任を取らせることが必要だと思います。そのため、東京電力の責任追及のた
め、抗議の声を挙げていきます。

 

☆次回の抗議は、開始時刻を繰り上げて、午後6時30分開始となります。ご注意くだ
さい!

日時:2015年12月2日(水) :午後6時30分-7時30分

場所:東京電力本店前(東京都千代田区内幸町)

JR・地下鉄新橋駅徒歩5分、地下鉄三田線内幸町駅徒歩3分

東電本店前に、ぜひ多くの参加をお願いします。引き続き賛同団体を募集中!

 

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┗■4.新聞より4つ

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◆ もんじゅ廃炉へ現実味 核燃料サイクル計画破綻

移管勧告へ  担い手探し困難

 

高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の廃炉が現実味を帯びてきた。原子力規制
委員会は点検漏れ問題で文部科学省に対し、信頼できる運営主体を探すか、安全対策を
抜本的に改善するかを勧告する。どちらかを実現しないと、廃炉は避けられない。もん
じゅは国が推進してきた核燃料サイクル計画の中核的な存在。なくなれば、10兆円を
つぎ込んできた計画は名実ともに破綻する。

規制委は4日、現在の運営主体の日本原子力研究開発機構では、停止しているもんじ
ゅの保全管理もできておらず、運転は任せられないとの判断を下した。

かつて「夢の原子炉」とうたわれたが、20年以上も前に造られ、稼働期間はわずか
250日。冷却材に爆発的燃焼の危険性が高いナトリウムを使い、維持費もかさむ。機構
は20年前のナトリウム漏れ事故以降、甘い管理体制を改善する機会は何度もあったが
一向に進まない。まだ待てというのか-。

規制委の委員5人は全員一致で、文科省への勧告という重い決断をした。

核燃サイクルは、一般的な原発系と高速炉系の二系統で、使用済み核燃料を再利用す
る計画。10兆円が投じられてきたが、どちらの循環も回るめどはない。原発で核燃料
をMOX燃料として再利用するプルサーマルは、海外で製造した燃料を使って一部始
まったが、使用済みMOXをどうするのかは白紙。もんじゅがなくなれば、高速炉系の
「輪」は名実ともに消える。     (中略)

来週にも勧告の具体的な内容が決まり、文科省に出される。これまでの経過からす
ると、文科省からは中途半端な回答しか出てこないこともあり得る。中途半端で認めれ
ば、規制委の存在理由が問われる。

一方、文科省の回答を不十分とし、もんじゅの廃炉まで踏み込めば、昨年4月のエネ
ルギー基本計画で核燃サイクルの維持ともんじゅ存続を打ち出した政府の方針と対立す
る。

4日の記者会見で、田中俊一委員長にあらためて覚悟を問うと、「(核燃サイクルを)
どうするかは国の政策マター(問題)で、私たちがどうこういう話ではない。申し上げ
ているのは、もんじゅの安全の問題への懸念だ」と述べた。

(11月5日東京新聞より抜粋)

 

◆  伊方原発 住民の安全を願うなら

 

四国電力伊方原発3号機(愛媛県)の再稼働に中村時広知事が同意した。誰も事故が
起きないとは言っていない。逃げ場所さえ定かでないままに再稼働を許すのが、住民の
ためだと言えるだろうか。

知事の判断は重い。

電力会社との信頼関係に基づく“紳士協定”とはいうものの、事実上、原発を動かす
ための最終的なゴーサインになるからだ。

立地自治体だけではない。たとえば愛媛県の場合であれば、150万県民の生命の安全
を担うという意味で、その責任は限りなく重い。ましてや原発事故の影響は、県内だけ
にとどまらない。

中村知事は決断を下すに際し、安倍首相から「再稼働を推進する責任は政府にある」
との言質を引き出した。県民の安全を思うその姿勢は評価したい。

しかし、もし事故が起きたとき、具体的にどのように責任が取れるのか。福島第一原
発のその後を見れば、原発事故の責任など、首相にも取りようがないのは明らかだ。事
故が起きてしまってからでは遅いのだ。

九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)、そして、伊方原発と、福島とはタイプの
違う加圧水型原子炉の再稼働への“流れ”ができつつあるようにもうかがえる。“ひな
型”に当てはめるようにして事を急ぐというのであれば、あまりにも危険ではないか。

原発の立地地域には、それぞれに地理的な特殊性がある。伊方の場合は、それが特に
顕著である。

佐田岬という日本一細長いといわれる半島の付け根のあたりに、伊方原発は位置して
いる。

事故が起きれば、多くの県民が船で四国の外へ脱出することになる。災害史上前例の
ない大作戦になるだろう。

福島のように、自然災害が重なればどうなってしまうのか。

国は8日と9日に総合防災訓練を実施するという。せめてその結果を見届けてから、
知事としての判断を下すべきではなかったか。

中村知事は記者会見で「(原発は)あるかないかでいえば、代替エネルギーが見つか
るまで…」と内心の苦悩をのぞかせた。

今からでも遅くはない。避難に責任が持てない以上、自らの判断を見直して、その代
わり代替エネルギー産業、あるいはその研究機関などを国策として立地地域に誘致でき
るよう、政府に強く働きかけるべきではないか。

県民、そして国民の安全が第一ならば。

(11月4日東京新聞「社説」より)

 

◆「住宅除染」進捗率は73.4% 35市町村、公共施設86.7%

 

県が1日までにまとめた市町村の除染実施状況(9月末現在)によると、国が直轄で
除染する双葉郡などを除いた35市町村で行われている住宅除染の進捗(しんちょく)
率は73.4%だった。

住宅除染は、本年度末までの計画数40万32戸に対し、除染が完了したのは25万18
83戸。除染完了戸数と、調査のみで終了した4万1637戸と合わせ、進捗率を算定。来年
度以降も含めた全体計画数43万4399戸に対する進捗率は67.6%。

公共施設は本年度末までの計画数9623施設に対し、除染を終えたのは7281施設で、
調査のみの1060施設と合わせ進捗率は86.7%。道路除染の進捗率は52.8%、水田や
畑などを合わせた農地除染は84.5%となっている。

(11月2日福島民友新聞より)

 

◆自然エネで原発ゼロ期待  小泉元首相講演

 

小泉純一郎元首相が4日、東京都内で開かれたシンポジウムで講演し、「原発事故は
絶対起こしてはならない。政治がかじを切れば、原発分の電気は自然エネルギーで十分
まかなえる」と語り、国民運動による原発ゼロの実現を期待した。

シンポは原発に頼らない社会の実現と自然エネルギーによる地域経済の活性化をテー
マに、一般社団法人『自然エネルギー推進会議』と城南信用金庫が主催。ロバート・キ
ャンベル東大教授もあいさつした。

小泉氏は「原発は安全でコストの安いクリーンエネルギーだと信じていた」と自らの
首相時代を振り返り、「福島原発事故以来、勉強して全部うそだと分かった。過ちは改
むるにはばかることなかれ、だ」と論語を引用しながら心境の変化を説明。身ぶり手ぶ
りを交えながら「危険な核のごみの捨て場所なんて見つかりっこない。自然エネルギー
は環境を汚染しないし、国民の支持もある」と訴えた。

(11月5日東京新聞より)

 

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