たんぽぽ舎です。【TMM:No2677】
2016年1月9日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.政府が原発推進にこだわる理由「核兵器をつくるための技術的な能力と
いうものを保持し続けたいというのが一番の動機なのです」
『第156回小出裕章ジャーナル』より
石垣敏夫(さいたま市)
★2.元日早々から「津波警報」の誤報
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその134
島村英紀(地震学者)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆1/10リレートーク「第一空挺団降下訓練始め」抗議行動
「木更津(千葉県)にオスプレイ来るな!いらない!自衛官は殺すな!殺されるな!」
★4.新聞より2つ
◆デモ続けていかねば (金曜日の声)
(1月9日東京新聞1面より)
◆玄海も免震棟「白紙」 九電 計画の見直し示唆
(1月9日東京新聞より抜粋)
★5.テント日誌1月8日(金) 経産省前テントひろば1581日
定例になった経産省前抗議行動 河合弁護士もスピーチに参加
(I・K) (K・M)
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┗■1.政府が原発推進にこだわる理由「核兵器をつくるための技術的な能力と
| いうものを保持し続けたいというのが一番の動機なのです」
| 『第156回小出裕章ジャーナル』より
└──── 石垣敏夫(さいたま市)
☆今、この時にそれぞれの人が戦争を防ぐために何ができるかということを考えながら、やはり声をあげる、黙っていてはいけないということが大切なんだろうと、私は思います。
暴力以外出来ることは何でもやりましょう、
野党統一候補の推薦、「戦争法」賛成議員の落選運動、マスコミの過ちを批判し、真実を知らせる、放映は良いものは褒め、問題あれば抗議する、カンパをする、集会・デモに参加する、「安保法制」違憲訴訟等の原告となる、闘争現地へ支援参加、裁判を傍聴する、ゼッケン・「アベ政治を許さない」等をつけて行動する、ミニコミ、クチコミを行う、街頭宣伝に参加する、仲間を批判するときは直接述べ陰で言わない、「戦争法」反対等のポスターを広める、戦争体験者のお話を聞く、貧困非正規雇用等の実態を知る、戦地や避難民・被害者のお話を聞く、戦争の本質を知る、メール・フェースブック・ツイッターを活用する等々でしょう。
以下、『第156回小出裕章ジャーナル』より一部抜粋します。
(小出さんのお話はとても分かり易いです)
全文は、こちらを http://www.rafjp.org/koidejournal/no156/
政府が原発推進にこだわる理由「核兵器をつくるための技術的な能力というものを保持し続けたいというのが一番の動機なのです」
~第156回小出裕章ジャーナル 2016年01月02日
湯浅誠:
今日は、『原発と戦争』というテーマでお話を伺います。小出さんは、去年の9月、毎日新聞出版から『原発と戦争を推し進める愚かな国、日本』という本を出されました。その本にも書かれてますが、日本政府が原発推進にこんなにもこだわる、そして止めない、その理由は何だと思われてますか?
小出さん:
はい。リスナーの皆さんは、この日本という国は平和国家で戦争なんかしないと思っていらっしゃったかもしれませんが、それは今、安倍政権の下で次々と壊されて、海外に派兵をするというようなところまできてしまっています。そして、まさか核兵器なんか持たないだろうと、日本の多くの方が思ってきたはずだと思うのですが、実はそれが初めから間違いなのです。
日本国政府は、国会でこれまでも何度も何度も答弁していますけれども、自衛のための戦力は憲法が認めていると、その範囲であるなら、核兵器であろうと通常兵器であろうと、それを持つことは憲法は禁じていないというのが、日本政府の一貫した公式見解だったのです。
つまり核兵器は日本という国で持てると、それが日本国政府の見解だった、そして多くの日本人の人達は、日本は原子力平和利用であって、平和利用三原則もあるので核兵器などつくらないだろうと、そのようにたぶん思ってきたと思うのですが、それもまた実は違っていたのです。
日本というこの国は、もともと原子力というものを発電の道具として考えていたのではなくて、平和利用と言いながら、原子力発電をやることで原爆材料であるプルトニウムを手にしたいという、そういう目的のために今日までずっと原子力をやってきたのです。
もうすでに、原子力発電というのが膨大な危険を抱えているということは、福島第一原子力発電所の事故で分かっているわけですし、原子力が経済的にもペイしないということももちろんわかっていて、電力自由化という今の時代に電力会社自身が国が何か援助してくれなければ、もう原子力ができないというようなことを言っているわけです。
それでもなおかつ、進めると日本国政府は言ってるわけで、なぜなのかと言えば、それは原爆材料であるプルトニウムをずっと保持していたい、そして核兵器をつくるための技術的な能力というものを保持し続けたいというのが一番の動機なのです。 (後略)
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┗■2.元日早々から「津波警報」の誤報
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその134
└──── 島村英紀(地震学者)
和歌山県で携帯電話を持っている人たちは元日早々、びっくりしたにちがいない。
午後2時8分に配信された緊急速報メールで県は「和歌山県沖で大きな津波の観測があった」と避難を呼びかけたからだ。さらに午後3時には、「津波がさらに大きくなっている」という2通目のメールも送信された。メールは県内にあったすべての携帯電話に送られた。
この情報を受けて逃げ出した人もいた。JR紀勢線に乱れが出たほか。県庁や消防、警察に問い合わせが殺到した。
だが、これらは誤報だった。午後3時15分に取消のメールが配信された。昨年11月から和歌山県が独自に始めた津波警報システムの誤作動だった。
このシステムは紀伊半島沖の熊野灘に設置された海底津波計からの信号を、気象庁を介さずに県独自に入手して警報する仕組みだ。全国の自治体でも初の試みだった。
海底津波計は海底に設置して海面の上下を精密に測る。津波は外洋を舞台にする海溝型地震が起きたときに生まれるものだから、外洋で海面の上下を津波計で測っていれば、時間的にも早く検知できる。測られた津波の高さと時刻が分かれば、沿岸に津波が到達する時刻と津波の大きさが津波に襲われる前に計算できるというわけなのだ。
津波が伝わる速さは海の深さで変わる。物理的には水深の平方根に比例するから、深海ではジェット旅客機なみでも、海岸近くだととても遅くなる。このため後から来た津波が前を行く津波に追いついて、海岸近くでは数倍から数十倍もの高さになる。
このため外洋では振幅が小さくても、海岸では大津波になる。
ところで太陽と月の引力で起きる海洋潮汐(潮の満ち引き)も海面を上下させる。一般には沖合では小さく、沿岸や湾では大きい。和歌山沖では振幅40~50センチメートルだが、たとえば有明海では6メートルを超えることもある。これは湾のなかの海水が共鳴するせいだ。
海洋潮汐は、将来の満ち干が正確に計算できるから、津波の観測のときには影響を差し引ける。和歌山のシステムは年末までは正常に働いていた。しかし和歌山県職員のミスで1月からの海洋潮汐のデータを入力していなかったのである。
沖合で測っている津波の高さは、そもそも数値としてはそれほど大きくはない。それゆえ海洋潮汐をセンチメートル以下の単位で正確に差し引かないと、とんでもない津波が来た、という間違った情報になってしまうのだ。元日は小潮で潮汐は小さかったが、事件はこうして起きた。
じつはこの種の津波計は2011年の東日本大震災のときに岩手・釜石沖でも働いていた。大学が設置したものだ。そこで記録した津波は途方もなく大きなもので、その情報はすぐに気象庁に通報された。
しかし、気象庁ではその情報を生かせなかった。岩手・宮城で3~6メートルという、実際に襲ってきたものよりもずっと小さな津波予報を出してしまった。気象庁の津波予測システムにこのデータは取り込めなかったためだ。気象庁が大津波を予報し直したのはずっと後であった。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より1月8日の記事)
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆1/10リレートーク「第一空挺団降下訓練始め」抗議行動
「木更津(千葉県)にオスプレイ来るな!いらない!自衛官は殺すな!殺されるな!」
日 時:1月10日(日)11時から12時
場 所:JR津田沼駅北口デッキ
呼びかけ:パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会
090-3509-8732
「パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会」では、本年度より習志野のPAC-3部隊が恒常的に市ヶ谷の防衛省敷地内に移動展開することも含め(予算措置がされます)、今回の「降下訓練始め」に抗議するリレートークを同時間帯に行います。部分参加でも歓迎です。是非ご参加ください。
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┗■4.新聞より2つ
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◆デモ続けていかねば (金曜日の声)
○東京都大田区の会社員加藤信一さん(45)
福島第一原発の事故で、被害があったのに再稼働はあり得ない。現政権は、北朝鮮の核実験を堂々と批判する資格はないと思う。唯一の被爆国として、原発を国内からなくし、世界の模範になってほしい。
○埼玉県春日部市の主婦関根富美子さん(70)
将来に負の遺産を残したくない。行動しなければ何も言えない時代になってしまう。そんな国にならないためにもデモを続けていく必要がある。若い世代も声を上げてもらいたい。
(1月9日東京新聞1面より)
◆玄海も免震棟「白紙」 九電 計画の見直し示唆
九州電力の山元春義取締役は8日、佐賀県唐津市議会の玄海原発対策特別委員会に出席し、玄海原発(同県玄海町)の事故時の対応拠点として今年3月をめどに新設予定だった「免震重要棟」について「施設に求められる安全上の要求は、われわれの考えよりはるかに厳しい。玄海はまだ白紙」と述べ、計画見直しを示唆した。 (中略)
九電は、川内原発(鹿児島県薩摩川内市)で免震重要棟の新設を前提に、再稼働に必要な新規制基準の審査に適合した。しかし、川内原発1,2号機が再稼働した後の昨年12月、既存の緊急対策所を継続使用し、隣接地に支援機能を持つ「耐震支援棟」を建設すると規制委に変更を届け出た。規制委からは、九電の計画変更を疑問視する声が上がっている。 (1月9日東京新聞より抜粋)
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┗■5.テント日誌1月8日(金) 経産省前テントひろば1581日
| 定例になった経産省前抗議行動 河合弁護士もスピーチに参加
└──── (I・K) (K・M)
○今日は、陽はさしていたが風が冷たかった。
2時ごろまでテント前は閑散としていたが、その後虎ノ門病院の帰りだと言う人がテントの写真を何枚も撮って行った。時々寄ってくださるそうだ。チラシをお渡ししてテントのことなど少し話す。
その後「原発のポストに群がる天下り」「手を出すな神の領域原子力」他、原発の川柳を書いた特別なボードもってきた男性がいる。
国会前平和通信にも川柳を載せている“へらずぐち亭誤字脱字さん”だ。丁度やってきた川柳に造詣の深いWさんと意気投合して楽しそうに話していた。
○5時からは金曜日定例になった経産省前抗議行動。
出だしは数人で寂しかったがだんだん人が増え、原発いらない!高浜原発再稼働反対!川内原発とめろ!と声を上げた。
偶然、経産省から現れた河合弁護士もスピーチをして下さった。記者クラブに映画のDVDを持って行きこれを見てから記事を書いて欲しいと言って来たそうだ。
後半には関電前の行動を終えたたんぽぽ舎の人たちも参加、柳田さんも抗議の声を上げた。
テントに戻るとパンをたくさん差し入れてくれた人が居た。
テントを心配して下さる人がたくさんいることに感謝
○経産省前のスピーチ次々と
今夕の経産省前抗議行動はちょっと少なく50人ぐらいだったと思います。
私が司会・進行、コールを山田純一さんにお願いしました。
偶然ですが河合弘之弁護士(テント弁護団団長)が経産省から出て来られた(記者クラブに映画DVDを配布)ので、急遽スピーチをお願いできました。
また、薩摩川内から淵上さんに電話メッセージをもらいました。
他に次の方々にアピールしていただきました。山田純一さん、久保さん、水上さん、斉藤美智子さん、田中一郎さん、柳田さん
うっかり、年末年始のテント行事の報告をし忘れました。
以上、取り急ぎ報告しました。
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