たんぽぽ舎から TMM:No2718

たんぽぽ舎です。【TMM:No2718】
2016年2月29日(月)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.29日東電の勝俣元会長、武黒、武藤の強制起訴か…
この5年と云う月日の間にどれ程多くの方々が、
悔し涙を流しながら亡くなられていった事か
勝俣に「津波が来たら自家発電が地下にあるから電源は止まって
しまう。早く高い場所に自家発電を上げないと全てを失ってしまい
ますよ」と言ったが…(2004年に)
木幡ますみ (福島県会津若松市に避難中)
★2.基本は原発電気をやめること
情報共有して広め、賢い新電力選びをしよう
電力自由化問題講座に参加して    渡辺寿子(原発いらない!ちば)
★3.東電がマニュアルを見逃していた-と5年後に発表(ウソだ)
泉田知事の怒りは刈羽村民、柏崎市民、新潟県民の怒りだ
原発再稼働に反対です!
近藤容人(ようにん)(新潟県刈羽村・議会議員)
★4.なんでこうも原発をうごかしたがるのか
2/20~21「高浜原発を止めよう」に参加してきた感想
橋本あき (福島県在住)
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆3/20小出裕章講演会~福島原発事故から5年
どこへ行く?原発と核のごみ~
会場:茨城県牛久市中央生涯学習センター多目的ホール
★6.新聞より2つ
◆逃げ切る姿勢 許さない
(2月27日東京新聞1面「金曜日の声」・官邸前より)
◆高浜1、2号機の「40年超」認可差し止めを 住民、名古屋地裁に提訴へ
(2月29日東京新聞朝刊2面より抜粋)
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・脱原発川柳【原発の ウソデタラメの やかましさ】  乱 鬼龍 (転載自由)
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※高浜原発4号機が原子炉停止 発送電作業中に警報
(2016年2月29日16時32分東京新聞WEBより)
29日午後2時ごろ、関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町)で、発電と送電を開始する作業中、発電機と変圧器の故障を知らせる警報が鳴り、原子炉が自動停止した。4号機は26日に再稼働したばかり。関電によると、原子炉の冷却は維持されており、環境への影響はない。
発電機が自動停止し、その後、制御棒48本が原子炉に挿入されて止まったという。関電の宮田賢司原子力事業本部副事業本部長は記者会見で「原因を調査中で、今後の工程は一切分からない」と話した。(共同)

◎関電のプレスリリース
高浜発電所4号機の原子炉自動停止について  2月29日
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/0229_1j.html
高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉:定格出力87万kW)は、本日14時01分、並列操作を実施したところ、発電機がトリップし、「主変発電機内部故障」および「PT※故障」の警報が発信し、タービンおよび原子炉が自動停止しました。
現在、原因については、調査中です。なお、環境への放射能の影響はありません。 また、高浜4号機のタービン、発電機、原子炉の自動停止状態は良好です。
※PT:計器用変圧器
★事故情報編集部より補足
「MOX燃料の価格、ウランの9倍 高浜原発で1本9億円」
(朝日新聞デジタル2月28日05時05分より見出しのみ)
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※3/2高浜原発再稼働やめろ!第14回関西電力東京支社抗議行動にご参加を!
日時:3月2日(水)17時30分より18時30分
場所:富国生命ビル前(地下鉄三田線内幸町駅A7出口すぐ)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
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┗■1.29日東電の勝俣元会長、武黒、武藤の強制起訴か…
|  この5年と云う月日の間にどれ程多くの方々が、
|  悔し涙を流しながら亡くなられていった事か
|  勝俣に「津波が来たら自家発電が地下にあるから電源は止まって
|  しまう。早く高い場所に自家発電を上げないと全てを失ってしまい
|  ますよ」と言ったが(2004年に)
└──── 木幡ますみ (福島県会津若松市に避難中)

私は木幡ますみと言いまして、壊れた原発の町、大熊町から同じ福島県内の会津若松市に避難しています。
明日こそはと願って来ましたが、いよいよ強制起訴となりますかな?東電の旧経営陣の元勝俣会長初め、武黒、武藤元副社長。
◯ この5年と云う月日の間にどれ程多くの方々が、悔し涙を流しながら亡くなられていった事か~。誰も謝りもしない、しない所か、秘密主義で誤魔化しを今日まで至って。
燃料棒のメルトダウンなんか隠してしまって、今になって公開するなんて。 福島第一原発で働いている原発作業員の方々が被曝をしながら、壊れた原発の廃炉作業をひたすら続けて来ているにもかかわらず、幹部の隠蔽体質は相も変わらず。いつまで経っても自分達経営陣は雲の上の人?
今、福島県では東電の方々は、県に謝り、町村長達に謝り、でも県民や大熊町民はもう誰も信用はしていませんが、頭を下げる人は地元の東電の幹部。本人達はメルトダウンをしていますよと言いたかったみたいですが、打ち消されて言え無くて、結局頭を下げる事ばかり。知っている人間だからこそ悲しい~。
◯ 2004年に、私は勝俣元会長初め、他2名には言いました。ここの原発の下か側を双葉活断層が走っているのだから、ちょっと大きな地震が来たら原発なんか壊れてしまうし、津波が来たら自家発電が地下にあるから電源は止まってしまう。早く高い場所に自家発電を上げないと全てを失ってしまいますよ、と言ったんですが、私の話しを聞くとあの頃は勝俣社長でしたか、「木幡さんコストが掛かるんですよ。なかなかコストが掛かる事出来ますか」と言い、私の目の前にいた亡くなられた、当時は津波とかの課長をしていた福島第一原発の吉田所長に、「木幡さんにはコストと云う物が掛かると云う事がわからない見たいだ。説明してくれ」と高飛車に言い、当時の吉田所長は何の返答も出来ず、勝俣の言った事をオウム返しに繰り返すだけでした。
◯ 私は勝俣に直接会ったのはそれで2度目でしたが、1度目も酷かった。大熊町の飲み屋で会いましたが、勝俣は酷く酔って人間性がよく出ていました。私は腹が立ち、誰だかわかりませんでしたが、彼に何やっているの、止めなさいと言いまして、なんだこいつと言って来ましたが、タクシーが来たので連れて行かれました。後であの人は東電の勝俣社長だよと言われわかりました。
勝俣の様な元経営陣は最悪です。自分達のやっている事は絶対だ。逆らう事はまかりとうらん。こう云う人達の為に原発事故が起き、多くの福島県民が双葉郡の方々が亡くなられなければなりませんでした。
私の所には震災後も、一度も謝罪には来てませんが、危ないと云う時は危ないんです。伊達に原発は止めようと言っているのでは無い。危機感を感じているから止めようと言っているだけです。
福島県も復興だなんて言ってますが、まだまだ廃炉作業が終わる迄は道は続き、どうなるかわかりません。
◯ 大変な事になる前に原発をストップさせなければ、私達の未来は、子供達の未来は消されてしまいます。止めよう原発再稼働
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┗■2.基本は原発電気をやめること
|  情報共有して広め、賢い新電力選びをしよう
|  電力自由化問題講座に参加して
└──── 渡辺寿子(原発いらない!ちば)

◯ 2月18日スペースたんぽぽでの電力自由化問題の講座に参加した。4月1日からの電力完全自由化で一般家庭も電力会社を選べるようになる。原発を持つ既存の電力会社との契約を拒否して自由に新電力と契約できる。多くの家庭が原発の電気はイヤだと表明して9電力を離れれば、9電力には大きな打撃となる。特に家庭から利益の9割を得ている東電には致命的である。原発を止めることに繋がる千載一遇のチャンスである。
したがって新電力選びで重要なのはその会社の電源構成を知ることである。反原発自治体議員・市民連盟は新電力各社の電源構成のアンケートを実施(対象37社)。その結果が報告された。まず一番問題なのは原発電気の利用と9電力との連携で、これを明確に否定した会社を選ぶことが大事(この点でソフトバンクやKDDIは失格)。明確にこの2つを否定した会社が数社あった。
◯ 経産省が「電源構成の公表義務化」を見送ったせいで、詳しい電源構成を回答していない会社も多いが、新電力選びにある程度参考になる情報が得られた。石油会社系やガス会社系は概ね自前の発電設備で発電しているので、9電力とは連携しないのが殆ど。
たとえば昭和シェル石油は再生可能エネではないが、98.04%が自前の火力発電所の電気であり、9電力に頼らず、自立している。
今回の調査ははじめてで不備もあったので、再度の調査を予定しているとのこと。今回の結果は対象会社の住所、電話番号とともに反原発自治体議員・市民連盟のHPで公表するので、この情報を友人、知人と共有し、広めたい。
◯ 新電力は供給力が少ないので、常時存在する需要に対するバックアップとして既存電力と連携する所も多く、隠れ電力会社もあるので要注意。
自分でも調査し(その際情報公開に積極的かどうか知ることも重要)、4月以降も契約変更はできるので、あわてず、じっくり検討して、原発電気を止めるの基本に立って新電力選びをしていきたいと思う。
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┗■3.東電がマニュアルを見逃していた-と5年後に発表(ウソだ)
|  泉田知事の怒りは刈羽村民、柏崎市民、新潟県民の怒りだ
|  原発再稼働に反対です!
└──── 近藤容人(ようにん)(新潟県刈羽村・議会議員)

東電は、福島第一原発の4基もの爆発事故から約5年も経つ2月24日、「炉心溶融判断基準を見逃していた」と発表しましたが世界的に例のない巨大事故時、判断基準(社内マニュアル)による判断を事故対策の第一歩とし即座に対応すべきでした。3機が全てメルトダウンしていた事は簡単に明確に判定できたはずです。(おおむね3日以内に。)
問題は当事者東電が5年も経った今ごろ「判断基準を見逃していた…」と言っていることです。又、平成23年3月末、刈羽村議会での説明で、「圧力容器の圧力と格納容器の圧力と原子炉建屋の圧力比が1対1対1であると」認めていますが、これでマニュアルなどなくとも炉心溶融と判定できます。実際3機の全燃料がほとんど全部溶融しメルトダウンしていました。溶融を東電が認めたのは、3・11から約2カ月後の5月半ばでした。そして5年もたってから、新潟県技術委員の追及でやっと「社内マニュアルを発見しました…」と言っているのです。まるで子供です。子供の火遊び程危険なものはありません。
泉田知事の怒りは、刈羽村民と柏崎市民のみならず、全県民の怒りです。
原発の再稼働など論外・もってのほかです。
◎泉田県知事を心から応援します!
2月26日、泉田知事は、新潟県議会2月定例本会議で、秋の知事選への出馬を表明致しました。断固支持し全力で応援致します。新潟日報は東京新聞と合同で世論調査を実施、(昨年12月に電気の生産地と消費地の住民の意識調査)再稼働反対47%(賛成26%)脱原発は70%を超えました。(原発を今までどうり活用と徐々に減らし一定数を活用は30%弱)
今回の東電の発表は、更に県民の泉田知事への支持の輪を拡大するでしょう。
全国の良識ある国民の皆様、特に東京都民の皆様の絶大なる声援・応援の活動を伏して御願い申し上げます。

追記:
2月27日(土)、現地荒浜から風せんを飛ばしました。目に見えない放射能がどこまで飛んでゆくか目に見える形で示し、全市町村が避難計画をつくることを求めてゆく運動の一環です。数時間後には、宮城県丸森町や福島県伊達市・福島県福島市に落下しました。
(詳しくは、ネットで「新潟日報」と「毎日新聞」を検索して下さい)
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┗■4.なんでこうも原発をうごかしたがるのか
|  2/20~21「高浜原発を止めよう」に参加してきた感想
└──── 橋本あき (福島県在住)

◯ 利権と一口で言ってしまえばそれきっりになってしまうが、私は滅多に100万円札束を見たことがないが業者はまるで100万円を100円の感覚で動かしているように見える。
2/20~21たんぽぽ舎主催の高浜原発を止めように参加してきた感想です。
約7時間の道のりをバスでやっと高浜についた時は正直ホッとして、降りしきる雨の中、現地の方々が待ってくださっている姿にも感動。
私たち東京組24名もデモの準備をしている間にも容赦なく降り続ける雨が『フクシマの涙』に思えてならなかった。
「たかはまげんぱついますぐとめろー」、約2kmを雪中行軍ではなくて雨中行軍。トンネル工事中だという山肌が崩れ、土砂が道路にあふれ、川のようになっている道路をデモる。その間若い女性警察官が私たちに付き添い、うるさいほどに「列を乱すな、立ち止まるな」連呼。リーダー格のオヤジ警察官は私たちよりうるさい。若い男性警察官は辺野古に引き抜かれているのだろうか。
◯ ゲート前では3・4号機が並んで見える。やや正面に強面の警官たちごっそり、何を恐れているのか。
私たちの行動より≪プルサーマルを恐れなさい≫
私たちは原発さえ止まればいいことであり、爆弾しかけたり脅したりはしていないのに。
21日、私と黒田さんは現地の方々と大飯駅近くの町へチラシ配りをするが、あまり人にも会えず直に話すこともなく終わってしまった。
後で分かったことなのだが、私たちがゲート前で訴えていた時間に4号機の不具合(ボルトの緩み=ちょっと信じられないが)だったとのニュースには舞い上がってしまったがあっけなく再稼働させられて落ち込む。
高浜や大飯ではあまり大きな声で原発反対を言えないらしく、私が現地の人たちと思っていたのは京都や兵庫から来て行動しているとのことで何とも複雑な思いにかられたが、同じ思いで原発を語れるのは、嬉しい輪が広がった感じで今回の高浜行きは有意義であり、しんどいバス強行行動にも頑張れる!
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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆3/20小出裕章講演会~福島原発事故から5年
どこへ行く?原発と核のごみ~

日 時:3月20日(日)10時~(開場9時30分)
会 場:牛久市中央生涯学習センター多目的ホール
(茨城県牛久市柏田町1606-1)
主 催:脱原発ネットワーク茨城 小出裕章後援会実行委員会
お問合せ:<牛久>090-5548-3078(小川)090-5587-7693(杉森)
080-5193-5218(藤田)
<つくば>090-9299-3783(江口)070-5079-6308(永井)
入場料:1000円
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┗■6.新聞より2つ
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◆逃げ切る姿勢 許さない

東京都渋谷区のイラストレーター関矢えり子さん(65)
関西電力高浜原発4号機を再稼働させるなんて冗談じゃない。安全性もはっきりしておらず、核のゴミもどうするのか決まっていないのに。しらを切って逃げ切ろうとする政府の姿勢は絶対に許さない。

東京都大田区の団体職員海津潤さん(53)
高浜原発が再稼働した今、ますますデモをやめるわけにはいかない。足を止めたら、もっと再稼働が進む。東京電力の旧経営陣がまもなく強制起訴されるのは当然だと思う。彼らの不作為が事故を招いたのだから。
(2月27日東京新聞1面「金曜日の声」・官邸前より)
◆高浜1、2号機の「40年超」認可差し止めを 住民、名古屋地裁に提訴へ

運転開始から40年を超えた関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)をさらに20年運転させる原子力規制委員会の延長認可の差し止めを求め、福井県や東海地方の住民が4月中にも、国を相手に行政訴訟と仮差し止めの申し立てを名古屋地裁に起こすことが分かった。老朽化による安全性低下を争点とする方針で、相次ぐ原発訴訟の新たな流れを生みそうだ。 (中略)
原告団と弁護団は「延長運転後に事故が起き重大な損害が生じる恐れがある」として規制委に認可を出さないよう訴え、認可が出された後は取り消し処分を求めて争う方針。老朽化した1、2号機の原子炉圧力容器では、核燃料から放出された中性子を受け続けたことによる劣化現象が起こるため、原子炉等規制法に基づく技術基準を満たさない、と主張。規制委による審理でも問題化した、重要機器をつなぐケーブルの防火策の不備も訴えるという。 (後略)
(2月29日東京新聞朝刊2面より抜粋)

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