たんぽぽ舎です。【TMM:No2720】
2016年3月2日(水)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.活動方針=7つの柱が確認されました
2/28たんぽぽ舎第28回総会/記念講演/懇親会が大盛況
工藤わかめ(たんぽぽ舎ボランティア)
★2.高浜原発4号機自動停止現場ビデオを見て
大勢いる運転員がみなボーッとしているだけで統制された
動きがみられない 上岡直見 [環境経済研究所(技術士事務所)]
★3.関西電力高浜原発を直ちに止めろ
2月29日14時に4号機が再びトラブルで自動停止
規制委は規制機能を放棄した無謀再稼働容認委員会だ
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その85
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★4.ほめられた「たんぽぽ舎の3.10(木)11(金)ビラ(裏面)」のこと
都内の3.11集会を広く紹介→「度量が広いネ」神奈川県の市原さん
柳田 真(たんぽぽ舎)
★5.アメーバになろう!これが市民運動の原点だ!
高浜現地行動から学んだこと
2月20、21日「高浜4号機再稼働やめろ!高浜現地行動」に参加
渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
★6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆3/14講演会 福島を忘れない-原発は世界中のどこにもいらない!
講師:木幡 仁(大熊町仮設住宅自治会会長)
渕上太郎(経産省前テントひろば共同代表、テント裁判被告)
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・脱原発川柳【原発で 亡ぶ日本に 誰がする】 乱 鬼龍 (転載自由)
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※3/5福島第一原発事故講座第1回「ワンコイン上映学習会」にご参加を!
事故直後の福島被害映像「まだ何も終わっていない。忘れていませんか?-あの日の福島」
日 時:3月5日(土)18時より20時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:500円
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┗■1.活動方針=7つの柱が確認されました
| 2/28たんぽぽ舎第28回総会/記念講演/懇親会が大盛況
└──── 工藤わかめ(たんぽぽ舎ボランティア)
2月28日(日)、たんぽぽ舎第28回総会が「スペースたんぽぽ」で開催されました。総会はほぼ満席状態でスタート。第1部・第2部共参加者100名を超え、第3部67名と大盛況でした。
◎ 第1部の総会は今井丈夫さん、稲村友美さんの司会で議事が進行。2015年度の経過報告を事務局長の沼倉潤さん、2016年度活動方針案を共同代表の柳田真さんが提案。
「経産省前テントひろば」から正清さん、浜岡ネットの佐野さん、脱原発とうかい塾の相澤さんから連帯の挨拶がありました。
スタッフ紹介は、共同代表の鈴木千津子さんが行い、新メンバーが運営委員に1人、応援する人たちに6人加わり、2016年度たんぽぽ舎が始動することに。
◎ 第2部の記念講演では、広瀬隆さんとたんぽぽ舎アドバイザーの内田雅敏さんの講演が行われました。広瀬さんからは、4月から実施される電力自由化についてのお話。『原発電力会社から電気を買うのをやめることによって電力会社に打撃を与えることができる。「電源を選べない」という問題はあるが、新電力会社へも、原発の電気だったらNOの注文をつけていこう』という元気の出る内容だった。電力自由化についてはやはり関心が高く、講演の後で行われた質疑においても参加者からの多数の質問が寄せられました。
内田さんからは、憲法をないがしろにし続ける政権に対抗して進められている違憲訴訟のお話があり、今の情勢と関連して興味深い内容だった。
◎ 第3部の懇親会は、おいしい料理とお酒で、大いに盛り上がりました。最後は金曜官邸前抗議行動でおなじみの武笠コール(武笠紀子さんの元気一杯コール)で締めくくられました。ご参加いただいた皆様、長時間、大変お疲れ様でした。
★たんぽぽ舎2016年度活動方針
1.「ひろば」としての役目・機能を高めます。人と人を結びつけるひろば
2.原発即時ゼロをめざす活動~再稼働を阻止する・原発輸出を阻止する
3.「福島」を忘れない活動・・福島支援と福島原発事故究明(検証)の活動
4.日本核武装(原爆保有)に反対します
5.多くの団体と協力・共同します・・再稼働阻止、原発ゼロをめざして
6.「ひろば機能」から生まれた研究会に協力し、広めます
放射能汚染食品の測定、山谷労働者支援、学習会講師派遣
7.たんぽぽ舎の体制の充実―活動する人を増やし、財政を確立します
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┗■2.高浜原発4号機自動停止現場ビデオを見て
| 大勢いる運転員がみなボーッとしているだけで統制された
| 動きがみられない
└──── 上岡直見 [環境経済研究所(技術士事務所)]
福井新聞のウェブ版に、高浜原発4号機の原子炉自動停止の瞬間の制御室の動画が掲載されているのを知り、閲覧した感想を述べたい。
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/movieheadline/90432.html
このようなナマの場面が配信されるようになったのはさすがに福島第一原発事故の深刻さが辛うじて反映しているからなのだろうが、筆者のプラント運転経験(原子力ではないが)からみて、全く統制がとれていない頼りない体制にあきれた。
送電のスイッチを入れたとたんに警報が鳴り、担当者が「おっ」と発声するのが記録されている。
しかしその後、指令者が誰なのかはっきりせず、大勢いる運転員がみなボーッとしているだけで統制された動きがみられない。
米国のスリーマイル島原発事故で「たくさんの警報ランプが点灯し何をしていいかわからなかった」との証言が残っているが、まさにその状態から進歩していない。
原子炉のスクラムは自動で入ったと思われるので良かったが、もし本当に緊急事態で、防護システムが起動せず、手動で対処しなければならないとしたら、こんな体制ではとても対処できないだろう。
緊急事態には、状況を素早く判断して優先度の高い操作から実施する必要があり、現場にも飛んで行かなければならない事態もあるだろうが、そうした機敏さが全く感じられない。
書類をいじっているだけの規制委員会にはこの問題はわからないだろう。
※なお新聞社の動画は、掲載期日が切れると見られなくなるかもしれません。その場合は申しわけありません。
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┗■3.関西電力高浜原発を直ちに止めろ
| 2月29日14時に4号機が再びトラブルで自動停止
| 規制委は規制機能を放棄した無謀再稼働容認委員会だ
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その85
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
高浜原発4号機が29日14時01分に自動停止した。
(関電プレスリリース2月29日)高浜発電所4号機の原子炉自動停止について
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/0229_1j.html
「高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉:定格出力87.0万kW)は、本日14時01分、並列操作を実施したところ、発電機がトリップし、「主変発電機内部故障」および「PT※故障」の警報が発信し、タービンおよび原子炉が自動停止しました。現在、原因については、調査中です。 なお、環境への放射能の影響はありません。また、高浜4号機のタービン、発電機、原子炉の自動停止状態は良好です。 ※PT:計器用変圧器」
真っ先に「だから言ったじゃないの」と言いたい。
4号機は使用前検査中の2月20日に放射能汚染水もれ事故を発生していた。
(関電プレスリリース2月22日)
「高浜発電所4号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット、第20回定期検査中)は、平成28年2月20日15時42分頃、1次冷却材系統の昇温に向け化学体積制御系統の水をほう素熱再生系統に通水したところ、「1次系床ドレン注意」警報が発信しました。
このため、同日15時45分に当該系統への通水を停止するとともに、当社運転員が現場を確認したところ、高浜発電所4号機の原子炉補助建屋の脱塩塔※1室前(EL10.5m)の床面に水溜り(約2m×約4m×約1mm:約8リットル)を発見しました。
その後、水溜り(放射能量は約1.4×104Bq※2(約1.74Bq/cm3×8リットル))は拭き取り、水溜りのあった箇所は汚染が無いことを確認しました。
なお、この事象による環境への放射能の影響はありません。」
それにも拘らず、関電は、原因を「B-冷却材脱塩塔の入口側弁のボルトの締め付けについて、現場の取り付け状況等の要因により、一部のボルトの締め付け圧が低い状態であったため、化学体積制御系からほう素熱再生系統への通水操作による系統の圧力の一時的な上昇に伴い、当該弁から漏えいが発生したものと推定しました。」と発表し、予定通り2月26日17時再起動してしまったのだ。
高浜ゲート前で抗議行動をした私も、水漏れ事故ゆえ当然再稼働は遅れると予測していた。
この水漏れから今日の事故発生まで、原子力規制委員会は何をやっていたのだろう?
4号機は30年前に稼働した古い原発であり、かつ4年7か月も止まっていた。その使用前検査で再稼働の数日前にボルト締め付け不足で一次冷却系の放射能汚染水漏れが発生した。
それにも拘らず関電が強引に日程優先の再稼働をした。関電トップの焦りがありありと現れているではないか。これを止める役割をすべき組織が原子力規制委員会だ。ボルト閉め漏れが他にないか、他にも気の緩みや古い機器の劣化が無いか、水平展開を含めた再点検を指示するべきだった。
ところが、全く何もできずに関電の要望を受け入れ、全く何もできずに再稼働を容認した原子力規制委員会の責任が重い。
原子力規制委員会は、再稼働推進委員会と言うよりも、無謀再稼働容認委員会だ!
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┗■4.ほめられた「たんぽぽ舎の3.10(木)、3.11(金)ビラ(裏面)」のこと
| 都内の3.11集会を広く紹介→「度量が広いネ」神奈川県の市原さん
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
○2月28日(日)の「たんぽぽ舎27周年の集い」は大盛況で、嬉しかった(子どもさんは3名)。5階の椅子を全部4階へ運んでやっと、のありさま。
その27周年の第3部の懇親交流会で、神奈川県の市原和彦さんから、「たんぽぽ舎と経産省前テントひろばの3.10~3.11呼びかけビラ」をほめられた。特にその裏面をほめられた。
○裏面のビラの内容は次の通り
東京電力福島原発事故から、丸5年。3月11日(金)は追悼と東電抗議。脱原発社会を実現するために東京の中心に集まり、皆で声をあげよう。
3月11日(金)の主なイベント案内として5つを紹介。
・東電本店合同抗議:主催…「経産省前テントひろば」、たんぽぽ舎
・首相官邸前抗議:主催…「首都圏反原発連合」
・国会前「希望のエリア」:主催…「希望のエリア」
・反原発美術館:主催…「原発いらない女たちのテントひろば」
・未来へのつどい:主催…「ピースオンアース」
・おまけ:水爆大怪獣「核の落とし子」ゴジラ像の見学
最後に:以上それぞれの場所の全体地図を紹介。
「希望のエリア」の主催者からも「掲載ありがとう」と言われたという。
○このビラ(19,000枚)が大きく評価されたわけは、自分の所と違う団体の行動も平等に紹介した点であろう。事前に主催団体に掲載の是非を聞いてから載せている。目的は原発廃止運動が、3月11日東京電力福島第一原発事故後5年を契機にもっと大きくなってほしいという点。
たんぽぽ舎と「経産省前テントひろば」は毎月第1水曜日に東電合同抗議をやっていて、あしかけ4年、30回を超す。
ただし、今年は東京電力福島原発事故5年になるので、1年に1回のみ、この日(3月11日)に東電抗議をしよう(第1水曜日から変更)と、東電合同抗議行動実行委員会の討論で決まったという過程。
原発大惨事を起こした東電本店に対して、3月11日に「抗議しない」のはおかしい、東電へのデモがないのはおかしいというみんなの卒直な発想からだ。
○多くの人が3月10日(木)11日(金)の東電本店合同抗議行動に参加してほしい。
3.11に所用がある方は3.10にどうぞ、というのが主旨だ。
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┗■5.アメーバになろう!これが市民運動の原点だ!
| 高浜現地行動から学んだこと
| 2月20、21日「高浜4号機再稼働やめろ!高浜現地行動」に参加
└──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
○人海戦術、金海戦術の東電(新潟県の例)
・「どんな状況でも対応できるよう、訓練に全力を注ぎます」
主に再稼働に向けて十分な準備を進めていることを訴える内容の、東電が新潟県だけで流すテレビCMだ。
そんなCMを流し始めたころ、柏崎市と刈羽村では、「ぜひ発電所の安全対策を見てください」と「115人」の社員が4カ月かけて、ほぼ全ての住戸となる「4万戸強」を訪ね歩いた。(2016年2月8日朝日新聞より)
○人も金も、心細い現地
これに比べて、どの地の脱原発グループの、人も金も心細いこと!
そこで高浜の人たちの考えた方法がアメーバデモだ。
○アメーバデモとは
・アメーバ:単細胞、大型のものでも直径2ミリメートル。「形を変え、仮足を出して移動する」(広辞苑より)
しかも、私たちの免疫を担う重要な白血球は、身体の隅々まで、このアメーバ運動で移動しているそうです。→アメーバデモのイメージ、湧くでしょ?
・変幻自在、融通無碍。現地の人たちはアメーバとなって脱原発を訴えているのです。しかもこのアメーバデモ、既に70回以上にも達している!
○会ったのは猫だけだった
2月21日、各班に分かれてアメーバデモ。ひたすらポスティング。私が歩いた地区では、人っ子一人出会わず。家の中で聞いていてくれているのか、いないのか、またこのビラを読んでくれるのか、くれないのか…。出会った猫さんに「原発の事、どう思う?」と聞いたら、左後ろ足で耳の後ろをカッカ、カッカッカッ、と掻いて行ってしまいました。
○これが市民運動の原点だと思う
人も金も心細い、こうした現状の中、それでも今、この時、自分たちに何ができるのか?高浜の人たちは考えた。高浜の人たちの知恵、それがこのアメーバデモだ。
金曜行動、或いは大集会の派手さも、賑々しさもない。目に見える劇的な効果もない。でも、これが市民運動の原点ではないのだろうかとしみじみ考えた渡辺であります。
○「千里の道も一歩から」
私の好きな言葉です。
現実という壁にぶつかっても無力感に陥ることなく、心萎えることなく。
高浜の人たちに熱いコールを!(ついでに、お金も…)。
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┗■6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆3/14講演会 福島を忘れない-原発は世界中のどこにもいらない!
日 時:3月14日(月)18時30分より21時
会 場:文京シビックセンター26階スカイホール
アクセス:JR総武線「水道橋」、三田線・大江戸線「春日駅」
丸の内線・南北線「後楽園駅」
講 師:木幡 仁(大熊町仮設住宅自治会会長)
「あきれはてても、頭にきても、あきらめない!」
渕上太郎(経産省前テントひろば共同代表、テント裁判被告)
「福島の怒りを世界に発信するテントひろばの現在」
主 催:ルネサンス研究所 協賛:9条改憲阻止の会、情況出版
問合せ:090-4592-2845(松田)
参加費:800円
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へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
以内でお送り下さい。件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)及
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