たんぽぽ舎から TMM:No2721

たんぽぽ舎です。【TMM:No2721】
2016年3月3日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.3/2ひだんれん集会と関西電力東京支社抗議の報告
柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.日本ロジテックの撤退は泉田新潟県知事追い落とし工作と関係あるのでは?
2/26【TMM:No2716】の米山創氏の記事を読んで思いつくまま
福嶋宗静 (私は神奈川生まれの神奈川育ちです。念の為)
★3.地域に密着、アメーバデモの効果・すばらしさを実感
高浜原発再稼働反対のツアーに参加して
メディアに出なくても、こんなに成果を上げる方法があることに感嘆
安在尚人(NPO法人世界ヒバクシャ展事務局長)
★4.新聞より3つ
◆福島原発事故から5年 国は復興装うが… 「被害者を切り捨てるな」
住宅無償提供打ち切り 東電賠償進まず
避難指示解除 「五輪のために帰還 強いるな」
(3月3日東京新聞26-27面「こちら特報部」より抜粋)
◆核絶望列島     鎌田 慧
(3月1日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)
◆福島原発事故から5年 飯舘村シンポ 被曝「県民だけ20ミリシーベルトか」
復興「自分 帰っても息子は…」「それぞれの選択に東電責任」
(東京新聞朝刊26-27面「こちら特報部」より抜粋)
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・脱原発川柳【放射能 春風すらも 喜べず】  乱 鬼龍 (転載自由)
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※3/5福島第一原発事故講座第1回「ワンコイン上映学習会」にご参加を!
事故直後の福島被害映像「まだ何も終わっていない。忘れていませんか?-あの日の福島」
日 時:3月5日(土)18時より20時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:500円
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※3/4(金)高浜原発再稼働やめろ!関西電力東京支社前抗議アピール
日時:3月4日(金)17:30より17:45
場所:富国生命ビル前(地下鉄内幸町駅A7出口すぐ)
よびかけ:たんぽぽ舎
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※3/4(金)首相官邸前抗議-第186回
高浜原発3号機、1月29日再稼働。4号機2月26日再稼働、トラブル・
再検査のため運転営業は4月以降に。「安全性が確保されていない」と
された原発をなぜ動かすのか。無責任に「責任」、「安全」と言葉だけを
繰り出す安倍政権に猛抗議を!
日時:3月4日(金)18:30から20:00
主催:首都圏反原発連合
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
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┗■1.3/2ひだんれん集会と関西電力東京支社抗議の報告
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

イ.「ひだんれん」が集会とデモ
3月2日(午後2時より4時40分)、日比谷野音で原発被害者団体連絡会の集会が開かれた。会場(3000人収容の会場は4分の1位の入りだった)
32項目の要求、750人参加、41万円カンパ。文科省~東京電力東京本店などへデモ。
○スローガン:原発事故被害者の声を聞け!
原発事故被害者を切り捨てるな!
たんぽぽ舎も再稼働阻止全国ネットの皆さんと共に参加。東京電力福島原発事故の責任を追及する横断幕を持って、30人ほどで第3梯団の中に入って行進した。
私たちは全体のスローガンに追加して2つのスローガンを叫んだ。
・原発事故被害者を生む再稼働反対!
・(再稼働した)高浜原発4号機の事故糾弾!

ロ.関西電力東京支社へ抗議
同じ3月2日夕方(17時30分より18時30分)からは、富国生命ビル前で関西電力東京支社への抗議集会が開かれた。
○参加者100人
○スローガン・高浜原発4号機の事故糾弾!
・高浜原発3号機をもう動かすな!
・高浜原発1,2号機60年延長に反対、再稼働反対!
関西電力社長などへの抗議・官製ハガキもかなり普及できた。

※写真など、たんぽぽ舎:新ホームページ http://www.tanpoposya.com/
参照してください。
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┗■2.日本ロジテックの撤退は泉田新潟県知事追い落とし工作と関係あるのでは?
|  2/26【TMM:No2716】の米山創氏の記事を読んで思いつくまま
└──── 福嶋宗静 (私は神奈川生まれの神奈川育ちです。念の為)

朝日新聞2/24【新電力大手、異例の撤退へ、日本ロジテック協同組合】と米山さんの記事とを考え合わせて見ると、ロジテックの撤退は泉田新潟県知事追い落とし工作と関係あるのでは?と思ったのは私だけでしょうか。
*今夏の参院選
米山氏の記事から。
「オール野党」のはずですのに、民主党は衆議院からの鞍替え候補者なのですか?「生活の党」の森ゆうこさんではなかったのですか?2人立候補すれば、自民党が勝ちますし。自民党が勝てば、泉田知事は不利ですよね。
(もし 民主党が「オール野党」無視ならば、私は民主党に抗議の電話を掛けまくります!)
*北陸新幹線
新潟県の駅「上越妙高駅」、「糸魚川」は【かがやき】が通過してしまう各駅停車の駅です。妙高高原(※)は確か日本でのスキー発祥の地。また世界的にも有名なスキー場です。先日もアルペンスキー・ワールドカップが行われました。その「妙高」を新幹線かがやきは【素通り】!
これは、「柏崎刈羽原発再稼働に反対している泉田知事への【JR東日本の嫌がらせ】だという噂が有る」と新潟県の人から聞いたことがあります。(ヘンに納得してしまいました)
◎ 何か泉田新潟県知事の「外堀」がどんどん埋められて行くという感じがします。
ご存知の通り、柏崎刈羽原発の産み出す電気は総て関東で消費されていました。また、泉田新潟県知事の強い勧めでフクイチの免震重要棟が建設され、その建物のお陰で関東に住む私達は救われたのです。
命の恩人でもある泉田新潟県知事を皆で応援し、再稼働の嵐が吹き荒れるこの重要な時期、是非次も泉田さんに知事になっていただきましょう!
私達の声が届けば、泉田新潟県知事も勇気リンリンのはずです!
新潟在住の友人・知人に「秋の新潟県知事選には【 泉田知事】を宜しく!」と連絡し、その周囲の人達にも広めてもらうよう依頼しましょう!
……………
◎ 泉田知事のメルマガ「たがいに・にいがた」超オススメです!
これを読むと、雪深い新潟で、泉田新潟県知事が驚異的な頭脳の柔らかさと情をもって様々なアイデアを出し続け、日々奮闘しておられる様子がよくわかります。
天から降ってくる税金を、ただ口を開けて待っているだけの鹿児島県伊藤知事や、福井県西川知事に、爪の垢でも煎じて飲ませたい思いです。
泉田知事メルマガ申し込みはこちら(無料です)
http://chiji.pref.niigata.jp/

※「事故情報編集部」注:妙高高原の最寄り駅が「上越妙高駅」です。
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┗■3.地域に密着、アメーバデモの効果・すばらしさを実感
|  高浜原発再稼働反対のツアーに参加して
|  メディアに出なくても、こんなに成果を上げる方法があることに感嘆
└──── 安在尚人(NPO法人世界ヒバクシャ展事務局長)

◎ 2月20、21日行われた関電高浜原発4号機の再稼働に反対する連帯行動に東京から参加した。案内にある「アメーバデモ」ってなんだろう、と行く前から興味津々。実際に体験して、とてもすばらしい活動だと思った。
柳田さん(2月21日)や熊田さん(25日)の報告にもあったが、ノボリを掲げ太鼓をたたき、「ふるさとは原発を望まない」という歌と再稼働反対のメッセージをメガホンから流しながら、チラシを各戸配布するアメーバデモ。昨年11月から高浜町、大飯町、舞鶴市などで行なっており、リーダーの若狭の原発を考える会共同代表、木原壮林さんは「近隣地域にも広げていくつもり」という。
地域密着型の運動として、一昨年10月から本格的にチラシの全戸配布を始め、反対運動のマンネリ化を避けようと昨年11月に行った高浜から大阪の関電本社までのリレーデモを機に、「運動を線から面へ」とアメーバデモを生み出した。
◎ 前日の雨も上がったこの日、私たちは、大飯町の集落を回った。同じスタイルを貫いている黒と赤のチラシを急ぎ足で配布したり、石段の上の神社にもがんばって足を延ばしたりと、けっこういい運動になる。アメーバデモへの参加を続けて14kgやせた人や体調が回復した人もいるとか。雨の日も雪の日もというのはたいへんだが、反対運動とウォーキングの一石二鳥は、ちょっとうれしいかも。
チラシの投函は、これまでに70回以上、各戸ごとでは平均して30回くらいという。最初は反発する人が多かったというが、体験して変化を実感した。市民運動はいかにメディアに載るかが勝負とも思っていたが、アメーバデモで地元の人たちの好意的な態度に接し、メディアに出なくても、こんなに成果を上げる方法があることに感嘆した。
◎ 往復のバスの車中では、春に予定しているNPO法人世界ヒバクシャ展のイベント(Yes Peace! 2016 平和の種をまこう! http://bit.ly/1ohYHNz )のことを紹介させてもらったり、参加者とじっくり話ができたりして、充実した2日間でした。
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┗■4.新聞より3つ
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◆福島原発事故から5年 国は復興装うが… 「被害者を切り捨てるな」
住宅無償提供打ち切り 東電賠償進まず
避難指示解除 「五輪のために帰還 強いるな」

東京電力福島第一原発事故から5年。政府は、あの悲惨な事故の痛みを忘れたかのように原発の再稼働を推し進める。避難指示解除の動きは急ピッチ。自主避難者に対する住宅無償提供も打ち切られようとしている。東電による賠償もままならない。まるで帰還を「強要」するかのような施策。2020年東京五輪までに福島の復興を海外に印象づけるためなのか。「被害者を切り捨てるな」。悲痛な叫びが、東京の官庁街にこだました。 (後略)
(3月3日東京新聞26-27面「こちら特報部」より抜粋)
◆核絶望列島     鎌田 慧

あれほどの反対を押し切って、福井県の高浜原発も再稼働ついに鹿児島県の川内とあわせ、4基の原発が無謀にも動きだしてしまった。未曾有の大事故から、まもなく5年。福島原発周辺は人間も動物も住むことができず、広大な荒野と化した。16万人が故郷を離れ、いまなお10万人が難民状態の生活を続ける。甲状腺がんとその疑いの子どもたちが、166人と診断されている。
それでも経営者たちは再稼働の理由を、「利益のため」「経営安定のため」としか説明できない。これはあまりにも人間のモラルに反する。空襲にそなえる「防空訓練」のような放射能避難訓練、周辺にヨウ素剤を配布して、事故のときに子どもに飲ませろという、非人道主義。
ヒロシマ、ナガサキの9年後、余った原爆材料ウランの商業利用から、米国の原発輸出がはじまった。米国の招待旅行から帰ってきた中曽根康弘議員が、原子力予算を要求したのは、「原子力兵器を理解し、使用する能力をもつため」だった。
岸信介首相は「小型原爆は憲法違反ではない」といい、実弟の佐藤栄作氏も首相時代に「核兵器製造の経済的、技術的ポテンシャルは常に保持する」と決め、安倍首相はかつて講演先で祖父の発言を繰り返していた。
この生存権無視、憲法蹂躙内閣の「核絶望列島」から脱却、それが希望である。
(ルポライター)   (3月1日東京新聞朝刊27面「本音のコラム」より)
◆福島原発事故から5年 飯舘村シンポ 被曝「県民だけ20ミリシーベルトか」
復興「自分 帰っても息子は…」「それぞれの選択に東電責任」

福島原発事故で29日、東京電力の旧経営陣3人が検察審査会の議決に基づき、業務上過失致死傷罪で強制起訴された。この2日前、事故で全村避難を強いられている福島県飯舘村の再建と復興をテーマに福島市でシンポジウムが開かれた。同村の放射能汚染調査を続ける京都大原子炉実験所の今中哲二助教らの「飯舘村放射能エコロジー研究会(IISORA)」が主催。事故から5年、帰還をめぐり、熱い議論が交わされた。(中山洋子)
「全村避難のとき1年生だった子が6年生。これだけの時間、先の見えない避難を強いられてきた」
27日に福島市で開かれたシンポジウム。IISORAの世話人の1人で、環境ジャーナリストの小沢祥司さんはそう切り出した。約210人の参加者には、避難生活を送る村民の姿も目立った。
復興をうたう国の方針に従い、村も来年3月までに放射線量の高い帰還困線区域を除き、避難指示解除の方向で動いている。
シンポジウムでは、村の放射能汚染の実態や避難生活の苦悩、復興のあり方など多岐にわたる「5年目の課題」が話し合われた。
まず、京都大原子炉実験所の今中助教(原子力工学)が事故直後から続ける汚染調査について報告。初めて調査に入った2011年3月28日の汚染のひどさについて「研究者でも、こんな高いとこにいたくないレベル。その線量下で村民たちが暮らしていた」と振り返った。
採取した土を分析し、福島第一原発の4号機が爆発した15日の放射線量を逆算すると、1時間当たり150~200マイクロシーベルトにもなったという。「原子炉だけではなく、原子力防災システムもメルトダウン(炉心溶融)していたようだ」
昨年3月の時点で、住宅地の放射線量は13年8月から比べ、自然減衰効果もあり、3分の1~4分の1に減っている。だが、今中助教は「50年後、100年後を考えて汚染に向き合う必要がある」と指摘した。 (後略)
(東京新聞朝刊26-27面「こちら特報部」より抜粋)

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