たんぽぽ舎です。【TMM:No2748】
2016年4月4日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.イタリア文化会館のイベントで福島バッジをひろめました
海外の人やコンサート出演者にも着用して頂きとってもうれしかった
今度は4.23松山で伊方バッジを配ります みんな来てね
村上 薫(徳島県からたんぽぽ舎へボランティアに来ている学生)
★2.全国各地で危ぶまれる“ガラスの雨”
ガラスの古い固定方法は“既存不適格”
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその145
島村英紀(地震学者)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆5/7雁屋 哲「鼻血は出る:福島の真実と風評」講演と対談
対談:雁屋 哲×井戸川克隆「帰還政策 対 逃げる勇気」
会場:さいたま市与野本町コミュニティセンター
★4.新聞・雑誌より3つ
◆東電・中部電の「挟撃」に苦悶 東京ガス「電力参入」で大誤算
(「選択」2016年3月号より抜粋)
◆福島原発作業員 ベテラン戻るか
被ばく線量「5年の上限100ミリシーベルト」6年目でリセット
(4月4日東京新聞朝刊3面より抜粋)
◆使用済み核燃料 課税拡大 17年度見通し 8市町村 29億円
進まぬ再処理 新たな収入源
課税「困ったら原発」 使用済み核燃料税「町の支え」
(4月4日朝日新聞朝刊1面及び2面から見出しのみ)
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・脱原発川柳【放射能 春のうららも 喜べず】 乱 鬼龍 (転載自由)
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※4/6(水)「関西電力東京支社抗議」「東京電力本店合同抗議」に
ご参加下さい!
☆高浜原発再稼働やめろ!「第15回関西電力東京支社抗議行動」
日 時:4月6日(水)17:30より18:20
場 所:富国生命ビル前(地下鉄内幸町駅A7出口すぐ)
主 催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
☆東電は原発事故の責任をとれ「第31回東電本店合同抗議行動」
日 時:4月6日(水)18:30より19:30
場 所:東京電力本店前
呼びかけ:たんぽぽ舎/経産省前テントひろば
賛 同:東電株主代表訴訟など123団体
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┗■1.イタリア文化会館のイベントで福島バッジをひろめました
| 海外の人やコンサート出演者にも着用して頂きとってもうれしかった
| 今度は4.23松山で伊方バッジを配ります みんな来てね
└──── 村上 薫(徳島県からたんぽぽ舎へボランティアに来ている学生)
○3月20日イタリア文化会館において、イタリアと日本のミュージシャンが参加し、東日本大震災の被災者を支援するチャリティーコンサートが開催されました。
主催者のご好意で「福島バッジ」も会場ホールで配ることが出来、私たちは、当日福島から3名、東京1名、徳島1名、フィンランドからもこの日のために参加して頂き、九段の会場に駆けつけました。
NO NUKEの緑のバッジを身につけ、イタリア文化がかもし出す建物のホールでガラスのテーブルにバッジを並べました。開場を前にしたホールにはコンサートを聴きにきた人たちが集まり、福島の人たちが作った英文と日本語の4種類1000枚のビラは吸い込まれるように参加者の手へと渡りました。
○福島から避難してきた、当プロジェクトのメンバーの男性は緑のノボリ旗に身を固め、参加者へ福島の現状を熱く語る。
フィンランドからのメンバーは英語のビラを使い、外国からの参加者へ説明し、海外との交流を訴えました。
○「福島を知ってほしい」と声をかけビラを手渡していく私たちのもとへ、今回のイベントを紹介してくださったジョニー氏はにこやかに駆け寄り「共演者にもバッジをつけてもらい、全体へよびかけよう」と賛同の意思を示してくれた。
彼の協力とアピールにより、出演者の多くの方にバッジをつけて演奏して頂き、100個のバッジが瞬く間にテーブルから消えていきました。10時近くにイベントは終了しましたが、外に出ると桜の香りが漂い、見上げると1本の桜の木だけが咲きはじめていました。
徳島から参加して、海外の方へチラシを配るのは初めての体験でしたが、みんなに受け取ってもらえ、とてもうれしかったです。
○今度は4月23日(土)に、愛媛県松山市の城山公園で開催される「福島を繰り返さない 伊方原発再稼働を許さない4.23松山大集会」にて福島バッジと伊方バッジを広めます。チラシも作成しました。お手伝いして頂ける方、ご連絡ください。
○全国から「伊方原発」を止めるために多くのみなさんが松山に来てくれるとうれしいです。「原発現地へ行く会」より交通費の補助もあるそうです。
詳しくは以下のHPを見てください。
http://www.tanpoposya.com/たんぽぽ舎
村上へのご連絡は次のアドレスまでお願いします。
midorino.tokushima@gmail.com twitter@MidProject_T
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┗■2.全国各地で危ぶまれる“ガラスの雨”
| ガラスの古い固定方法は“既存不適格”
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその145
└──── 島村英紀(地震学者)
起きた日時のおかげで被害が最小限に抑えられた地震がある。
2005年3月20日に起きた福岡県西方沖地震。マグニチュード(M)7.0の直下型地震だった。福岡市などで約1万棟が損壊した。
起きたのは午前11時前。春分の日の休日だった。福岡市中心部、天神(てんじん)のオフィス街の10階建てのビルで、窓ガラスの3割、440枚ものガラスが砕けて道に落ちた。付近はガラスの海になった。
休日でなければ、サラリーマンなど多くの人々がこの道を歩いていた。また、平日の夜ならば、ここにいつも店を出している「天神の母」とよばれる占い師の前に行列が出来ていたところだ。休日の朝だったから大惨事を避けられたのだった。
ふだんから有感地震(身体に感じる地震)が少なく、大地震はないと思われていた大都会、福岡を襲った大地震。震源は福岡のすぐ北西の海底だった。福岡周辺には大地震が起きた記録がない。つまり、この地震は日本史上、初めてこの辺に起きた大地震だった。
震源に近い玄界島では住宅の半数が全壊して全島避難するなど、博多湾の沿岸地区で大きな被害が出た。
福岡市の市街地ではマンションの地震保険が問題になった。
マンション9棟が半壊、約100棟が一部損壊した。このとき問題になったのはマンションの共有部分が地震保険に加入していなかったので保険が下りなかったことだ。当時の福岡県のマンションは共有部分の地震保険加入率が2割しかなく、住民が負担せざるを得なかった。
また、地震保険の被害の査定は「構造耐力上」主要な部分である柱や壁などだけしか対象にならない。このため地震保険に加入していても、非構造壁や廊下などに亀裂が入る被害だと支払ってもらえないことがあった。
ところで、ガラスの雨を降らせたビルは西鉄本社ビルで、1961年に建った古いものだった。
建築当時の工法では、ビルの窓ガラスを硬化性のパテで窓枠に固定してあった。このため、地震でビルが揺れたり変形すると、ガラスが割れてしまうことになったのだ。
じつは1978年に起きた宮城県沖地震(M7.4)のときも仙台市内のビルからガラスの雨が降った。
この教訓から、翌1979年に当時の建設省はガラスの固定方法を見直し、柔らかいシリコンゴムなど軟質素材のパテで固定するように規定を変えた。また近年では、割れても脱落しない「合わせガラス」を使っているビルも多い。
しかし、この工法見直しはあくまで新築のビルが対象だ。
2005年に国土交通省は全国の自治体に「1978年以前施工の3階建て以上で、中心市街地の避難道路などに面する建築物」を調査し改修などを指導する通知を出した。
だが、まだ古いビルは多く残っている。ガラスの古い固定方法は「法律違反」ではなく「既存不適格」なのである。そのうえ「中心市街地の避難道路に面する建築物」以外はなんの指導もない。
つまり、あちこちのビルでガラスの雨が降る可能性がいまでも残っているのだ。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より4月1日の記事)
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆5/7雁屋 哲「鼻血は出る:福島の真実と風評」講演と対談
日 時:5月7日(土)18:00開場 18:20開演 21:00終了
講 演:雁屋 哲「鼻血は出る:福島の真実と風評」
対 談:雁屋 哲×井戸川克隆「帰還政策 対 逃げる勇気」
会 場:与野本町コミュニティセンター1階多目的ルーム(大)290人
さいたま市中央区本町東3-5-43
JR埼京線 与野本町(新宿より快速で約25分)西口より5分
主 催:原発リレー講座・さいたま
連絡先:090-7702-4939(野田) < cnoda@email.plala.or.jp >
入場料:1000円
雁屋哲さんは『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻社)で
反論されたのみで、沈黙を守ってこられましたが、今回、綿密な取材と
体験に基づく初期被ばくと「風評攻撃」について、真実を語っていただ
けることになりました。
「福島の未来は日本の未来だ」「福島の人たちよ、どうか声をあげて
下さい。福島から逃げる勇気を持ってください」という雁屋さんと、
井戸川前町長の声をお聞き下さい。
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┗■4.新聞・雑誌より3つ
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◆東電・中部電の「挟撃」に苦悶 東京ガス「電力参入」で大誤算
電力小売全面自由化の台風の目として注目を浴びる東京ガスに暗雲が立ちこめている。昨年12月に電力会社の託送料金が決定したのを皮切りに、新規参入者が相次ぎ電気料金メニューを発表。東ガスは新規参入者の先陣を切って顧客獲得合戦に名乗りを上げたが、肝心の客足の伸びは極めて鈍い。
東ガスの障壁となって立ちはだかっているのは旧勢力の電力会社だ。東京電力は東ガスの天敵である首都圏のLPガス会社を囲い込み、中部電力は東ガスのお膝元である首都圏の都市ガス会社の切り崩しに成功した。(中略)
「電力会社の本気度を読み誤った」
首都圏需要の1割を獲得するという東ガスの野望の大きな障害となっているのは、東電と中部電の存在だ。東電は電力小売全面自由化に向けた戦略の柱として、大手LPガス会社とのアライアンスを掲げている。(中略)
「中部電は自社販売ではなく都市ガス会社に電気を卸す作戦に出た。東ガスには真似できない、名を捨て実を取るやり方だ」と前出の大手都市ガス幹部は舌を巻く。
ただの消耗戦に陥る可能性
生き残りへ手段を選ばない東電と中部電とは対照的に、東ガスはあくまで自社ブランドに固執し、自らの供給エリアである首都圏での籠城を決め込む。東ガスも都市ガスとLPガスの計42社と提携を結んだが、東電と中部電の提携先と比べると、いずれも顧客基盤や営業力では劣る顔ぶれだ。
残された道は、値引き競争しかない。(中略)
当然ながら、電力小売全面自由化に参入するのは電力会社と都市ガス会社だけではない。前出の東急パワーサプライをはじめ石油、通信、不動産メーカーとあらゆる業界が名乗りを上げているが、彼らにとっての電気事業は本業の付加価値という位置づけだ。電気で儲けが出なくとも客を引き込むことができればそれで御の字といった程度に過ぎない。
一方、電気とガスしか商材のない東ガスは、赤字の電気を売るわけにはいかない。この構造的な差は永遠に埋まることはなく、これ以上の料金競争はただの消耗戦に陥る可能性がある。東ガスには電力会社のような原子力発電という隠し球もない。
東ガスの希望は、ガス小売全面自由化が電力小売全面自由化より遅れて実施されることだろう。(中略)
電力小売全面自由化を踏み台に国内最強のエネルギー企業にのし上がろうとする東ガスが、皮肉にも電力小売全面自由化によって蹉跌(さてつ)を味わう日が来るかもしれない。
(「選択」2016年3月号より抜粋)
◆福島原発作業員 ベテラン戻るか
被ばく線量「5年の上限100ミリシーベルト」6年目でリセット
東京電力福島第一原発事故から5年が過ぎたことで、事故後に浴びた放射線量が法定限度に近づき、原発を離れていた作業員が再び現場に戻れるようになる。作業員の被ばく線量の限度は「5年で100ミリシーベルト」と定められ、この4月以降、これまでの被ばく線量の数字がいったんリセットされるためだ。今後、作業が原子炉に近づくにつれ、現場を熟知したベテランや技術者が不可欠になる。作業員たちは戻ってくるのか。 (後略) (4月4日東京新聞朝刊3面より抜粋)
◆使用済み核燃料 課税拡大 17年度見通し 8市町村 29億円
進まぬ再処理 新たな収入源
課税「困ったら原発」 使用済み核燃料税「町の支え」
(4月4日朝日新聞朝刊1面及び2面から見出しのみ)
※事故情報編集部よりコメント
核燃サイクル政策の失敗による立地自治体の苦肉の策で原発立地から年月が経つと減っていく電源三法交付金を補うために、立地自治体(県・市町村)が、原発関係の法定外税を独自に課税している。
電力会社は電気料金に上乗せしているので結局は利用者負担となる。
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