たんぽぽ舎から TMM:No2761

たんぽぽ舎です。【TMM:No2761】
2016年4月19日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.大地震でも原発を止めない九電、規制委、政府を許してはならない
地震が沈静化するまで原子炉を止め万一に備えて原発を
安全な状態に保って事態の推移を注視することは最低の義務
木原壯林(若狭の原発を考える会)
★2.大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震だと思います
原発がMj7クラスの地震が連発するようなケースを
想定さえしていないのはもはや許されない
山崎久隆 (たんぽぽ舎)
★3.今回の地震で原発の事故が起こらない事を心から望みます
「原発をやめよ」という自然からの最後の警告かもしれない
町口由美 (ドイツ在住/CineMayenceプロジェクトマネージャー)
★4.原発を直ちに止めるべきと、原子力規制委員会・首相官邸に
メールしたところです      H・A (岐阜在住)
★5.川内原発を止めてください/めざせ!10万筆の署名!
転送:近藤 ゆり子(徳山ダム建設中止を求める会事務局長)
★6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆4.23第29回被ばく学習会「測ってみよう!5年目のベクレル」
講演:鴨下祐也さん 土壌のベクレル測定実演、測定希望受付
主催:放射線被ばくを学習する会
━━━━━━━
・脱原発川柳【激震に 原発のうそ 揺れやまず】  乱 鬼龍 (転載自由)
━━━━━━━
※4/20伊方原発動かすな!第7回「四国電力東京支社抗議行動」にご参加を!
日時:4月20日(水)18時30分より19時15分
場所:東京銀行協会ビル前(都営三田線大手町駅D4出口すぐ)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549

上記の行動終了後、下記の行動に移動します。

※4/20緊急抗議行動!川内原発(九州電力)を停止せよ!
とりあえず地震が収まるまで止めて安全な状態にすべきだ!
たんぽぽ舎も横断まくやのぼり旗を持って参加します。
ご一緒に申し入れ・抗議に行きましょう!

九州電力東京支社申し入れ・抗議行動

日時:4月20日(水)19時45分より20時45分
場所:JR「有楽町」駅日比谷口前の九州電力東京支社
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
━━━━━━━
※4/20学習会にご参加を!
「原発棄民-この国の政府は原発避難者を消滅させようとしている」
お 話:日野行介さん(毎日新聞特別報道グループ)&吉田千亞さん(ママレボ)
日 時:4月20日(水)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.大地震でも原発を止めない九電、規制委、政府を許してはならない
|  地震が沈静化するまで原子炉を止め万一に備えて原発を
|  安全な状態に保って事態の推移を注視することは最低の義務
└──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)

◯ 熊本、大分を中心とする大地震で亡くなられた方、ご遺族に哀悼の意を表します。また、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

◯ 今回の大地震は、地震予知の難しさを改めて確認させました。また、この大地震は、1580ガルという地震動が現実に起こり得ることを示しました。
さらに、熊本から始まった地震は、北東は大分から愛媛方面に向かう一方、南にも拡大しつつあり、一つの断層での地震が他の断層での地震を誘発することを、再確認させました。この地震が、川内原発や伊方原発付近の断層を活性化させないとは限りません。
薩摩川内市では震度4を記録し、しかも、震源が南下していると報道されているにも拘わらず、九電、政府、原子力規制委員会は川内原発を止めようとはしません。
このような場合、地震が沈静化するまで原子炉を止め、万一に備えて原発を安全な状態に保って、事態の推移を注視することは、最低の義務です。
原子力規制委員会の規制基準適合審査でも、火山についてではあるが、モニタリングして対応するとしている。それにも拘らず、田中規制委員長は、4月18日「川内原発の停止は不要」と発言しました。
これは、脱原発を願う人々への、電力会社、政府、原子力規制委員会の挑戦です。彼らは、震度4程度は、大丈夫だと国民に思い込ませ、大津地裁のような判断があっても、意にも介していないことを示して、国民に無力感を与えるようとしているのです。許してはなりません。

◯もう一つ許せないのは、被災地の救援にオスプレーを派遣したことです。災害の救援に使える通常ヘリコプターはいくらでもあります。これも、オスプレー配備に反対し、戦争に反対する人々への安倍政権の挑戦です。彼らは、オスプレーを国民に認知させ、その配備に反対する人々に脱力感を与えようとしているのです。許してはなりません。
原発全廃のうねりをさらに大きくしましょう。
4月26日(木)、滋賀県北部の高島市で、アメーバデモを行います。
多数のご参加をお願いします。

◯追伸:18日の京都新聞朝刊に、勇気ある素晴らしい記者の声が掲載されました。
大津地裁の仮処分決定に対して、関西経済同友会の角副会長が「なぜ一地裁の一裁判長によって、国のエネルギー政策に支障をきたすことが起こるのか」と三権分立を根底から揺るがしかねない発言をしたことに対して、「なぜ一経済団体の一役員に、国民の幸福を追求する権利や、裁判に訴える権利を否定されなければならないのか」と述べている。
┏┓
┗■2.大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震だと思います
|  原発がMj7クラスの地震が連発するようなケースを
|  想定さえしていないのはもはや許されない
└──── 山崎久隆 (たんぽぽ舎)

この文章は、たんぽぽ舎メールマガジン【TMM:No2759】(4月16日発信)の★3.『原発は今すぐ止めるべきです 福岡高裁宮崎支部の「川内原発運転差止仮処分の却下」は完全に間違った決定であることを自然が立証している』の続きです。

今回のMj7.3(Mw7.0)2016熊本地震の発生で、現代の地震学の知見は、まだまだ新しいことの連続であることがわかりました。
三成分合成で「益城」の地震動は1362ガルを観測しています。計測震度がわずかに低く出たので、先の地震では震度7と発表され、こちらが震度6強と発表され、逆転しているかのように見えますが、やはり単に震源断層面から近いか遠いか程度の違いで、今回の地震のほうが遙かに広い範囲で強震動を記録していますし、振動継続時間も長くなっています。
防災科研の強震計記録は川内原発の危険性を強く警告する内容であると思います。70kmも離れている湯布院で三成分合成値723ガルを記録しています。

防災科学技術研究所 最大加速度リスト
地震発生時刻   2016/04/16-01:25:00.00
震央北緯       32.8°
震央東経       130.8°
震源深さ       10.0km
マグニチュード M7.1

観測点名    緯度        経度      最大加速度(ガル)  三成分合成値  計測震度
北緯        東経      南-北  東-西    上-下  (ガル)
益城    32.797   130.820   653   1157    873    1362          6.4
熊本    32.793   130.777   827     616    534      843          6.0
矢部    32.686   130.986   777     640    187      831        5.7
菊池    32.998   130.830   787     228    403      800        6.1
砥用    32.617   130.865   598     602    255      778        5.6
湯布院 33.257   131.344   528     717    475      723        6.0
小国    33.122   131.063   303     660    286      687        5.5
大津    32.876   130.877   526     482    397      669        5.7
豊野    32.635   130.752   457     402    539      612        5.7
九重    33.284   131.212   559     519    272      598        5.5

この地震は、もう一つの「社会通念」を打ち破った地震のように思われます。
違う断層上での動きが、連続的に1日程度の時間をおいて起こること、それが目の前で起きました。
始めは日奈久(ひなぐ)断層帯の地震が起き、余震域が南下していたさなかに、さらに布田川(ふたがわ)断層帯の地震が発生し、その地震が前の地震を凌駕し、これが本震と呼ばれ、その後に阿蘇山の北側に誘発地震を起こし、その後に最初の地震から100kmも離れた大分県の別府-万年山(はねやま)断層帯にも「飛んで」地震が誘発されたと考えられます。
別府-万年山(はねやま)断層帯も中央構造線に含まれる断層ですから、大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震であると思います。そのまま中央構造線上で「飛ぶ」と、伊方原発の目の前で巨大地震が起きる可能性が飛躍的に高まってきます。
このような誘発地震は、近代地震観測史上は経験がないと思いますが、そんな地震の起こり方は過去の歴史ではいくらもあったことだと思います。古い地震を正確に知ることが出来ないので、初めて見るような地震になるのです。
連動型地震の危険性も「社会通念上無視し得る」などとされてきたと思います。
むしろ連動型を想定しないことが、最新の科学的知見を無視した暴論というべき時代に来ていると思います。
日奈久(ひなぐ)断層帯の南にあるのは川内原発なので、この断層帯の活動が今後も続き、出水(いずみ)断層や甑(こしき)断層帯や市来(いちき)断層帯を動かす地震につながっていく危険性は考える必要があるはずですし、原発が今回のようにMj7クラスの地震が連発するようなケースを想定さえしていないのは、もはや許されないことだと思います。

※事故情報編集部より
この文章は4月16日20時過ぎに届いたものです。

※補足「2つのマグニチュード(MwとMj)について」…4/18 山崎久隆

Mwはモーメントマグニチュードで、震源断層面の断層の面積と断層すべり量の積を計算して地震のエネルギーを求める。
Mjは気象庁マグニチュードで、地震波の測定データに基づきエネルギーを計算する。速報に向くのが気象庁マグニチュードで、モーメントマグニチュードは計算に時間が掛かる場合がある。小さな地震では計算できないなどの欠点がある。
一方、大きな地震では気象庁マグニチュードでは値が飽和してしまうためモーメントマグニチュードで表すことがある。
陸域の比較的浅い地震は気象庁マグニチュードで、プレート境界型の巨大地震はモーメントマグニチュードで表すことが多い。
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┗■3.今回の地震で原発の事故が起こらない事を心から望みます
|  「原発をやめよ」という自然からの最後の警告かもしれない
└──── 町口由美 (ドイツ在住/CineMayenceプロジェクトマネージャー)

九州での大地震報道に、私も「原発は大丈夫か?」と思いました。
そして、「原発をやめよ」という自然からの最後の警告かもしれない。と感じました。
大地震の後も余震が続いているなか、“関西在住の年老いた母”が熊本在住だったら、どんなことになっただろうと思うと被災地の皆様の事が、気が気ではありません。
今回の地震で、原発の事故が起こらない事を心から望みます。
しかし、この自然の警告である今回の大地震を期に、日本在住のより多くの皆様が、もう、原発事故の不安も抱えるのは沢山だ!だと、カミングアウトしてくださるのを心から望みます。

 

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┗■4.原発を直ちに止めるべきと、原子力規制委員会・首相官邸に
|  メールしたところです
└──── H・A (岐阜在住)
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┗■5.川内原発を止めてください/めざせ!10万筆の署名!
└──── 転送:近藤 ゆり子(徳山ダム建設中止を求める会事務局長)

高木さま、署名サイトを作って下さってありがとうございます。
4月19日午前0時15分現在、署名数は7万6000名を超えています。
21日に経産省に提出する方向で調整をしている、と聞きました。
目指せ!10万筆の署名!
この分だと20日のお昼くらいまでに10万を達成できるかもしれません。
頑張ろう!   近藤 ゆり子

賛同者の署名は以下の宛先へ届けられます
林幹夫経済産業大臣 安倍晋三首相 九州電力社長

「川内原発を止めて下さい」署名サイト
https://www.change.org/p/%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%94%A3%E6%A5%AD%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%B7%9D%E5%86%85%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%82%92%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84?recruiter=46854618&utm_source=share_petition&utm_medium=facebook&utm_campaign=share_for_starters_page&utm_term=des-lg-notification-no_msg&fb_ref=Default

私は、現在は県外在住ですが熊本市の出身です。
2016年4月14日及び4月16日に発生した震度7、震度6といった巨大地震及び百数十回を超える余震が続いています。
報道を見るにつれ、被害の状況が拡大し故郷の町が変わり果てた姿を見るに堪えません。
にもかかわらず、熊本県に隣接する鹿児島県にあり、今回の地震の震源となったと考えられる活断層上に建設されているといわれる川内原発は稼働を続けています。
万が一、福島第一原子力発電所のように事故が起きれば、九州全体が放射線の海と化することは想像に難くありません。
美味しい水と美しい自然に囲まれた熊本、そして九州のために川内原発の稼働の即時停止を決断してください。
岐阜経済大学経済学部公共政策学科准教授 高木博史
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┗■6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────

◆4.23第29回被ばく学習会「測ってみよう!5年目のベクレル」
講演:鴨下祐也さん 土壌のベクレル測定実演、測定希望受付

日 時:4月23日(土)午後6時開場、6時15分~9時10分
場 所:文京区・アカデミー茗台(めいだい)学習室A
東京都文京区春日2-9-5
地下鉄丸の内線「茗荷谷」駅下車、「春日通り」改札を出て右折、
春日通りを右へ 徒歩8分、茗台中学校と同じビルで隣りの入口。
エレベーターで7階へ
講 演:鴨下祐也さん
前・福島高専物質工学科准教授、
研究テーマ「水耕栽培によるおいしい野菜の作り方」、
福島原発被害東京訴訟原告団長、ひなん生活をまもる会代表
要申込み:先着60名
申込先:anti-hibaku@ab.auone-net.jp
主 催:放射線被ばくを学習する会
案内ページ:http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/252.html
参加費:800円(学割あり)

福島原発事故で首都圏にも放射能が降り注ぎました。
ベクレルってどうやって測るんでしょう?どんな意味があるんでしょう?
土壌のベクレル測定ご希望の方は
http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/252.html#id_79578e78
をご覧の上、お申し込みください。

──────────
☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事故情報」
へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856

【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
※「川柳・俳句」についても投稿歓迎です。
掲載については編集部の判断とさせて下さい。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
以内でお送り下さい。件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)及
び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
送付先は「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の
都合上すべてを掲載できない場合があります。
たんぽぽ舎の会員からの掲載希望を優先させていただく場合もあります。
予めご了承ください。
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新HP http://www.tanpoposya.com/
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856たんぽぽ舎です。【TMM:No2761】
2016年4月19日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.大地震でも原発を止めない九電、規制委、政府を許してはならない
地震が沈静化するまで原子炉を止め万一に備えて原発を
安全な状態に保って事態の推移を注視することは最低の義務
木原壯林(若狭の原発を考える会)
★2.大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震だと思います
原発がMj7クラスの地震が連発するようなケースを
想定さえしていないのはもはや許されない
山崎久隆 (たんぽぽ舎)
★3.今回の地震で原発の事故が起こらない事を心から望みます
「原発をやめよ」という自然からの最後の警告かもしれない
町口由美 (ドイツ在住/CineMayenceプロジェクトマネージャー)
★4.原発を直ちに止めるべきと、原子力規制委員会・首相官邸に
メールしたところです      H・A (岐阜在住)
★5.川内原発を止めてください/めざせ!10万筆の署名!
転送:近藤 ゆり子(徳山ダム建設中止を求める会事務局長)
★6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆4.23第29回被ばく学習会「測ってみよう!5年目のベクレル」
講演:鴨下祐也さん 土壌のベクレル測定実演、測定希望受付
主催:放射線被ばくを学習する会
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・脱原発川柳【激震に 原発のうそ 揺れやまず】  乱 鬼龍 (転載自由)
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※4/20伊方原発動かすな!第7回「四国電力東京支社抗議行動」にご参加を!
日時:4月20日(水)18時30分より19時15分
場所:東京銀行協会ビル前(都営三田線大手町駅D4出口すぐ)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549

上記の行動終了後、下記の行動に移動します。

※4/20緊急抗議行動!川内原発(九州電力)を停止せよ!
とりあえず地震が収まるまで止めて安全な状態にすべきだ!
たんぽぽ舎も横断まくやのぼり旗を持って参加します。
ご一緒に申し入れ・抗議に行きましょう!

九州電力東京支社申し入れ・抗議行動

日時:4月20日(水)19時45分より20時45分
場所:JR「有楽町」駅日比谷口前の九州電力東京支社
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
━━━━━━━
※4/20学習会にご参加を!
「原発棄民-この国の政府は原発避難者を消滅させようとしている」
お 話:日野行介さん(毎日新聞特別報道グループ)&吉田千亞さん(ママレボ)
日 時:4月20日(水)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.大地震でも原発を止めない九電、規制委、政府を許してはならない
|  地震が沈静化するまで原子炉を止め万一に備えて原発を
|  安全な状態に保って事態の推移を注視することは最低の義務
└──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)

◯ 熊本、大分を中心とする大地震で亡くなられた方、ご遺族に哀悼の意を表します。また、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

◯ 今回の大地震は、地震予知の難しさを改めて確認させました。また、この大地震は、1580ガルという地震動が現実に起こり得ることを示しました。
さらに、熊本から始まった地震は、北東は大分から愛媛方面に向かう一方、南にも拡大しつつあり、一つの断層での地震が他の断層での地震を誘発することを、再確認させました。この地震が、川内原発や伊方原発付近の断層を活性化させないとは限りません。
薩摩川内市では震度4を記録し、しかも、震源が南下していると報道されているにも拘わらず、九電、政府、原子力規制委員会は川内原発を止めようとはしません。
このような場合、地震が沈静化するまで原子炉を止め、万一に備えて原発を安全な状態に保って、事態の推移を注視することは、最低の義務です。
原子力規制委員会の規制基準適合審査でも、火山についてではあるが、モニタリングして対応するとしている。それにも拘らず、田中規制委員長は、4月18日「川内原発の停止は不要」と発言しました。
これは、脱原発を願う人々への、電力会社、政府、原子力規制委員会の挑戦です。彼らは、震度4程度は、大丈夫だと国民に思い込ませ、大津地裁のような判断があっても、意にも介していないことを示して、国民に無力感を与えるようとしているのです。許してはなりません。

◯もう一つ許せないのは、被災地の救援にオスプレーを派遣したことです。災害の救援に使える通常ヘリコプターはいくらでもあります。これも、オスプレー配備に反対し、戦争に反対する人々への安倍政権の挑戦です。彼らは、オスプレーを国民に認知させ、その配備に反対する人々に脱力感を与えようとしているのです。許してはなりません。
原発全廃のうねりをさらに大きくしましょう。
4月26日(木)、滋賀県北部の高島市で、アメーバデモを行います。
多数のご参加をお願いします。

◯追伸:18日の京都新聞朝刊に、勇気ある素晴らしい記者の声が掲載されました。
大津地裁の仮処分決定に対して、関西経済同友会の角副会長が「なぜ一地裁の一裁判長によって、国のエネルギー政策に支障をきたすことが起こるのか」と三権分立を根底から揺るがしかねない発言をしたことに対して、「なぜ一経済団体の一役員に、国民の幸福を追求する権利や、裁判に訴える権利を否定されなければならないのか」と述べている。
┏┓
┗■2.大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震だと思います
|  原発がMj7クラスの地震が連発するようなケースを
|  想定さえしていないのはもはや許されない
└──── 山崎久隆 (たんぽぽ舎)

この文章は、たんぽぽ舎メールマガジン【TMM:No2759】(4月16日発信)の★3.『原発は今すぐ止めるべきです 福岡高裁宮崎支部の「川内原発運転差止仮処分の却下」は完全に間違った決定であることを自然が立証している』の続きです。

今回のMj7.3(Mw7.0)2016熊本地震の発生で、現代の地震学の知見は、まだまだ新しいことの連続であることがわかりました。
三成分合成で「益城」の地震動は1362ガルを観測しています。計測震度がわずかに低く出たので、先の地震では震度7と発表され、こちらが震度6強と発表され、逆転しているかのように見えますが、やはり単に震源断層面から近いか遠いか程度の違いで、今回の地震のほうが遙かに広い範囲で強震動を記録していますし、振動継続時間も長くなっています。
防災科研の強震計記録は川内原発の危険性を強く警告する内容であると思います。70kmも離れている湯布院で三成分合成値723ガルを記録しています。

防災科学技術研究所 最大加速度リスト
地震発生時刻   2016/04/16-01:25:00.00
震央北緯       32.8°
震央東経       130.8°
震源深さ       10.0km
マグニチュード M7.1

観測点名    緯度        経度      最大加速度(ガル)  三成分合成値  計測震度
北緯        東経      南-北  東-西    上-下  (ガル)
益城    32.797   130.820   653   1157    873    1362          6.4
熊本    32.793   130.777   827     616    534      843          6.0
矢部    32.686   130.986   777     640    187      831        5.7
菊池    32.998   130.830   787     228    403      800        6.1
砥用    32.617   130.865   598     602    255      778        5.6
湯布院 33.257   131.344   528     717    475      723        6.0
小国    33.122   131.063   303     660    286      687        5.5
大津    32.876   130.877   526     482    397      669        5.7
豊野    32.635   130.752   457     402    539      612        5.7
九重    33.284   131.212   559     519    272      598        5.5

この地震は、もう一つの「社会通念」を打ち破った地震のように思われます。
違う断層上での動きが、連続的に1日程度の時間をおいて起こること、それが目の前で起きました。
始めは日奈久(ひなぐ)断層帯の地震が起き、余震域が南下していたさなかに、さらに布田川(ふたがわ)断層帯の地震が発生し、その地震が前の地震を凌駕し、これが本震と呼ばれ、その後に阿蘇山の北側に誘発地震を起こし、その後に最初の地震から100kmも離れた大分県の別府-万年山(はねやま)断層帯にも「飛んで」地震が誘発されたと考えられます。
別府-万年山(はねやま)断層帯も中央構造線に含まれる断層ですから、大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震であると思います。そのまま中央構造線上で「飛ぶ」と、伊方原発の目の前で巨大地震が起きる可能性が飛躍的に高まってきます。
このような誘発地震は、近代地震観測史上は経験がないと思いますが、そんな地震の起こり方は過去の歴史ではいくらもあったことだと思います。古い地震を正確に知ることが出来ないので、初めて見るような地震になるのです。
連動型地震の危険性も「社会通念上無視し得る」などとされてきたと思います。
むしろ連動型を想定しないことが、最新の科学的知見を無視した暴論というべき時代に来ていると思います。
日奈久(ひなぐ)断層帯の南にあるのは川内原発なので、この断層帯の活動が今後も続き、出水(いずみ)断層や甑(こしき)断層帯や市来(いちき)断層帯を動かす地震につながっていく危険性は考える必要があるはずですし、原発が今回のようにMj7クラスの地震が連発するようなケースを想定さえしていないのは、もはや許されないことだと思います。

※事故情報編集部より
この文章は4月16日20時過ぎに届いたものです。

※補足「2つのマグニチュード(MwとMj)について」…4/18 山崎久隆

Mwはモーメントマグニチュードで、震源断層面の断層の面積と断層すべり量の積を計算して地震のエネルギーを求める。
Mjは気象庁マグニチュードで、地震波の測定データに基づきエネルギーを計算する。速報に向くのが気象庁マグニチュードで、モーメントマグニチュードは計算に時間が掛かる場合がある。小さな地震では計算できないなどの欠点がある。
一方、大きな地震では気象庁マグニチュードでは値が飽和してしまうためモーメントマグニチュードで表すことがある。
陸域の比較的浅い地震は気象庁マグニチュードで、プレート境界型の巨大地震はモーメントマグニチュードで表すことが多い。
┏┓
┗■3.今回の地震で原発の事故が起こらない事を心から望みます
|  「原発をやめよ」という自然からの最後の警告かもしれない
└──── 町口由美 (ドイツ在住/CineMayenceプロジェクトマネージャー)

九州での大地震報道に、私も「原発は大丈夫か?」と思いました。
そして、「原発をやめよ」という自然からの最後の警告かもしれない。と感じました。
大地震の後も余震が続いているなか、“関西在住の年老いた母”が熊本在住だったら、どんなことになっただろうと思うと被災地の皆様の事が、気が気ではありません。
今回の地震で、原発の事故が起こらない事を心から望みます。
しかし、この自然の警告である今回の大地震を期に、日本在住のより多くの皆様が、もう、原発事故の不安も抱えるのは沢山だ!だと、カミングアウトしてくださるのを心から望みます。

 

┏┓
┗■4.原発を直ちに止めるべきと、原子力規制委員会・首相官邸に
|  メールしたところです
└──── H・A (岐阜在住)
┏┓
┗■5.川内原発を止めてください/めざせ!10万筆の署名!
└──── 転送:近藤 ゆり子(徳山ダム建設中止を求める会事務局長)

高木さま、署名サイトを作って下さってありがとうございます。
4月19日午前0時15分現在、署名数は7万6000名を超えています。
21日に経産省に提出する方向で調整をしている、と聞きました。
目指せ!10万筆の署名!
この分だと20日のお昼くらいまでに10万を達成できるかもしれません。
頑張ろう!   近藤 ゆり子

賛同者の署名は以下の宛先へ届けられます
林幹夫経済産業大臣 安倍晋三首相 九州電力社長

「川内原発を止めて下さい」署名サイト
https://www.change.org/p/%E7%B5%8C%E6%B8%88%E7%94%A3%E6%A5%AD%E5%A4%A7%E8%87%A3-%E5%B7%9D%E5%86%85%E5%8E%9F%E7%99%BA%E3%82%92%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84?recruiter=46854618&utm_source=share_petition&utm_medium=facebook&utm_campaign=share_for_starters_page&utm_term=des-lg-notification-no_msg&fb_ref=Default

私は、現在は県外在住ですが熊本市の出身です。
2016年4月14日及び4月16日に発生した震度7、震度6といった巨大地震及び百数十回を超える余震が続いています。
報道を見るにつれ、被害の状況が拡大し故郷の町が変わり果てた姿を見るに堪えません。
にもかかわらず、熊本県に隣接する鹿児島県にあり、今回の地震の震源となったと考えられる活断層上に建設されているといわれる川内原発は稼働を続けています。
万が一、福島第一原子力発電所のように事故が起きれば、九州全体が放射線の海と化することは想像に難くありません。
美味しい水と美しい自然に囲まれた熊本、そして九州のために川内原発の稼働の即時停止を決断してください。
岐阜経済大学経済学部公共政策学科准教授 高木博史
┏┓
┗■6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────

◆4.23第29回被ばく学習会「測ってみよう!5年目のベクレル」
講演:鴨下祐也さん 土壌のベクレル測定実演、測定希望受付

日 時:4月23日(土)午後6時開場、6時15分~9時10分
場 所:文京区・アカデミー茗台(めいだい)学習室A
東京都文京区春日2-9-5
地下鉄丸の内線「茗荷谷」駅下車、「春日通り」改札を出て右折、
春日通りを右へ 徒歩8分、茗台中学校と同じビルで隣りの入口。
エレベーターで7階へ
講 演:鴨下祐也さん
前・福島高専物質工学科准教授、
研究テーマ「水耕栽培によるおいしい野菜の作り方」、
福島原発被害東京訴訟原告団長、ひなん生活をまもる会代表
要申込み:先着60名
申込先:anti-hibaku@ab.auone-net.jp
主 催:放射線被ばくを学習する会
案内ページ:http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/252.html
参加費:800円(学割あり)

福島原発事故で首都圏にも放射能が降り注ぎました。
ベクレルってどうやって測るんでしょう?どんな意味があるんでしょう?
土壌のベクレル測定ご希望の方は
http://www57.atwiki.jp/20030810/pages/252.html#id_79578e78
をご覧の上、お申し込みください。

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【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
※「川柳・俳句」についても投稿歓迎です。
掲載については編集部の判断とさせて下さい。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
以内でお送り下さい。件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)及
び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
送付先は「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2761】
2016年4月19日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.大地震でも原発を止めない九電、規制委、政府を許してはならない
地震が沈静化するまで原子炉を止め万一に備えて原発を
安全な状態に保って事態の推移を注視することは最低の義務
木原壯林(若狭の原発を考える会)
★2.大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震だと思います
原発がMj7クラスの地震が連発するようなケースを
想定さえしていないのはもはや許されない
山崎久隆 (たんぽぽ舎)
★3.今回の地震で原発の事故が起こらない事を心から望みます
「原発をやめよ」という自然からの最後の警告かもしれない
町口由美 (ドイツ在住/CineMayenceプロジェクトマネージャー)
★4.原発を直ちに止めるべきと、原子力規制委員会・首相官邸に
メールしたところです      H・A (岐阜在住)
★5.川内原発を止めてください/めざせ!10万筆の署名!
転送:近藤 ゆり子(徳山ダム建設中止を求める会事務局長)
★6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆4.23第29回被ばく学習会「測ってみよう!5年目のベクレル」
講演:鴨下祐也さん 土壌のベクレル測定実演、測定希望受付
主催:放射線被ばくを学習する会
━━━━━━━
・脱原発川柳【激震に 原発のうそ 揺れやまず】  乱 鬼龍 (転載自由)
━━━━━━━
※4/20伊方原発動かすな!第7回「四国電力東京支社抗議行動」にご参加を!
日時:4月20日(水)18時30分より19時15分
場所:東京銀行協会ビル前(都営三田線大手町駅D4出口すぐ)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549

上記の行動終了後、下記の行動に移動します。

※4/20緊急抗議行動!川内原発(九州電力)を停止せよ!
とりあえず地震が収まるまで止めて安全な状態にすべきだ!
たんぽぽ舎も横断まくやのぼり旗を持って参加します。
ご一緒に申し入れ・抗議に行きましょう!

九州電力東京支社申し入れ・抗議行動

日時:4月20日(水)19時45分より20時45分
場所:JR「有楽町」駅日比谷口前の九州電力東京支社
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
━━━━━━━
※4/20学習会にご参加を!
「原発棄民-この国の政府は原発避難者を消滅させようとしている」
お 話:日野行介さん(毎日新聞特別報道グループ)&吉田千亞さん(ママレボ)
日 時:4月20日(水)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
━━━━━━━

┏┓
┗■1.大地震でも原発を止めない九電、規制委、政府を許してはならない
|  地震が沈静化するまで原子炉を止め万一に備えて原発を
|  安全な状態に保って事態の推移を注視することは最低の義務
└──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)

◯ 熊本、大分を中心とする大地震で亡くなられた方、ご遺族に哀悼の意を表します。また、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

◯ 今回の大地震は、地震予知の難しさを改めて確認させました。また、この大地震は、1580ガルという地震動が現実に起こり得ることを示しました。
さらに、熊本から始まった地震は、北東は大分から愛媛方面に向かう一方、南にも拡大しつつあり、一つの断層での地震が他の断層での地震を誘発することを、再確認させました。この地震が、川内原発や伊方原発付近の断層を活性化させないとは限りません。
薩摩川内市では震度4を記録し、しかも、震源が南下していると報道されているにも拘わらず、九電、政府、原子力規制委員会は川内原発を止めようとはしません。
このような場合、地震が沈静化するまで原子炉を止め、万一に備えて原発を安全な状態に保って、事態の推移を注視することは、最低の義務です。
原子力規制委員会の規制基準適合審査でも、火山についてではあるが、モニタリングして対応するとしている。それにも拘らず、田中規制委員長は、4月18日「川内原発の停止は不要」と発言しました。
これは、脱原発を願う人々への、電力会社、政府、原子力規制委員会の挑戦です。彼らは、震度4程度は、大丈夫だと国民に思い込ませ、大津地裁のような判断があっても、意にも介していないことを示して、国民に無力感を与えるようとしているのです。許してはなりません。

◯もう一つ許せないのは、被災地の救援にオスプレーを派遣したことです。災害の救援に使える通常ヘリコプターはいくらでもあります。これも、オスプレー配備に反対し、戦争に反対する人々への安倍政権の挑戦です。彼らは、オスプレーを国民に認知させ、その配備に反対する人々に脱力感を与えようとしているのです。許してはなりません。
原発全廃のうねりをさらに大きくしましょう。
4月26日(木)、滋賀県北部の高島市で、アメーバデモを行います。
多数のご参加をお願いします。

◯追伸:18日の京都新聞朝刊に、勇気ある素晴らしい記者の声が掲載されました。
大津地裁の仮処分決定に対して、関西経済同友会の角副会長が「なぜ一地裁の一裁判長によって、国のエネルギー政策に支障をきたすことが起こるのか」と三権分立を根底から揺るがしかねない発言をしたことに対して、「なぜ一経済団体の一役員に、国民の幸福を追求する権利や、裁判に訴える権利を否定されなければならないのか」と述べている。
┏┓
┗■2.大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震だと思います
|  原発がMj7クラスの地震が連発するようなケースを
|  想定さえしていないのはもはや許されない
└──── 山崎久隆 (たんぽぽ舎)

この文章は、たんぽぽ舎メールマガジン【TMM:No2759】(4月16日発信)の★3.『原発は今すぐ止めるべきです 福岡高裁宮崎支部の「川内原発運転差止仮処分の却下」は完全に間違った決定であることを自然が立証している』の続きです。

今回のMj7.3(Mw7.0)2016熊本地震の発生で、現代の地震学の知見は、まだまだ新しいことの連続であることがわかりました。
三成分合成で「益城」の地震動は1362ガルを観測しています。計測震度がわずかに低く出たので、先の地震では震度7と発表され、こちらが震度6強と発表され、逆転しているかのように見えますが、やはり単に震源断層面から近いか遠いか程度の違いで、今回の地震のほうが遙かに広い範囲で強震動を記録していますし、振動継続時間も長くなっています。
防災科研の強震計記録は川内原発の危険性を強く警告する内容であると思います。70kmも離れている湯布院で三成分合成値723ガルを記録しています。

防災科学技術研究所 最大加速度リスト
地震発生時刻   2016/04/16-01:25:00.00
震央北緯       32.8°
震央東経       130.8°
震源深さ       10.0km
マグニチュード M7.1

観測点名    緯度        経度      最大加速度(ガル)  三成分合成値  計測震度
北緯        東経      南-北  東-西    上-下  (ガル)
益城    32.797   130.820   653   1157    873    1362          6.4
熊本    32.793   130.777   827     616    534      843          6.0
矢部    32.686   130.986   777     640    187      831        5.7
菊池    32.998   130.830   787     228    403      800        6.1
砥用    32.617   130.865   598     602    255      778        5.6
湯布院 33.257   131.344   528     717    475      723        6.0
小国    33.122   131.063   303     660    286      687        5.5
大津    32.876   130.877   526     482    397      669        5.7
豊野    32.635   130.752   457     402    539      612        5.7
九重    33.284   131.212   559     519    272      598        5.5

この地震は、もう一つの「社会通念」を打ち破った地震のように思われます。
違う断層上での動きが、連続的に1日程度の時間をおいて起こること、それが目の前で起きました。
始めは日奈久(ひなぐ)断層帯の地震が起き、余震域が南下していたさなかに、さらに布田川(ふたがわ)断層帯の地震が発生し、その地震が前の地震を凌駕し、これが本震と呼ばれ、その後に阿蘇山の北側に誘発地震を起こし、その後に最初の地震から100kmも離れた大分県の別府-万年山(はねやま)断層帯にも「飛んで」地震が誘発されたと考えられます。
別府-万年山(はねやま)断層帯も中央構造線に含まれる断層ですから、大きな視点から見れば中央構造線上に起きた連動地震であると思います。そのまま中央構造線上で「飛ぶ」と、伊方原発の目の前で巨大地震が起きる可能性が飛躍的に高まってきます。
このような誘発地震は、近代地震観測史上は経験がないと思いますが、そんな地震の起こり方は過去の歴史ではいくらもあったことだと思います。古い地震を正確に知ることが出来ないので、初めて見るような地震になるのです。
連動型地震の危険性も「社会通念上無視し得る」などとされてきたと思います。
むしろ連動型を想定しないことが、最新の科学的知見を無視した暴論というべき時代に来ていると思います。
日奈久(ひなぐ)断層帯の南にあるのは川内原発なので、この断層帯の活動が今後も続き、出水(いずみ)断層や甑(こしき)断層帯や市来(いちき)断層帯を動かす地震につながっていく危険性は考える必要があるはずですし、原発が今回のようにMj7クラスの地震が連発するようなケースを想定さえしていないのは、もはや許されないことだと思います。

※事故情報編集部より
この文章は4月16日20時過ぎに届いたものです。

※補足「2つのマグニチュード(MwとMj)について」…4/18 山崎久隆

Mwはモーメントマグニチュードで、震源断層面の断層の面積と断層すべり量の積を計算して地震のエネルギーを求める。
Mjは気象庁マグニチュードで、地震波の測定データに基づきエネルギーを計算する。速報に向くのが気象庁マグニチュードで、モーメントマグニチュードは計算に時間が掛かる場合がある。小さな地震では計算できないなどの欠点がある。
一方、大きな地震では気象庁マグニチュードでは値が飽和してしまうためモーメントマグニチュードで表すことがある。
陸域の比較的浅い地震は気象庁マグニチュードで、プレート境界型の巨大地震はモーメントマグニチュードで表すことが多い。
┏┓
┗■3.今回の地震で原発の事故が起こらない事を心から望みます
|  「原発をやめよ」という自然からの最後の警告かもしれない
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九州での大地震報道に、私も「原発は大丈夫か?」と思いました。
そして、「原発をやめよ」という自然からの最後の警告かもしれない。と感じました。
大地震の後も余震が続いているなか、“関西在住の年老いた母”が熊本在住だったら、どんなことになっただろうと思うと被災地の皆様の事が、気が気ではありません。
今回の地震で、原発の事故が起こらない事を心から望みます。
しかし、この自然の警告である今回の大地震を期に、日本在住のより多くの皆様が、もう、原発事故の不安も抱えるのは沢山だ!だと、カミングアウトしてくださるのを心から望みます。

 

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┗■4.原発を直ちに止めるべきと、原子力規制委員会・首相官邸に
|  メールしたところです
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高木さま、署名サイトを作って下さってありがとうございます。
4月19日午前0時15分現在、署名数は7万6000名を超えています。
21日に経産省に提出する方向で調整をしている、と聞きました。
目指せ!10万筆の署名!
この分だと20日のお昼くらいまでに10万を達成できるかもしれません。
頑張ろう!   近藤 ゆり子

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私は、現在は県外在住ですが熊本市の出身です。
2016年4月14日及び4月16日に発生した震度7、震度6といった巨大地震及び百数十回を超える余震が続いています。
報道を見るにつれ、被害の状況が拡大し故郷の町が変わり果てた姿を見るに堪えません。
にもかかわらず、熊本県に隣接する鹿児島県にあり、今回の地震の震源となったと考えられる活断層上に建設されているといわれる川内原発は稼働を続けています。
万が一、福島第一原子力発電所のように事故が起きれば、九州全体が放射線の海と化することは想像に難くありません。
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