たんぽぽ舎から TMM:No2794

たんぽぽ舎です。【TMM:No2794】
2016年5月31日(火)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.6月の抗議行動・集会・学習会のご案内です
ご参加下さい!
★2.原発から無減発(むげんぱつ)への挑戦-水力発電所のすすめ
目黒二男(元電機メーカー社員)
★3.多くの犠牲者を生む“火山泥流”新学説、積雪期以外も注意を
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその152
島村英紀(地震学者)
★4.ロシナンテ社「月刊むすぶ」5月号No.544の紹介・歴史ある月刊誌
四方 哲(ロシナンテ社)
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆6/25脱原発をめざす首長会議・勉強会「熊本地震が問うもの」
講師:「改めて原発避難を考える─熊本地震の教訓から」上岡直見氏
「熊本地震を受けた原発の安全審査見直しの必要性」佐藤 暁氏
★6.新聞より
◆溶融の説明不備は「隠蔽」 東電幹部が認める
(5月31日東京新聞3面より抜粋)
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┗■1.6月の抗議行動・集会・学習会のご案内です
|  ご参加下さい!
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◯6/1(水)17:30~18:20 抗議行動
「川内原発今すぐ止めろ!」九州電力東京支社抗議行動
(有楽町電気ビル前:JR有楽町駅出口すぐ)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
◯6/1(水)18:30~19:30 抗議行動
東電は責任をとれ!東京電力本店合同抗議
場所:東京電力本店前
呼びかけ:「経産省前テントひろば・たんぽぽ舎」
◯6/4(土)13:30~16:30 集会
「守ろう、避難の権利 住宅支援打ち切りを許さない!」
原発事故被害者の救済を求める全国運動東京集会
会 場:板橋区立文化会館
主 催:原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会
参加費:500円(避難者は無料)
◯6/4(土)14:00~16:30 学習会 「大津地裁判決の中味と今後」
講 師:井戸謙一さん[福井原発訴訟(滋賀)/子ども脱被ばく裁判弁護団長]
共 催:「スペースたんぽぽ」/「脱被ばく実現ネット」
参加費:800円
◯6/5(日)14時~15時30分 抗議行動
明日を決めるのは私たち-政治を変えよう!6.5全国総がかり行動
国会周辺 主催:6.5全国総がかり大行動実行委員会
・国会正門前ステージ・農水省前ステージ
・日比谷公園かもめ広場ステージ
たんぽぽ舎も参加します。「熊本大地震だ!中央構造線に火がついた。
-原発が危ない。原発をとめよ」のビラを配布します。
◯6/10(金)17:00~18:00 抗議行動
経産省抗議行動「川内原発今すぐとめろ!テント撤去は許さない」
場所:経産省前   主催:経産省前テントひろば
◯6/10(金)18:30~20:00 抗議行動 再稼働反対!首相官邸前抗議
主催:首都圏反原発連合 [6月17日、24日も]
◯6/11(土)16:30~17:30 抗議行動
伊方原発再稼働やめろ!第9回四国電力東京支社抗議[全国共同行動第2回]
場所: 大手町東京銀行協会ビル前 主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
◯6/11(土)18:00~19:00 抗議行動
川内原発今すぐとめろ!九電東京支社抗議[全国共同行動第2回]
場所:有楽町電気ビル前(JR有楽町駅出口すぐ)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」
◯6/13(月)19:00~21:00 学習会
東京第一検察審査会「不起訴相当」の議決と
福島原発事故の責任追及について考える
講 師:保田行雄弁護士(福島原発告訴団代理人)
共 催:「スペースたんぽぽ」/「東電の刑事責任を追及する会」
参加費:800円
◯6/16(木)19:00~21:00 学習会
「なぜ野良犬は政権にすり寄る愛玩犬になっていくのか?」
朝日新聞「吉田調書」報道取り消しから考える~
お  話:大場久昭さん(原発「吉田調書報道」を考える読者の会)
木村結さん(東電株主代表訴訟)
斉藤貴男さん(フリージャーナリスト)
参加費:800円
◯6/25(土)14:00~16:00 学習会
第19回槌田ゼミ
講 師:槌田 敦さん
参加費:800円

※学習会の会場は「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)です
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┗■2.原発から無減発(むげんぱつ)への挑戦-水力発電所のすすめ
└──── 目黒二男(元電機メーカー社員)

○原発に頼らない日本、最終目標は、地上から原発を無くす事です。
東日本大震災から5年の経過、福島県では復旧復興のきざしさえも見えてきません。事故の後遺症の癒される日は程遠く、見通しさえも不透明です。
原発いらない再稼働反対の国民の切実な声は、半ば届かず、政府と電力会社は原発再稼働に向って、執念を燃やし、まっしぐらに突っ走っております。何とか国民的なみんなの力を結集して、急ブレーキを掛けようではありませんか。

○政府や一般マスメディアが、ほとんど触れようとしない領域に注目して見ますと、見えてきた物は大規模水力発電所の存在です。日本には自然豊かな山岳地帯と、河川や水資源に恵まれた環境にあります。それに伴って、一般水力発電所又は揚水発電所が、日本全土に渡り点在しております。昼夜に及び発電された大量の電力は首都圏に向かって送電され電力供給を賄っています。
今、社会問題化している、地球温暖化問題それを助長する、温室効果ガス排出量の記録的な増加、水力発電所は継続運転をしましても有害な廃棄物の放出は一切ありません。温室効果ガスの排出量発生抑制に多大な貢献し又は無公害でもっとも環境に優しいクリーンなエネルギー資源であります。これに勝るものは外にありません。

○原発に頼らない日本を実現する為には、原発に取って変わる主電源の構築が必要不可欠です。水力発電所をセンターポジション電源と位置づけ、火力発電所及び再生可能発電所の三本柱の電源構成の確立で、原発に頼らない無原発の未来ある日本を建設しよう。
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┗■3.多くの犠牲者を生む“火山泥流”新学説、積雪期以外も注意を
|  「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその152
└──── 島村英紀(地震学者)

◎ 日本最大級の火山泥流が発生してから90年がたった。これは、1926年5月24日、北海道中央部にある十勝岳(2077メートル)が噴火して大規模な火山泥流が人々を襲ったものだ。
「泥流」といっても生やさしいものではない。岩や石を巻きこみ、家や木を次々になぎ倒して進んだ。泥流は下流の岩や石を巻きこみ、家や木を次々になぎ倒して進んだ。泥流はわずか25分後には25キロも下流の上富良野(かみふらの)市街地を襲い、144名の死者・行方不明者を生んだ。平均時速は自動車なみの時速60キロだった。

◎ この噴火では、大規模な水蒸気爆発が起きて中央火口丘が崩壊、岩屑(がんせつ)なだれは噴火から1分で火口から2.4キロのところにあった硫黄鉱山の宿舎を飲み込んだ。そして山頂付近の残雪を融かして泥流が発生したのだ。
5月の末は、北海道の山は、まだ雪に覆われている。雪の下で火山が噴火した最悪の例として海外の火山学者にも広く知られた噴火だった。
泥流は美瑛(びえい)川と富良野川の二つに沿って流れ下った。川は十勝岳から上富良野まで直線的には流れていない。この二筋の川がカーブしているとおりに流れ下ったのである。

◎ だが、近年、この「定説」を覆す学説が出てきた。十勝岳にあった雪を全部溶かしたよりも多くの水量が下流を襲ったことが分かったからだ。
このため、噴火が雪を溶かしただけではなく、火山の内部で大量の熱水が作られて、それが噴出したのではないかという学説が出されたのである。
だとすれば、積雪期の火山ではなくても、火山泥流が生まれる可能性がある。いままでは積雪期の噴火だけを恐れていたが、雪が積もっていないほかの火山でも内部で大量の熱水が出来て起きる事件かも知れないのだ。

◎ しかし、この熱水説には反論もある。いったん泥流が生まれると、普段の沢水より高速で流れ下るので、沢水や砂礫をどんどん巻き込んで全体の流量がはるかに増えるという説なのである。
この例は、1985年に起きた南米コロンビア・ネバドデルルイス火山で起きた。この噴火で出た泥流は100キロも離れたアルメロなどの街を2時間半後に襲い、23000人もの犠牲者を生んだ。
街の人口の4分の3が泥流に襲われて死亡した。家屋の損壊も5000棟に達した。
首と手だけが泥の上に出た13歳の少女が救助を待ち続け、3日後に息が絶えた映像を覚えている人も多いだろう。
この火山泥流は、20世紀に起きた火山噴火で世界で2番目の被害者を出してしまったのだ。
このときも火山付近にあった氷河を溶かしたが、その水量よりもずっと多くの量の泥流が下流を襲った。

◎ ちなみに、20世紀の火山噴火で最大の被害は1902年に起きたカリブ海・マルチニーク島のプレー山の噴火で約30000人が犠牲になった。これは火砕流によるものだ。
日本でも2014年の御嶽山の噴火までは1991年の雲仙普賢岳の火砕流による犠牲者が戦後最大だった。
じつは十勝岳も火砕流が出て、下流の白金温泉まで達したこともある。
泥流は恐ろしい火山災害だが、それだけを警戒していればいいものではないのである。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より5月27日の記事)
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┗■4.ロシナンテ社「月刊むすぶ」5月号No.544の紹介・歴史ある月刊誌
└──── 四方 哲(ロシナンテ社)

☆今日も福島は放射能と闘っています☆

福島の日常を見ていてください―外からは分かりません(後編) 青田由幸
Photo Report            佐川 ようこ
放射能汚染廃棄物の指定基準取消(撤回)を求める訴訟を!   藤原寿和
青森県を変えて日本を変えよう!「核燃凍結」知事の誕生のために 遠藤順子
シーベルトに秘められた陰謀(6)             名取春彦
◇原発事故日誌
(後略)
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ロシナンテ社 〒606-8186 京都市左京区一乗寺南大丸町9-107
TEL & FAX 075-703-5155  HP:http://www9.big.or.jp/~musub/
お問い合わせメールはこちらまで!e-mail:musub@big.or.jp
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┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆6/25脱原発をめざす首長会議・勉強会「熊本地震が問うもの」

講 師:「改めて原発避難を考える─熊本地震の教訓から」
上岡直見氏 (環境経済研究所代表)
「熊本地震を受けた原発の安全審査見直しの必要性」
佐藤  暁氏 (新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会委員、
元ゼネラル・エレクトリック社 原発技術者)
日 時:6月25日(土)13:30~16:00
会 場:滋賀県大津市 ふれあいプラザ大会議室(明日都大津館5階)
京阪浜大津駅から徒歩3分/JR大津駅から徒歩15分
主 催:「脱原発をめざす首長会議」
資料代:500円 一般参加(要予約)できます。下記よりお申込み下さい。
詳細・申込 http://mayors.npfree.jp/?p=4636
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┗■6.新聞より
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◆溶融の説明不備は「隠蔽」 東電幹部が認める

東京電力が福島第一原発事故の当初、原子炉内の核燃料が溶け落ちる炉心溶融が起きていたのに炉心損傷と説明し続けた問題で、姉川尚史原子力・立地本部長は30日の記者会見で「炉心溶融に決まっているのに『溶融』という言葉を使わないのは隠蔽(いんぺい)だと思う」と述べ、同社の説明が不適切だったとの認識を示した。
この問題で、東電の原子力部門トップが記者会見で見解を明らかにしたのは初めて。
炉心溶融を巡っては、社内に判定マニュアルがあったにもかかわらず東電は事故後約5年間、見過ごしていたとされ、第三者検証委員会が経緯を調査中。姉川氏は、溶融という言葉を避けた背景を含め、近く検証結果がまとまるとの見通しを示した。 (後略) (5月31日東京新聞3面より抜粋)

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