たんぽぽ舎から TMM:No2808

たんぽぽ舎です。【TMM:No2808】
2016年6月16日(木)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「小さき声のカノン」を見たラトビア(バルト三国)からの若者
映画は福島に残った子どもとその親たちの放射線と
内部被曝との戦いの記録
チェルノブイリ被害の若者が今も苦しんでいるのに
なぜ日本は子供達を避難させないか?      濱口(ドイツ在住)
★2.民主党(現・民進党)「原発ゼロ戦略」を骨抜きにした張本人
あなたは今井尚哉(現・首相秘書官)氏を知っているか?
渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.新聞より2つ
◆「炉心溶融使うな」社長指示 東電「官邸指示」と伝える
第三者委報告書案             (6月16日東京新聞夕刊1面より)
◆福島の避難解除 不安直視し支援続けよ
(6月14日京都新聞「社説」より)
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☆【桝添君偏差値教育のチャンピオン 「不徳」の故に哀れな末路】
橋本左門 <無核無兵・毎日一首> さんから
(6/16原発とめよう!九電本店前ひろば第1884日目報告より)
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※6/20(月)菅直人元首相の講演会 受け付け中!
菅  直人首相(2011年当時)は、浜岡原発(静岡県)を止めた!
安倍晋三首相(現)は、いつ川内原発(鹿児島県)を止めるの?

講 師:菅 直人衆議院議員
日 時:6月20日(月)18:30開場 19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
申し込み:予約して下さい。定員に達し次第締め切ります。
定員に達したらメールマガジンでご案内致します。
ご予約は電子メールか電話(03-3238-9035、月曜~土曜13時以降)でご氏名、
電話番号をお知らせ下さい。予約受付番号をお伝えします。
当日、受付で予約受付番号をお伝え下さい。
●電子メールの受付は定員にかかわらず6月17日(金)20時で締め切りとさせて
いただきます。
6月17日(金)20時以降の受付は、たんぽぽ舎 TEL 03-3238-9035へ。
キャンセルは、極力ご遠慮下さい。
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※6/23(木)映画「NO」の上映会にご参加を!(無料上映)
「原発再稼働・安保法制」などをゴリ押しする安倍政権に
「NO」を言う状況と共通する内容です。

日時:6月23日(木)18:00開場 18時30分から20時30分まで
会場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
映画「NO」とは:
1988年の軍事独裁政権、南米チリでの出来事。
新進気鋭の広告マンが国民の気持ちをつかんでPRする。
これがピノチェト独裁政権を敗北へと導く。
問い合わせ:たんぽぽ舎 (TEL 03-3238-9035)
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┗■1.「小さき声のカノン」を見たラトビア(バルト三国)からの若者
|  映画は福島に残った子どもとその親たちの放射線と
|  内部被曝との戦いの記録
|  チェルノブイリ被害の若者が今も苦しんでいるのに
|  なぜ日本は子供達を避難させないか?
└──── 濱口(ドイツ在住)

皆さん
かなり寂しくなる記事ですが下の記事を読んでください。ほんとうの話です。

◎ ドイツに住む、ラトビアから移住したSさんは、27歳。日本語が抜群にうまい。そのこともあり、今年の3月に鎌仲ひとみ監督をデュッセルドルフにお招きして反原発映画「小さき声のカノン」の上映を企画していたので、彼女に見に来るようにと誘った。
実は「さよなら原発・デュッセルドルフ(SGD)」の大勢の有志が一丸となって短期間にそのドイツ語の字幕を完成させたのが自慢で、その成果を見てもらいたかったのだ。
政治には大して興味がないという彼女が即座に「必ず見に行く」、といった。そうだ、彼女はバルト三国のラトビアの出身であった。
この映画にも出てくるベラルーシやその北のリトアニアともに、チェルノブイリ原発事故直後、最初の雲が通った国である。当日は恵光ハウスという仏教寺での上映であったが、映画を見に来てくれた方々が多く、椅子を追加せねばならぬほどの人出であった。Sさんもわざわざ私のところまで挨拶しに来てくれた。

◎ 2週間ほどしてから、Sさんに会う機会があった。映画の感想を聞いてみた。興奮している。当日は上映後、アンケートなど書ける状態じゃなかった、という。驚きと失望とで頭が混乱して何日間も考えがまとまらなかった、と。
映画を見る前は、福島の汚染地域から避難した人々の避難生活についての報道だと思っていた、と語る。チェルノブイリの経験があることから日本の政府もそれなりの対策をとったに違いない。その人々の日常に関するドキュメンタリーであろう、と想像していたらしい。
しかし、驚いたことに、映画は福島に残った子どもとその親たちの放射線と内部被曝との戦いの記録であった。
「チェルブイリでは、旧ソ連政府は強制的に子供のある家族を避難させたではないか。後にその様子をテレビで見て、可哀想だと同情した幼い頃の私に母は、放射能とは『姿の見えない殺人』だ、とその危険性を説明してくれたではないか…」
Sはチェルノブイリ事故2年後の1988生まれであるが、その後遺症は心身とも現在までつきまとっている。忘れられるものではない。祖父は当時シベリアの原子力発電所で働いており、祖母もリトアニアのイグナリナ原子力発電所の隣にある病院に努めていたことから放射能に関する情報が入ってきた。因みに、リトアニアは汚染除去労働者の自殺率が高いことで知られている。
彼女自身は小さい頃から心臓に欠陥があり、医師に「原因のわからない」病気と診断された、という。その医師は、チェルノブイリ原発事故後にバルト海南東岸に「原因のわからない病気」が増えている、といっていた。
そして、学校の同級生の間でも、免疫異常やアレルギー、皮膚炎、甲状腺や肺などの「原因のわからない」病気を持っているものがほとんどであった、という。

◎ これだけ、チェルノブイリの被害になった若者が今だに苦しい思いをしているのに、なぜ日本の政府や医師は子供達を避難させないで、人の命に関わることについて事実を隠すのか理解できない、という。
人道的でなく、人間としても失格だと。映画に出てきた人々を見て、心が傷んでならなかったらしい。映画では、「子どもたちの未来」という言葉がよく出てきたが、彼女は、悲惨な表情で「可哀想に、彼らには未来がないですよ…」と囁いた。
2ヶ月してからまた彼女に会う機会があった。上記の映画の感想を日本の脱原発団体に出してもいいか、と尋ねた。もちろんいいという。彼女も「小さき声のカノン」を多くのラトビアにいる友達に見てもらいたいので、ネットを通して紹介したらしい。Youtubeで映画を見た彼らも福島の汚染された地区に未だに人が住んでいることを知らず、非常に驚いたと。また、「日本人はコワイ!」と激怒したらしい。
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┗■2.民主党(現・民進党)「原発ゼロ戦略」を骨抜きにした張本人
|  あなたは今井尚哉(現・首相秘書官)氏を知っているか?
└──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)

◯ 伊勢志摩サミットで、安倍晋三さんは言った。「世界経済が大きなリスクに直面している」と。
これに対して他国の首脳からは「世界経済はそうした状況ではないのではないか」との異論が出た。
それにもかかわらず、サミットを締めくくる議長会議で「リーマンショック」という言葉を計7回も使い「…G7はその認識を共有し、強い危機感をもった」と宣言したのだ。
狙いは皆さんご承知のように消費税8%から10%への増税先送りの口実。
その後、「自分は言っていない、『新しい判断』で延期した」(すご!)

◯ 安倍晋三さんのリーマン発言
官邸主導の(財務省幹部も知らない)この資料を作成したのが今井尚哉首相秘書官(経済産業省資源エネルギー庁前次長)と経産省幹部ら数人だった。
(6月3日朝日新聞より)

◯ 今井尚哉氏とは
・滋賀県の嘉田由紀子前知事や京都府の山田啓二知事に「再稼働しないと電力不足になる」と脅しをかけて回った。
・菅直人政権で仙石由人氏を取り込み、ベトナムへの原発輸出を推進。
・民主党がまとめた原発ゼロ戦略を「閣議決定していない」と強調してマスコミに吹聴して回った。(これは明らかに誤報だったのだが、メディアは一斉に「閣議決定せず」と報じた)。(「週刊朝日」2013年1月4、11号より要約)

◯ かくて、選挙戦では原発の是非以前に「閣議決定すらできない民主党」の統治能力が最大の争点となり、民主党は惨敗したのだ。

◯ 霞が関では「民主党から原発を守った男」として高い名声を得た、それが今井氏だ。(「メルトダウン」大鹿靖明著より)
そして、今井氏は第一次安倍内閣に続き、第二次安倍内閣でも安倍首相の秘書官に返り咲いた。
そして、安倍晋三さんの原発政策は皆さんご存知の通り。
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┗■3.新聞より2つ
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◆「炉心溶融使うな」社長指示 東電「官邸指示」と伝える 第三者委報告書案

東京電力が福島第一原発事故当初、原子炉の核燃料が溶ける「炉心溶融」が起きていたのに「炉心損傷」と説明し続けた問題で、同社が原因調査を依頼していた第三者検証委員会が「当時の清水正孝社長が『炉心溶融という言葉を使うな』と社内に指示していた」との報告書案をまとめたことが、関係者への取材で分かった。16日午後、正式に取りまとめる。
報告書案によると、清水社長は、2011年3月14日夜に記者会見中だった副社長に、広報担当者を通じて、首相官邸からの指示として「この言葉(炉心溶融)は絶対に使うな」と伝えていたことも判明した。
同日早朝には、1、3号機で仮設電源により計測機器が一時的に復旧。炉心損傷割合が5%超と確認され、当時の社内マニュアルに従えば、炉心溶融と判断できる状態になっていた。
報告書案は、清水社長が副社長に炉心溶融という言葉を使わないよう求めた背景には、官邸からの指示があったと推認されるとの趣旨の指摘をしているが、指示をした人物や具体的な内容は特定していない。
11年の事故直後、東電は記者会見などで1~3号機の炉心溶融の可能性を指摘されたが「基準は存在しない」として、前段階の「炉心損傷」と説明していた。正式に溶融を認めたのは11年5月だった。
(6月16日東京新聞夕刊1面より)
◆福島の避難解除 不安直視し支援続けよ

東京電力福島第一原発事故に伴う政府の避難指示が、福島県葛尾(かつらお)村で一部を除き解除された。
解除は昨年9月の楢葉町に続き4例目で、政府が放射線量の高さに応じ立ち入りを制限する区域の3分類のうち、2番目に高い「居住制限区域」の解除は初めてだ。
政府は、除染作業が進んだとして7月にかけ川内村、南相馬市でも高い線量の「帰還困難区域」以外の避難指示を相次ぎ解除し、住民の帰還を加速させたい考えだ。
だが、依然残る放射線への不安や生活インフラが十分に整わないことから帰還をためらう人が多いのが現実だ。戻る人、戻れぬ人の実情に則し、行政のきめ細かな支援の継続が欠かせない。
葛尾村の解除対象は418世帯1347人で、全町民の9割強に当たる。だが、帰還に向け自宅に長期滞在する準備宿泊の登録は1割程度しかなく、当面の帰還者も大半が高齢者という。
大きな壁が放射線への不安だ。農地には除染廃棄物が仮置きされたままで、面積の大半の山林は除染対象外だ。加えて村内に常駐の医師がいなくなり、食料品などが買える商店も再開されていない。
7月に1万1千人への避難指示が解除される南相馬市も同様だ。住宅周辺以外の農地、道路の除染は来年3月までかかる見通しで、市民には「見切り発車」と映る。強い不安の声から葛尾村や南相馬市はこれまで居住制限区域を含む解除に慎重だったが、政府の強い意向に押し切られたという。
政府が急ぐのは、残る9市町村で2017年3月までに帰還困難区域を除く避難区域を解除する目標のためだ。復興の前進を示すとともに、16年度末に商工業者、17年度末に避難者への賠償を打ち切る方針と不可分だろう。
原発周辺の住民は突然、いや応なく日常生活を奪われた。除染の状況をみても賠償負担を抑えるため解除を急ぐことは許されない。
実際、楢葉町で解除後の半年間に戻った住民が1割弱という現状を直視すべきだ。
避難が長期化する中、見通しの立たない帰還困難区域の元住民だけでなく避難先で永住を希望する人が増えている。政府は、安心して戻れる環境整備を急ぐとともに、一律的な対応でなく、自主避難を含め古里を離れて生活再建を目指す人々の住居や生計の確保をしっかり支えたい。
(6月14日京都新聞「社説」より)

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