たんぽぽ舎から TMM:No2933

たんぽぽ舎です。【TMM:No2933】
2016年11月15日(火)地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.福島県の自治体議員が訴える
佐藤八郎(飯館村議会議員)さん
「避難解除地獄」の文を紹介します
柳田 真(たんぽぽ舎)
★2.労働者の被曝を闇に葬る電力業界の「ブラックな手口」
「HARBOR BUSINESS Online 11/14」より抜粋
★3.メルマガ読者からイベント案内
(問い合わせは主催者へお願いします)
◆11/22【陳述書の書き方教室】
講師:田村洋三さん(安保法制違憲訴訟の会共同代表)
主催:市民グループ 私が東京を変える
★4.新聞より2つ
◆川内原発動かすな   鎌田 慧 (ルポライター)
(11月15日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)
◆原発再稼働争点 新人2人届け出 柏崎市長選告示
(11月14日東京新聞夕刊2面より抜
粋)
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※11/22(火)学習会にご参加を!
「フクシマの放射能汚染」
年間20ミリシーベルトを下回れば人が住めるのか?

お 話:小澤洋一さん(南相馬・20ミリ撤回訴訟原告団事務局長)
日 時:11月22日(火)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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※11/24(木)学習会にご参加を!
「格差と貧困はなぜ拡大か」(その2)
日本版タックスヘイブン(租税回避)VS庶民大増税

お 話:浦野広明さん(立正大学法学部客員教授 税理士)
日 時:11月24日(木)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.福島県の自治体議員が訴える
|  佐藤八郎(飯館村議会議員)さん
|  「避難解除地獄」の文を紹介します
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)

たんぽぽ舎も参加している「反原発自治体議員・市民連盟」が2015年
7月に実施した福島現地の「見学とシンポジウム」。
そこでは地元の議員(保守系)が「避難解除の非道さ」人倫に反する点に
ついて地元のナマの声を報告している。
原発事故が起きるとどうなるか-すべてをうばわれる-いま一度、私た
ちは福島のナマの声に耳を傾けることが必要な時だ。
国の言う避難解除とは元の20倍以上の放射線量の
地域に戻れという事であり
早期避難解除の狙いは早く安く終わらせようということ
『飯館村の現実』

飯館村議会議員 佐藤八郎

◎ 避難解除というものを私なりに考えてみますと、これは、加害者が責
任放棄をねらってのことだと。
私どもは、原発事故・水素爆発があってから、原子力発電所からの距離
で、その次に放射線量で、次に除染で賠償で、いまは復興に向けて、最後
は「解除」に向けて、村民が常に分断されてきました、加害者によって。
私ども村民が、こう分けてくださいなどという事は言っていません。加
害者の思うがままに、村民が分断されているというのが、この4年4か月
かなと思います。

◎ 加害者のねらいは、避難解除を早くして安く終わらせたい、除染した
からもう安心、賠償は早く安くあげたい、ということだろうと思います。
避難解除、一言でいえば、命と健康を害する放射性物質が、飯館村は森
林が75%の村ですから、その森林とため池や野原やら、(除染を)やらない
ところが更に10%あれば、村内全域の85%が除染をしようともしなけれ
ば、計画もございません。
いわゆるこの避難解除は、飯館村の85%にある放射性物質をそのまま置
いた状態で「戻って暮らせ」というのが、避難解除であります。
これは、人類史上はじめての人体実験のモルモットに飯館村民がなるの
かな、という思いであります。

◎ 避難解除は、加害者がその犯罪責任から逃れて、うやむやにすること
だと思って間違いない。
原発事故の加害者は、国と東電であります。被害者は私たちと、これか
らの子孫です。その瑕疵(かし)割合というのは100対ゼロ、これは誰が見
ても100対ゼロであります。
だから加害者が被害者を完全に元に戻すことは、法律上も責任があると
いうのが実態です。ところがどうでしょう。
彼らは責任を全く果たさないだけでなく、困ったと居直り、更には、元
の20倍以上の放射線量のところに戻れというのであります。(後略)

◎ このほかにも、4人の自治体議員-保守系-が、東電福島第一原発事
故での国と東電のひどさについて具体的に述べている。いずれも読みごた
えあり。

出典:「福島を忘れない!全国シンポジウム(2015年7月実施)報告集(3)」
A4判16頁 頒価1冊100円 たんぽぽ舎でも扱っています
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┗■2.労働者の被曝を闇に葬る電力業界の「ブラックな手口」
└──── 「HARBOR BUSINESS Online 11/14」より抜粋

今年4月、原発内の労働で被曝して放射線障害を発症したとして労災認
定を争っていた裁判で、福岡地裁は原告敗訴を言い渡した。
原告の梅田隆亮さん(81歳)は控訴し、上級審で争っている。

☆見出しと本文の一部紹介

◆ブラックな勧誘、ブラックな労働
◆作業服もマスクもつけずに原発内部で作業
◆ずさんな安全管理、ブラックなもみ消し
◆国の陰に隠れる電力業界
(中略)
電力会社や定期点検作業を受注した会社は国の後ろに隠れ、労働基準監
督署は労災を認可しない。裁判所も国の主張を鵜呑みにした判決をくだ
す。原発での作業以外由来が考えられない以上、第一に労働者を守るべき
なのは原発定期点検の受注企業であり、それを発注する電力会社だ。守ら
れなかった場合に労働者を救済すべき労働基準監督署も労働環境を精査し
たとは言えず、裁判所も同様である。
梅田さんのケースは氷山の一角だ。原発関連の被曝による労災認定の総
数は通算20件もない。
原発労働者の総数から考えると、泣き寝入りしている人々がその背後に
数知れず存在することは確実だ。
今日も福島第一原発の事故処理で、大量に被曝しながら作業を続けてい
る人たちが大勢いる。
今後も長年にわたって被曝労働が必要とされるだろう。
梅田さんのようなケースを繰り返さないためにも、「原発ブラック労働」
問題に今こそ向き合うべきなのではないか。
<取材・文・撮影/足立力也>
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161114-00116480-hbolz-soci
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内
|       (問い合わせは主催者へお願いします)
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◆11/22【陳述書の書き方教室】
司法を市民が扱えるようになるために心を伝えて裁判官の胸に
響く書き方を学びます。

講 師:田村洋三先生(安保法制違憲訴訟の会共同代表・
名古屋高等裁判所元裁判官)
日 時: 11月22日(火)18:45開場 19:00開始
場 所:東京ボランティア・市民活動センター
(飯田橋駅隣接 セントラルプラザ10階)
参加条件:安保法制違憲訴訟の原告(東京に限りません)あるいは、
その場で原告登録の意思のある方(※印鑑をご持参ください。)
主 催:市民グループ 私が東京を変える
後 援:安保法制違憲訴訟の会
問合せ:03-3780-1260(安保法制違憲訴訟の会)
参加費:500円
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┗■4.新聞より2つ
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◆川内原発動かすな   鎌田 慧 (ルポライター)

11月中旬になっても鹿児島駅前は真夏のような日差しだった。広場に座
り込んでいる人たちは赤い紙に白い字で「川内原発動かすな」と印刷し
た、手持ちのプラカードを日よけ代わりにして凌(しの)いでいる。「さよ
なら原発!11・13全国集会」は、定期点検、休止している1号機をまたぞ
ろ動かそうとする、九州電力にたいする抗議行動だった。
7月の鹿児島県知事選は、熊本地震の恐怖もあって、脱原発運動が協力
した三反園訓氏が当選、「稼働中の原発即時停止・全面停止」を主張して
いる。さらに、おなじ原発立地県である新潟でも、原発反対を訴えた知事
候補が当選、原発のカネに惑わされない健全が勝利しはじめた。
再稼働に反対するわたしのかねての主張は「避難計画が必要な工場の操
業など許されるのか」というものである。いったん事故が発生すれば、故
郷も生業(なりわい)も壊滅状態になる。「地元との共存共栄」の宣伝の結
末は、5年がたってますます生活が悪化するフクシマの犠牲が示している。
再稼働は「破滅しても利益を」というロシアンルーレットである。集会
には、おなじギャンブラー・四国電力伊方原発と九州電力玄海原発の反対
運動からも参加、30年前から「核燃まいね(ダメ)、原発やめて」のデモを
青森県弘前市で続けている、倉坪芳子さんの姿があったのに驚き、喜んだ。
(11月15日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)
◆原発再稼働争点 新人2人届け出 柏崎市長選告示

任期満了に伴う新潟県柏崎市長選が13日告示され、いずれも新人で、元
市議桜井雅浩氏(54)と、元市職員竹内英子氏(47)=共産、社民推薦=の無
所属2人が届け出た。20日に投票、即日開票される。
市に立地し、原子力規制委員会の審査が進む東京電力柏崎刈羽原発の再
稼働対応が主な争点。桜井氏は条件付きで再稼働を容認。竹内氏は反対を
明言しており、一騎打ちの構図が固まった。 (中略)
竹内氏は東電福島第一原発事故後、市の保健師として福島県大熊町に出
向した経験を踏まえ「原発で事故が起きた場合、市が配布するマニュアル
の通りに避難できるとは思わない」などと、再稼働を認めない考えを強調
した。 (11月14日東京新聞夕刊2面より抜粋)

※「事故情報編集部」より参考資料

竹内えいこさんは、政策として5つの柱を示しています。
1.市民の命と生活を脅かす原発の再稼働は認めません!
・地球にやさしい再生可能なエネルギーの促進に努めます。
・原発では事故が起きるという前提で、避難計画を見直します。
2.クリーンでオープンな会田市政を継承し、市民参加を一層進めます。
・市民が意見を伝えやすい公開された市政、市長への手紙、移動市長室
などを活用します。
3.誰もが安心して必要な医療・福祉・介護を受けることができる柏崎を
目指します!
・苦しんでいる人を切り捨てない経済や地域格差が健康格差に直結しな
い政策を目指します。
4.未来を担うのは子どもたちです!
・安心して子育てができ、子どもたちが希望をもてる柏崎を目指します。
5.農業も含め、産業面では柏崎市の「自慢の種」を育て、大きさだけで
なく多様性を大切にします!
・市民がそれぞれの幸せを実現できる道、多様な取り組みや生き方を応
援します!

竹内えいこさんのプロフィール
1969年7月2日新潟県生まれ47歳 3歳から柏崎市で育つ
柏崎高校を卒業 日本赤十字看護大学へ進学
看護師と保健師の免許を取得
1992年 養護老人ホーム御山荘に勤務
1993年 柏崎厚生病院に勤務
1994年 柏崎市の保健師となる
中越地震、中越沖地震では保健師として仮設住宅担当
2014年 1年間被災地支援 福島県大熊町役場へ派遣
2016年 柏崎社会福祉協議会勤務
兼業農家の夫と夫の両親、2人の子どもの6人家族
(以上は、竹内えいこさんの討議資料ちらしから抜粋)

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