たんぽぽ舎です。【TMM:No2943】
2016年11月28日(月)地震と原発事故情報-
4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.地震に弱い使用済み核燃料プール 地震で倒壊する恐れもあります
原発が再稼働すればさらに危険な状態になる (下)
木原壯林(若狭の原発を考える会)
★2.「高浜原発うごかすな!1.22関電包囲全国集会」ご賛同のお願い
木原壯林(若狭の原発を考える会)
★3.メルマガ読者からイベント案内
(問い合わせは主催者へお願いします)
◆12/3山崎誠さん講演「電気を選んで買う時代」
「私たちの選択が未来を作る」
主催:脱原発グリーンパレードinはだの」を歩く会
◆12/7,13「太陽の蓋」特別上映会のお知らせ
3.11 官邸と東電の間で何があったのか?
主催:ソシアルシネマクラブすぎなみ
◆12/8広瀬隆さん講演会&サイン会
『日本近現代史入門―黒い人脈と金脈』
刊行記念-日本侵略史と日本国憲法について-
主催:八重洲ブックセンター
★4.新聞より2つ
◆福島廃炉・賠償費20兆円
想定の2倍 国民負担増 経産省推計
東電へ融資拡大 (11月27日、日本経済新聞朝刊1面より抜粋)
◆地震のたび「原発大丈夫?」いつまで
福島第二の核燃料プール冷却停止 楢葉町民 不安また不安
「5年前の爆発を思い出した」
脱原発ビジョン 示さぬ限り 3.11のトラウマ 国民多くが抱える
政府「問題ない」に不信感
(11月23日東京新聞朝刊26、27面「こちら特報部」より抜粋)
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※12/7(水)2つの抗議行動にご参加を!
・12月7日(水)17:30~18:15
川内原発再稼働するな!九州電力東京支社抗議行動
場所:有楽町電気ビル前(有楽町駅日比谷口すぐ)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
・12月7日(水)18:30~19:45
東電解体!第39回東京電力本店合同抗議行動
場 所:東京電力本店前
呼びかけ:「経産省前テントひろば」・「たんぽぽ舎」
賛同団体:東電株主代表訴訟など約126団体
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┗■1.地震に弱い使用済み核燃料プール
| 地震で倒壊する恐れもあります
| 原発が再稼働すればさらに危険な状態になる(下)
└──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)
○緊急事態対策が極端に不十分な使用済み核燃料プールは、原子炉本体
(圧力容器)より格段に脆弱です。
使用済み核燃料貯蔵プールは脆弱(ぜいじゃく)で、冷却水喪失→メル
トダウンの危険性が高いことは福島第一原発事故(4号機燃料プールから
冷却水が漏れ、核燃料溶融の危機にあった)でも明らかになっています。
原発重大事故に関して、原子炉本体での破滅的な事態(崩壊熱を出し続
けている原子炉の核暴走、冷却水不足や漏出、原子炉容器の破断や破壊、
炉心溶融など)の発生防止は中心的課題となっていますが、使用済み燃料
プールに起因する重大事態の可能性についてはあまり関心が払われていま
せん。
例えば、原子炉は炉心溶融を避けるために、バックアップ・ポンプ、
バックアップ電源供給システム、バックアップ冷却システムを有し、炉心
溶融に備えて、放射性物質封じ込めシステムを持っていますが、使用済み
燃料プールについては、それらに比較できるほどのシステムを持っていま
せん。
なお、原子炉圧力容器は、高温高圧にも耐える鋼鉄の閉じ込め容器です
が、使用済み燃料プールは、上部が解放されたプールで、閉じ込め効果は
ありませんし、プール倒壊の可能性も指摘されています。
それでも、往々にして使用済み燃料プールに格納されている核燃料は、
原子炉に収められている核燃料より、ずっと多いのです。このプールの冷
却水が継続的に喪失あるいは不足すると、核燃料が高温になり、大きなダ
メージを受けます。
使用済み燃料プールの放射性物質封じ込め対策は貧弱ですから、放射性
生成物が大気中に放出されるなどの重大な結果を招くことになります。
さらに、使用済み燃料プールの冷却水(放射線遮蔽効果がある)が失わ
れれば、使用済み燃料プール周辺の何百メートルもの範囲が、人が近寄れ
ないほど多量のガンマ放射線に曝されます。その結果、適正な事故拡大防
止対策を行うことが難しくなり、プール内の核燃料はメルトダウンする危
険に直面します。
プール中の使用済み核燃料が異常に過熱されれば、核燃料被覆管のジル
コニウムと水が反応して生じる水素の爆発、ジルコニウムの酸化による火
災発生の恐れもあります。
一方、プール中の使用済み燃料棒の間隔が、変形や溶融などによって狭
まれば、臨界に達し、核分裂連鎖反応がプール内で起こりかねません。
以上の何れの事態でも、膨大な量の放射性物質が放出され、福島やチェ
ルノブイリのような重大事故になりかねません。
○原発が再稼働されれば、放射線量、発熱量の多い新しい使用済み核燃料
がプールに搬入され、プールの危険度は高くなります
今、川内原発2号機、伊方原発3号機を除いて、国内の原発は停止して
います。このうち、3年以上停止している原発の使用済み核燃料の放射線
量と発熱量は、燃料をキャスクに入れて空冷で貯蔵、移送できる状態近く
まで減衰しています。使用済み燃料発生初期に比べれば、危険性が格段に
低くなっています。
しかし、ここで原発を再稼働すれば、放射線量、発熱量の高い使用済み
燃料を生み出します。重大事故の確率は、格段に高くなります。全ての原
発の再稼働を阻止し、次の事故が起こる前に、原発を全廃しなければなり
ません。
○日本の使用済み核燃料は17.000トン:保管場所は満杯に近付いていま
す。
先述のように、核燃料は永久に使用することは出来ず、一定期間燃焼さ
せると、新燃料と交換せざるを得なくなります。そのため、使用済み核燃
料がたまります。
現在、日本には使用済み核燃料が17,000トン以上たまり、原発の燃料
プールと日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)の保管スペースを合計
した貯蔵容量の73%が埋まっています。
原発が順次再稼働した場合、数年後には満杯になります。
国の計画では、全国の使用済み核燃料は六ケ所村に移送し、再処理して、
ウラン、プルトニウムを取り出し、再利用することになっていました。
しかし、再処理工場の建設はトラブル続きで、すでに2兆2千億円をつ
ぎ込んだにもかかわらず、完成の目途(めど)は立っていません(危険極
まりないこの工場の運転は不可能とも言われています)。
日本原燃・再処理工場の一時保管スペース(容量3,000トン)の貯蔵量
は、2012年9月で2,945トン(占有率は98%)に達しています。
青森県は「現在一時預かりしている使用済み燃料は、再処理の前提が崩
れれば、各原発に返すだけだ」と強調しています。
福井県にある原発13基が持つ使用済み核燃料貯蔵施設の容量は5,290トン
ですが、その7割近くが3,550トンの使用済み燃料で埋まっています。
高浜、大飯、美浜の原発が再稼働されれば、7年程度で貯蔵限度を超
え、原発の稼働は出来なくなります。
一方、日本には、低レベルおよび高レベル放射性廃棄物が200リットル
(L)ドラム缶にしてそれぞれ約120万本および約1万本蓄積していますが、
その処分は極めて困難で、永久貯蔵はおろか中間貯蔵を引き受ける所もあ
りません。
※使用済み核燃料プールは、極めて脆弱で、
地震で倒壊する恐れもあります。
地震多発国に原発はあってはなりません。
若狭の原発を考える会(連絡先・木原壯林 090-1965-7102)
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┗■2.「高浜原発うごかすな!1.22関電包囲全国集会」ご賛同のお願い
└──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)
○原発全廃、再稼働阻止のために日夜ご奮闘の皆様
去る22日、福島沖を震源とするマグニチュード7.4の大きな地震が発生し
ました。被災された方々のご苦労を思い、心からお見舞い申し上げます。
この地震によって、福島第一原発3号機の使用済み核燃料プールの冷却
水循環系統が自動停止したと報じられ、改めて、使用済み核燃料の保管の
難しさを考えさせられました。
○さて、今冬から来春にかけて、高浜原発3、4号機再稼働阻止の運動は
一つの正念場を迎えると考えられます。大阪高裁での高浜原発運転差止め
大津地裁仮処分決定に対する抗告審の書面提出期限が12月12日、審理終了
が12月26日とされ、2月にも決定が出ようとしています。
もし、逆転判決が出れば、2月中の再稼働の可能性があります。関電
は、何が何でも早急に結論を得て、再稼働に漕ぎ着けたいと躍起です。許
してはなりません。これを許せば、関電は、世界的に見ても老朽な40年越
え原発・高浜1、2号機、美浜3号機を含む他原発の再稼働の動きをさら
に加速するでしょう。
また、原子力規制委員会、政府、電力会社も、破綻した「もんじゅ」だ
けを切り捨て、それによって国民の信頼を回復して、荒唐無稽な核燃料サ
イクルをさらに推進するでしょう。
○このような状況の中で、関西および福井の各地で原発全廃の運動を進め
てきた「原子力発電に反対する福井県民会議」、「さいなら原発・びわこ
ネットワーク」、「さよなら原発神戸アクション」、「さよなら原発なら
県ネット」、[ストップ・ザ・もんじゅ]、「若狭の原発を考える会」は、
呼びかけ団体となって、大阪高裁決定前の1月22日(日)に、「高浜原発う
ごかすな!1.22関電包囲全国集会」を大阪で開催し、[原発NO!」の
断固たる民意を司法に示し、全国に訴えたいと考えました。
皆様のご賛同とご協力をお願いいたします。
「高浜原発うごかすな!1.22関電包囲全国集会」にご賛同いただける団
体および個人は、電話、FAX、Eメールにて、木原までご連絡下さい。
◇行動と集会の内容
<前段のデモ>
出発前集会
と き:14:00 ※デモ出発14:30
ところ:中之島公園・女性像前(大阪市役所の南側)
主 催:1.22関電包囲全国集会実行委員会
デモは西梅田公園が終点。15:15頃、到着予定。
その後、三々五々、関電本店前に移動。歩5~10分。
<本集会>
名 称:高浜原発うごかすな!1.22関電包囲全国集会
と き:16:00~17:30
ところ:関西電力本店前
主 催:1.22関電包囲全国集会実行委員会
連絡先:木原壯林(若狭の原発を考える会)
TEL:090-1965-7102 FAX:075-501-7102
E-mail:kiharas-chem@zeus.eonet.ne.jp
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内
| (問い合わせは主催者へお願いします)
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◆12/3「電気を選んで買う時代」「私たちの選択が未来を作る」
日 時:2016年12月3日(土)13:20~15:40(その後パレード)
講 師:山崎 誠さん(NPO環境エネルギー政策研究所・
特任研究員、元衆議院議員)
場 所:秦野市立南公民館・会議室(秦野駅から徒歩約12分)
参加費:無料
主 催:脱原発グリーンパレードinはだの」を歩く会
連絡先:中村(090-6340-5840)
◆12/7,13「太陽の蓋」特別上映会のお知らせ
3.11 官邸と東電の間で何があったのか?
5年後だから明らかにされる真実。
ポリティカルドキュメンタリー映画。必見です。
日時:12月7日(水)と12月13日(火) 開映:19時より
会場:高円寺グレイン(JR高円寺駅北口下車中通り商店街2分)
料金:1500円(1ドリンク付き)
主催:ソシアルシネマクラブすぎなみ
予約:03-6383-0440 socialcinema16@gmail.com
◆12/8広瀬隆さん講演会&サイン会
『日本近現代史入門―黒い人脈と金脈』刊行記念
-日本侵略史と日本国憲法について-
明治以降、日本の進路を誤らせてきたのは誰か?
富国強兵の名のもとアジアを侵略し、
日本を戦争の惨禍に巻き込んできたのは?
戦後の繁栄の陰で政治・経済を支配し、利権を独占してきたのは誰か?
日本の侵略史と、戦後の憲法制定~民主化の激動について語り、
日本近現代史 の真実にせまります。
日時:12月8日(木)18:30より(開場18:00)
会場:八重洲ブックセンター本店8Fギャラリー
募集人員:80名(申し込み先着順)
※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法
1階カウンターにてご参加のお申込みを承ります。
お電話によるお申込みも承ります。(電話番号:03-3281-8201)
主催:八重洲ブックセンター
協賛:集英社インターナショナル
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┗■4.新聞より2つ
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◆福島廃炉・賠償費20兆円 想定の2倍 国民負担増 経産省推計
東電へ融資拡大
経済産業省が東京電力福島第一原子力発電所で起きた事故の賠償や廃炉
費用の合計が20兆円を超えると推計していることがわかった。11兆円とし
てきたこれまでの想定の約2倍に膨らむ。東電の財務を支えるため、無利
子融資枠を9兆円から広げる方向で財務省などと協議する。原発の事故処
理費用の一部はほかの電力会社も含めて電気料金に上乗せするため、国民
負担の増大が避けられない。
(後略)(11月27日、日本経済新聞朝刊1面より抜粋)
◆地震のたび「原発大丈夫?」いつまで
福島第二の核燃料プール冷却停止 楢葉町民 不安また不安
「5年前の爆発を思い出した」
脱原発ビジョン 示さぬ限り 3.11のトラウマ 国民多くが抱える
政府「問題ない」に不信感
22日早朝の福島沖地震では、東京電力福島第二原発3号機(福島県富岡
町、楢葉町)の使用済み核燃料プールの冷却装置が一時停止した。幸い大
事には至らなかったものの、多くの人が肝を冷やしたに違いない。3.11
以降、災害が起きるたびに「原発は大丈夫か」との心配が頭をよぎる。
地震大国ニッポンで原発再稼働に血道を上げる愚。いつまで事故の恐怖
におびえ続けなければならないのか。(後略)
(11月23日東京新聞朝刊26、27面「こちら特報部」より抜粋)
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故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
します。
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【編集部より】
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※「川柳・俳句」についても投稿歓迎です。
掲載については編集部の判断とさせて下さい。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載する
ため 日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを
400文字 以内でお送り下さい。件名に「イベント案内掲載希望」と明
記して下さい。
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し)及 び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記し
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