たんぽぽ舎から TMM:No3047

たんぽぽ舎です。【TMM:No3047】
2017年4月8日(土)地震と原発事故情報-
5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.〈表現の自由弾圧事件-懲罰としての逮捕、長期勾留〉と題して
鹿砦社社長の松岡利康(まつおかとしやす)さんが
たんぽぽ舎で講演する
4/15「人権とメディア連続講座」第8回講座の案内です
(講座担当・浅野健一=ジャーナリスト)
★2.「自主避難者は自己責任」への抗議声明
-今村復興大臣は今すぐ辞任し、国は集団移住政策を行え-
HP( /http://www.gowest-comewest.net )をご覧下さい
園 良太 (3.11関東からの避難者たち)
★3.メルマガ読者からの情報提供(抜粋)
黒木和也 (宮崎県在住)
★4.メルマガ読者からイベント案内
(お問い合わせは主催者へお願いします)
◆4/25映画「太陽の蓋」杉並上映会&
「菅直人×福山哲郎クロストーク」のお知らせ
会場:座高円寺B2階区民ホール
◆「放射能汚染の時代をどう生きるか子どもたちをどう守るか」
チェルノブイリ31年・福島6年救援キャンペーン
4/28今中哲二講演会 会場:練馬文化センター小ホール
★5.新聞より3つ
◆今村復興相を激怒させた記者語る「辞めてほしい」
(4月7日「日刊スポーツ」17:56配信より抜粋)
◆避難者「辞任を」憤り変わらず 「自己責任」復興相が撤回
(4月8日東京新聞朝刊2面より抜粋)
◆再稼働は許さない
(4月5日東京新聞朝刊4面「金曜日の声・国会前」より)
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※訂正です。
○4月7日(金)の毎日新聞朝刊25面(千葉版)にNOの波・東京日比谷と題し
て「共謀罪NO4・6集会」が写真付きで報道されていました。
4月7日のメールマガジンの柳田の記事で、共謀罪集会の記事は載っていなか
ったと記したのは誤りです。いつもと違う面の頁に載っていたこともあり「読み
落とし」でした。
お詫びして訂正します。     柳田 真
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┗■1.〈表現の自由弾圧事件-懲罰としての逮捕、長期勾留〉と題して
|  鹿砦社社長の松岡利康(まつおかとしやす)さんが
|  たんぽぽ舎で講演する
|  4/15「人権とメディア連続講座」第8回講座の案内です
└──── (講座担当・浅野健一=ジャーナリスト)

講 師:松岡利康さん(まつおかとしやす 鹿砦社社長)
日 時:4月15日(土)18時30分より21時(開場:18時)
会 場:「スペースたんぽぽ」 JR水道橋駅西口から5分
たんぽぽ舎のあるダイナミックビルの4階
参加費(資料代含む):800円(学生400円)

松岡さんは「久しぶりに12年近く前の『名誉毀損』に名を借りた出版弾圧につ
いて話すことになりました。
地元のサンテレビによる事件当日、保釈直後、そして10年後の映像をお見せし
て話をします。
是非ともお時間を調整され、ご参加いただけますようお願い申し上げます」と
呼び掛けている。
戦前回帰の安倍自公政権が、人民の内心の自由を統制しようとしている現在、
12年前の言論弾圧事件から学ぶことは多い。

◎ 2005年7月12日朝、出版社「鹿砦社」社長の松岡利康さんは朝日新聞(大阪
本社)1面トップに、自分に逮捕状が出ていることを知って仰天した。午前6時
半ごろ、松岡さん宅に、神戸地検特別刑事部の係官約10人が入り、その後、近く
の事務所を強制捜査し、松岡さんは名誉棄損の疑いで逮捕された。
日本国憲法第21条は「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、
これを保障する」と規定しており、警察・検察は出版報道従事者に手錠をかける
ことについて極めて抑制的だ。
言論・出版活動を巡って名誉棄損で身柄拘束されたのは、創価学会に関する記
事で1977年に「月刊ペン」編集長が逮捕されて以来のことだった。1995年に「噂
の真相」編集長ら2人が起訴されたことがあるが、書類送検・在宅起訴だった。
検察は平賀拓哉・朝日記者にリークして、「暴露本」出版社社長の逮捕とレッ
テルを張って、強制捜査を既成事実化する逮捕予告記事を書かせた。パチスロ機
製造会社「アルゼ」役員や元「阪神」球団職員を出版物やネットで中傷した疑い
だった。「アルゼ」「阪神球団」はいずれも警察幹部の天下り先だった。

◎ 1986年から常に弱者、抑圧される側に立って社会問題を提起し告発してきた
松岡さんは裁判で、「こんな言論弾圧が司法で認められると、権力に都合の悪い
出版活動は警察・検察の恣意的判断で容易に封殺される」と無罪を主張したが、
2007年6月、最高裁で懲役1年、執行猶予4年の不当判決が確定した。
アルゼなどから3億円の巨額民事訴訟も起こされ600万円余りの金額が課された。
キシャクラブメディアは松岡さんへの言論弾圧を黙認し、社会問題化しなかった。
園田寿甲南大学教授が不当判決を「妥当な判決だ」と評価、私を敵視してきた
元同僚の渡辺武達教授(現在名誉教授)も逮捕を正当化する発言をするなど、御
用学者は捜査当局の暴走を擁護した。

◎ 松岡さんは192日間も神戸拘置所などに投獄された。逮捕後、容疑を否認した
ため、長期勾留=人質司法によって、鹿砦社の経営は危機に陥ったが、残った社
員の努力と保釈された松岡さんの懸命の努力で奇跡的復活を遂げた。
松岡さんは、岩波書店など大手出版社が引き受けなかった「脱原発」情報雑誌
『NO NUKES Voice』を刊行するなど活発な言論活動を展開している。

◎ 松岡さんの不当逮捕から12年。「共謀罪」法案が6日の衆院本会議で審議入
りした。安倍晋三・極右反動政権と自公は『現代版・治安維持法』というべき違
憲の法案を強行採決しようとしている。昨年6月の大分県警による平和団体への
「盗撮」で明らかなように、行政も司法も民主化していない日本で、内心の自由
に捜査官が土足で踏み込むことができる悪法が成立すれば、盗聴などがやりたい
放題になるのは必至だ。
ところが、報道界では、読売、産経、NHKなどが見出しやテロップで「共謀
罪」と呼ばず、「テロ等準備罪」と表記している。私を同志社大学から追放した
小黒純教授は4月1日の朝日の共謀罪法案の表記についての記事で、〈各紙で論
調が違うように、法案や罪名の呼び方が違うのは悪いことだとは思わない〉とコ
メントしている。人畜無害、両論併記型ジャーナリズム擁護論の典型だ。この法
案を「共謀罪法案」と呼ばないのは、安倍政権の違憲立法の共犯者になる悪いこ
とだ。

◎【松岡利康さん略歴】
1951年熊本市生まれ。1974年同志社大学文学部英文学科卒業。
学生時代に、文学部自治会委員長。1972年2月1日、学費値上げに抗議しキャン
パス中央にある明徳館屋上に立てこもり逮捕され有罪判決(執行猶予付き)を受
ける。
現在、出版社・株式会社鹿砦社(ろくさいしゃ)代表取締役を務める。
『紙の爆弾』(月刊)のほか震災・原発関連の出版物も数多く手がけ
『NO NUKES Voice』(季刊)を刊行している。
また、「名誉棄損」に名を借りた出版弾圧で壊滅的になった会社を再建して以
降、「鈴木邦男ゼミin 西宮」、「浅野健一ゼミin西宮」、「前田日明ゼミin西宮」
等市民参加型の討論の場を主宰してきた。
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┗■2.「自主避難者は自己責任」への抗議声明
|  -今村復興大臣は今すぐ辞任し、国は集団移住政策を行え-
|  HP( http://www.gowest-comewest.net/ )をご覧下さい
└──── 園 良太 (3.11関東からの避難者たち)

今回の今村復興大臣の「自主避難者は自己責任」の暴言は許されません。
暴言に対し、関西を中心に結成された「3.11関東からの避難者たち」から、抗議
声明が出されました。
発言や国への抗議と同時に、避難者を切り捨てる6年間の政策を批判し、放射
能汚染を告発し、集団移住政策の実行を要求しています。
ぜひ、ご一読と拡散をお願いします!
http://www.gowest-comewest.net/statement/20170404imamura.html
また、3月19日のスタート集会「関東からもSOS」は12人もの避難当事者が
深い体験や思いを発言し、成功しました。報告をお読み下さい。
http://www.gowest-comewest.net/20170319sos/
また、「東京圏の放射能汚染は深刻」を発表しました。
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺悦司さんです。
「チェルノブイリでは避難の権利が保障されるべきレベル 東京圏の住民の致死リ
スクは、毎年でおよそ9万人、50年間では260万人。
人口4.5倍の関東圏全体の致死リスクは毎年およそ40万人、50年間では1200万人」
…。
衝撃ですが、見つめて動きたいと思います。
http://www.gowest-comewest.net/higai/watanabe20170326.html
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┗■3.メルマガ読者からの情報提供(抜粋)
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)

1.避難者「権力側のいじめ」=復興相発言を批判―東京
時事通信4/7(金)18:33配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170407-00000120-jij-soci
2.福島第一原発1、2号機の排気筒 支柱に新たな破断 本紙指摘で判明
東京新聞 2017年4月7日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201704/CK2017040702000125.html
3.復興相の発言 政府の本音が露呈か
東京新聞5面【社説】2017年4月7日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017040702000147.html
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内
|     (お問い合わせは主催者へお願いします)
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◆4/25映画「太陽の蓋」杉並上映会&
「菅直人×福山哲郎クロストーク」のお知らせ

ロングランの自主上映が続いている本作品を、是非杉並でというお声を頂き、
映画「太陽の蓋」 http://taiyounofuta.com/index.html
すぎなみ上映会を開催いたします。
3.11原発事故当時官邸ではどんなやり取りがあったのか、当事者をお迎えし、
じっくりとお話を伺いたいと考えています。
皆様、是非お運びくださいませ。

日時:4月25日(火)17:30開場
18:00~映画上映 20:20~クロストーク 21:00終了予定
※出演予定者
橘民義「太陽の蓋」制作プロデューサー  菅直人元総理大臣
福山哲郎元内閣副官房長官  西村まさみ元幹事長補佐など
会場:座高円寺B2階区民ホール
(杉並区高円寺北2-1-2、高円寺駅北口歩5分)
申込先・問い合わせ:山本あけみ事務所内
taiyounofutasuginami@gmail.com  FAX 03-6231-5839
◇前売りチケット 1000円/学生500円/高校生以下無料
(要事前申し込み)
◇当日チケット 1200円/学生500円/高校生以下無料
(満員の場合は入場をお断りする場合もあります)
FB告知→https://www.facebook.com/events/1843021772612975/
◆「放射能汚染の時代をどう生きるか子どもたちをどう守るか」
チェルノブイリ31年・福島6年救援キャンペーン
4/28今中哲二講演会

日 時:4月28日(金)開演19:00(18:30開場)
講 演:今中哲二さん(京都大学原子炉実験所研究員)
報 告:黒部信一さん「未来の福島こども基金」代表、小児科医
佐々木真理さん「チェルノブイリ子ども基金」事務局長
会 場:練馬文化センター小ホール
(〒176-0001 東京都練馬区練馬1-17-37)
最寄駅:西武池袋線・西武有楽町線・都営地下鉄大江戸線
「練馬駅」北口徒歩1分
共 催: チェルノブイリ子ども基金、未来の福島こども基金
※予約受付は4/26(水)15時まで。
定員になり次第お申し込みを締め切ります。
予約受付・問合せ先:チェルノブイリ子ども基金
HP http://ccfj.la.coocan.jp/
Tel/fax:03-6767-8808 E-mail:cherno1986@jcom.zaq.ne.jp
入場料:予約1000円 当日1300円 (全席自由)

チェルノブイリ被災地では次世代の子どもにも健康被害は続いています。
この放射能汚染の時代をどう生きるのか、子どもたちをどう守っていくのか、一
緒に考えてみませんか。
☆このイベントの収益は、チェルノブイリと福島の子どもの保養費用などに使わ
れます
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┗■5.新聞より3つ
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◆今村復興相を激怒させた記者語る「辞めてほしい」

「『態度が悪くて、申し訳ありません』みたいな謝罪だけで、
終わっちゃった。謝るのはそこじゃない」

○ 今村雅弘復興相が4日に開いた定例会見で質問した際、「出て行きなさい」
「うるさい」などと声を荒らげた相手のフリージャーナリスト、西中誠一郎氏
(52)が7日、今村氏の定例会見に出席後、日刊スポーツの取材に応じた。
4日の会見では、西中氏が東京電力福島第一原発事故を受けた自主避難者に対
し、3月31日で住宅無償支援が打ち切られたことに関して、国側の責任に関する
見解を問ううちに、今村氏が激高した経緯がある。

○ 西中氏は、「僕は怒鳴られても別に構わない」とした上で、「大臣にちゃん
と方策を示してもらい、それに対して僕が失礼なことを言ったとすれば、怒鳴ら
れて当然だ。でも、(国として)やっていないという指摘に対して(今村氏は)
怒鳴られた」と指摘。「自分自身、何もやっていないことを隠しているだけで、
僕が誘い出しているわけではない。大臣が胸に手を当てて聞いてくださいとしか
言いようがない」と、述べた。
今村氏はこの日の会見で、「自己責任」発言を撤回したが、記者に「何がまず
くて撤回するのか」と指摘されると、「自己責任という言葉が、誤った印象での
使われ方をした」などと、あいまいに釈明した。

○ 西中氏は、自主避難者や支援者から、辞任を求める署名が提出されたことを
念頭に「皆さんが何に怒っているのか、大臣は理解されているのか。きょうの会
見でも、謝罪の意味を具体的に答えられなかった。自分の言葉がないんでしょう」
と指摘。「このまま大臣に無機質な言葉を積み重ねられても、現状打開につなが
らないから辞めてほしいという思いが、(辞任要求の)署名につながっている」
と指摘した。
また、「実際に避難をしている人などで声を上げられないケースが多い中、
(会見や抗議活動などで)いろんな声が重なり合うことで、政府が、具体的な政
策をつくらないといけないという気持ちに変えていかないといけないが、今日の
時点ではまったく見えなかった」とも述べた。(後略)
(4月7日「日刊スポーツ」17:56配信より抜粋)
◆避難者「辞任を」憤り変わらず 「自己責任」復興相が撤回

東京電力福島第一原発事故の「自主避難者」を巡る発言で批判を浴びている今
村雅弘復興相は7日午前の閣議後会見で、帰郷できない避難者について「本人の
責任」とした発言を、「誤解を与えた」として撤回した。東京・永田町で避難当
事者らが同日午後に開いた会見では、「辞任を求める」など厳しい声が相次いだ。

福島県郡山市から大阪市に母子避難し、この日避難先で長女の小学校入学式を
迎えた森松明希子さん(43)は「6年間、晴れやかな気持ちで記念の日を迎えたこ
とがない」と語った。その上で「大臣が避難者の現状を把握していないことが露
呈した。辞任したくないのなら、当事者の声を聞く公開の場を設けてほしい」と
訴えた。(後略) (4月8日東京新聞朝刊2面より抜粋)
◆再稼働は許さない

千葉県浦安市の渡辺陽三さん(71)
大阪高裁が関西電力高浜原発3、4号機の再稼働を認める判断をしたが、原発
の再稼働は許せない。安心が大事。原発事故が起こると収拾がつかないことが、
福島で証明された。だから、雨の日も「原発なくそう」と訴えている。
(4月5日東京新聞朝刊4面「金曜日の声・国会前」より)

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故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
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※「川柳・俳句・」短歌」などについても投稿歓迎です。
掲載については編集部の判断とさせて下さい。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載する
ため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを
400文字以内でお送り下さい。
件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
メールマガジンには1回だけの掲載とさせていただきます。
日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。
2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出
し)及び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して
下さい。送付先は「 nonukes@tanpoposya.net
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