たんぽぽ舎です。【TMM:No3266】
2018年1月17日(水)地震と原発事故情報-
5つの情報をお知らせします
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★1.原発や地震問題などで学習会の講師を紹介致します
★2.メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
大飯原発再稼働中止など求め滋賀県知事に要望書…ほか
黒木和也 (宮崎県在住)
★3.「チバニアン」が示す地球の磁場
「…地球磁場は短い間にも増減を繰り返していた」
地球磁場がゼロになるという定説が覆るかもしれない
警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その231
島村英紀(地球物理学者)
★4.「アイゴー」と繰り返しながら玄界灘を渡ってきた在日一世
朝鮮半島の南北分断、朝鮮戦争、拉致問題…
これらは日本の植民地支配に起因
1/24(水)学習会・宋 連玉さんのお話
渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)
★5.新聞より3つ
◆日米原子力協定の延長決定
(1月17日東京新聞朝刊3面より抜粋)
◆大飯原発 装置100台交換
関電 三菱マテリアル子会社製のゴム部品使用
(1月17日東京新聞朝刊3面より抜粋)
◆沖縄は平和憲法の番外地なのか 鎌田 慧(ルポライター)
(1月9日東京新聞朝刊21面「本音のコラム」より)
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※1/20(土)学習会にご参加を!「先月、今月、来月の原発問題」
『再稼働へ向かう東海第二原発 首都圏に一番近い老朽・被災原発』
講 師:山崎久隆さん (たんぽぽ舎副代表)
日 時:1月20日(土)14:00より17:00
会 場:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
参加費:800円
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※1/20(土)STOP!伊方原発 四国電力東京支社抗議
伊方現地行動に連帯する東京行動
日時:1月20日(土)13:00より14:00
場所:四国電力東京支社前
[大手町フィナンシャルシティグランキューブ前]
(地下鉄千代田線大手町駅C1出口すぐ丸の内線大手町駅A1出口)
よびかけ:「再稼働阻止全国ネットワーク」TEL 070-6650-5549
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┗■1.原発や地震問題などで学習会の講師を紹介致します
└──── たんぽぽ舎
◎「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」が1月10日、原自連(原発ゼロ・自然
エネルギー推進連盟)の記者会見で発表されました。
その後、立憲民主党も同趣旨の法案を他党に働きかけて3月に、国会提出しよ
うとしています。
この「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」発表後、全国各地で原発問題の学
習会が盛んになりつつあります。
◎たんぽぽ舎では、学習会に講師を紹介致します。講師料はご相談下さい。
テーマ:原発、環境、エネルギー問題、地震など
講師陣:槌田 敦(物理学者)、広瀬 隆(作家)、
山崎久隆(たんぽぽ舎副代表)、
菅井益郎(たんぽぽ舎アドバイザー)、
柳田 真(たんぽぽ舎共同代表)、
坂東喜久恵(たんぽぽ舎副代表)、ほか
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┗■2.メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
| 大飯原発再稼働中止など求め滋賀県知事に要望書…ほか
└──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.大飯原発再稼働中止など求め「避難計画を案ずる関西連絡会」が
滋賀県知事に要望書
京都新聞1/16(火)23:04配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000030-kyt-l25
2.処理水放出「議論慎重に」内堀福島県知事、国と東京電力の説明重要
福島民友新聞1/16(火)10:40配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00010005-minyu-l07
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┗■3.「チバニアン」が示す地球の磁場
| 「…地球磁場は短い間にも増減を繰り返していた」
| 地球磁場がゼロになるという定説が覆るかもしれない
| 警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識 その231
└──── 島村英紀(地球物理学者)
◎ 千葉県市原市の養老川沿いに突然、多数の観光客が押しよせはじめた。休日
は多い日で1000人近く、平日でも200人もが殺到している。
「チバニアン」という地層を見るためだ。見たらがっかりするような、なんの
変哲もない地層だが、国際学会の作業部会が地球の歴史の一時代を代表する「国
際標準地」として答申することを決めた。以後、物見高い観光客が殺到したので
ある。
しかし、まだ本決まりではない。今後、委員会や理事会の審査で、それぞれ6
割以上の票を獲得して正式になる。
この地層は77万年前のもので、地球の磁場が南北で逆転する現象が最後に起き
た地層だ。
◎ 地球の磁場は地表から2900キロの奥深くにある溶けた鉄の巨大な球の中を流
れている電流が作っている電磁石だ。不思議なことに、地球の歴史で、いままで
十数回も南北が逆転している。
なぜこの逆転が起きるのかは学問的には分かっていない。地震の発生をはじめ、
地球にはまだ分からないことが多い。いままでの例では逆転はけして等間隔では
なくて、突然起きる。
突然、といっても、数千年にわたって地球の磁場が弱くなって、そして逆転す
る。
◎ じつは地磁気を正確に測れるようになってからまだ180年しかたっていない。
その間、地磁気は直線的に下がっている。つまり、数千年以内に、磁場がゼロに
なって、その後南北が逆転するのではないか、というのが定説になってきた。
ところで地磁気が弱くなってなくなってしまうあいだには地球に降り注ぐ宇宙
線やX線が増える。これは地球上の生物にとって、とても危険なことだ。全滅す
るのではないかと考えている学者もいる。私たち人類をはじめ、地球上の生物は
地磁気が作ってくれるバリアの中にいるから安全なのだ。
◎ つまり、いままでの定説では、数千年以内に地球上の生物の危機が訪れるは
ず、ということになっていた。
ところが、最近、まったく違う発見があった。イスラエル・テルアビブ大学の
科学者による研究だ。
それはエルサレム近辺から出土した3000年前の古代エジプトの陶器の分析から
分かった。陶器の壺の取っ手に、それぞれの時代の王特有のマークや古代ヘブラ
イ語が書いてある。つまり壺が作られた年代が正確にわかる。
陶器を焼くときの高温で、材料の粘土の中にある微細な鉱物の磁性がリセット
される。リセットされる温度をキュリー温度という。そして冷えていくときの地
球磁場が改めて陶器に記録されるのだ。
◎ 600年間にわたるデータが得られた。それによれば、紀元前8世紀後半には磁
場が一時的に高くて、いまの2.5倍に達し、その後30年間で20%も落ちたことが分
かった。つまり、地球磁場は、短い間にも増減を繰り返していた。
だとすれば、現在までの180年間で10%という減少が、そのまま続いてやがてゼ
ロになるという定説が覆るかもしれない。世界の終末が少し遠のいたのだろうか。
(島村英紀さんのHP http://shima3.fc2web.com/
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より2017年1月12日の記事)
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┗■4.「アイゴー」と繰り返しながら玄界灘を渡ってきた在日一世
| 朝鮮半島の南北分断、朝鮮戦争、拉致問題…
| これらは日本の植民地支配に起因
| 1/24(水)学習会・宋 連玉さんのお話
└──── 渡辺マリ (たんぽぽ舎ボランティア)
〇1910年「日韓併合」:日本政府によって土地を収奪され、残された僅かな土地
にもかかる重課税。「自分の国、自分の故郷」で生きていかれなくなった朝鮮人
は「アイゴー(つらい、悲しい)」と繰り返しながら、玄界灘を渡ってきた。
(「時を刻む」p58 中村一成・インパクト出版会)
⇒日本が作り出した「難民」
〇待っていたのは、凄まじい差別と、貧困
・交通事故で夫を失った金 君子(キム クンジャ)さん
「夫はそのまま九条病院に運ばれた。しかい貧しい暮らしの中での医療費負担
と、入院で収入が途絶えることを気にした夫はそのまま帰宅し、家で湿布を貼っ
ただけで放置していた。これが命とりになったのだ。内臓が損傷していたようだ
った。ほどなく血便が出た、やがて血を吐き、死去した。29歳の若さだった」
(同書p153)
・日本人の子どもにいじめにいじめられた玄 順任(ヒョン スニム)さん
「父親の足にもしがみつき、「朝鮮に帰ろう」と泣いたという。何度も泣くと、
父はある日、玄さんをひざの上に座らせ、言ったという。…もう帰るとこはない
んや」(同書p177)
〇国籍を剥奪された「皇国臣民」
・1952年に日本政府は、一方的に「皇国臣民」朝鮮人の日本国籍を剥奪。
1981年まで社会保障に「国籍条項」を設けて排除(「国民」ではないから)。
・皇軍兵士として、戦地に駆り出された朝鮮人は24万2000人余り。その内約1割
が死亡。
獄中で一方的に国籍を剥奪されたBC級戦犯が人身保護法による釈放を求めた
訴訟で最高裁大法廷は「判決時点では日本人だったのだから、国籍が変わっても
刑の執行は続けられる」とした。(同書p225)
・強制連行されたのは約66万7000人余り(厚生省労働局)
〇朝鮮戦争=1950年~53年
1953年板門店で「休戦協定」が成立、米ソによる南北の分断が固定される。
この同胞相食む朝鮮戦争により、旧宗主国・日本は「朝鮮特需」に沸き返った。
〇平壌宣言
朝鮮と日本の和解の第一歩となるはずだった、日朝首脳会談。
しかし、明らかにされた「拉致事件」で日本中が「北憎し」で覆われる。
「被害国日本」は朝鮮植民地支配という「歴史的犯罪」としての「加害責任」
を放棄。
〇朝鮮半島の南北分断、朝鮮戦争、拉致問題…これらは日本の植民地支配に起因
する。
〇在日朝鮮人は日本の植民地主義が生み出した人たちだ、
そしていまだに差別は続く。
○1月24日(水)学習会のお知らせ ご参加下さい。
お 話:宋 連玉(ソン ヨノク)さん
『国民主権が隠す植民地主義~在日朝鮮人が見る日本国憲法』
日 時:1月24日(水)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■5.新聞より3つ
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◆日米原子力協定の延長決定
今年7月に期限を迎える日米原子力協定が、自動延長されることが17日、決ま
った。協定は今年7月16日で30年間の期限を迎えるが、その6カ月前までに日米
いずれかが終了を通告しなければ、自動的に延長される仕組み。
日米双方に見直しの動きがなく、期限後も協定が存続することが確定。(後略)
(1月17日東京新聞朝刊3面より抜粋)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201801/CK2018011702000137.h
tml
◆大飯原発 装置100台交換
関電 三菱マテリアル子会社製のゴム部品使用
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の冷却水の流れを調整する弁
などを動かすための装置約530台で検査データ改ざんが発覚した三菱マテリアル子
会社製のゴム部品が使われていることが分かり、関電は品質基準を満たすことが
確認できない約100台を交換することを決めた。(後略)
(1月17日東京新聞朝刊3面より抜粋)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201801/CK2018011702000136.h
tml
◆沖縄は平和憲法の番外地なのか
鎌田 慧(ルポライター)
北アメリカ大西洋岸にほど近いワシントンDC、そこのホワイトハウスに住む
暴君にしてみれば、はるか西方、太平洋のはずれに浮かぶ弧状列島など、中国大
陸に対峙(たいじ)する最前線の塹壕(ざんごう)でしかないのかもしれない。
列島南西端の沖縄本島は70年以上にわたって極東最大の米軍事基地であり、い
ま知事と県民の抵抗を排除して、あらたな「辺野古」巨大基地が建設されようと
している。
そこからさらに南西へ300キロ、宮古島では辺野古とおなじように、工事現場の
ゲートに駆け込むダンプカーにむかって、「基地建設工事に協力するな!」と声
をからして叫びつづけるひとたちがいる。
おなじ島のひとたち同士で、基地の建設工事にでるひととそれに抗議するひと
がいる。運転台の男は顔をそむけて通り抜ける。見ていて胸が痛くなる光景だ。
辺野古は米軍基地の建設だが、宮古島は西隣の石垣島とともに、自衛隊のミサ
イル基地にされようとしている。
しかし、こんな小さな島にミサイルを並べ立ててどこの国と戦争をする気です
か、安倍首相。
リーフ内側の目の覚めるようなエメラルドグリーンの海に囲まれ、パイナップ
ルやマンゴーをつくって平和に暮らしてきた農民たちは、ミサイルを撃ち合う戦
場にされるのを拒否している。沖縄は平和憲法の番外地なのか。
(1月9日東京新聞朝刊21面「本音のコラム」より)
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故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致
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